
「最近、トレンドの転換を見逃してばかり…」「テクニカル指標っていっぱいあるけど、どれを使えばいいのかわからない…」そんな悩み、ありませんか?
FXや株式投資の世界では、トレンドの方向を的確に見抜くことが重要です。
TTFは、トレンド方向を数値で明確に示すオシレーター系の指標で、視覚的にもわかりやすく、エントリーやイグジットの判断にも役立つと評判です。
この記事では、そんなTTFの基本から導入方法、さらには実際のトレードへの活用法まで、誰でも理解できるように徹底解説していきます!
TTF(Trend Trigger Factor)とは?基本の理解
TTFインジケーターの仕組みと役割

具体的には、TTFが+100に近づくほど強い上昇トレンド、−100に近づくほど強い下降トレンドが示唆されます。
オシレーター系の分類に入り、一般的には−100から+100の範囲で変動します。この値を元に、買いシグナルや売りシグナルを判断することが可能です。
特に、+100を超えると「買い」、−100を下回ると「売り」のシグナルと解釈されるケースが多く、視覚的にも非常にわかりやすい点が特徴です。

TTFの計算式はやや複雑ですが、以下のように「BuyPower」と「SellPower」を比較することで構成されています。
TTF = ((BuyPower - SellPower) / (0.5 * (BuyPower + SellPower))) * 100
BuyPowerとSellPowerは、直近期間とそれ以前の期間の「高値」「安値」の動きから導き出され、トレンドの変化点を鋭く捉える役割を果たします。
TTF(Trend Trigger Factor)とは?基本の理解
TTFの開発者と背景
TTFは、M.H. Pee氏によって開発されたテクニカル指標で、主にトレンドの方向性とその強さを測定するために考案されました。彼は「視覚的にわかりやすく、かつ信頼性の高いインジケーター」を目指してこの指標を生み出しました。
多くの従来のインジケーター、たとえばRSI(相対力指数)やMACD(移動平均収束拡散法)などは、過去の価格の移動平均に基づくもので、しばしば「遅行性」が課題とされます。
つまり、トレンドの変化を察知したときにはすでに価格が動いてしまっているというケースが多いのです。
TTFの使い方:トレンド判断とエントリー戦略
買いシグナル・売りシグナルの捉え方
TTFの「買い」「売り」シグナルは、非常に視覚的で明快です。一般的な目安として、+100を突破したときは買いシグナル、−100を下回ったときは売りシグナルとされます。
たとえば、TTFが+80から+110へ急騰した場合、これは買い圧力が急速に強まっているサイン。「トレンドの本格始動」を感じ取るポイントと考えられます。

一方で、+100を超えて長く滞在している場合は、すでにトレンドが成熟している可能性があり、エントリーではなく「利確」や「様子見」を選ぶのが賢明です。
売りシグナルも同様です。TTFが−100を鋭く下抜けた場合、それは「売り勢力の急増」を意味します。
たとえば、株価がサポートラインを割り込んだときにTTFも−100を下回っていれば、「二重の根拠」となり、ショートエントリーのタイミングとして信頼性が高まります。
また、TTFには「ダイバージェンス」も確認できます。価格が高値更新をしているにもかかわらず、TTFが下降している場合は、トレンドの勢いが弱まっている証拠です。

これは反転の予兆として機能し、「天井圏」「底値圏」での逆張り戦略に役立つ重要なサインです。
このように、TTFのラインの動きにはシグナルが凝縮されています。ただの「数字」ではなく、「市場のエネルギーの向き」を読み取る感覚で活用していくと、判断の精度が大きく変わってきます。
TTFを活用した再現性の高いトレード方法
TTFの数値変化は、あくまで「トレンドの強度と方向性の目安」です。この目安をルール化し、毎回同じ条件でエントリーとイグジットを判断することで、感情に左右されないトレードが可能になります。
たとえば、以下のようなルールを設定すると、取引の一貫性が向上します。
- TTFが+100を超え、直前にRSIが50を上抜けたら「買いエントリー」
- TTFが−100を下回り、MACDがデッドクロスしていたら「売りエントリー」
- TTFが±100から離れた際には、ポジションを解消
こうしたルールは、一度バックテストで検証することで、自分の取引スタイルに合っているか確認できます。
また、TTFを使った「トレーリングストップ」の活用も有効です。エントリー後、TTFが再び0ライン付近まで戻ったら「ポジションを一部利確」するなどの条件を設けておくと、利益を守りながらトレンドに追随できます。
TTFの注意点と失敗を避ける活用法
TTFシグナルの誤読による損失リスクとは
TTFは非常に視認性が高く、トレンドの判断に役立つインジケーターですが、その「明確さ」が時に誤読を招く原因にもなります。
特に、+100や−100という明確な基準があるため、「数値に達した=トレンド確定」と早合点してしまうケースが少なくありません。

実際の相場では、TTFが+100を超えた直後に急反転することもあります。これは、指標がトレンドの「ピーク」に達したことを示しているだけで、これからトレンドが継続する保証ではないのです。
このような場面で「今こそ買いだ!」とエントリーしてしまうと、すぐに反落に巻き込まれ、「あれ?あんなに強かったのに…」と悔やむ結果になりがちです。

これを防ぐには、TTFのシグナルを「単体」で信用しないことが重要です。
また、TTFが±100付近に長くとどまっている場合も注意が必要です。この状態は相場が過熱しており、ちょっとした材料で反転しやすくなっている兆候です。「強いトレンドが続いているように見えるけど、実は転換の準備中」というケースも多く、ここでのエントリーは慎重を要します。
さらに、TTFの設定期間を極端に短くすると、過剰なシグナルが出やすくなり、ダマシが頻発します。「やたら上下に振れているな」と感じたときは、設定を見直すのも一つの手です。
安定した収益化のためのチェックリスト
TTFを活用して安定した取引を目指すなら、毎回のトレード前後に「確認すべき項目」をチェックリスト化しておくことが重要です。
まず、エントリー前に確認したいポイントは以下の通りです。
- ✅ TTFが+100または−100を超えているか
- ✅ RSIやMACDなど、他のインジケーターのシグナルと一致しているか
- ✅ サポート・レジスタンスラインとの位置関係を確認したか
- ✅ 経済指標や重要なニュースの発表前ではないか
これらを確認せずに「TTFが上がったから買い!」といった直感的な判断をすると、思わぬ逆行に巻き込まれる可能性があります。
次に、ポジション保有中〜イグジットまでの確認項目です。
- ✅ TTFが再び0ラインに近づいていないか
- ✅ 利益確定や損切りラインに達しているか
- ✅ 相場の勢いが鈍化していないか(ボリュームの低下など)
- ✅ チャートパターン(ダブルトップ、逆三尊など)が形成されていないか
これらを意識することで、「利確の遅れ」や「損切りの先延ばし」といった初心者にありがちなミスを減らせます。
特に、TTFは「トレンドの強さ」を表す指標であるため、その勢いが弱まったときの対応が重要です。「強かったのに、なぜ下がるの!?」という場面では、多くのユーザーがポジションを持ったまま判断を誤ります。
まとめ:TTFでトレンドを制するための極意
Trend Trigger Factor(TTF)は、トレンドの方向性を数値で明確に捉えることができる非常に有用なインジケーターです。
その視覚的なわかりやすさ、他指標との相性の良さ、そして早期のトレンド察知能力が、多くのトレーダーに支持される理由です。
ただし、+100や−100という数値だけを鵜呑みにしてしまうと、思わぬ損失につながるリスクもあるため、他のインジケーターやチャートパターンとの組み合わせが欠かせません。
「トレンドがどっちなのか分からない…」という不安を抱えていた方でも、TTFをうまく取り入れることで、相場の動きに対する確信が得られるはずです。

そして、その確信が日々のトレードを冷静かつ論理的に導いてくれます。
TTFインジケーター ダウンロード
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