Typical Priceとは?計算式と使い方を徹底解説

株式チャートを見ていると、「この価格、どこを基準に見ればいいの?」と迷った経験はありませんか?日々変動する高値・安値・終値。それぞれ大事な情報だけど、いざ売買の判断をしようとすると「どれが正解?」と迷う人は多いはずです。

「チャートは見ているけど、分析に自信がない…」「もっと客観的に価格を見極めたい!」そんなお悩みを持つあなたにぜひ知ってほしいのが【Typical Price(典型価格)】という概念。

目次

Typical Priceとは?意味と役割を知ろう

「Typical Price(典型価格)」とは、あるローソク足(時間単位の価格情報)において、その価格帯の“中心的な位置”を数値化したものです。具体的には【(高値+安値+終値)÷3】で計算され、一般的な平均値よりも“価格の実態”を掴みやすいという特徴があります。

なぜこのような価格を使うのか?

「終値だけでなく、高値・安値も含めたバランスの取れた価格感覚」が、相場の動きをより正確にとらえるヒントになるからです。

たとえば、ある日、終値が高かったとしても、その過程で大きな安値を付けていたなら、投資家の心理や売買の圧力は単純な終値だけでは見えてきません。そんな時にTypical Priceを見ると、「本当に多くの取引がなされたゾーン」が浮かび上がってくるのです。

また、チャート上では移動平均線と組み合わせて使われることが多く、トレンドの傾向や転換のサインを捉えるのに役立ちます。特にノイズの多い短期チャートでは、Typical Priceが“相場の芯”を表す指標として支持されているのも納得です。


Typical Priceの計算方法とその実例

Typical Priceの魅力を最大限に活かすには、まずその“計算方法”を正しく理解することが不可欠です。基本となる計算式はとてもシンプル。【(高値+安値+終値)÷3】。この3つの価格情報を足して3で割るだけです。

例えば、ある銘柄のある日の高値が1,200円、安値が1,150円、終値が1,180円だったとします。計算式に当てはめてみましょう。

(1,200 + 1,150 + 1,180)÷3=1,176.67円

このようにして算出されたTypical Priceは、「この日の市場の平均的な価格帯はこのあたりだった」と教えてくれる指標になります。

この計算式が多くのトレーダーに好まれる理由は、“終値だけでは見えない相場のニュアンス”を取り込めるから。たとえば、終値が上昇していても、実は日中に大きく値を下げていたならば、投資家心理には不安が残ります。そんな背景を、Typical Priceが教えてくれるのです。

この指標は、「Typical Price 計算式」や「Typical Price 使い方」といった再検索キーワードが示す通り、多くの人が具体的な活用方法に興味を持っている証拠。その背景には、「トレードに自信を持ちたい」「もっと的確な売買判断をしたい」というニーズが存在します。

実例をもとにTypical Priceを学ぶことで、「価格の平均的な位置を見極めて、過去のノイズに惑わされない分析」ができるようになるのです。


チャートへのTypical Priceの表示方法とツール解説

「Typical Priceを実際にチャートに表示したい!」という方に向けて、ここでは具体的な設定方法とおすすめのツールを紹介します。意外と簡単に取り入れられるので、ぜひご自身の分析に役立ててください。

● TradingViewでの設定方法

TradingViewでは、インジケーター検索欄に「Typical Price」と入力するだけで該当するラインを表示できます。表示されるラインは、終値ベースの移動平均と違い、より“滑らかで芯を捉えた”線として可視化されます。

移動平均やMACDなどと重ねて表示すると、価格のぶれや急激な動きがTypical Priceとどう乖離しているかが見えやすく、トレンド分析にも一役買います。

● MT4(MetaTrader 4)での設定方法

MT4では、「Typical Price」をベースにしたインジケーターをカスタムで導入できます。「価格種別(Price Type)」を選択する際に、「Typical(高値+安値+終値÷3)」を指定することで、TPベースの移動平均線などが表示可能になります。

また、TPをベースにした移動平均線を使えば、「直近の市場心理を平均化した視点」で相場を見ることができるため、テクニカルな売買判断の精度も高まります。

● 実践での使い方と表示の工夫

Typical Priceは単体でも有効な指標ですが、他のテクニカル指標と組み合わせることで威力を発揮します。特に以下のような分析法が有効です

  • 移動平均線とのクロス(ゴールデンクロス・デッドクロス)
  • RSIやMACDとのダイバージェンスチェック
  • サポート・レジスタンスの確認材料として活用

こうした組み合わせを視覚的に確認することで、「今がエントリーポイントか?」「反転の可能性は?」といった判断がしやすくなります。

Typical Priceを活用した売買タイミングの判断術

Typical Priceを最大限に活かすポイントは、「どこで買って、どこで売るか」の判断精度を高めることです。トレンドの流れを的確に捉えるには、TPを中心に据えた視点が非常に有効です。

● 「勝率の高い取引」を実現

TPが上向きで、ローソク足がその上に位置する場面では、買いの優位性が高いとされます。一方でTPが下向きで、価格がその下にあるなら、売りが優位。これは単なる終値ベースでは見えない“価格の平均的な流れ”が根拠です。

さらに、TPと移動平均線とのクロスは、トレンドの変化を示唆する重要なシグナルとなります。たとえばTPが移動平均線を上抜けた場合、それは“市場全体が上昇に傾きつつある”兆候と読み取れるのです。

このようにTPを中心とした判断で、「自信のあるエントリーポイント」を見つけやすくなり、結果として無駄な取引を減らすことが可能になります。

● 「ダマしやノイズに惑わされる」を避けるには?

チャート分析でよくある失敗のひとつが、「急な上昇・下落に惑わされて早まった判断をしてしまうこと」。特に短期トレードではノイズに翻弄されがちです。

ここで有効なのが“複数時間軸”でのTP確認。1時間足と日足の両方でTPの方向が一致していれば、トレンドの信頼性が高いという判断ができます。また、RSIやMACDといった他の指標との整合性を見ることで、ノイズに対するフィルター効果も期待できます。

このようにTypical Priceは「迷いを減らし、確信を持ったトレード」を実現するための心強いパートナーとなります。

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