「逆張りトレードって、本当に勝てるの?」
そう思ったことはありませんか?
FXの世界では「トレンドに逆らうのは危険」とよく言われますが、実は逆張りには一定の法則があり、適切なルールと戦略を持てば有効な手法になり得ます。しかし、安易に飛びつくと「エントリーした瞬間に相場が逆行して損失が拡大する…」なんてことも。
特に初心者の方は、「どこでエントリーすればいいの?」「失敗しないためにはどうすればいいの?」と悩んでいるはずです。
そこで、本記事では FXの逆張り手法について、具体的なトレード方法やリスク管理のポイントを詳しく解説 します。トレンド転換の見極め方やオシレーターの活用方法など、実践的な内容を網羅していますので、ぜひ最後まで読んでください。
逆張りのメリットとデメリット
FXの逆張りは、相場の流れに逆らってポジションを取る手法です。そのため、「的確なエントリーポイントを見極められれば、短期間で利益を狙える」というメリットがあります。しかし同時に、「トレンドに逆らうことで損失リスクが高まる」というデメリットも存在します。
メリット
① レンジ相場で利益を狙いやすい
FX市場では、価格が一定の範囲内を行き来する「レンジ相場」が頻繁に発生します。逆張りはこのレンジのサポートライン(下限)やレジスタンスライン(上限)でエントリーすることで、比較的安定した利益を狙えます。
② エントリーポイントが明確
トレンドフォロー型の順張りと違い、逆張りは「明確なラインや指標をもとにエントリーする」ことが多いです。例えば、RSIが30を下回ったら買い、70を超えたら売りといった基準があるため、エントリーの判断がしやすくなります。
③ 大きなトレンド転換を狙える
逆張りが成功すると、大きなトレンドの転換点でポジションを持つことができます。トレンドの最初の波に乗ることで、大きな値幅を狙うことも可能です。
デメリット
① 予想と逆の動きで損失が拡大
逆張りでは「そろそろ反発するだろう」と考えてエントリーしますが、トレンドが強く続くとそのまま損失が膨らむ可能性があります。特に、急激な上昇や下落の途中で逆張りをすると、損切りせざるを得ない場面も多くなります。
② トレンド相場では通用しにくい
強いトレンドが発生しているときに逆張りをすると、反発せずにさらに価格が進んでしまい、損失が拡大することがあります。特に経済指標発表時など、市場が一方向に大きく動くときは逆張りが機能しにくい傾向があります。
③ 精度の高いリスク管理が必要
逆張りトレードでは、「ここで反発するだろう」という予想が外れたときに、すぐに損切りを行わないと大きな損失につながります。そのため、ストップロスの設定や適切なロット管理が欠かせません。
逆張りに適した相場とは?
逆張りが機能する相場と、うまくいかない相場があります。ここを見極めることが、逆張り成功のカギとなります。特に、 レンジ相場とトレンド転換のタイミング では逆張りが有効になりやすいです。
① レンジ相場
レンジ相場とは、価格が一定の範囲(ボックス)内で上下を繰り返す相場のことです。このような相場では、逆張りが機能しやすくなります。
サポートラインとレジスタンスラインの見極め方
レンジ相場では、 サポートライン(下限)で買い、レジスタンスライン(上限)で売る というのが基本戦略です。

サポートラインの見つけ方
- 直近の安値が複数回反発しているポイントを探す
- 出来高が増加している価格帯をチェックする
- オシレーター系指標(RSIやストキャスティクス)で売られすぎのシグナルが出ているか確認
レジスタンスラインの見つけ方
- 直近の高値が複数回跳ね返されているポイントを探す
- 移動平均線やボリンジャーバンドの上限をチェックする
- RSIが70以上など、買われすぎのシグナルを参考にする
レンジ相場でのエントリー方法
- サポートライン付近で買い(ロング)、レジスタンスライン付近で売り(ショート)
- 価格がラインに近づいたら、ローソク足の形状や出来高をチェック
- オシレーター系指標で、過去の反発ポイントと同じサインが出ているか確認
レンジ相場では「どこまで価格が動くか」の予測がしやすいため、リスク管理がしやすいというメリットがあります。
② トレンド転換のタイミング
トレンド転換のタイミングで逆張りをすると、 新しいトレンドの初動を捉えられる 可能性があります。ただし、 誤ったタイミングで入ると大きな損失につながる ため、慎重な判断が必要です。
トレンド転換のサインとは?
トレンドの終わりを示すサインとして、以下のようなものがあります。
- ダイバージェンス(逆行現象)
- RSIやMACDが価格の動きと逆方向に動くと、トレンド転換のサイン
- 出来高の急増
- 上昇トレンド中に売りの出来高が急増すると、売り圧力の増加を示唆
- チャートパターンの形成
- ダブルトップ、ダブルボトム、ヘッドアンドショルダーなど
トレンド転換時の逆張りエントリー方法
- ダイバージェンス発生時に慎重にエントリーを検討
- チャートパターンを確認し、ネックラインを割ったらエントリー
- 移動平均線のクロスや、オシレーター系指標の転換をチェック
逆張りを成功させるには 相場の状況を正しく判断することが重要 です。レンジ相場とトレンド転換では逆張りが機能しやすいですが、強いトレンドが発生している場合は慎重に判断しましょう。
逆張りの具体的なトレード手法
逆張りトレードにはさまざまな手法がありますが、 「オシレーター系指標の活用」「プライスアクションの活用」「順張りとの組み合わせ」 など、状況に応じた使い分けが重要です。
① オシレーター系指標を活用する
オシレーター系指標は、相場の過熱感を数値化し、 買われすぎや売られすぎの状況 を判断するのに役立ちます。逆張りトレードでは、以下のようなオシレーターを活用すると効果的です。
RSI(相対力指数)を使った逆張り
- RSIが30以下(売られすぎ)で買い、70以上(買われすぎ)で売り
- トレンドが弱まっているかを確認し、レンジ相場で活用

ストキャスティクスを使った逆張り
- %Kと%Dのゴールデンクロス(買い)・デッドクロス(売り)をエントリーのサインにする
- 80以上(買われすぎ)で売り、20以下(売られすぎ)で買い

MACDを使った逆張り
- MACDのシグナルラインとの交差を逆張りのエントリータイミングに利用
- ダイバージェンス発生時に反転を狙う

② プライスアクションを活用する
ローソク足の形状やパターンを利用して、逆張りのエントリーポイントを探す方法です。
ピンバーでの逆張り
- 長いヒゲが出た場合、反発のサインとなる可能性が高い
- サポートラインやレジスタンスラインでのピンバーは信頼性が高い

ダブルトップ・ダブルボトムでの逆張り
- ダブルトップ(2回目の高値で反発)→ 売りエントリー
- ダブルボトム(2回目の安値で反発)→ 買いエントリー

フェイクブレイク(ダマシ)を狙う
- 一度ラインを抜けた後、すぐに戻ってくる動きに注目
- 短期的なトレンド転換の可能性が高い

③ 逆張りと順張りを組み合わせる
逆張り単体ではなく、 順張りの要素を加えることで精度を高める 方法もあります。

逆張りエントリー後の順張りへの切り替え
- 逆張りで小さく利益を取った後、トレンドが発生したら順張りに切り替える
- 例えば、ダブルボトム形成後に上昇トレンドに乗る
短期逆張り+長期順張りのハイブリッド戦略
- 短期的に逆張りで利益を狙いながら、大きなトレンドに合わせたポジションを取る
- 1時間足で逆張り、日足で順張りといった時間軸の使い分け
逆張り手法を選ぶ際は、 相場の状況に合わせて適切な手法を使い分ける ことが重要です。特に、 オシレーターやプライスアクションを組み合わせることで、より精度の高いトレードが可能 になります。

逆張りで失敗しないためのリスク管理
逆張りトレードは、適切なリスク管理を行わなければ 一度の失敗で大きな損失につながる ことがあります。そのため、 損切り設定・ロット管理・メンタル管理 の3つを徹底することが重要です。
① 損切り設定の重要性
逆張りは「そろそろ反発するだろう」という予想のもとで行いますが、 予測が外れることも多い です。そのため、損切り設定が甘いと、含み損がどんどん膨らんでしまいます。
どのように損切りラインを決めるか?
- サポートライン・レジスタンスラインの外側に置く
- 例:サポートラインで買った場合、そのラインを少し下回る位置に損切りを設定
- オシレーター系指標を活用する
- RSIやストキャスティクスが「売られすぎ」のまま下がり続けたら損切りを検討
- ATR(アベレージ・トゥルー・レンジ)を参考にする
- 直近のボラティリティ(価格変動幅)を考慮し、適切な損切り幅を設定
② ロット管理のコツ
逆張りは勝率が100%ではないため、 一回のトレードで大きな損失を出さないこと が重要です。
ロット管理のポイント
- 1回のトレードで資金の2%以下をリスクにする
- 例えば、資金が100万円なら、1回のトレードでの損失は2万円以内に抑える
- ピラミッディング(分割エントリー)を活用
- 一気に大きなロットで入らず、数回に分けてポジションを取ることでリスクを分散
- トレードの頻度を適切にコントロール
- 連敗が続いたら、無理にトレードせず冷静になる時間を作る
③ 逆張りに適したメンタル管理
逆張りは「ここで反発するはず」と思い込んでしまいやすく、 含み損を抱えたまま損切りできない ことがよくあります。冷静な判断を維持するために、以下のメンタル管理が重要です。
メンタル管理のポイント
- 損切りは「撤退」ではなく「戦略の一部」と考える
- 「負けを認めたくない」と思うと損切りが遅れがち
- 適切な損切りは、次のチャンスに備えるための必要なプロセス
- トレードルールを事前に決め、感情で判断しない
- 例えば、「エントリー時に決めた損切りラインを絶対に変更しない」ルールを作る
- 連敗したら一度トレードを休む
- 感情が乱れると、冷静な判断ができなくなる
- ルール通りにできなかった場合は、トレードノートをつけて反省点を振り返る

逆張りトレードでは、 「勝つこと」よりも「大きく負けないこと」が最も重要 です。損切り・ロット管理・メンタル管理を徹底し、リスクを抑えながらトレードを続けることが成功への鍵となります。
まとめ
逆張りトレードは、 相場の反発ポイントを狙うことで短期間での利益を目指せる手法 ですが、適切なリスク管理が求められます。
本記事のポイントをおさらいすると…
- レンジ相場やトレンド転換のタイミングでは逆張りが有効
- オシレーター系指標(RSI・ストキャスティクス・MACD)やプライスアクションを活用することで、精度の高いエントリーが可能
- 損切り・ロット管理・メンタル管理を徹底し、大きな損失を防ぐことが最重要
逆張りは「ここで反発するはず」と思い込んでしまいがちですが、 相場は常に予測通りに動くとは限りません。そのため、 明確なルールを持ち、それを守りながら取引することが成功のカギ となります。
逆張りをマスターすれば、レンジ相場やトレンド転換期に大きなチャンスを掴むことができます。自分のスタイルに合った逆張り手法を見つけ、リスク管理を徹底しながら実践してみましょう!