
「トレードのタイミング、もっと正確に見極めたい…」そんな悩みを抱えていませんか?相場の波を読むために、様々なテクニカル指標がある中で、意外と知られていないけれど高精度と話題なのが「Stochastic Momentum Index(SMI)」です

「でも、RSIやMACDと何が違うの?設定って難しいの?」という声もよく聞きます。
この記事では、SMIの基礎から実践的な使い方までを、初心者の方にもわかりやすく解説していきます!
Stochastic Momentum Index(SMI)とは?
SMIの基本概念と他指標との違い
Stochastic Momentum Index(ストキャスティクス・モメンタム・インデックス)は、「現在の終値が価格レンジ内のどの位置にあるか」を数値で示すオシレーター系指標の一種です。

「RSIやMACDだけで充分では?」と思う方もいるかもしれません。しかし、SMIは通常のストキャスティクスよりも感度を抑えており、「過剰な売買シグナルをフィルタリングできる」という利点があります。

つまり、だましにくいということです!
RSI(Relative Strength Index)は価格の上昇と下落の強さを比較し、MACD(Moving Average Convergence Divergence)は移動平均の差を分析する指標です。

対してSMIは、一定期間の高値・安値に対する終値の位置を基準にしているため、価格の勢いと現在位置の両方をバランス良く捉えられるというわけです。
「トレンドが続いてるのか、それとも反転の兆しか…?」そんなとき、SMIの緩やかな変動は非常に参考になります。特に、価格の上下動が激しいレンジ相場では、他のモメンタム系指標よりもノイズが少なく、精度の高い判断が可能です。
SMIインジケーターの使い方と設定方法
トレードに活かすSMIの実践的な使い方
SMIインジケーターを活用することで、相場のエントリーとエグジットの判断材料がより明確になります。
基本的には、SMIが+40以上のゾーンに達すると「買われすぎ」、-40以下で「売られすぎ」とされ、相場の反転サインとして活用されます。

例えば、SMIが-40以下から上向きにクロスし始めたとき、「そろそろ上昇トレンドに転じるかも?」というサインと捉えられます。
逆に+40以上から下にクロスすると「反落の可能性あり」と判断するトレーダーが多いです。
これは価格チャートとSMIの動きが逆行する現象で、たとえば価格が高値更新をしているのにSMIが下がっている場合、「実は勢いが弱まっているかも?」という警告になります。
また、SMIを単独で使うのではなく、移動平均線(MA)やRSIなど他のインジケーターと組み合わせることで、より確実性の高いシグナルになります。

短期トレードでは、5分足〜15分足でのSMI反転ポイントを狙うことで、細かな利確タイミングを見つけることも可能。一方、スイングトレードでは日足ベースのSMIをチェックすることで、中長期の流れを捉えた戦略が立てられます
他の指標との比較と併用戦略
SMIとMACD・RSIの組み合わせ方
トレードで重要なのは、「単一の指標に依存しないこと」です。
SMIは非常に高機能なインジケーターですが、他の代表的な指標と併用することで、より多角的に相場を判断できます。
まずRSIとの併用ですが、RSIは「買われすぎ・売られすぎ」を数値化するため、SMIの位置と方向性を確認しつつ、RSIの閾値(一般的には70と30)と照らし合わせることでシグナルの信頼性が増します。
たとえば、RSIが30以下で、同時にSMIが-40から上昇したときは、「底打ちの可能性が高い」と判断できます。

SMIはモメンタムの変化をなだらかに捉えるため、MACDとSMIが同時に反転シグナルを出したとき、その精度は非常に高くなります。

たとえば、MACDがゼロラインを上抜ける局面で、SMIも-40から上昇しているなら、これは「明確な上昇トレンド開始」と見る根拠になります。
逆に、どちらかがシグナルを出さない場合は、慎重に判断する必要があります。
これらの組み合わせによって、「一つの指標に騙されるリスク」を軽減し、「複数の視点でトレンドや反転を見抜く力」が鍛えられるのです。実際のトレードでは、このような組み合わせによる「フィルター戦略」が、エントリーの精度を大きく向上させることにつながります。
SMIを活用したリスク管理と利益確保術
失敗を防ぐための設定と検証方法
初期設定では、14期間での高値・安値をもとに%Kと%Dを算出し、さらに3日間の平滑化を行います。
しかし、マーケットの特性やトレードスタイルによっては、このデフォルト設定が合わないこともあるのです。
「短期トレードでSMIが反応しない…」そんなときは、設定期間を10以下にすることで反応速度を高めることが可能です。
一方で、長期的な安定感を重視する場合には、20以上に伸ばしてノイズを減らすのが得策です。SMIの感度を上げすぎるとシグナルが過剰に発生するため、実際のチャートでテストを繰り返すことが重要です。
具体的には、「バックテスト」を行いましょう。これは過去のチャートにSMIを適用し、「どのタイミングでどんなシグナルが出たのか」「それが機能していたのか」を検証する作業です。
また、トレード日誌をつけるのも有効です。「いつ」「どの設定値で」「どんな理由で」エントリー・エグジットしたのかを記録していくことで、自分のトレードパターンとSMIの相性が見えてきます。
よくある質問
SMIに関するQ&A集

ここでは、実際にSMIを使ってみた人が抱きやすい疑問を取り上げて解説していきます。
- SMIのおすすめ設定値はありますか?
-
一般的には14-3-3(期間14、%Kの平滑化3、%Dの平滑化3)がデフォルトですが、短期トレーダーは9-2-2、長期なら20-5-5なども試されています。自分のトレードスタイルに合うかどうか、バックテストで検証しましょう。
- SMIはどの時間足で使うのがいいの?
-
5分足や15分足はデイトレーダーに人気。一方、スイングトレードでは日足や4時間足が使われています。時間足によってシグナルの頻度や信頼性が変わるため、目的に応じて選びましょう。
- RSIやMACDとどう違うの?
-
RSIは「値動きの強弱」、MACDは「移動平均の差異」、SMIは「終値の相対的な位置」に注目する点が異なります。似たようなオシレーターでも、見る角度が違うため、併用が効果的です。
- SMIがうまく機能しないのですが?
-
よくある原因は「設定値が相場に合っていない」「他の指標と組み合わせていない」「ダイバージェンスなどの判断基準を見落としている」など。複数の分析を組み合わせて補完しましょう。
SMIインジケーター ダウンロード
以下のボタンから、「SMI_systre.ex4」をダウンロードできます。
使い方
- ダウンロードした
SMI_systre.ex4
を
MT4の「Indicators」フォルダに移動
(例:ファイル → データフォルダを開く → MQL4 → Indicators
) - MT4を再起動、またはナビゲーターで「更新」をクリック
- チャートにドラッグ&ドロップして使用開始!

⚠ 注意事項
無料配布のサンプルです
商用利用・再配布は禁止とさせていただきます
本インジケーターは シストレ.COMの登録口座でご利用いただけます。
※ 認証が行われていない口座ではご使用いただけません。