アリゲーターインジケーター徹底解説！設定方法と勝率アップ戦略

「最近トレンドが読めなくて損ばかり…」そんなお悩み、ありませんか？

FX初心者から中級者まで、相場の“波”を的確にとらえるのは至難の業。特に、相場が動き出す“タイミング”を見極めるのはとっても重要ですよね。

そこで登場するのが、ビル・ウィリアムズ氏が開発した「アリゲーターインジケーター」！今回は、その基本から応用まで、実践的な活用法を徹底解説していきます！

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アリゲーターインジケーターとは？基本概念と開発背景

アリゲーターインジケーターは、トレンドの有無とその方向性を視覚的に示すために設計された、非常にユニークなテクニカル指標です。

開発者は米国の著名トレーダー、ビル・ウィリアムズ氏。彼は「市場の75％はトレンドがないレンジ状態にある」という考えから、トレンド発生時のみを狙う戦略を重視しました。

このインジケーターの最大の特徴は、「顎（Jaw）」「歯（Teeth）」「唇（Lips）」と名付けられた3本の平滑移動平均線（SMMA）を使って、まるでワニの口の開閉のようにトレンドの状態を示す点にあります。

Jaw（青）は長期トレンドを示し、Teeth（赤）は中期、Lips（緑）は短期を表します。

例えば、3本の線が開き始めたとき、それは“ワニが目を覚まして餌を探し始めた”状態。つまりトレンド発生の兆しを意味します。

一方、3本の線が交差し収束しているときは、ワニが眠っている＝市場がレンジ状態にあると読み解きます。

このようにアリゲーターインジケーターは、シンプルな構成ながらも“トレンドに乗るか乗らないか”という極めて重要な判断を助けてくれる頼れるツールなのです。

ビル・ウィリアムズが考案した理由とは

ビル・ウィリアムズがアリゲーターインジケーターを考案した背景には、「相場の90%以上はノイズであり、明確なトレンドはごく一部でしか発生しない」という彼の独自理論が存在します。

そのため、彼は“トレンドが出ている時だけトレードする”という非常に効率的なアプローチを重視していました。

一般的な移動平均線は、過去の価格を単純に平均化するため、トレンドの始まりをとらえるのに遅れがちです。

一方、アリゲーターでは「複数のSMMA（平滑移動平均）」を用いて、時間軸の異なる視点から市場を分析し、より早い段階でトレンドの発生を察知する設計となっています。

つまり、アリゲーターは「市場が寝ている状態（レンジ）」と「目覚めた状態（トレンド）」を明確に区別し、無駄なトレードを減らすためのフィルターとして機能するのです。

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3本のSMMAの役割（Jaw・Teeth・Lips）

アリゲーターインジケーターの中核を成すのが、3本のSMMA（Smoothed Moving Average：平滑移動平均）です。

• Jaw（青ライン）：13期間のSMMAを8本分シフトして表示。長期的なトレンドを表します。最も反応が遅く、ベースラインのような役割。
• Teeth（赤ライン）：8期間のSMMAを5本分シフト。中期トレンドを捉えるラインで、JawとLipsの中間的な存在。
• Lips（緑ライン）：5期間のSMMAを3本分シフト。短期トレンドを素早く反映する反応速度の高いラインです。

この3本が開いていくことで、ワニの口が開いている＝市場が活動的になっている（＝トレンド発生）と判断できます。

この視覚的な表現によって、複雑なテクニカル分析が直感的に行えるようになっているのが、アリゲーター最大の利点。FXにおける「今が攻め時か、様子見か」を一目で判断できる便利な設計です。

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他の移動平均線との違い

アリゲーターインジケーターに使われているSMMA（平滑移動平均線）は、一般的によく使われる移動平均線――SMA（単純移動平均）やEMA（指数平滑移動平均）と比べて、独自の特性を持っています。

まず、SMAは一定期間の価格の単純平均をとることで線を描きますが、急激な価格変動に対して反応が遅く、トレンドの転換点を見逃しがちです。

一方でEMAは直近の価格に重みを置くため、変化には素早く反応しますが、その分ダマシ（偽シグナル）も多くなります。

アリゲーターに用いられるSMMAは、SMAとEMAの中間的な性質を持ち、滑らかでありながら、一定のスピードでトレンドの変化を捉えることができるのが特徴です。

さらに、他の移動平均と決定的に異なるのが、時間シフト（表示位置を未来方向にずらして表示）している点。これは、ラインの位置関係を「過去の平均」ではなく「今後の動き」に対して予測的に解釈するための工夫であり、視覚的にトレンドの予兆を捉える助けとなっています。

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アリゲーターインジケーターの設定方法と使い方

アリゲーターインジケーターを正しく使うには、まず初期設定とチャートへの表示方法を理解することが不可欠です。

特にMT4では、設定項目が明確に用意されており、初心者でもスムーズに導入が可能です。

MT4での設定手順

アリゲーターインジケーターは、MT4（MetaTrader 4）での設定方法をわかりやすく紹介します。

1. ナビゲーターウィンドウを開く：左側の「ナビゲーター」から「インディケーター」→「Bill Williams」→「Alligator」を選択。
2. インジケーターをチャートにドラッグ：任意のチャートにドロップするだけで適用されます。
3. パラメータの確認：
   • Jaw（顎）：13期間、8シフト
   • Teeth（歯）：8期間、5シフト
   • Lips（唇）：5期間、3シフト
     これらは初期設定のままで問題ありませんが、自身のトレードスタイルに応じて微調整することも可能です。

トレンドの始まりと終わりの判断方法

アリゲーターインジケーターの真価は、トレンドの「始まり」と「終わり」を視覚的に識別できる点にあります。この判断は、3本のSMMA――Jaw、Teeth、Lips――の位置関係と開閉具合に注目することで可能です。

トレンドの始まり：口が開き始める！

最も注目すべきサインは、3本のラインが同一方向に広がり始めたとき。

たとえば、Lipsが最初に移動し、続いてTeeth、最後にJawが動くとき、これは「ワニが目覚めて餌を探し始めた」状態。つまり、新たなトレンドの発生シグナルと読み取れます。

実際のチャート上では、価格が3本のラインを明確に上抜け（あるいは下抜け）した場合、順張りエントリーのチャンスとされます。

トレンドの終わり：口が閉じ始める！

逆に、Jaw、Teeth、Lipsが互いに近づいて収束しはじめた場合は、トレンドの終焉を示唆しています。この“口を閉じる”状態では、トレンドの力が弱まり、相場が再びレンジ状態に戻る可能性が高いため、新規エントリーは避けたほうが無難です。

このように、アリゲーターは「口の開閉」というユニークな視覚的メタファーによって、相場の活発化と静寂化を瞬時に判別できる優れたトレンドフォロー指標なのです。

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アリゲーターで順張りエントリーを狙う方法

アリゲーターインジケーターを使ったトレードで最も有効なのが、順張りエントリー。つまり、すでに発生しているトレンドの流れに乗る形でポジションを取る戦略です。この手法は、アリゲーターが最も得意とする「トレンドの初動」をとらえるのに非常にマッチしています。

エントリータイミングの見極め方

基本となるシグナルは、3本のラインが明確に拡大し始めたタイミングです。特に、

• Lips（緑）が最も早く方向転換し、
• Teeth（赤）とJaw（青）も同じ方向に追随して開く

このとき、価格が3本のラインの上（または下）にしっかり抜けていることを確認してからエントリーします。

たとえば上昇トレンドであれば、ローソク足がLipsより上に位置し、すべてのラインが上向きで拡大している状態が理想的です。

フィルターとしての役割

アリゲーターはエントリーのサインだけでなく、「今はトレードすべきでない」という警告にも使えます。ラインが重なり合っていたり、開いた直後に再び交差しそうなときは、トレンドが不安定またはレンジ相場である可能性が高く、エントリーを見送る判断が有効です。

アリゲーター単体でも有効ですが、後述するMACDやRSIと併用することで、ダマシの回避精度が格段に向上します。

アリゲーターインジケーターを活用したトレード戦略

アリゲーターインジケーターは、単体でトレンドの可視化ができる優れたツールですが、その真価を発揮するのは他のインジケーターとの併用や、相場状況に応じた戦略の使い分けを行ったときです。

他のインジケーターと組み合わせた戦略

アリゲーターインジケーター単体でもトレンド判断には優れていますが、精度をさらに高めたい場合は補助的なインジケーターと組み合わせるのが効果的です。中でも、特に相性が良いのがMACDやRSIです。

MACD（移動平均収束拡散法）との併用

MACDはトレンドの強弱や転換を示すインジケーターで、アリゲーターと同じくトレンド系に分類されます。

• MACDラインがシグナルラインを上抜けたときにアリゲーターの口が開いていれば、強い買いシグナル。
• 逆に、MACDラインが下抜けた際にアリゲーターが下方向に口を開いていれば、売りシグナルと判断できます。

このように、MACDを“トレンドの強さの確認フィルター”として使うと、ダマシを大幅に減らせます。

RSI（相対力指数）との組み合わせ

RSIはオシレーター系インジケーターで、買われすぎ・売られすぎの状況を示します。アリゲーターが示す方向にエントリーしようとしているタイミングで、

• RSIが50を上回っていれば、上昇トレンドの信頼性が高い
• RSIが50を下回っていれば、下降トレンドに優位性がある

このように「方向性 × 勢い」の掛け合わせで判断することで、より自信のあるエントリーが可能になります。

レンジ相場での注意点と対策

アリゲーターインジケーターの弱点は、レンジ相場（方向感のない相場）に非常に弱いという点です。

ラインが交差し合っているときにエントリーしてしまうと、ダマシのシグナルを受け取ってしまい、不必要な損失を被るリスクがあります。

なぜレンジに弱いのか？

アリゲーターはトレンドに基づいて設計されているため、相場が一方向に動いているときは非常に強力です。しかし、価格が横ばいで推移していると、Jaw、Teeth、Lipsの3本が密集・交錯し、「口を閉じた状態」に近づきます。このような状況で発せられるシグナルは、トレンドの“錯覚”を引き起こす原因になります。

有効な対策方法

1. ボリンジャーバンドとの併用
   バンド幅が狭い＝ボラティリティが低い＝レンジ相場の可能性が高いと判断できます。アリゲーターと組み合わせることで、エントリー前に「今がトレンド相場か」を確認できます。
2. ADX（平均方向性指数）の導入
   ADXが20未満ならトレンドが弱く、エントリーを見送る判断基準に。
3. 時間足の切り替え
   5分足など短期チャートではダマシが出やすいため、15分足以上でアリゲーターの状態を再確認することも有効です。

アリゲーターの「視覚的わかりやすさ」に甘えてしまうと、レンジで損失を生むことにもつながります。必ず「他のインジケーターとの複合的判断」を取り入れましょう。

アリゲーターを使った勝率向上のコツ

アリゲーターインジケーターを有効活用するためには、単にラインの開閉を見るだけではなく、相場の状況や時間足、他の要素との組み合わせを踏まえた“戦略的視点”が重要です。

1. ライントレース＋プライスアクションを確認

ラインの開閉に加え、ローソク足の動き（プライスアクション）を観察することで、より信頼性の高いエントリーポイントを見極めることができます。たとえば、アリゲーターが開き始めた直後に陽線が続くようであれば、買い勢力が強くなっている証拠。逆もまた然りです。

2. 時間足ごとの使い分け

アリゲーターの反応速度は時間足によって異なります。短期足（5分〜15分）は動きが速く、ダマシも多いため、4時間足や日足など長期足をベースにトレンド判断を行い、短期足でエントリーという「マルチタイムフレーム分析」が非常に効果的です。

3. 他インジケーターとのコンボ活用

前述したMACDやRSIだけでなく、ストキャスティクスやCCIなど、オシレーター系を取り入れて逆張りの目安を持っておくのもポイントです。トレンド中でも一時的な押し目や戻り目が発生するため、利確・損切りの判断にも役立ちます。

4. エントリー前の“確認作業”を徹底

トレード前には必ず以下を確認しましょう

• アリゲーターのラインが明確に開いているか？
• 価格はどのラインの上下にあるか？
• 他の指標と矛盾していないか？
• ニュースや経済指標発表前ではないか？

これらをチェックリスト化しておくことで、無駄なエントリーを削減し、より安定したトレードを実現できます。

アリゲーターインジケーターで失敗しないために

どんなに優れたインジケーターでも、使い方を誤れば期待通りの成果は得られません。アリゲーターも例外ではなく、特に「レンジ相場での使い方」や「他の指標との併用のコツ」など、注意すべきポイントがいくつか存在します。

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よくあるミスとその対策

アリゲーターインジケーターを使っているトレーダーが陥りやすいミスには、いくつかの典型パターンがあります。これらは予防可能なエラーであることが多く、正しい使い方を身につけるだけで大幅に回避できます。

【ミス①】レンジ相場で無理にエントリーする

もっとも多いのが、「口が閉じている」＝ラインが交差している状態でエントリーしてしまうこと。

これは“ワニが眠っている”タイミングで、トレンドのエネルギーがない状態です。対応策としては、ADXやボリンジャーバンドなどでトレンドの有無を確認する習慣をつけましょう。

【ミス②】ラインの開閉だけで判断する

Jaw・Teeth・Lipsが開いていても、実際には価格が伸びない“だまし”も存在します。

そのため、ローソク足の形状や出来高、他のインジケーターのサポートがあるかを確認しましょう。特にMACDとのダブル確認は有効です。

【ミス③】時間足の切り替えを怠る

1つの時間足だけを見てトレードするのは危険です。

短期足でエントリーしようとする前に、上位足（例：1時間足、4時間足）でアリゲーターがどう開いているかを確認する「マルチタイムフレーム分析」が基本です。

【対策】トレード前にチェックリストを活用

• ラインが明確に開いているか
• トレンド方向がはっきりしているか
• 他インジケーターと矛盾がないか
• 相場がレンジではないか
• ニュースやイベント前ではないか

このようなチェックポイントをルール化し、毎回確認するだけでミスの発生は大きく減少します。

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情報のアップデートと最新トレンドを追う

アリゲーターインジケーターはクラシックな指標のひとつですが、現在でも現役で活用されており、最新のトレーディング手法との相性を再検証する動きも増えています。

つまり、“昔のツール”として放置せず、最新情報と組み合わせて常に最適化していく姿勢が重要です。

注目ポイント

1. 自動売買との融合
   アリゲーターの開閉を自動検出してトレードをおこなうEAが人気
2. アリゲーター×マルチタイム戦略
   スキャルピングよりも“デイトレ〜スイング”における優位性が再評価されています。特に、4時間足でのアリゲーターによる方向性確認＋15分足でのエントリーという構成が好まれています。
3. YouTube・X（旧Twitter）での実例共有
   国内外問わず、アリゲーターの実践トレード動画や解説ポストが急増。新しい視点や工夫された設定法が紹介されており、「自分なりの使い方」を模索する材料として活用できます。

学びを止めないトレーダーが強い

インジケーターは“時代遅れになる”こともありますが、アリゲーターは基本構造がシンプルなだけに、現代的なテクニックと組み合わせて磨く余地が豊富です。

定期的に「他の人がどう使っているか」「どんなアレンジがされているか」を確認するだけでも、新たな気づきが得られるでしょう。

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まとめ：アリゲーターインジケーターで勝つために

アリゲーターインジケーターは、3本の平滑移動平均線を通じて相場の“目覚め”と“眠り”を視覚的に捉えることができる、トレンドフォロー型の強力なツールです。設定方法はシンプルながら、正しい判断基準と他インジケーターとの併用によって、トレードの質を一段と高めることができます。

トレンドを「狙う」のではなく、「トレンドが来るのを待ち構える」。そんなスタンスで相場に臨めば、無駄な損失を避けながら、効率よくチャンスをものにできるようになります。まずはこの記事で学んだポイントを、自分のチャートで再現してみることから始めてみましょう！

Alligatorインジケーター ダウンロード

以下のボタンから、「Alligator_systre.ex4」をダウンロードできます。

使い方

1. ダウンロードした Alligator_systre.ex4 を
   　MT4の「Indicators」フォルダに移動
   　（例：ファイル → データフォルダを開く → MQL4 → Indicators）
2. MT4を再起動、またはナビゲーターで「更新」をクリック
3. チャートにドラッグ＆ドロップして使用開始！

⚠ 注意事項

• 本インジケーターは シストレ.COMの登録口座でご利用いただけます。
  　※ 認証が行われていない口座ではご使用いただけません。
• 無料配布のサンプルです
  　商用利用・再配布は禁止とさせていただきます