「トレンドが読めない…」「シグナルが遅すぎて乗り遅れる!」そんな悩みを抱えたトレーダーのみなさん、ようこそ!トレードの世界では、タイミングが命。遅れて入れば利益は減り、早すぎればダマシに合う。このシビアな勝負の世界で、多くのトレーダーが頼りにしているのが“インジケーター”です。
中でも今、じわじわ注目されているのが「Detrended Synthetic Price(DSP)」という指標。
そこでこの記事では、DSPインジケーターについて、「基本的な仕組み」から「ダウンロード・設定方法」「実践での活用法」までを具体的にご紹介していきます!
Detrended Synthetic Priceとは何か?
DSP(Detrended Synthetic Price)は、価格の「トレンド成分」を取り除くことで、サイクル的な変動を視覚化するテクニカル指標です。主に短期的な売買の判断をサポートする目的で使用され、John Ehlersが提唱したサイクル理論に基づいて設計されています。
このインジケーターの面白い点は、「価格の合成値(Synthetic Price)」をベースにしつつも、滑らかで予測性のあるラインを描くところ。MACDやRSIのように“上下に振れる”オシレータータイプでありながら、トレンドに惑わされにくい特徴があります。
「トレンドの影に隠れた本当の売買シグナルを見つけたい…」そんな思いを持つトレーダーには、うってつけのツールです。特に、EMA(指数平滑移動平均)と組み合わせた使い方が一般的で、ヒストグラム形式で色分けされるタイプも多く、視認性もバツグン!
では、このDSP、なぜそれほど注目されているのでしょうか?それは、Ehlersの理論に秘密があります。彼は「市場はサイン波のようなサイクルで動く」と主張し、ノイズやトレンドを取り除くフィルター処理に特化したインジケーターを数多く発表しています。その中でもDSPは、比較的新しいアプローチとして、「高精度なエントリー判断」を可能にするとして話題なんです。
Detrended Synthetic Priceの導入方法
DSPインジケーターは、MT4(MetaTrader 4)で利用可能です。
DSPインジケーターのダウンロード方法
MT4の場合は、インジケーターの「.ex4」ファイルを入手する必要があります。
- MT4の「データフォルダを開く」→「MQL4」→「Indicators」にファイルを貼り付け。
- MT4を再起動して、ナビゲーターウィンドウの「カスタムインジケーター」からDSPをチャートにドラッグ&ドロップ。
Detrended Synthetic Priceの設定方法
導入が完了したら、次は設定です。DSPの設定では主に以下のパラメーターを調整します:
- 期間設定(例:14、21、34など)
- 適用価格(終値、始値、中央値など)
- スムージング方法(EMA、SMAなど)
- シグナルラインの有無や色設定
基本はデフォルト設定でも動作しますが、トレードスタイルによって最適な値は異なります。短期トレードなら期間を短めに、長期なら長めに設定するのが一般的。
Detrended Synthetic Priceの実践的な使い方
DSPインジケーターは、単にチャートに表示するだけではもったいない!その真価は、売買のタイミング判断に活用するところにあります。特に、ヒストグラムの色変化やシグナルラインの挙動を読み取ることで、より高い精度のトレードが可能になります。
DSPを活用したエントリータイミングの判断
エントリーの基本は「色の変化」に注目すること。多くのDSPは、ヒストグラムのカラーがトレンドの方向を示すように設計されています。
- 青や緑 → 上昇傾向(買いサイン)
- 赤やオレンジ → 下降傾向(売りサイン)
これに加えて、シグナルラインとヒストグラムがクロスする瞬間も要チェック。たとえば、ヒストグラムが0ラインを上抜けし、同時にシグナルラインと交差すれば、典型的な買いのサインとされます。
さらに信頼性を高めたいなら、MACDやRSIなどのオシレーターと併用すると◎。DSPが「準備段階」、MACDが「確定判断」として機能することで、ダマシを回避しやすくなります。
Detrended Synthetic Priceでのエグジット戦略
利益確定や損切りにもDSPは役立ちます。特に有効なのが、「ピークアウト」のサインを見逃さないこと。
- ヒストグラムの色が弱まる(例:緑→黄色など)
- 山や谷がなだらかに変化し始める
- シグナルラインとの乖離が縮まる
これらの兆候が見られたら、利確ポイントが近いサインかもしれません。「もう少し伸びるかも…」と欲張らず、テクニカルに沿った決済判断が重要です。
逆に、トレンドの転換を示す急激なヒストグラムの反転には注意。大きなロスカットを避けるためにも、早めの撤退判断がカギになります。
Detrended Synthetic Priceを使うメリットとリスク
DSPインジケーターは、視認性の高さとトレンド除去によるサイクル特化型の特性から、多くのトレーダーに注目されています。しかし、利点ばかりに目を奪われると、思わぬリスクを見落とすことも。ここでは、DSPを活用することによって得られる利点と、注意すべきポイントを明確にご紹介します。
トレード精度と収益性の向上方法
まず、DSPの最大のメリットは、「過剰なトレンドノイズを排除し、サイクルの頂点と底を見つけやすくする」点にあります。一般的なトレンド系インジケーター(例:移動平均線、MACD)では遅れがちだった反応が、DSPでは比較的早期に表れます。
たとえば、EMAとDSPを組み合わせたトレードでは、以下のような結果が見られます:
- エントリータイミングの精度向上(シグナルの早期検知)
- 不安定な相場でも一定のルールで売買判断が可能
- 明確な視覚的サインにより、メンタル負荷が減少
特に、ヒストグラム形式のDSPでは「色の変化」でサイクルの転換点を視覚的に捉えることができるため、裁量判断のブレが減り、結果として安定した収益につながりやすくなります。
DSPを過信することによる損失リスクと対策
一方で、「DSPだけに頼る」という姿勢は非常に危険です。理由は2つあります。
- シグナルのダマシが発生する場合がある:特にボラティリティの高い相場では、短期的な逆行に反応して誤ったサインを出すことがあります。
- 設定値がトレードスタイルに合っていないと機能しない:期間設定が極端すぎると、逆に反応が鈍ったり、ノイズが増加してしまいます。
ポイント
- 他のインジケーターと併用して“フィルター”を設ける(例:RSIで過熱感を判断)
- トレード前に必ずバックテストやデモ取引で挙動を確認する
- 市場状況に応じてパラメーターを微調整する習慣を持つ
Detrended Synthetic Priceの活用を最大化するコツ
DSPは単体でも十分に機能しますが、「他のインジケーターと組み合わせる」「自分のスタイルに合わせてカスタマイズする」ことで、その効果は一段と高まります。このセクションでは、DSPを最大限に活用するための実践的なコツをご紹介します!
他インジケーターとの併用戦略
DSPはオシレーター型のインジケーターであるため、同じく視覚的にトレンドやモメンタムを捉える他のインジケーターと非常に相性が良いです。以下に代表的な組み合わせを紹介します。
🔹 DSP × MACD
DSPでエントリーポイントを予測し、MACDでトレンドの強さを確認。MACDのヒストグラムが広がり始めたタイミングでDSPの色変化と重なると、高精度な判断材料になります。

🔹 DSP × RSI
RSIで「買われすぎ」「売られすぎ」の状態をチェックし、DSPの反転サインと一致すれば、逆張りエントリーのタイミングとして活用可能。

🔹 DSP × ボリンジャーバンド
ボリンジャーバンドの±2σタッチ時に、DSPのピークアウトが重なれば、反発を狙う戦略が組み立てられます。

このように、DSPは“サインの精度”を高めるフィルターとして優秀。複数の指標で重複シグナルを得られることで、トレードの信頼性を格段にアップできます。
自動売買やカスタム化の可能性
さらに一歩進んで、DSPをEA(エキスパートアドバイザー)に組み込むことも可能です。特にMT4やMT5では、MQL言語を使って自動売買システムを開発できます。
自動売買におけるDSPの役割は、以下のように明確です
- シグナル発生条件としての利用(0ラインクロス、色変化など)
- エグジットロジックとしての反転サインの活用
- 他の条件と組み合わせた「複合ロジック」の中核
カスタマイズ面では、期間や平滑化手法(EMAやSMA)を変更したり、視認性向上のために色合いを調整することで、トレードスタイルに最適化することが可能です。
DSPインジケーター ダウンロード
以下のボタンから、「DetrendedSyntheticPrice_systre.ex4」をダウンロードできます。
使い方
- ダウンロードした
DetrendedSyntheticPrice_systre.ex4
を
MT4の「Indicators」フォルダに移動
(例:ファイル → データフォルダを開く → MQL4 → Indicators
) - MT4を再起動、またはナビゲーターで「更新」をクリック
- チャートにドラッグ&ドロップして使用開始!

⚠ 注意事項
無料配布のサンプルです
商用利用・再配布は禁止とさせていただきます
本インジケーターは シストレ.COMの登録口座でご利用いただけます。
※ 認証が行われていない口座ではご使用いただけません。