
MT4(MetaTrader 4)のIFO注文は、新規注文・利益確定(T/P)・損切り(S/L)の3つを同時に設定できる便利な注文方法です。この記事では、IFO注文の基本から具体的な設定手順、活用テクニックまで初心者にもわかりやすく解説します。
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MT4のIFO注文とは?基本を理解しよう
IFO注文の仕組みと特徴を、まず押さえておきましょう。
IFO注文とは、IF Done + OCO注文を組み合わせた注文方法です。「IFD(イフダン)」と「OCO(オーシーオー)」の良いところを合わせた注文タイプで、新規注文が約定した後に自動で利益確定と損切りの2つの決済注文が同時に発動します。MT4では「Pending Order(予約注文)」のメニューから設定でき、指値・逆指値の4パターンすべてで利用可能です。
つまり、「この価格になったらエントリーして、利益が出たらここで決済、損失が出たらここで損切り」という一連の流れを1回の操作で完結できるのがIFO注文の最大のメリットです。リスクリワード比を1:2や1:3に設定しておけば、勝率50%でもトータルで利益を出せる仕組みを作れます。
- IFD(イフダン)部分:新規注文(指値 or 逆指値)が約定したら、自動で決済注文を発動
- OCO部分:利益確定(T/P)と損切り(S/L)の2つの決済注文を同時にセット
- 片方が約定すると、もう片方は自動キャンセルされる仕組み
IFO注文は「エントリーから決済まですべて自動化したい」というトレーダーにぴったりの注文方法だよ!チャートを見ていなくても、設定した通りに取引が進むから安心だね。
MT4のIFO注文と他の注文方法の違い
IFO注文を正しく使いこなすために、他の注文方法との違いを整理しておきましょう。
MT4には複数の注文方法がありますが、IFO注文は最も多機能な注文タイプです。メニューパス「ツール → 新規注文 → 注文種別」から選択できる各注文タイプの違いを比較してみましょう。
- 成行注文:現在の価格で即座に売買。決済注文は含まない
- 指値注文・逆指値注文:指定価格で新規注文のみ。決済は別途設定が必要
- IFD注文:新規注文+決済注文1つ(利確 or 損切りのどちらか一方)
- OCO注文:2つの注文を同時に出し、片方が約定するともう片方がキャンセル
- IFO注文:新規注文+利確+損切りの3つをまとめて設定可能
IFO注文は、IFD注文とOCO注文を合わせた最も高機能な注文方法です。新規エントリーから決済までのすべてを1回で設定できるため、特に兼業トレーダーやチャートを常時監視できない方に最適です。
関連記事:MT4 IFD注文の使い方、MT4 OCO注文の使い方
| 注文タイプ | 新規注文 | 決済注文 | 利用場面 |
|---|---|---|---|
| 成行注文 | 即時 | なし | 今すぐエントリーしたい時 |
| 指値・逆指値 | 予約 | なし | 価格指定でエントリーのみ |
| IFD注文 | 予約 | 1つ | エントリー+利確のみ or 損切りのみ |
| OCO注文 | なし | 2つ | 既存ポジションの決済のみ |
| IFO注文 | 予約 | 2つ(利確+損切り) | エントリーから完全自動決済 |
IFO注文のメリット・デメリット
IFO注文の長所と短所を把握し、自分のトレードスタイルに合っているか確認しましょう。
MT4でIFO注文を使う5つのメリット
- リスク管理が自動化される:利確と損切りを同時に設定するため、感情に左右されない計画的なトレードが可能。許容損失額を事前に固定できる
- チャートに張り付く必要がない:注文から決済まですべて自動で行われるため、忙しい方でも安心。MT4を閉じてもサーバー上で注文が実行される
- 損失を限定できる:あらかじめ損切り価格を設定するので、想定外の大損を防げる
- 利益確定のタイミングを逃さない:目標価格に達したら自動で利確されるため、欲張って利益を失うリスクを軽減
MT4でIFO注文を使う際の3つの注意点
- 新規注文が約定しない場合がある:指定価格に到達しなければ、注文自体が執行されない。ストップレベル(最低2-5pips程度)を考慮した価格設定が必要
- 設定項目が多い:新規価格・利確価格・損切り価格の3つを決める必要がある。計算ミスを防ぐため、チャート上で価格を確認しながら設定する
- 相場の急変に対応しにくい:設定後は自動で動くため、状況変化への臨機応変な対応が難しい
MT4でIFO新規注文パネルを表示する3つの方法
IFO注文をするには、まず新規注文パネルを表示する必要があります。3つの方法を紹介します。
方法1:MT4ツールバーの「新規注文」ボタンから表示
- MT4画面上部のツールバーにある「新規注文」ボタン(黄色いアイコン)をクリック
- 「オーダーの発注」ウィンドウが表示され、IFO注文の設定が可能になります
- 最も素早くアクセスできる方法として推奨
方法2:MT4メニューバーから表示
- メニューバーの「ツール」→「新規注文」を選択
- ドロップダウンメニューから操作する正統派の方法
- ツールバーが非表示の場合でもアクセス可能
方法3:MT4チャート右クリックメニューから表示
- 取引したい通貨ペアのチャート上で右クリック
- コンテキストメニューから「注文発注」→「新規注文」を選択
- 該当通貨ペアが自動選択された状態で注文画面が開くため便利

MT4でIFO注文を設定する手順【図解付き】
IFO注文の具体的な設定手順を、ドル円の取引例を使ってステップごとに解説します。
ここでは「ドル円が156.000円まで下がったら1ロット買い、158.000円で利益確定(+200pips)、155.000円で損切り(-100pips)」というリスクリワード比1:2のIFO注文を例に説明します。
- 通貨ペアの選択
- 「オーダーの発注」ウィンドウ上部の「通貨ペア」ドロップダウンリストをクリック
- 取引したい通貨ペア(例:USDJPY)を選択
- 現在のBid/Ask価格が自動的に表示されます
- 注文タイプの選択
- 「注文種別」で「指値注文(Pending Order)」を選択
- 注文タイプのドロップダウンから「Buy Limit(買い指値注文)」を選択
- Buy Limitは現在価格より低い価格で買い注文を予約する際に使用
- 数量(ロット)の設定
- 「数量」欄に取引ロット数を入力(例:1.00ロット)
- MT4では0.01ロット(1,000通貨)から取引可能
- リスク管理の観点から、口座資金の2-5%以内のリスクになるようロット数を計算
- 価格の設定
- 「価格」欄にエントリー価格(156.000円)を入力します。この価格に到達すると自動的に買い注文が発動します。
- 決済注文の設定(IFO注文の核心)
- 「決済逆指値(S/L)」に損切り価格(例:155.000)を入力
- エントリー後に価格がこのラインまで下がった場合、-100pipsで自動損切り
- 「決済指値(T/P)」に利益確定の価格(例:158.000)を入力
- 価格が上昇してこのラインに達したら、+200pipsで自動利確
- この設定でリスクリワード比1:2が実現できます
- 注文の確定
- すべての設定を確認したら「発注」ボタンをクリックします。これでIFO注文が完了です。
S/L(損切り)とT/P(利確)の入力を間違えないように注意しましょう。買い注文の場合、S/Lはエントリー価格より下に、T/Pはエントリー価格より上に設定する必要があります。

IFO注文の4つの注文パターン
IFO注文では4種類の注文パターンを使い分けることができます。相場状況に応じて最適なパターンを選びましょう。
Buy Limit(買い指値注文)
現在の価格より低い価格を指定して買い注文を入れるパターンです。「一度下がってから上がる」と予想する場合に使います。
- 現在価格:157.000円
- エントリー価格:156.000円(現在より下)
- T/P:158.000円、S/L:155.000円
Buy Stop(買い逆指値注文)
現在の価格より高い価格を指定して買い注文を入れるパターンです。「上昇トレンドが続く」と予想する場合に使います。
- 現在価格:157.000円
- エントリー価格:158.000円(現在より上)
- T/P:160.000円、S/L:157.000円
Sell Limit(売り指値注文)
現在の価格より高い価格を指定して売り注文を入れるパターンです。「一度上がってから下がる」と予想する場合に使います。
- 現在価格:157.000円
- エントリー価格:158.000円(現在より上)
- T/P:156.000円、S/L:159.000円
Sell Stop(売り逆指値注文)
現在の価格より低い価格を指定して売り注文を入れるパターンです。「下降トレンドが続く」と予想する場合に使います。
- 現在価格:157.000円
- エントリー価格:156.000円(現在より下)
- T/P:154.000円、S/L:157.000円
| 注文タイプ | エントリー条件 | 使用場面 | S/L位置 | T/P位置 |
|---|---|---|---|---|
| Buy Limit | 現在価格より下 | 反発上昇を狙う | エントリーより下 | エントリーより上 |
| Buy Stop | 現在価格より上 | ブレイクアウト上昇 | エントリーより下 | エントリーより上 |
| Sell Limit | 現在価格より上 | 反落下降を狙う | エントリーより上 | エントリーより下 |
| Sell Stop | 現在価格より下 | ブレイクダウン下降 | エントリーより上 | エントリーより下 |
IFO注文の変更・取り消し方法
注文後に価格や条件を変更したい場合の操作方法を解説します。
注文内容の変更手順
- MT4の「ターミナル」ウィンドウで「取引」タブを開く
- 変更したい注文を右クリックし「注文変更または取消」を選択
- 新しい価格やS/L・T/Pの値を入力
- 「注文変更」ボタンをクリックして確定
注文の取り消し手順
- 「ターミナル」ウィンドウの「取引」タブで対象の注文を右クリック
- 「注文変更または取消」を選択
- 「注文削除」ボタンをクリック
新規注文が約定する前であれば変更・取り消しが可能です。ただし、すでに新規注文が約定している場合は、決済注文の変更のみ可能で注文全体の取り消しはできません。
IFO注文を活用した実践テクニック
IFO注文を使った実践的なトレードテクニックを紹介します。
テクニック1:サポート・レジスタンスラインを活用
チャート分析で意識されているサポートライン(支持線)やレジスタンスライン(抵抗線)を基準にIFO注文を設定する方法です。
- サポートライン付近にBuy Limitのエントリー価格を設定
- サポートラインの少し下にS/L(損切り)を設定
- 直近のレジスタンスライン付近にT/P(利確)を設定
テクニック2:リスクリワード比を意識した設定
IFO注文では、リスクリワード比(損切り幅と利確幅の比率)を事前に計算してから注文を出すことが重要です。
- 最低でも1:1以上(損切り幅と利確幅が同じ)
- 推奨は1:2以上(損切り幅の2倍以上を利確幅に設定)
- 例:損切り50pips、利確100pips=リスクリワード比 1:2
テクニック3:経済指標発表前の事前設定
重要な経済指標(米雇用統計・FOMC・CPI等)の発表前にIFO注文を仕掛けておくことで、発表後の急激な値動きを捉えることができます。
ただし、経済指標発表時はスプレッドが広がりやすいため、S/Lの設定には余裕を持たせましょう。
IFO注文を使えば、経済指標の発表時間にチャートの前にいなくても、あらかじめ決めた戦略通りにトレードできるのが大きな魅力だよ!
MT4での注文操作についてさらに詳しく知りたい方は、MT4 指値注文・逆指値注文の使い方も参考にしてみてください。
テクニック4:MT4のトレーリングストップとIFO注文の併用
IFO注文で新規注文が約定した後、MT4のトレーリングストップ機能を併用することで、利益を伸ばしながらリスクを最小化できます。
- IFO注文で新規注文が約定したら、「ターミナル」の該当ポジションを右クリック
- 「トレーリング・ストップ」→「トレール値を設定」を選択(例:30pips)
- 価格が有利な方向に動くたびにS/Lが自動追従し、利益を確保
- T/Pに到達する前に反転しても、トレーリングストップで部分利益を確定
- この方法でリスクリワード比をさらに改善できます
IFO注文でよくある失敗と対策
IFO注文の初心者が陥りがちな失敗パターンと、その対策をまとめました。
失敗1:S/LとT/Pの値を逆に入力してしまう
買い注文の場合にS/Lをエントリー価格より上に、T/Pを下に設定してしまうミスがよくあります。MT4ではエラーが表示されて発注できないケースが多いですが、注文前に必ず確認しましょう。
失敗2:ストップレベルを考慮しない
MT4ではストップレベル(現在の価格から最低限離す必要があるpips数)が設定されています。エントリー価格やS/L・T/Pがストップレベルの範囲内にあるとエラーになります。
失敗3:有効期限を設定し忘れる
IFO注文は有効期限(Expiry)を設定しないと、注文が無期限で残り続けます。相場状況が変わっても古い注文が残っていると、意図しないタイミングで約定してしまう可能性があります。
IFO注文を出す際には、有効期限を設定する習慣をつけましょう。MT4の注文画面で「有効期限」にチェックを入れ、日時を指定できます。
EA(自動売買)でIFO注文を自動化する方法
IFO注文をさらに効率化したい方には、EA(エキスパートアドバイザー)による自動売買がおすすめです。
IFO注文は手動でも十分に活用できますが、EA(自動売買プログラム)を使えば、テクニカル分析に基づいたIFO注文を完全に自動で発注できます。
- チャート分析からエントリー判断、IFO注文の発注までをすべて自動化
- 24時間稼働するため、寝ている間もトレードチャンスを逃さない
- 感情に左右されず、一貫したルールでトレードが可能
- 複数通貨ペアでの同時運用も容易
EAの導入方法や選び方について詳しくは、EA(自動売買)の始め方ガイドをご覧ください。
EAを使えば、IFO注文の設定もすべて自動化できるから、忙しい人でも安定したトレードが実現できるよ。まずはデモ口座で試してみよう!
よくある質問(FAQ)
- Q. IFO注文は初心者でも使えますか?
はい、IFO注文は初心者にこそおすすめの注文方法です。エントリーから決済まで事前に設定できるため、感情に左右されないトレードが可能になります。まずはデモ口座で練習してから、実際のトレードに活用しましょう。
- Q. IFO注文の新規注文が約定しなかった場合、決済注文はどうなりますか?
新規注文が約定しなかった場合、利益確定(T/P)と損切り(S/L)の決済注文は発動しません。IFO注文は新規注文が約定して初めて決済注文が有効になる仕組みです。
- Q. IFO注文で利確と損切りの片方だけ設定できますか?
はい、T/P(利確)またはS/L(損切り)のどちらか一方のみを設定することも可能です。ただし、片方のみの場合はIFD注文と同じ扱いになります。両方設定して初めてIFO注文のメリットを最大限に活かせます。
- Q. IFO注文に有効期限は設定できますか?
はい、MT4の注文画面で「有効期限」にチェックを入れることで設定できます。有効期限を過ぎると、新規注文が未約定の場合は自動でキャンセルされます。相場環境が変化する可能性を考慮して、有効期限の設定をおすすめします。
- Q. MT4のIFO注文とMT5のIFO注文に違いはありますか?
基本的な仕組みは同じですが、MT5ではさらに多くの注文タイプ(Buy Stop LimitやSell Stop Limitなど)が追加されています。MT4のIFO注文で基本を学んでおけば、MT5への移行もスムーズです。
- Q. IFO注文でスリッページは発生しますか?
指値注文(Limit)の場合は基本的にスリッページは発生しにくいですが、逆指値注文(Stop)の場合や相場が急変動した際にはスリッページが発生する可能性があります。特に経済指標発表時は注意が必要です。
- Q. 複数のIFO注文を同時に出すことはできますか?
はい、可能です。MT4では複数の待機注文(Pending Order)を同時に設定できます。ただし、ブローカーによって同時に出せる注文数に上限がある場合があるため、利用するブローカーの規約を確認してください。
まとめ
MT4のIFO注文は、新規注文・利益確定・損切りを一括で設定できる高機能な注文方法です。エントリーから決済まで自動で行われるため、チャートに張り付く必要がなく、感情に左右されない計画的なトレードが可能になります。まずはデモ口座で練習し、4種類の注文パターンやリスクリワード比の設定を身につけて、実際のトレードに活用していきましょう。
MT4の操作に慣れてきたら、MT4 トレーリングストップの使い方やMT4 EAの設定方法もチェックして、さらにトレードの幅を広げてみてください。
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