
GMMAとは?
この指標は、異なる期間の移動平均線を複数組み合わせることで、トレンドの強弱や方向を視覚的に確認しやすくし、エントリーやエグジットのタイミングを見極めるために活用されます。
GMMAの特徴
- 短期移動平均線と長期移動平均線の2つのグループで構成
- トレンドの強さや転換点を判断するのに適している
- 順張り・逆張りのどちらにも対応可能
GMMAと一般的な移動平均線の違い
通常、SMAやEMAは1本の移動平均線で市場の方向性やサポート・レジスタンスを示すのに対し、GMMAは12本の移動平均線を使用することで、トレンドの強弱や安定性をより細かく判断できます。
- SMA/EMA:単一の期間のデータを基に計算され、1本のラインで市場の傾向を追跡。
- GMMA:異なる期間の移動平均線を複数組み合わせ、トレンドの強弱や転換点をより正確に捉える。
例えば、移動平均線が横ばいであったとしても、短期と長期の移動平均線の動き方に違いがあることで、相場の潜在的な転換シグナルをGMMAは捉えることが可能です。
GMMAの構成要素

- 短期グループ(6本の移動平均線)
- 3日、5日、8日、10日、12日、15日という短い期間の移動平均線で構成されます。
このグループは、短期トレーダーの動きや市場の短期的な変動を反映します。短期の平均線が広がる(または縮まる)ことで、トレンドの変化を示唆します。
- 3日、5日、8日、10日、12日、15日という短い期間の移動平均線で構成されます。
- 長期グループ(6本の移動平均線)
- 30日、35日、40日、45日、50日、60日という長い期間の移動平均線で構成されます。
こちらは、長期投資家の動向や市場の長期的な動きが反映されます。長期の移動平均線は、短期に比べてゆっくりと変化し、トレンドの持続性や全体的な方向性を示します。
- 30日、35日、40日、45日、50日、60日という長い期間の移動平均線で構成されます。
この二つのグループ間の距離や収束・拡散が、市場のトレンドの強弱や転換を視覚的に示してくれるのがGMMAの特長です。
GMMAの設定方法|期間・組み合わせ・おすすめ初期設定
標準の6本×6本の設定と意味
GMMAは「短期群」と「長期群」に分かれ、6本ずつ・合計12本のEMAで構成される。
それぞれが市場参加者の“タイプ”を視覚化する役割を持つ。
5 / 8 / 10 / 12 / 15 / 18
→ 価格変化に即反応。勢い・初動・飛び乗りタイミングを捉える。
30 / 35 / 40 / 45 / 50 / 60
→ 大きなトレンド方向と“地合い”を示す土台。
短期群の収縮・拡散=勢い、長期群の傾き=方向性、短期と長期の距離=相場の強弱が一目で判断できる。
時間足別のGMMAおすすめ設定(5分足〜日足)
GMMAは全時間足で使えるが、時間足ごとに“意味”が変わる。以下は実戦で最も安定する設定。
短期:3 / 5 / 8 / 10 / 12 / 15
長期:20 / 25 / 30 / 35 / 40 / 45
→ エントリー精度重視で短期寄りに調整。
短期:5 / 8 / 10 / 12 / 15 / 18
長期:30 / 35 / 40 / 45 / 50 / 60
→ 標準設定が最も機能。
短期:5 / 10 / 12 / 15 / 20 / 25
長期:30 / 40 / 50 / 60 / 70 / 90
→ ノイズが減り、トレンドフォローがしやすい。
短期:5 / 8 / 10 / 15 / 20 / 25
長期:30 / 35 / 40 / 45 / 50 / 60
→ “大口投資家の流れ”を捉える用途で最強。
初心者が避けるべき“設定の落とし穴”
GMMAは設定次第でまったく別物になる。以下は初心者が陥りやすい典型例。
① ライン本数を減らして“軽くしようとする”
→ GMMAの本質(群れの動き)が消滅し、ただのEMAになる。
② 短期群だけ変えて長期群をいじらない
→ バランスが崩れ、“勢い×方向性”の関係が見えなくなる。
③ 時間足ごとに統一せず、全足で同じ設定
→ 上位足と下位足で意味が変わり、判断がブレる。
④ GMMAを“クロスの単体サイン”として使う
→ GMMAは“束の距離と角度”を見る指標。クロスだけ追うと勝率が落ちる。
アドバイスGMMAは「群れの動き」を見るインジ。
短期の勢い × 長期の方向をセットで読むことで精度が跳ね上がる。
GMMAの仕組みと動作原理
トレンドの強さを判断
- 短期移動平均線が長期移動平均線より上で広がっている → 強い上昇トレンド
- 短期移動平均線が長期移動平均線より下で広がっている → 強い下降トレンド
トレンド転換を察知
- 短期移動平均線が長期移動平均線を上抜け → 買いシグナル
- 短期移動平均線が長期移動平均線を下抜け → 売りシグナル
相場のエントリーポイントを見極め
- 短期移動平均線が収束した後に広がる → 新しいトレンドの始まり
- 乖離が縮小してくる → トレンドの弱まりを示唆
| メリット | デメリット |
|---|---|
| トレンドの強弱を一目で判断できる 順張り・逆張りのどちらにも応用可能 他のインジケーターと組み合わせて使いやすい | ダマシが発生しやすい 相場の急変に対応しづらい 12本の移動平均線があるため、視覚的にわかりにくいことも |
GMMAの設定値と期間|最適なパラメータは?
GMMAは本質的に“期間をいじらない方が強い”。 理由は、グッピー本人が投機筋の短期心理と長期勢の資金フローを切り分けるために作った期間構造だから。
GMMAのデフォルト設定(12本)
短期群(投機筋)
3 / 5 / 8 / 10 / 12 / 15
長期群(本流勢)
30 / 35 / 40 / 45 / 50 / 60
→ GMMAの「短期 vs 長期」の構造そのものが武器なので、期間をいじらないのが正解。
設定変更して良いのは“描画の見やすさ”だけ。
| トレードスタイル | 短期EMA | 長期EMA |
|---|---|---|
| スキャルピング | 3, 5, 8, 10, 12, 15 | 20, 25, 30, 35, 40, 45 |
| デイトレード | 3, 5, 8, 10, 12, 15 | 30, 35, 40, 45, 50, 60 |
| スイングトレード | 3, 5, 8, 10, 12, 15 | 30, 35, 40, 45, 50, 60 |
時間足別|GMMAを変えたくなるケースと注意点
時間足で GMMA を調整する── これは正直やらない方がいい。GMMAは時間足を変えても「短期 vs 長期」の構造が崩れないため。
アドバイスGMMAは「相場のスピード」を測るツールなので、時間足を変えても期間の関係性はそのまま機能する。
M5・M15(短期足)
・エントリー判断はRSI / ADXの併用が必須
・GMMAだけでトレンド判断しない
H1・H4(中長期足)
推奨:GMMAは“どの時間足でも設定そのまま”。
通貨ペア別|GMMAの相性が良い・悪い
通貨ペアによって、GMMAの効きやすさははっきり分かれる。
相性が良い(トレンドが伸びやすい)
・GBPJPY(おすすめ)
・XAUUSD(ゴールド)
・USDJPY
・EURUSD
理由:大口資金の流れが明確で、短期群と長期群の乖離=トレンドが素直に伸びる。
相性が悪い(レンジ気質)
・AUDNZD
・EURGBP
・その他レンジ気質のクロス通貨
理由:ボラが弱く、短期群と長期群が何度も絡むため、GMMAがただのノイズになる。
アドバイス結論:GMMAは“設定を変えずに”、時間足と通貨ペアの特性に合わせて使い分けるのが最適解。
GMMAを活用したトレード手法
アドバイスここでは、具体的なトレード手法について解説します。
① 順張り戦略(トレンドフォロー)
GMMAの基本はトレンドフォロー(順張り) です。短期移動平均線と長期移動平均線の動きに注目し、トレンドの流れに沿ってエントリーします。

エントリー条件
- 買いエントリー(ロング)
- 短期EMA群が長期EMA群を上抜けしたタイミング
- 長期EMA群が上向き
- 短期EMA群が広がり始めたとき
- 売りエントリー(ショート)
- 短期EMA群が長期EMA群を下抜けしたタイミング
- 長期EMA群が下向き
- 短期EMA群が広がり始めたとき
利確・損切り
- 利確: 直近の高値・安値、または短期EMA群が収束し始めたタイミング
- 損切り: 短期EMA群が逆方向にクロスした場合
② 逆張り戦略(押し目・戻り売り)
GMMAは、トレンドが発生した後の押し目買い・戻り売り にも活用できます。

エントリー条件
- 押し目買い
- 短期EMA群が長期EMA群の上にあり、価格が短期EMA群の下限にタッチ
- 短期EMA群が再び広がり始める
- 戻り売り
- 短期EMA群が長期EMA群の下にあり、価格が短期EMA群の上限にタッチ
- 短期EMA群が再び広がり始める
利確・損切り
- 利確: 直近の高値・安値
- 損切り: 短期EMA群が逆方向にクロスした場合
GMMAと他のテクニカル指標の組み合わせ
① GMMA × RSI(相対力指数)
- エントリー条件: GMMAがトレンド転換のサインを示し、RSIが30以下(買われすぎ)または70以上(売られすぎ) の水準に達したとき
- 利確: RSIが中間値(50付近)に戻ったとき

② GMMA × MACD
- エントリー条件: GMMAがトレンドを示し、MACDがゴールデンクロス(買い)またはデッドクロス(売り)を形成したとき
- 利確: MACDのヒストグラムが縮小し始めたとき

③ GMMA × ボリンジャーバンド
- エントリー条件: GMMAがトレンドを示し、価格がボリンジャーバンドの±2σラインにタッチしたとき
- 利確: 価格がボリンジャーバンドの中心線に戻ったとき

GMMAがトレードで活用される理由
GMMAがトレードで重宝されるのは、トレンドの発生と終了、およびその強さを視覚的に判断できるからです。以下が主な理由です。
- トレンドの強弱を視覚的に判断できる
- GMMAの短期グループと長期グループが広がる(拡散する)ほど、トレンドの強さが増していることを意味します。逆に、短期グループと長期グループが近づく(収束する)場合は、トレンドが弱まっている、または反転の兆しがあることを示唆します。
- エントリーポイントの特定が容易
- 短期移動平均線の束が長期移動平均線の束を上抜けるときは、上昇トレンドの始まりと判断でき、逆に下抜けると下降トレンドの始まりを示します。この「クロスオーバー」を利用することで、エントリーのタイミングが視覚的に確認できます。
- ダマシを減らすことができる
- 単一の移動平均線では、短期間の急な価格変動でダマシに遭う可能性がありますが、GMMAでは複数の移動平均線を用いるため、こうした誤ったシグナルをフィルタリングしやすくなります。特に、短期と長期の動きが同調している場合、信頼性の高いトレンドシグナルを得ることができます。
GMMAは、複雑な相場の動きを一目で判断できる優れたツールで、初心者から上級者まで幅広く利用されています。トレンドフォロー型の戦略において特に強力です。
GMMAインジケーター ダウンロード
以下のボタンから、「GMMA_systre.ex4」をダウンロードできます。
使い方
- ダウンロードした
GMMA_systre.ex4を
MT4の「Indicators」フォルダに移動
(例:ファイル → データフォルダを開く → MQL4 → Indicators) - MT4を再起動、またはナビゲーターで「更新」をクリック
- チャートにドラッグ&ドロップして使用開始!

⚠ 注意事項
- 本インジケーターは シストレ.COMの登録口座でご利用いただけます。
※ 認証が行われていない口座ではご使用いただけません。 - 無料配布のサンプルです
商用利用・再配布は禁止とさせていただきます
GMMAのよくある質問(FAQ)
Q. GMMAで必須の指標は何ですか?
5本の短期EMA(3,5,8,10,12期間)と6本の長期EMA(30,35,40,45,50,60期間)で構成されています。短期グループが長期グループを上回る「拡散状態」がトレンド発生を示す最も重要なシグナルです。
Q. GMMAはMACDと組み合わせるべきですか?
はい、推奨されます。GMMAでトレンド方向を確認してからMACDでエントリータイミングを判定することで、より精度の高いシグナルが得られます。特に転換点の判定が正確になります。
Q. GMMAの「トレーディングバンド」の役割は?
短期グループと長期グループの間にできた領域をトレーディングバンドと呼び、価格がこの領域に収束しているとき、トレンドが弱まっているか反転が近いことを示します。バンドが拡大すればトレンドが強いことを意味します。
Q. GMMAはスキャルピングに向きますか?
GMMAは複数のEMAで構成されているため、短期の価格ノイズに強いです。ただし、スキャルピングには少し感度が低い可能性があります。より短い期間(例:1,2,3,5,8,10)にカスタマイズすることで、スキャルピング向けにできます。
Q. GMMAが機能しない環境はありますか?
レンジ相場や横ばい市場ではGMMAの有効性が低下します。複数のEMAが重なり合い、明確なシグナルが得にくくなります。レンジ環境では他の指標を優先し、GMMAは参考程度に留めることが推奨されます。


