これらの口座タイプは、経験レベル、取引戦略、リスク許容度など、トレーダーごとに異なる要件を満たすよう設計されています。
この記事では、exnessが提供する主要な口座タイプの特徴、メリット、そして最適な使用シナリオを詳しく解説します。
exnessの口座タイプ概要
exnessでは大きく分けて2つのカテゴリーの口座タイプを提供しています

スタンダードアカウントとプロフェッショナルアカウントです。これらは取引経験や投資金額、取引スタイルによって選択することができます。

exnessの各口座タイプの違い
スタンダード口座 | スタンダードセント口座 | プロ口座 | ゼロ口座 | ロースプレッド口座 | |
---|---|---|---|---|---|
シストレ.COM対応口座 | ○ | ✖ | ✖ | ✖ | ✖ |
発注方法 | STP | STP | STP | ECN | ECN |
最低入金額 | 150USD | 150USD | 1,000USD | 1,000USD | 1,000USD |
通貨 | AED ARS AUD AZN BDT BHD BND BRL CAD CHF CNY EGP EUR GBP GHS HKD HUF IDR INR JOD JPY KES KRW KWD KZT MAD MXN MYR NGN NZD OMR PHP PKR QAR SAR SGD THB UAH UGX USD UZS VND XOF ZAR | USC EUC GBC CHC AUC CAC | AED ARS AUD AZN BDT BHD BND BRL CAD CHF CNY EGP EUR GBP GHS HKD HUF IDR INR JOD JPY KES KRW KWD KZT MAD MXN MYR NGN NZD OMR PHP PKR QAR SAR SGD THB UAH UGX USD UZS VND XOF ZAR | AED ARS AUD AZN BDT BHD BND BRL CAD CHF CNY EGP EUR GBP GHS HKD HUF IDR INR JOD JPY KES KRW KWD KZT MAD MXN MYR NGN NZD OMR PHP PKR QAR SAR SGD THB UAH UGX USD UZS VND XOF ZAR | AED ARS AUD AZN BDT BHD BND BRL CAD CHF CNY EGP EUR GBP GHS HKD HUF IDR INR JOD JPY KES KRW KWD KZT MAD MXN MYR NGN NZD OMR PHP PKR QAR SAR SGD THB UAH UGX USD UZS VND XOF ZAR |
マージンコール | 60% | 60% | 30% | 30% | 30% |
ゼロカットシステム | あり | あり | あり | あり | あり |
最大ロット数 | 200ロット | 200ロット | 200ロット | 200ロット | 200ロット |
最大ポジション数 | 無制限 | 1000 | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
取引プラットフォーム | MT4/MT5 | MT4 | MT4/MT5 | MT4/MT5 | MT4/MT5 |
FX通貨ペア | 96銘柄 | 34銘柄 | 96銘柄 | 96銘柄 | 96銘柄 |
貴金属 | 15銘柄 | 2銘柄 | 15銘柄 | 15銘柄 | 15銘柄 |
株価指数 | 10銘柄 | なし | 10銘柄 | 10銘柄 | 10銘柄 |
コモディティ | なし | なし | なし | なし | なし |
エネルギー | 3銘柄 | なし | 3銘柄 | 3銘柄 | 3銘柄 |
仮想通貨 | 10銘柄 | なし | 10銘柄 | 10銘柄 | 10銘柄 |
exnessのスタンダード口座

このカテゴリーには「スタンダード口座」と「スタンダードセント口座」の2種類があり、どちらも手数料無料で取引できる点が共通しています。
トレーディング経験やリスク許容度に応じて選択できるため、様々なニーズに対応できます。
項目 | 内容 |
---|---|
最低入金額 | $150 |
手数料 | 手数料なし |
最大レバレッジ | 1:無制限 |
マージンコール | 60% |
ストップアウト | 0% |
注文執行方法 | 市場執行 |
スワップフリー | 利用可能 |
※取引条件は変更される場合があります。最新情報はTitan FXの公式サイトをご確認ください。 |
スタンダード口座:すべてのトレーダーに人気のオプション

スタンダード口座はexnessで最も人気のある口座タイプで、初心者から上級者まで幅広いトレーダーに適しています。特に取引銘柄の豊富さと使いやすさが大きな魅力です。
この口座タイプは、多様な取引ニーズに対応する豊富な機能と使いやすさを兼ね備えています。
- スプレッド: 0.2 pips から
- 取引可能商品: 外国為替、金属、暗号通貨、エネルギー、株式、指数
- 最大ロットサイズ: GMT+0の7:00-20:59は200、21:00-6:59は60
- 最大ポジション数: 無制限
スタンダード口座の主な強みは、シンプルなコスト構造と幅広い取引商品にあります。
手数料なしでスプレッドのみのコスト体系なので、取引コストを簡単に把握できます。これは特に取引頻度が低いトレーダーやスイングトレードを主体とするトレーダーにとって大きなメリットとなります。
最低0.2pips~の低スプレッド
他社で提示する標準スプレッドと比べ、0.5〜1.0pips程度低いスプレッドで取引可能です。 exnessでは変動制スプレッドを採用しており、価格変動によりスプレッド幅が縮小・拡大しますが、平均して標準より低いスプレッド値を実現しています。
取引手数料無料で低コスト
exnessのスタンダード口座は、取引手数料が無料であり、スプレッドのみで低コストな取引を提供しています。
豊富な取引銘柄
exnessのスタンダード口座は、5つの口座タイプの中で最も取り扱い銘柄が豊富です。
90種類以上の通貨ペアだけでなく、貴金属、エネルギー、株式、株価指数、仮想通貨などのCFD銘柄も幅広く取り揃えています。
ただし、取引可能な銘柄は使用する取引プラットフォーム(MT4またはMT5)によって異なるため、ご注意ください。
スタンダードセント口座:新規トレーダー向けの入門オプション

スタンダードセント口座は特に取引初心者のために設計されており、少額から安全に取引を始めることができます。マイクロロットでの取引が可能なため、リスクを最小限に抑えながら取引スキルを磨くことができます。
- スプレッド: 0.3 pips から
- 取引可能商品: 外国為替、金属のみ
- 最大ロットサイズ: 200
- 最大ポジション数: 1000
スタンダードセント口座は、最低入金額が150USDであり、他の口座タイプより手軽に取引を始められます。
さらに1ロット当たり1,000通貨の取引が可能です。
取引ボリュームの小さい口座タイプのスプレッドは他社と比較して、非常に優れたスプレッドを提供しています。
スタンダードセント口座の条件制限に注意!
取引可能銘柄が限られています。
スタンダード口座 | スタンダードセント口座 | |
FX通貨ペア | 96 | 34 |
貴金属CFD | 15 | 2 |
エネルギーCFD | 3 | – |
株式CFD | 72 | – |
株価指数CFD | 10 | – |
仮想通貨CFD | 10 | – |
合計 | 206 | 36 |
口座通貨が限られています。
スタンダード口座 | スタンダードセント口座 |
---|---|
AED、ARS、AUD、AZN、BDT、BHD、BND、BRL、CAD、CHF、 CNY、EGP、EUR、GBP、GHS、HKD、HUF、IDR、INR、JOD、 JPY、KES、KRW、KWD、KZT、MAD 、MXN、MYR、NGN、NZD、 OMR、PHP、PKR、QAR、SAR、SGD、THB、UAH、UGX、USD、UZS、VND、XOF、ZAR(計44種類) | USC、EUC、GBC、CHC、AUC、CAC(計6種類) |
取引可能銘柄は外国為替と金属に限定されていますが、取引経験を積んだ後、より多様な銘柄にアクセスできるスタンダード口座に移行することで、段階的にトレードスキルを向上させることができます。
exnessのプロフェッショナル口座

スキャルピング、デイトレード、アルゴリズム取引など、より専門的な取引手法に対応した機能と条件を備えています。
プロフェッショナル口座カテゴリーには3つの口座タイプがあり、それぞれ異なる特徴を持っています。トレード戦略や頻度、重視するポイントに応じて最適な口座を選択することで、よりコスト効率の高い取引が可能になります。
プロ口座:即時実行と手数料無料の組み合わせ

ただし、プロ口座は初回入金額が1,000USD(相当)以上と高額であるため、敷居は高いですが、非常に有用な口座タイプです。
この口座では、取引を即座に約定させる「即時約定方式」を利用することができ、さらに取引手数料が無料です。
銘柄 | 口座タイプ | 平均スプレッド | 取引手数料 (往復) | 実質平均スプレッド |
USD/JPY (米ドル/日本円) | ロースプレッド口座 | 0.0pips | 7USD(相当) | 0.7pips |
ゼロ口座 | 0.0pips | 7USD(相当) | 0.7pips | |
プロ口座 | 0.7pips | 無し | 0.7pips | |
EUR/USD (ユーロ/米ドル) | ロースプレッド口座 | 0.0pips | 7USD(相当) | 0.7pips |
ゼロ口座 | 0.0pips | 7USD(相当) | 0.7pips | |
プロ口座 | 0.6pips | 無し | 0.6pips | |
EUR/JPY (ユーロ/日本円) | ロースプレッド口座 | 0.3pips | 7USD(相当) | 1.0pips |
ゼロ口座 | 0.0pips | 10USD(相当) | 1.0pips | |
プロ口座 | 1.2pips | 無し | 1.2pips |
ゼロ口座:主要銘柄のゼロスプレッド取引

ゼロ口座は、名前の通りスプレッドを「ゼロ」に抑えることができる特別な口座タイプです。特に活発なトレーダーやスキャルピングを行うトレーダーに人気があります。
ゼロ口座の最大の魅力は、EUR/USDやUSD/JPYなどのメジャー通貨ペア30銘柄において、取引時間のほとんど(95%)でスプレッドが完全にゼロになることです。
商品 | 取引手数料(片道) |
FX通貨ペア | 3.5~137.5USD(相当) |
貴金属CFD | 8~212.5USD(相当) |
エネルギーCFD | 19~35USD(相当) |
株式CFD | 0.38~54USD(相当) |
株価指数CFD | 0.5~4.25USD(相当) |
仮想通貨CFD | 0.2~45.18USD(相当) |
これは実質的に「売値と買値が同じ」という非常に珍しい取引条件を意味します。例えば、EUR/USDが1.10000で表示されている場合、買いも売りも同じ1.10000の価格で注文できるのです。
通常のブローカーではスプレッドが主要通貨ペアでも0.5〜1.0 pips程度かかることを考えると、これは大きな違いです。特に1日に何十回も取引を行うスキャルピングトレードにとって、この「ゼロスプレッド」は取引コストを大幅に削減できる大きなメリットになります。
スプレッドがゼロである代わりに、取引手数料が発生
この手数料は銘柄によって異なり、最も人気のある通貨ペアでは1ロット(10万通貨)あたり片道$0.05からとなっています。
市場実行方式を採用
注文時に表示されていた価格と実際の約定価格が異なるスリッページが発生する可能性はありますが、約定拒否は発生しません。
高頻度取引において、小さな価格変動から利益を得たいトレーダーには、このゼロスプレッドと低手数料の組み合わせが非常に有利に働きます。
ロースプレッド口座:最低スプレッドと固定手数料

ロースプレッド口座の最大の特徴は、ほぼすべての通貨ペアで極めて狭いスプレッドが提供されることです。
全てのFX通貨ペアは片道3.5USDで取引可能ですが、一部のCFD商品には異なる取引手数料が適用されます。株式CFDの全銘柄は取引手数料無料で取引できます。
商品 | 取引手数料(片道) |
FX通貨ペア | 1.75~3.5USD(相当) |
貴金属CFD | 3.5USD(相当) |
エネルギーCFD | 3.5USD(相当) |
株式CFD | 無料 |
株価指数CFD | 0.5~3.5USD(相当) |
仮想通貨CFD | 0.25~3.5USD(相当) |
取引手数料は固定制
1ロット(10万通貨)取引するごとに片道最大$3.50が発生します。
この点がゼロ口座(変動手数料)やプロ口座(手数料無料)との大きな違いです。
例えば、1ロットのGBP/JPYを取引する場合、往復で最大$7.00(約1,050円)の手数料がかかると事前に把握できます。
株式CFD取引では手数料が無料
アップルやテスラなどの米国株CFDを取引する際には、スプレッドのみのコストでトレードできるため、株式取引を頻繁に行うトレーダーにとって大きなメリットとなります。
トータルコストで考えると、特に取引量が多いトレーダーにとって、この口座タイプは多くの銘柄で最も低コストでの取引を可能にします。
exnessの口座タイプの比較
exnessで適切な口座タイプを選択することで、取引コストを最適化し、より効果的な取引環境を構築できます。

以下では、トレーダーのタイプ別に最適な口座選択について詳しく説明します。
初心者と中級者向け:スタンダード口座の優位性
取引経験が少ないトレーダーには、スタンダード口座が最適な選択肢です。
理由として、低い最低入金額、手数料のないシンプルなコスト構造、そして幅広い取引商品へのアクセスが挙げられます。
スタンダード口座の主な利点は、そのシンプルさにあります。追加手数料なしでスプレッドのみという明快なコスト構造は、初心者がコストを理解しやすく、予想外の出費を避けるのに役立ちます。
また、少額($150)から始められる点も、リスクを限定しながら実践経験を積みたい初心者にとって大きなメリットです。

万が一大きな損失が出ても、限られた資金内に抑えられるため、心理的な負担が少なくなります。
さらに、幅広い取引商品にアクセスできるため、様々な市場を探索し、自分に合った取引対象を見つけることができます。例えば、まずは主要通貨ペアから始め、徐々に株式CFDや暗号通貨にも挑戦するといった段階的なアプローチが可能です。
上級者とプロトレーダー向け:プロフェッショナル口座の利点
これらの口座タイプは、洗練された取引戦略を実行するための理想的な条件を提供します。
プロフェッショナル口座の最大の利点は、低スプレッドと高い約定品質です。
例えば、1日に何十回もの取引を行うスキャルパーであれば、ゼロ口座のゼロスプレッドと低手数料構造により、わずかな価格変動からでも利益を得やすくなります。


同様に、EA取引等を行うトレーダーは、ロースプレッド口座の一貫した低スプレッドと市場実行タイプの恩恵を受けることができます。
高頻度取引では、わずかなコスト差が最終的な利益に大きく影響するため、これらの専門的な口座タイプは重要な競争優位性をもたらします。
取引スタイルに合わせた最適な選択
取引頻度と保有期間に基づいて、最適な口座タイプは異なります


スイングトレーダー/長期投資家
取引頻度が低いため、やや広めのスプレッドでも総コストへの影響は少なく、手数料がかからない利点が大きいためです。例えば、週に数回の取引で数日〜数週間ポジションを保持する場合、スプレッドコストの影響は限定的です。
デイトレーダー
プロ口座が最適です。1日の中で複数回取引を行うデイトレーダーには、低スプレッドと手数料無料の組み合わせが有利に働きます。特に即時実行方式により、注文時に表示されていた価格で確実に約定されるため、予測可能性が高まります。
スキャルパー/高頻度トレーダー
スキャルピングでは、わずかな価格変動から利益を得るため、極小のスプレッドが決定的に重要になります。例えば、1 pipsの利益を狙うトレード戦略の場合、スプレッドが0 pipsのゼロ口座では全額が利益になりますが、スプレッドが0.5 pipsの口座では利益が半減してしまいます。
適切な口座タイプを選ぶことで、取引コストを最小化し、利益を最大化することができます。自分の取引スタイルを分析し、取引頻度、保有期間、重視するポイント(コスト、約定速度、スリッページなど)に基づいて最適な口座を選びましょう。
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