「シンプルだけど、ちゃんと利益につながる手法ってないの?」そんなあなたに朗報です!1950年代に誕生し、今なお多くのトレーダーに愛される「ダーバスボックス戦略」。
トレンドフォローの王道とも言えるこの手法は、初心者でも理解しやすく、なおかつ自動売買にも応用できるのが魅力です。
ダーバスボックスとは?その基本概念と歴史
トレンドを視覚的に捉えるツールとして有名な「ダーバスボックス」は、価格の高値と安値に基づき“ボックス”を形成し、そのブレイクアウトを狙うシンプルなテクニカル手法です!考案者はなんとプロのダンサーだったニコラス・ダーバス。彼は1950年代、たった一冊の株式年鑑と手紙のやりとりだけで、36,000ドルを200万ドル以上にまで増やしたという異色のトレーダーなんです。
当時の彼は、舞台で踊る傍ら、NY証券取引所の株価を分析。その中で、「ある価格帯を超えた時に急騰する銘柄がある」という共通点に気づきました。これが後に「ダーバスボックス理論」としてまとめられ、今ではトレンドフォロー型の戦略の基礎とされています。
この手法の特徴は、チャート上に“価格帯”をボックスとして描き、そのボックスを上に抜けたときに買いシグナルとするという点。言い換えれば、「価格が新たな高値を更新する瞬間を逃さない」ための戦略です。
また、ダーバスボックスはシンプルなルールのため、感情に左右されにくく、トレード初心者にとっても入りやすいのが魅力。「複雑なインジケーターは使いこなせない…」という声にも応えてくれる優れたツールなんですよ。
ダーバスボックスの使い方と基本ルール
ダーバスボックスの核心は、「高値と安値の間で価格が一定期間推移する“箱”を見つけ、その箱を抜けた瞬間に仕掛ける」ことにあります!この戦略は視覚的にわかりやすく、なおかつ自律的なトレードルールとして機能するのが特長です。
まず、ボックスの形成ですが、基本的には「直近の高値」と「直近の安値」にラインを引いていきます。一定期間(例:20本のローソク足)で高値と安値の更新がなければ、その間の価格帯が“ボックス”になります。この状態を「レンジ」とも呼びます。
そして、価格がそのボックスの「上限」を明確に超えたときが、ダーバスボックス戦略における買いシグナルとなります。逆に、下限を割り込んだ場合は、売りシグナルとして扱う場合もありますが、基本的には「上抜け=買い」に特化したシンプルな構造が主流です。
さらに、ブレイクアウトが発生した際には“ストップロス”の設定も欠かせません。多くのトレーダーはボックス下限にストップを置きます。これにより、トレンドが思惑と違った方向に動いた際もリスク管理が可能です。

また、この戦略のもう一つの魅力は「ルール化しやすい」という点。つまり、自動売買に落とし込みやすく、感情に左右されないトレードが実現できるんです。
MT4でのダーバスボックス活用法
今やトレーダーの“定番ツール”となったMT4でも、ダーバスボックスを簡単に活用できます!視覚的にわかりやすく、しかもインジケーターを使えば自動でボックスを描画してくれるため、初心者にも扱いやすいのが魅力です。
インジケーターを導入したら、チャート上に自動で高値・安値のボックスが表示されるようになります。基本設定はそのままでも使えますが、以下のようなカスタマイズも可能です:
- 期間設定:ボックス形成に必要なローソク足の本数を変更(例:20本→10本)
- カラー調整:上昇中・下降中のボックス色を分けることでトレンドの強さを視覚化
- アラート設定:ブレイクアウト時に通知を受け取る設定が可能
特に便利なのが「複数時間足」での分析。例えば、1時間足でボックスを描画しながら、15分足でブレイクアウトのタイミングを探る…といった使い方が可能です。この“マルチタイムフレーム分析”は、トレード精度の向上に直結します。
また、TradingViewの「ストラテジーテスター」機能を使えば、過去データを用いてダーバスボックス戦略をバックテストすることも可能。勝率やリスクリワード比を視覚的に確認できるので、戦略の改善に役立ちます。
自動売買におけるダーバスボックスの応用
ダーバスボックス戦略は、明確なルールと再現性の高さから、自動売買システムへの実装に最適です!特に「感情を排除したトレードをしたい」「時間がなくてチャートを見られない」というトレーダーにとって、強い味方になるのがこの活用法です。
まず、自動売買で最も活用されているのが「条件設定のしやすさ」です。たとえば、「価格が直近20本の高値を上回ったときに買い」「その後、直近20本の安値を下回ったら売る(損切り)」という条件は、非常にプログラム化しやすい構造です。
さらに、MetaTrader4(MT4)やMT5などの他の取引プラットフォームでも、エキスパートアドバイザー(EA)を使ってダーバスボックス戦略を実装可能。特にFXでは、一定のレンジが続いた後に大きく動くケースが多く、ブレイクアウト戦略と相性抜群です。
もちろん、注意点もあります。相場の急変によりボックスが“だまし”になることもありますし、自動売買システムのロジックが複雑になりすぎると、思わぬ誤作動につながることも。したがって、事前に十分なバックテストとデモ運用を行い、リスク管理を徹底する必要があります。
ダーバスボックスのメリットとデメリット
トレード手法として多くの人に支持されるダーバスボックスですが、その魅力と課題をしっかりと把握しておくことが大切です!ここでは、実際の運用で感じるメリットとデメリットを詳しく見ていきましょう。
メリット1:視覚的にわかりやすく判断が明確
ダーバスボックスの最大の魅力は「価格帯を四角で囲むだけ」という視覚的シンプルさ!価格が“ボックス”の上限を突破したら買い、という明快なルールのおかげで、トレード判断がスムーズになります。特に初心者にとっては「どこで入るか」が一目でわかるのは安心材料です。
メリット2:相場に張り付かなくても良い
ブレイクアウト待ちという戦略は、“エントリーまで待つ”ことが基本。よって、四六時中チャートに張り付く必要がありません。アラート設定や自動売買と組み合わせれば、忙しい会社員や兼業トレーダーでも戦略的に立ち回ることができます。
メリット3:自動化しやすく再現性が高い
定量的な判断基準(高値・安値)に基づいているため、プログラムへの落とし込みが非常に簡単です。つまり、自動売買やバックテストにおいても再現性が高く、一定のトレードルールを長期的に運用したい人に向いています。
デメリット1:ボックスブレイクが“だまし”になることも
ブレイクアウトが発生したと思っても、すぐに価格が反転してしまう“フェイクアウト(だまし)”に遭遇することも。このような局面では損切りルールを徹底する必要があります。特に出来高が伴っていないブレイクは要注意です。
デメリット2:ボックス形成中は手が出せない
ボックスが完成するまでエントリーできないため、急騰初動を逃す可能性もあります。また、レンジ相場が長引くと“いつまでも入れない”というフラストレーションを感じる人も多いです。
デメリット3:市場急変時には対応力が試される
突発的なニュースやファンダメンタル要因によって価格が急変した場合、ボックスの精度が崩れることもあります。そのため、相場環境を見ながら柔軟に戦略を見直す判断力も求められます。
初心者向け:よくある質問とその回答
ダーバスボックスに興味はあるけれど、「ちゃんと使いこなせるか不安…」という声はよく聞きます。ここでは、初心者の方から寄せられる代表的な質問と、それに対する具体的な回答をお届けします!
Q1. どんな銘柄で使えるの?
A. 基本的には、流動性が高くてトレンドが出やすい銘柄に向いています。日本株であれば中型〜大型の値動きがある銘柄。FXならUSD/JPYやEUR/USD、仮想通貨ならBTC、ETHといった主要通貨が対象です。反対に、出来高が少ない“閑散銘柄”ではボックス形成の信頼性が低くなるため注意が必要です。
Q2. どの時間足を使えばいいの?
A. 目的によって選ぶのが基本です。スイングトレードを目指すなら日足・週足、デイトレードなら15分足・1時間足が一般的です。複数時間足を併用し、大きな流れを日足で確認しつつ、細かいエントリーは15分足で行う“マルチタイムフレーム分析”も非常に効果的です!
Q3. 自分でラインを引くのは面倒じゃない?
A. 手動で引く場合は確かに手間がかかりますが、TradingViewなどのプラットフォームではインジケーターを使えば自動で描画してくれるので安心です。表示がわかりやすく、カスタマイズも可能なので、慣れればとても効率的に使えます!
Q4. ダーバスボックスは本当に今でも使えるの?
A. 結論から言えば「Yes」です。特にAIや自動売買が一般化した今こそ、「再現性が高いシステム戦略」が再評価されています。ただし、相場環境の変化には柔軟に対応することが重要。だましの回避や、他のインジケーターとの併用がポイントになります。
まとめ:ダーバスボックスで未来を変える
シンプルなルールで相場の流れを捉える「ダーバスボックス」は、忙しい現代トレーダーにぴったりの戦略です。ブレイクアウトを明確に示してくれるこの手法は、「感情に左右されない取引がしたい」「自動化できる戦略を探している」といった声にしっかり応えてくれます。
市場の波に振り回されることなく、自分のルールで淡々と取引を続ける。そんな“自立したトレーダー”への第一歩として、ダーバスボックスはこれからも選ばれ続けるでしょう。
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