
「えっ!?マージンコールってなに!?聞いたことはあるけど、よくわからない…」
そんなあなた、安心してください!FX初心者がつまずきやすいこの“マージンコール”、実は放っておくと大損に直結する重大ワードなんです!
この記事では、マージンコールの正体や仕組みで解説していきます!
マージンコールとは?初心者でもわかる基礎知識
マージンコールとは、FX取引において証拠金維持率が一定の水準を下回った際に、取引業者から「追加資金を入れてください」と通知されることを指します。
これはまさに、あなたの資産が“危険水域”に達しているサイン。放置すると、強制ロスカットにより全ポジションが清算され、大きな損失を被る可能性があります。
では、その通知はなぜ来るのか?どんな仕組みなのか?
初心者の方にもわかりやすく、ここから一つずつ解説していきましょう!
マージンコールとは何か?その定義と意味
ここでいう「証拠金維持率」とは、「現在の有効証拠金(=口座残高+含み損益)」を「必要証拠金」で割ったもの。つまり、取引を安全に続けられるかどうかの“余裕度”を示す指標なのです。
たとえば、
- 有効証拠金:3万円
- 必要証拠金:4万円
この場合、証拠金維持率は75%。多くのFX業者ではこのタイミングでマージンコールが発生します。
つまりマージンコールは、「このままでは取引が継続できませんよ!」という警鐘。放置すれば、次は強制ロスカットという最終手段が待っています。
「そんな通知、見落としてた…」なんてことにならないように、仕組みを正しく理解しておくことが大切です!
証拠金維持率とは?具体的な計算式で解説
証拠金維持率とは、取引を続けるための“安全度”を数値で表したものです。これが低すぎると、マージンコールやロスカットの引き金になります。では、どのように計算するのでしょうか?
計算式はこちら
証拠金維持率(%)= 有効証拠金 ÷ 必要証拠金 × 100
● 有効証拠金 = 口座残高 + 保有ポジションの含み損益
● 必要証拠金 = 保有しているポジションを維持するために必要な最低限の証拠金
たとえば──
- 口座残高:10万円
- 含み損益:−6万円(含み損)
- 必要証拠金:4万円
このとき、有効証拠金は「10万円 − 6万円 = 4万円」
よって、証拠金維持率は「4万円 ÷ 4万円 × 100=100%」になります。
この100%という水準を下回ると、FX業者によっては即マージンコールの対象に。
つまり、“維持率が100%を割る=赤信号”と覚えておきましょう!
証拠金維持率を把握しておくことは、リスク管理の第一歩。数字に強くなることが、安定したトレードの近道です。
必要証拠金との違いと関係性とは?
証拠金維持率と混同しやすいのが、「必要証拠金」です。
この二つ、どちらも重要ですが、役割はまったく異なります。
「ポジションを新たに保有する際、または維持するために最低限必要な金額」のことを指します。
たとえばドル円を1万通貨分取引する場合、レバレッジが25倍なら、4万円程度の証拠金が必要になるケースがあります。
その必要証拠金に対して、現在の口座状況がどれくらい余裕があるかを見る“比率”のこと。
この維持率が高ければ高いほど、リスクに強い状態だといえます。
つまり、
- 必要証拠金=ポジションを持つための「土台」
- 証拠金維持率=その土台がどれくらい安定しているかを測る「バロメーター」
このように理解すると、両者の違いと関係性が明確になるはずです。
FXではこの2つを同時にチェックする習慣が非常に大切です。「あれ?維持率は大丈夫だけど必要証拠金足りないぞ?」なんて場面もあるので、数字を鵜呑みにせず、常に状況を俯瞰するクセをつけましょう!
FX業者ごとの基準値とルールの違い
マージンコールの基準は、すべてのFX業者で統一されているわけではありません。
実は、証拠金維持率の「マージンコール発動ライン」や「ロスカット水準」は、業者ごとに異なるのです。
例えば──
- DMM FX:証拠金維持率100%でマージンコール、50%でロスカット
- GMOクリック証券:証拠金維持率75%でマージンコール、50%でロスカット
- SBI FXトレード:証拠金維持率80%で警告、50%以下で強制決済
このように、同じような条件に見えても微妙に異なるルール設定がされており、これを見落とすと大きな失敗につながります。
アドバイスさらに、時間帯によっても対応が変わる場合があります。
「ニューヨーク市場のクローズ間際は急変動が起きやすく、即座にロスカットされてしまった…」という声も少なくありません。
アドバイス加えて、自動売買ツール(EA)やAI運用型口座では、ロスカット条件が通常口座と違うこともあります。
そのため、「業者のルールを理解していない=相場に出る前から敗北している」と言っても過言ではありません。
口座開設時には、必ず「証拠金維持率」「ロスカット水準」「マージンコール発動条件」の3つを確認し、自分のトレードスタイルに合った業者を選ぶことが、マージンコール回避の第一歩です。
含み損と評価損益の関係性
マージンコールを引き起こす最大の直接原因──それが「含み損の拡大」です。
ここでしっかり理解しておきたいのが、「含み損」と「評価損益」はイコールであり、これが証拠金維持率を左右する決定的要素であるということです。
まず、「含み損」とは、ポジションを決済していない状態で、現時点で損失が出ている金額のこと。
そして「評価損益」は、保有中のすべてのポジションの利益と損失の合算額を指します。つまり、
含み損が増える = 評価損益がマイナスに傾く = 有効証拠金が減る
という三段論法が成立します。
たとえば──
- 口座残高:10万円
- 含み損:−6万円
- 評価損益:−6万円
- 有効証拠金:4万円
- 必要証拠金:4万円
このとき、証拠金維持率は「100%」ちょうど。
ここからさらに相場が逆行し、含み損が7万円に増えると、有効証拠金は3万円となり、維持率は「75%」に下落。
これが、マージンコール発動ラインを下回る原因になります。
つまり、「含み損が出ている=すでに危険信号」という認識を持ちましょう。
「まだ決済してないから損じゃないよね?」という楽観は、マージンコールに直結します。
評価損益を定期的にチェックし、有効証拠金の減少スピードに敏感になることが、マージンコールを防ぐ最大の防衛策です。
マージンコールが起きやすい場面・原因
マージンコールは「含み損が増え、口座維持率が基準値を下回った瞬間」に発生します。
しかし、単なる損失だけでなく、特定の相場状況・トレード習慣が重なるほど発生しやすくなります。
起きやすい場面・パターン
● 急激な乱高下・高ボラティリティ相場
- 経済指標(雇用統計・CPI・FOMC)
- 重要発言、戦争・災害・地政学リスク
- 相場が飛ぶ(ギャップ発生)
→ 含み損が一気に膨らみ、維持率が一瞬で下がる。
● 逆張りでナンピンを繰り返す
- 含み損を抱えたままロットを増やす
- 平均取得価格を下げようとする
- 価格が戻らなければ破綻
→ マージンコールの典型的なパターン。
● ロットの張りすぎ
- 資金とロットのバランスが崩れている
- 小さな逆行で維持率が一気に下落
→ 証拠金に余裕がないほど危険。
● 損切りをせず、放置する
- 含み損が増え続け、維持率が低下
- 「そのうち戻る」は最も危険な思考
→ 強制ロスカットまで一直線。
● スワップ負け(長期保有)
- 金利差が大きいポジションを逆方向で保有
- 日々スワップで証拠金が削られる
→ 時間が経つほど維持率が下がる。
● 海外FXの追証なし口座での過信
- 「追証なし=安全」ではない
- ロスカット水準が高く、早めに強制決済されやすい
→ 証拠金管理が甘いと即退場。
なぜ起きるのか
| 原因 | 本質 |
|---|---|
| 資金に対してロットが大きい | 少しの逆行で維持率が崩壊 |
| 損切りしない | 損失が積み上がり続ける |
| 逆張り・ナンピン癖 | トレンド相場で即死 |
| 高ボラ相場でエントリー | 予想不能な値動き |
マージンコールは「運が悪い」のではなく、リスク管理が間違っているサイン。
マージンコールが発生したらどうする?対応策と予防法
マージンコールが発生してしまった――その瞬間、焦りと不安が押し寄せてくるのは当然です。
しかし、ここで冷静に正しい対応ができるかどうかが、その後の損失を大きく左右します。
一度でもこの警告を受けたことがある方は、「あのとき、どうすれば防げたんだろう…」と悔しい思いをしたはず。
そうならないために、今すぐ実践できる2つのアプローチをお届けします。
- マージンコール発生時の正しい対処法
- 次に備える予防策とリスク管理の考え方
ではまず、「マージンコール時の具体的な対応方法」から、しっかり見ていきましょう!
マージンコール時の具体的な対応方法
マージンコールが発動されたその瞬間、やるべきことは明確です。
「口座内の証拠金維持率を回復させる」この一点に尽きます。
手段は主に2つ──「追加入金」か「ポジションの整理」です。
もっとも直接的かつ即効性のある方法が、口座へ資金を追加すること。
たとえば維持率が75%でマージンコールが発動した場合、必要証拠金が4万円なら、有効証拠金を4万円以上に引き上げることで100%を回復できます。
ただし注意したいのは、「やみくもな入金は危険」という点。
相場がまだ下落中の場合、入金後にさらなる含み損を抱えて、再度マージンコール…という“入金地獄”に陥るリスクがあります
リスクを即時に軽減できる方法が、ポジションの縮小または全決済です。
ポジションを減らすことで必要証拠金が下がり、結果として維持率が改善されます。
「どれを切るか…全部は切りたくない!」
そんなときは、もっとも含み損の大きいポジションから優先的に整理するのが鉄則です。
また、対応のスピードも極めて重要です。
マージンコールが来た=まだ“猶予”がある段階ですが、それを放置していると、次の瞬間にはロスカット(強制決済)が執行される可能性があります。
対応を怠らないこと、そして何より「事前に準備しておくこと」が、冷静な判断を可能にします。
マージンコールとロスカットの違い
マージンコールと混同されがちなのが、「ストップアウト」または「ロスカット」と呼ばれる強制決済処理です。
この2つ、似ているようで大きく異なります。結論から言えば──
マージンコールは“警告”、ストップアウトは“処罰”です。
ロスカットの仕組みとは?
これにより、さらなる損失の拡大を防ごうとしますが、トレーダー側の意思とは無関係に決済されるため、
「最悪のタイミングで切られた…」というケースが頻発します。
ロスカットとストップアウトの違い
| 項目 | マージンコール | ストップアウト(ロスカット) |
|---|---|---|
| 発動条件 | 維持率が100%など、設定値を下回る | 維持率が50%など、最低水準を下回る |
| 対応猶予 | あり(入金・整理で回避可) | なし(即時決済) |
| 損失回避 | 自分で操作可能 | 自動的に損失確定 |
対策は「猶予期間中の迅速な対応」
ストップアウトを回避する最良の方法は、マージンコールの時点で速やかに対応することです。
また、事前に「逆指値(ストップロス)」を入れておくことで、含み損を限定し、そもそも維持率が下がりにくい運用が可能になります。
「自分で損切りするのは悔しい」と感じる方もいますが、
“最悪の損失を防ぐための自己防衛”と割り切ることが、長く相場で生き残る秘訣です。
マージンコールを防ぐリスク管理!ストップロスと資金管理
マージンコールを防ぐためには、「リスク管理」の徹底が欠かせません。
中でも重要なのが、ストップロス(損切り)設定と、資金管理(マネーマネジメント)の2本柱です。
ストップロスの役割とは?
「もうちょっと待てば戻るかも…」という希望的観測は、FXでは通用しません。
事前にストップロスを設定しておけば、大きな損失に至る前にポジションを閉じることができ、証拠金維持率の崩壊を防げるのです。
たとえば1ドル150円で買ったポジションに対し、149円にストップロスを設定しておけば、最大でも約1万円の損失で済みます。
これがなければ、相場が147円、145円と落ちていくたびに、口座資金はみるみる減っていきます。
資金管理は「守りの技術」
資金管理とは、
- 1回のトレードで口座資金の何%をリスクにさらすか
- 損切りラインに到達したとき、どれだけの損失で済むか
を事前に決めておく戦略的ルールです。
初心者であれば、「1トレード=資金の2〜3%までのリスク」に抑えるのが理想的です。
たとえば10万円の口座であれば、1回のトレードで失っていいのは2,000円〜3,000円まで、という計算です。
このラインを超えて取引をしてしまうと、たった数回の損失で全資金を失う危険性が高まります。
ストップロスの設定方法とその重要性
ストップロス(損切り注文)は、マージンコールやロスカットを未然に防ぐ“保険”のような存在です。
しかし、「なんとなく」ではなく、根拠あるポイントに設定することが極めて重要です。
設定方法の基本ルール
ストップロスを設定する際は、次の2つの観点から決めるのが一般的です。
- サポートライン(下値支持線)やレジスタンスライン(上値抵抗線)など、テクニカル的な根拠がある価格帯のすぐ下または上に設定します。
- 例:ドル円のチャートで直近の安値が148円なら、その少し下の147.80円に設定。
- 「このトレードでは3,000円まで損してもよい」と決めておき、保有数量と価格差から逆算してストップロスを設定します。
- 例:1万通貨保有中、3,000円の損失=30pips。ならば、エントリー価格から30pips離れた位置にストップ。
なぜ“適切な位置”が重要なのか?
ストップロスが狭すぎると、ちょっとしたノイズで簡単に損切りされてしまい、不必要な損失を量産してしまいます。
逆に広すぎると、損失額が膨らみ、維持率低下からマージンコール発動へ一直線です。
「どうせ損するなら、自分の意思で計画的に」
この意識があるかどうかで、口座残高の行方は大きく変わります。
ストップロスの設定は、トレード前の“仕込み”のようなもの。
リスクを数値化し、機械的に切る勇気を持つことが、長く相場に残る秘訣です。
※業者によっては「100%を下回ったら柔軟対応」と表記されているケースもありますが、大原則として100%割れ=警告、50%割れ=即決済と捉えておくのが間違いありません。
マージンコールのよくある質問
マージンコールとは何ですか?
含み損で口座維持率が基準値を下回ったときに、証拠金追加やポジション調整を求められる警告。放置すると強制ロスカットにつながる。
マージンコールと強制ロスカットの違いは?
マージンコールは「警告」。強制ロスカットは「実際にポジションが自動で決済される処理」。マージンコールを無視すれば強制決済に進む。
なぜ突然マージンコールが来るの?
急変動やスプレッド拡大で含み損が一気に増えた場合。雇用統計・FOMCなどの高ボラ相場は特に起きやすい。
口座維持率はどれくらい必要?
国内FXは100%前後、海外FXは20〜50%が多い。維持率が高いほど安全余裕がある。維持率ギリギリは即危険。
マージンコールを回避する方法は?
ロットを下げる、損切りを入れる、口座資金に余裕を持つ。逆張り+ナンピン癖がある人は特に注意。
レバレッジが高いほど危険?
高レバ=ロットが大きくなりやすいだけで、使い方次第。資金に対して適正ロットなら問題ないが、無理なロットは即死亡。
追加入金すれば助かる?
助かる場合はあるが、トレンドが逆へ進み続けているなら延命でしかない。損切り判断の方が重要な場合も多い。
海外FXは追証が無いから安全?
追証なしは「借金しない」だけで、強制ロスカットが早い。資金管理が雑だと一瞬で口座が飛ぶので過信は禁物。
マージンコールが来たらどうすればいい?
①ロット縮小(決済) ②追加入金 ③損切りでリスクを切る。放置が一番危険で、最悪は強制ロスカット。
よくある失敗は?
損切りせず放置、ナンピンで耐える、指標前にポジション持つ、ロットの張りすぎ。全部「退場ルート」です。
まとめ:【2026年】の鉄則ルール
- 維持率 100%割れ=マージンコール、50%割れ=ロスカット が国内ルールの基本
- DMM FX/GMOクリック証券 は共にこの原則に準じて運用されている
- 自動売買やAI利用の人は、自分の使うアカウントの具体的水準を事前確認すること
トレードを行う際には、必ず「使っている口座」の維持率基準を把握し、自分の運用スタイルに合った堅実な設定を行う習慣をつけましょう。


