
EAを24時間稼働させることで、取引チャンスを逃さず、感情に左右されないトレードが可能になります。
しかし、通信環境の不具合や相場の急変、PCの負荷など、クリアすべき課題も多いのが現実です。
「VPSを使えばいいって聞くけど、本当に必要なの?」
「自宅のPCで運用すると、どんなリスクがあるの?」
本記事では、EAを常時稼働させるメリットやデメリット、最適な環境の選び方、リスク管理のポイントを詳しく解説します。初心者でも理解しやすいよう、具体的な手順やおすすめの方法を交えながらご紹介しますので、最後までぜひご覧ください!
EA 常時稼働の基本
EAを常時稼働させる最大のメリットは、相場が動いている時間すべてを取り逃さず、感情ゼロでロジック通りに取り続けられることです。
EAを常時稼働させる最大のメリットは、相場が動いている時間すべてを取り逃さず、ロジック通りに取引を続けられることです。 人間の判断や感情を介さず、24時間365日で同じルールを繰り返すため、戦略の一貫性を保ちながら効率的に利益機会を狙えます。
特にFXは東京・ロンドン・ニューヨークの三大市場が連続するため、EAの強みが最も生きる運用スタイルと言えます。
アドバイス「寝ている間もルール通りに動き続ける」のが、EA常時稼働の最大の利点です。
常時稼働が求められるロジックの特徴
常時稼働が前提となるEAには、いくつか共通した特徴があります。
常時稼働が前提のロジック例
- スキャルピング型・短期反発型ロジック
数分〜数時間の小さな値動きを取りに行くEAは、いつチャンスが来るか分からないため、常時稼働が必須です。 - 24時間で複数のエントリーポイントを検出するロジック
ボラティリティが高い時間帯に強いEAは、ロンドンやNYの動き出しを逃すと勝率が下がります。 - ナンピン・グリッド型の継続稼働型ロジック
エントリーと回収のセットを継続する前提で設計されているため、停止するとロジックが破綻します。
これらのEAは、稼働を止めただけで本来のパフォーマンスを再現できず、利益の取りこぼしも大きくなります。
アドバイスこのタイプのEAは「止めた瞬間からロジックが崩れる」と考えたほうが安全です。
感情を排除した24時間トレードの強み

FXでは「恐怖・欲・迷い」が判断を狂わせ、勝率・損益に大きな悪影響を与えます。 EAを常時稼働させることで、次のようなメリットが得られます。
常時稼働がもたらす3つの強み
- 感情ゼロの機械的なトレード
予定外の損切り・早すぎる利確が発生せず、ロジック通りの期待値を維持できます。 - 全時間帯でのチャンス獲得
人間が寝ている深夜帯でも市場が大きく動くため、EAは淡々と取引して利益を積み重ねます。 - ブレない一貫した戦略
相場状況が変わってもEAはルールを曲げずに処理するため、バックテストやフォワードの信頼性が高まります。
結果として、人間の判断ミスや心理的ノイズを完全に排除できる点が、常時稼働の本質的な強みです。
アドバイス「メンタル管理」をEAに丸投げできるのが、常時稼働の一番の価値です。
シストレ.COMで実績公開されているEAの傾向
シストレ.COMでは、すべてのEAを実運用データ(フォワード成績)で公開しています。 特に常時稼働向きのEAには、次のような傾向が見られます。
常時稼働EAに多い特徴
- PF(プロフィットファクター)が安定して高いEAが多い
24時間稼働でエントリーチャンスが多いため、統計的にブレが少ない傾向があります。 - 勝率よりも「平均利益 − 平均損失」のバランスが良い
常時稼働EAは取引数が多く、リスクの偏りが出にくい構造のため、長期的な右肩上がりの成績が比較的多いです。 - ロンドン・NY時間に強いEAが人気
利幅が大きく、常時稼働と相性が良いロジックが多いためです。
さらに、シストレ.COMではEAランキング・EA別詳細ページ・累積損益チャートなど、常時稼働EAの評価に必須のデータを無料で確認できます。
アドバイス「どのEAを常時稼働させるべきか」は、シストレ.COMの実運用データを見るのが一番早いです。
EA 常時稼働に必要な環境と準備
EAを常時稼働させるためには、ロジックより前に「環境の安定性」を整えることが絶対条件です。 どれだけ優秀なEAでも、VPSが落ちたり回線が不安定でMT4/MT5が停止すれば、その瞬間からロジックは崩れ、過去の成績も再現できません。
常時稼働は「安定稼働のための投資」と割り切り、環境面の準備から着手することが勝率を大きく左右します。
EAの性能より前に、落ちない・止まらない環境を用意することが常時稼働の前提条件です。
VPS選びのポイントと重要性
EAの常時稼働において、VPS(仮想専用サーバ)はほぼ必須です。
自宅PCではダメな理由
- 停電・回線障害・ルーター不調に弱い
- Windowsアップデートで勝手に再起動される
- 24時間つけっぱなしによる故障リスク
一方、FX専用VPSには次のメリットがあります。
- FX業者サーバーの近くに設置されており、レイテンシ(遅延)が小さい
- 24時間稼働に最適化されており、稼働率99.99%クラスの安定性
- 複数EA・複数MT4/MT5を同時起動しても安定しやすい
VPSを選ぶポイント
- 業者サーバーとの距離(Ping値ができるだけ低いもの)
- CPUコア数・メモリ容量(2vCPU・2GB以上を目安)
- MT4/MT5同時起動数に耐えられるスペック
- 稼働率・サポート体制(FXトレーダー向けかどうか)
アドバイス「安いPCで自宅24時間」より、「専用VPSに投資」のほうがトータルで安く済むことが多いです。
FX業者のサーバースペック・約定力の確認
EA常時稼働では、どのFX業者を使うかがそのまま成績に直結します。 特に次の3点は必ず確認すべき項目です。
チェックすべき3つの要素
- サーバーの応答速度(Ping値)
遅いとスリッページが増え、期待値が崩れます。 - 約定力(滑らない・拒否されないか)
スキャルピング系EAは約定性能が弱い業者では機能しません。 - 取引制限の有無
両建て・高頻度取引・指標前後のEA取引などに制限がある業者は避けるべきです。
実際の確認方法としては、
- デモ口座でEAを動かし、約定スピードとスリッページを記録する
- サーバー場所とVPSの位置関係を確認する
- ストップレベルが広すぎないかをチェックする
常時稼働EAは取引回数が多いため、「少し悪い業者」でもトータルでは致命的な差になります。
アドバイス業者選びは“EAの選定”と同じくらい重要なパラメータです。
シストレ.COM推奨の取引環境とは
シストレ.COMでは、実運用データを扱っている特性上、安定してEAを稼働できる環境を強く推奨しています。
推奨される基本環境
- MT4/MT5が24時間落ちないFX専用VPS
EAランキングで公開している成績も、この前提で稼働させた結果です。 - 約定力の高いFX業者
スキャル・ロンドン時間EA・仲値EAなど、約定重視のEAが多いためです。 - 複数EA運用に耐えるVPSスペック
0.01ロット×複数EAでも、CPU負荷が高くなる時間帯があるため、余裕ある構成が必要です。 - VPSと業者サーバーのレイテンシが小さい組み合わせ
これが成績に最も大きな影響を与えます。
また、シストレ.COMでは、
- EAランキング
- EA個別ページ
- 累積損益チャート・統計データ
といった情報から、「そのEAがどのような環境で安定稼働しているか」を読み取ることができます。
EA常時稼働を検討するなら、まずはシストレ.COMの成績データを確認し、“どの環境で安定して動いているか”を把握してから始めるのが安全です。
アドバイスEA選びと同じくらい、「環境設計」もシストレの成否を左右します。
EA 常時稼働で安定運用するための設定方法
EAを常時稼働させる際に最も重要なのは、ロット・証拠金・最大DD(ドローダウン)の設計です。 どれだけ優秀なEAでも、資金管理を誤れば簡単に破綻します。
特に常時稼働型EAは取引数が多く、“安全マージンをどれだけ取るか”がそのまま長期成績に直結します。
アドバイス常時稼働は「強いEA」より「安全な設定」のほうが100倍重要です。
稼働ロット・証拠金管理の基準
EA常時稼働では、感覚ではなく数値で管理することが絶対条件です。
- 0.01ロットにつき最低 300〜500ドル
- ナンピン・グリッド系は 1,000ドル以上が現実的
- 複数EAは口座を分離(DDの同時発生を防ぐ)
- 口座残高×1〜2%以内のリスクに抑える
反対に、以下は「即アウト」の危険設定です。
NG例
- 中身を理解せずにロットだけ上げる
- 少額でナンピンEAを動かす
- 複数EAの最大DDを合算していない
特にロット上げは EA の寿命を一気に縮める行為です。
アドバイスロットを上げた瞬間から「別のEA」になります。
最大DDの想定と安全設計
最大DDはEA運用の“生存率”を決める最重要指標です。
常時稼働では、
- ロンドン時間の急変動
- 指標発表の乱高下
- 連敗による深い含み損
などが頻発するため、DDを甘く見積もると破綻率が急上昇します。
- 過去DD × 1.5〜2倍を必ず想定する
- ナンピンは“DD到達までの期間”も管理
- スキャル系はDDは浅いが回数が多い点に注意
| EAタイプ | 安全証拠金の目安 | DDの見方 |
|---|---|---|
| スキャル・単発型 | 300〜500ドル / 0.01lot | 最大DD × 1.5 |
| 逆張り・レンジ型 | 500〜800ドル / 0.01lot | 最大DD × 1.8 |
| ナンピン・グリッド | 1,000〜2,000ドル / 0.01lot | 最大DD × 2〜3 |
アドバイスDDの甘さ=口座破綻の原因 No.1 です。
シストレ.COMのEAランキングで安全性を判断する方法
シストレ.COMでは、EAの安全性を判断するための実運用データを全公開しています。 常時稼働EAを選ぶ際に見るべきポイントは次のとおりです。
- ① PF(プロフィットファクター)
1.3以上で安定、1.5以上なら常時稼働向き。 - ② 月次成績のブレ
負け月が極端なEAは常時稼働に不向き。 - ③ 最大DD・平均利益・平均損失
DDが浅く、利益幅が安定しているEAが強い。 - ④ 稼働時間帯
ロンドン〜NY時間に強いEAは常時稼働と相性抜群。 - ⑤ 実運用ベースのランキング
バックテストではなくリアル成績のみで順位決定。
特に⑤の「リアル成績のみ」という点は、シストレ.COM最大の強みです。 盛られたデータが存在しないため、本当に安定するEAだけが上位に残ります。
アドバイス“バックテストの罠”を避けるには、シストレ.COMの実運用ランキングを見るのが最短です。
EAを常時稼働させるための最適な環境
自宅PCで運用する方法もありますが、VPS(仮想専用サーバー)を利用することで、より安定した取引環境を構築できます。
アドバイスここでは、年間コスト比較から実際の設定手順まで、どちらが適しているのかを具体的に解説します。
30秒診断:あなたに最適なEA運用環境チャート

| 運用資金 | 推奨環境 | 理由 | 移行タイミング |
|---|---|---|---|
| 5〜10万円 | 自宅PC | コスト優先 | 月利安定後 |
| 10〜30万円 | VPS検討 | バランス重視 | 開始時点 |
| 30万円以上 | VPS必須 | 安定性最優先 | 即時導入 |
VPSを利用して24時間稼働させる方法
VPSとは?自宅PCとの違い
VPS(Virtual Private Server)とは、インターネット上にある仮想の専用サーバーのことです。EAをVPS上で稼働させることで、PCを24時間つけっぱなしにする必要がなくなり、安定した取引環境を確保できます。
| メリット | デメリット |
|---|---|
| 24時間稼働が可能で、PCの電源を落としてもEAが動き続ける インターネット回線が安定しており、通信切断のリスクが低い PCの負担を減らし、寿命を延ばせる | 月額費用がかかる(1,000円~3,000円程度) 設定に少し手間がかかる(慣れれば簡単) |
VPSのメリット(電気代削減・安定稼働)
EAを自宅PCで稼働させる場合、24時間つけっぱなしにする必要があり、電気代がかさむだけでなく、PCの消耗も激しくなります。
その点、VPSなら、
- 電気代が不要(サーバー側で運用されるため)
- MT4/MT5が落ちるリスクが低い
といった利点があるため、長期運用を考えるならVPSがおすすめです。
VPS設定5ステップガイド(初心者向け)
- 推奨VPSサービスにアクセス
- プラン選択(MT4対応プラン推奨)
- 支払い情報入力
- 申し込み完了メール受信
- VPSログイン情報を確認
- Windowsの「リモートデスクトップ接続」を起動
- IPアドレス・ユーザー名・パスワード入力
- VPSデスクトップに接続完了
- MT4の「ファイル」→「データフォルダを開く」
- 「MQL4」→「Experts」フォルダにEAファイルをコピー
- MT4を再起動
- ナビゲーターウィンドウでEAを確認


- 「ツール」→「オプション」→「エキスパートアドバイザ」
- 「自動売買を許可する」にチェック
- チャートにEAをドラッグ&ドロップ
- パラメータ設定→「OK」で稼働開始

おすすめVPSサービス比較
アドバイスVPSにはさまざまなサービスがありますが、FX自動売買向けに人気のあるVPSをいくつかご紹介します。
| VPSサービス名 | 月額料金 | スペック | 特徴 |
|---|---|---|---|
| お名前.com VPS | 約1,500円~ | MT4対応、低遅延 | 初心者向けで設定が簡単 |
| ConoHa VPS | 約1,200円~ | 高性能、安定稼働 | コスパ重視の人におすすめ |
| さくらのVPS | 約1,000円~ | 信頼性◎、国内サーバー | 長期運用向き |
自宅PCでの運用とVPSのどちらを選ぶべきか?
EAを24時間稼働させる方法には、「自宅PCで運用する方法」と「VPSを利用する方法」の2つがあります。それぞれにメリット・デメリットがあるため、どちらが自分に合っているのかを見極めることが大切です。

自宅PC運用のメリットとデメリット
| メリット | デメリット |
|---|---|
| 初期費用・月額料金がかからない(既存のPCで運用可能) 自分で設定や管理ができるため、自由度が高い VPSの操作に慣れていない初心者でもすぐに運用できる | 24時間稼働させるために電気代がかかる PCの消耗が早くなり、寿命が短くなる ネット回線の不安定さや停電によるリスクがある Windowsの自動更新やPCの強制再起動でEAが停止する可能性がある |
「EAを試しに動かしてみたい」「コストを抑えて運用したい」という人には、自宅PCでの運用が向いています。ただし、安定稼働を求めるなら、定期的なメンテナンスや設定変更が必要になります。
VPS運用のメリットとデメリット
| メリット | デメリット |
|---|---|
| 24時間稼働が前提なので、通信が安定している PCをつけっぱなしにする必要がなく、電気代がかからない OSのアップデートやPCの故障を気にせずに運用できる 複数のEAを同時に稼働させても快適に動作する | 月額費用がかかる(1,000円~3,000円程度) VPSの初期設定に少し手間がかかる 管理画面がPCと異なるため、慣れるまで時間がかかる |
「長期運用を考えている」「安定した環境でEAを動かしたい」という人には、VPSの利用が最適です。
どんな人にVPSが向いているか?
VPSが特におすすめなのは、以下のような人です。
- 本格的にEA運用をしたい人
→ 手動トレードと併用せず、完全に自動売買に任せたい場合 - 自宅のPCを24時間稼働させたくない人
→ 電気代やPCの劣化を気にするならVPSがベター - 複数のEAを同時に運用したい人
→ VPSならリソースを確保できるため、動作が重くならない - 海外FX業者を利用している人
→ 海外サーバーに近いVPSを選べば、約定スピードが向上
結論として、短期間のお試しなら自宅PC、本格運用ならVPSが最適解です。特に運用資金30万円以上の場合、VPSの安定性とコスト効率の高さが圧倒的にメリットとなります。
EAの常時稼働のリスク管理
EAを常時稼働させる上で最も重要なのは、適切なリスク管理です。
アドバイスここでは、月利3-5%を安定して狙うためのリスク管理手法と、EAを安全に運用するための実践的なポイントを詳しく解説します。
予期せぬ相場変動への対応策
EAはあらかじめ設定されたルールに従って売買を行うため、こうした急変に柔軟に対応できないケースもあります。
経済指標カレンダー連携による自動回避システム
相場に大きな影響を与えるのは、米国雇用統計(NFP)、FOMC、ECB政策金利発表、GDP発表などの重要指標です。
これらの発表前後は、相場が大きく乱高下しやすく、EAの損失リスクが高まります。

| 設定方法 | 内容 |
|---|---|
| MT4標準機能活用 | ・ニュースフィルター機能をON ・高インパクト指標30分前に自動停止 ・発表2時間後に自動再開 |
| 外部ツール連携 | ・ForexFactory カレンダーAPI連携 ・経済指標アラート自動受信 ・LINE/Telegram通知で手動確認 |
ストップロス設定:リスクリワード1:2以上を維持する計算方法
損切りを設定しないと、一度の大きな負けで口座残高がゼロになる危険があります。


EA戦略別ストップロス設定目安
| EA戦略タイプ | 推奨SL幅 | リスクリワード比 | 適用場面 |
|---|---|---|---|
| スキャルピング型 | 5-15pips | 1:1.5-2 | 短時間取引 |
| デイトレード型 | 20-50pips | 1:2-3 | 日中取引 |
| スイングトレード型 | 50-150pips | 1:2-4 | 数日保有 |
| グリッド・ナンピン型 | 100-300pips | 1:1-1.5 | 特殊戦略 |
複数のEAを組み合わせてリスク分散する
一つのEAだけに頼ると、特定の相場環境で大きな損失を出すリスクがあります。
そのため、異なるタイプのEAを組み合わせて運用することで、リスクを分散できます。
📌 リスク分散の例
- トレンドフォロー型EA + レンジ相場向けEA
- 短期売買(スキャルピング)EA + 長期売買(スイング)EA
- 異なる通貨ペアでのEA運用(ドル円・ユーロドル・ポンド円など)
📌 効果的なEA分散ポートフォリオ
このように、異なる戦略のEAを組み合わせることで、特定の相場環境での大きな負けを防ぐことができます。
EAのパフォーマンスを最適化する方法
EAを長期間安定して運用するためには、定期的なメンテナンスとパフォーマンスの最適化が必要です。放置していると、相場環境の変化に対応できず、成績が悪化する可能性があります。
月1回5分でできるEAメンテナンス
□ 月間収益率の記録
□ 最大ドローダウンの確認
□ 勝率・プロフィットファクターの推移
□ 前月比でのパフォーマンス変化
□ 経済指標カレンダーの更新
□ ストップロス/テイクプロフィットの妥当性確認
□ ロットサイズの適正性チェック
□ 稼働時間帯の見直し
□ VPS/PC稼働状況の確認
□ MT4/MT5の動作状況
□ インターネット接続の安定性
□ 取引口座の残高・証拠金維持率

定期的なバックテストの実施
バックテストとは、過去の相場データを使ってEAの動作を検証することです。定期的にバックテストを行うことで、現在の相場に適した設定になっているかをチェックできます。
📌 バックテストの実施ポイント
- 直近1年分のデータで検証する(市場環境が変化するため)
- スプレッドやスリッページを実際の取引環境に近づける
- 複数の通貨ペアで動作検証する(特定の通貨ペアに依存しないか確認)
特に、FX相場はトレンド相場とレンジ相場を繰り返すため、過去に機能していた設定が今後も有効とは限りません。そのため、定期的なバックテストでEAの有効性を確認することが重要です。
パラメータ最適化の具体的手法
EAの設定(パラメータ)は、市場環境の変化に合わせて調整する必要があります。例えば、ボラティリティ(値動きの大きさ)が変わると、最適なストップロスや利益確定の幅も変わります。
📌 見直すべきパラメータの例
- ストップロス・テイクプロフィットの調整(ボラティリティに応じて変更)
- エントリー条件の最適化(移動平均線の期間変更など)
- 取引時間の設定(市場ごとの特徴に合わせて変更)

| 時期 | 特徴 | 推奨調整 | 理由 |
|---|---|---|---|
| 1-3月 | 高ボラティリティ | SL拡大、ロット縮小 | 年初の大きな変動 |
| 4-6月 | 安定期 | 標準設定 | 通常の市場環境 |
| 7-9月 | 夏枯れ相場 | SL縮小、頻度増加 | 値動き小さく機会減少 |
| 10-12月 | 年末変動 | 指標回避強化 | 重要発表集中期 |
最適化の際は、過去データに過剰適合しすぎないように注意が必要です。過去の相場にピッタリ合うように調整しすぎると、未来の相場で機能しなくなる「オーバーフィッティング」のリスクがあります。
ロット管理でリスクを抑える
ロット管理(1回の取引量の設定)は、EA運用のリスクをコントロールする上で重要です。適切なロット設定をしないと、一度の損失で口座資金が大きく減るリスクがあります。
📌 安全なロット設定の目安
- 資金の1~2%を1回のトレードリスクに設定(リスク管理の基本)
- 証拠金に対して適切なロット数を設定(過大なロットは厳禁)
- ナンピン・マーチンゲール型EAは特にロット調整が重要
例えば、資金10万円で運用する場合、1回のトレードで最大2,000円(2%)の損失になるようにロットを調整すると、破綻リスクを抑えられます。
EAを長期運用するためには、定期的なバックテスト、パラメータの最適化、適切なロット管理が不可欠です。これらのポイントを押さえて、安定した運用を目指しましょう!
EA 常時稼働で起こりがちなトラブルと対処法
EAを常時稼働させると、ロジックの問題よりも環境トラブルのほうが収益に深刻な影響を与えることが多いです。特にVPS・回線・MT4/MT5の停止は、EAの期待値を完全に壊す要因になります。ここでは、よくある不具合と実務的な対処法を整理します。
VPS停止・回線切断時のリカバリー方法
・Windowsアップデートによる強制再起動
・VPS側のネットワーク障害
・CPU・メモリ不足(EAを多重起動しすぎ)
・MT4/MT5のクラッシュ
リカバリー手順
① MT4/MT5の自動再起動設定を入れておく
VPSが落ちても自動でMT4が立ち上がるため、復旧が早まります。
② EAが稼働しているチャートをテンプレート化
突然落ちても、環境を数秒で復元できます。
③ VPSステータスのメール通知を設定
障害発生時に即座に気付けます。
④ 指標前や深夜帯に再起動を避ける
不要なタイミングでの停止を回避できます。
・FX専用VPS(NY/LDN近接)を使う
・最低2GB/2vCPU以上で運用する
・EAを入れすぎない(MT4は多重起動に弱い)
“EAの性能以前に、環境が勝率を下げる”典型例です。
EAのエントリーが止まる原因
EAが急にエントリーしなくなる理由は、ロジックではなく環境起因のほうが圧倒的に多いです。
・MT4/MT5の自動更新でログインが切れている
・証拠金不足でトレード拒否
・ストップレベル(業者制限)が広すぎる
・ロジックのエントリー条件を満たしていない
・VPSの時間ズレ(時差でロジック破綻)
・スプレッド拡大で条件不成立
・マジックナンバー重複
確認すべきチェックリスト
・「Experts / Journal」ログの確認
・取引拒否(Off Quotes / Requote)がないか
・スプレッド異常拡大がないか
・証拠金維持率の低下
・VPS時間とMT4時間の不一致
アドバイスEAが止まる根本原因を把握しないと、同じ障害を繰り返します。
EA 常時稼働に向いているEAの特徴
EAを常時稼働するなら、長時間稼働に耐えられるロジックの見極めが最重要です。24時間回し続ける前提で設計されたEAには共通点があり、安定性に直結します。ここでは常時稼働と相性の良いEAの特徴を整理します。
低ドローダウン・高PFの安定型EA
・一回あたりの損失が小さい
・平均利益が安定している
・月次成績のバラつきが少ない
・急騰・急落時の被害を受けにくい
特にスキャルピング系やレンジ狙いのEAは、「勝ち幅は小さいが負け幅も小さい」構造のため、常時稼働で期待値を積み上げやすい傾向があります。
なぜ常時稼働と相性が良いのか?
・高頻度取引のため、期待値の差が年単位で大きく作用する
・一貫性のある取引を継続できる
・ロンドン・NYのボラティリティも確実に取りに行ける
DDが浅いEAは継続性が高く、ロット調整しやすい=常時稼働の最優先候補
ナンピン系・グリッド系の24時間稼働特性
ナンピン・グリッド系EAは、24時間稼働が前提の設計です。止めるほうが危険が増すため、常時稼働しないと本来の性能を発揮できません。
・エントリー → 回収のサイクルが継続的
・止めると中途半端な含み損だけ残る
・相場が往復するタイミングで利益を取る設計
・長時間動かすほど統計が安定する
メリット
・レンジ相場に強く、24時間の細かい動きから利益を積む
・大きな値動きでも分割エントリーで均す仕組み
デメリット
・誤ったロット設定だと破綻が早い
・大トレンド時のDDが深い
・業者のストップレベルやスプレッドに依存
ナンピンEAは「上手く稼働すると強いが、設定ミスで一発退場」する極端な性質です。常時稼働+安全設定+高約定業者が必須条件。
シストレ.COMで人気の「常時稼働向けEA」一覧への導線
シストレ.COMでは、リアル運用データをもとにしたランキングで、常時稼働に適したEAのみを簡単に探せます。
・最大DDが小さい
・PFが高い(1.3以上が目安)
・取引回数が多く常時稼働と相性がよい
・ロンドン・NY時間帯の利益が安定
・ナンピンEAは低ロットで右肩上がり
常時稼働向けのEAを探す場合、シストレ.COMでは実運用データから「低DD・高PF・安定成績」のEAだけを抽出でき、初心者でも安全性を判断しやすい特徴があります。
シストレ.COMは「バックテストではなく実運用データ」で比較できるため、常時稼働EAの選定に最適です。
まとめ – EAを安全に常時稼働させるには?
EA(エキスパートアドバイザー)を常時稼働させることで、感情に左右されない効率的なトレードが可能になります。
しかし、その反面、通信環境・システムトラブル・相場の急変などのリスクも伴うため、安易に「放置してOK」と思い込むのは危険です。
本記事で紹介した内容をもう一度おさらいしましょう。
-
- EAの常時稼働には、取引チャンスの最大化、感情排除、複数通貨ペア同時運用といったメリットがあります。
-
- 一方で、ネット接続の不安定さやPCの不具合などにより、EAの停止や誤動作のリスクも存在します。
-
- 自宅PCとVPSの比較では、VPSの方が安定性・安全性ともに優れており、長期運用にはVPS利用がベターです。
-
- リスク管理としては、経済指標の考慮、ストップロスの設定、複数EAの組み合わせが効果的です。
-
- さらに、定期的なバックテスト・パラメータ最適化・ロット管理によって、EAのパフォーマンスを維持・向上させることが可能です。
「よし、EAで楽して稼ごう!」という甘い考えではなく、計画的かつ慎重に運用する姿勢が、安全な自動売買生活への第一歩です。




