
ただ、「VIって何がそんなにすごいの?」「どう活用すれば?」と疑問に感じている方も多いはず。今回はそのモヤモヤをスッキリ解消していきます!
Vortex Indicatorとは|仕組みと特徴をわかりやすく解説
Vortex Indicatorは、上昇エネルギー(+VI)と下降エネルギー(−VI)を可視化し、相場がどちらへ動こうとしているかを明確に示すトレンド指標です。
ADXのように抽象的な「強弱」ではなく、実際の高値・安値の距離に基づいて計算されるため、実態に沿ったトレンド判定ができる点が特徴です。
アドバイス「波動としてどちらへ伸びたか」をベースにするためトレンド初動に強い。

特徴的なのは、トレンドの「方向性」と「強さ」を同時に視覚化できるという点です。
トレーダーの間では、トレンドの転換点を逃さず捉えるツールとして注目を集めています。
このインジケーターは、2本のラインで構成されています。
「VI+(プラスライン)」は上昇トレンドの強さを、「VI−(マイナスライン)」は下降トレンドの強さを示します。この2本がクロス(交差)するポイントこそが、売買シグナルの発生源です。

例えば、VI+がVI−を上抜けたら上昇トレンドが始まった可能性を推測できる一方で、VI−がVI+を下抜けた場合は下落トレンドの可能性があると判断する材料になります。
実際の相場では、移動平均やMACDのように「ラグ(遅れ)」が生じる指標が多い中、VIは相場の勢いをダイレクトに反映するため、より早期のシグナル発見に貢献することがあります。
ボルテックスインジケーターが捉える「上昇/下降エネルギー」
+VI = 買い圧力 / −VI = 売り圧力
構成は以下の2つのライン:
- +VI(Positive Vortex)= 上昇方向のエネルギー
- −VI(Negative Vortex)= 下降方向のエネルギー
前日の高値・安値と当日の高値・安値の位置関係から算出され、どちらがより“伸びたか”を定量化します。
+VIと−VIが示すトレンド転換のサイン
最重要=+VIと−VIのクロス
- +VIが−VIを上抜け → 上昇トレンド入りしやすい
- +VIが−VIを下抜け → 下降トレンド入りしやすい
移動平均のゴールデンクロスより早く、トレンド初動をつかむシグナルとして優秀です。
アドバイス初動を取るなら「クロス直後」が一番うまい。
ADXやDMIとの違いと優位性
- 構造がシンプル → 動きが滑らか
- 初動の反応が早い
- 高値・安値ベースなのでノイズが少ない
急なトレンドが多いFXでは特に扱いやすい。
Vortex Indicatorの計算方法|FX初心者でも理解できる構造
Vortex=“価格がどれだけ動いたか”の距離比較。実は非常にシンプル。
+VI・−VIの算出ステップ(True Rangeを含む計算式)
- True Range(TR)を計算
(当日高値・安値、前日終値から変動幅を測る) - 上昇/下降の移動距離(VM+ / VM-)を算出
- 一定期間の合計距離をTR合計で割る
+VI = ΣVM+ / ΣTR
−VI = ΣVM− / ΣTR
アドバイス距離の比率で方向の強さを判定するだけ。複雑そうに見えて本質は単純。
期間設定(14・21)の違いとチャートへの影響
14期間 → 速い/短期向け/ダマシ多め
21期間 → 遅い/中長期向け/ノイズ少なめ
・スキャル・デイトレ → 14
・スイング → 21
計算式から読み取れる強みと弱点
| 強み | 弱点 |
|---|---|
| 初動の反応が速い 高値・安値ベースで現実的 MAより未来の動きに近い | レンジで騙しが多い 持続時間の判断は苦手 逆張り判断には向かない |
Vortex Indicatorの使い方|FXチャートでの基本的な読み方
クロス/乖離/収束の3パターンで相場を読む。
2本のラインがクロスする瞬間の意味
クロス=最も強力な転換シグナル
- +VIが上抜き → 買い優勢
- +VIが下抜き → 売り優勢
アドバイスクロス直後の順張りが最も期待値が高い。
トレンド発生中のVI乖離が示す相場の勢い
- +VIが高止まり/−VIが低く張り付く → 強いトレンド継続
乖離が維持されている限り、トレンドは続きやすい特徴があります。
レンジ相場でのノイズの見抜き方
- クロスが多発する
- ラインが絡み合う(収束)
- 横ばい状態
収束=レンジ判定。無理に使うと損しやすい。
Vortex Indicatorのトレード戦略|エントリーと決済基準
Vortex Indicatorは、クロス・乖離・収束の3つの動きによって、明確な売買判断を行いやすいインジケーターです。特にトレンド初動を捉える順張り戦略との相性が非常に良いです。
「クロスで入って、乖離と収束で降りる」のが、Vortexを使った王道パターンです。
アドバイストレンド系インジケーターの中でも「初動の取りやすさ」はトップクラスです。
クロスシグナルでの順張りエントリー方法
最もシンプルで、最も実用的なエントリー方法です。
- +VIが−VIを上抜け → 買いエントリー検討
- +VIが−VIを下抜け → 売りエントリー検討
クロス直後は、相場の力関係が一気に入れ替わるポイントになりやすく、「トレンド初動を素早く取る順張りパターン」として機能します。
信頼性を高めるための追加条件

これがトレンドの転換点を捉えるサインとなり、売買判断の起点になります。
- 直近高値(売りなら直近安値)をブレイクしている
- 移動平均線(MA)が同方向に傾いている
- ボラティリティが上昇している(ATR拡大など)
これらの条件が重なるほど、「ダマシではなく、本物のトレンド」である可能性が高まります。
乖離幅を使った利確・損切りルール
トレンドが強くなると、+VIと−VIの差(乖離)が大きく広がります。この乖離の広がり方・縮まり方が、そのまま相場の勢いを表します。
利確の基本イメージ
- 乖離が縮小し始めたら → まずは部分利確
- 再びライン同士が近づき、クロスが近い → ポジションを全決済
損切りの基本イメージ
- エントリーと逆方向のクロスが発生したら → 即撤退
- 乖離が急速に縮小した場合 → 勢いの失速として要警戒
「勢いが急に弱くなった」と感じたら、欲張らずに一度ポジションを軽くするのが安全です。
ダマシを減らすフィルタリング手法
Vortex Indicatorの弱点は、レンジ相場でクロスが多発しやすいことです。以下のフィルターを組み合わせることで精度を上げられます。
- MA(移動平均線)が横ばいなら、VIクロスは無視
- ADXが20以下 → トレンドの力が弱いのでエントリーしない
- RSIが50付近をウロウロ → 売り買いが拮抗しているので見送り
特に「MAの傾き × VIクロス」は、実戦レベルで使いやすい鉄板コンビです。
Vortex Indicatorと相性の良いインジケーター
Vortex Indicatorは「方向性の強さ」を示す指標です。他のインジケーターと組み合わせることで、精度・再現性が一段階上がります。
方向=Vortex / 地合い=MA・ADX / 過熱感=RSI・ボリンジャーの分業で考えると整理しやすいです。
移動平均線(MA)との組み合わせでトレンド精度を高める
最も相性が良い王道セットです。
- MAが上向き × +VIが−VIを上抜け → 強い買いトレンド
- MAが下向き × +VIが−VIを下抜け → 強い売りトレンド
VI単体では「ただのクロス」も多くなりますが、MAの傾きで相場の地合いをフィルタリングすることで、逆張りクロスをかなり排除できます。
ADXやRSIとの併用でダマシを除去する
ADX → トレンドの強さを補完
・ADXが20以上 → トレンドが発生しやすい環境
・ADXが20以下 → レンジ相場 → VIシグナルは信用しすぎない
RSI → 勢いと過熱感をチェック
・RSIが50より上で+VIクロス → 買い圧力が強まるサイン
・RSIが50より下で−VIクロス → 売り圧力が強まるサイン
ボリンジャーバンドと併用したブレイクアウト戦略
ボリンジャーバンドは、価格が「溜まって、一気に放出される」ポイントを見るのに適しています。Vortexとの組み合わせでブレイクアウトの精度が上がります。
- バンド幅が狭くなる(スクイーズ状態)
- +VIと−VIがクロスして方向が決まる
- ローソク足がバンドを明確に抜ける
ロンドン時間など、出来高が増える時間帯では特に強力に機能しやすいです。
Vortex Indicatorが機能しやすい相場環境と時間足
Vortex Indicatorは「トレンドの初動を取る」インジケーターです。そのため、相場環境と時間足の選び方でパフォーマンスが大きく変わります。
トレンド相場で強烈に威力を発揮する理由
トレンド相場では、高値・安値の更新幅が大きくなり、Vortexの計算式にダイレクトに反映されます。
- 連続した高値更新 → +VIが急上昇
- 連続した安値更新 → −VIが急上昇
ローソク足の形だけでは分かりづらい「トレンドの強さ・持続性」を、数値として客観的に見られるのが強みです。
5分足・1時間足・日足での成功率の違い
- 5分足
・反応は非常に速いがダマシも多い
・スキャル・超短期デイトレ向け - 1時間足
・トレンドの精度と速度のバランスが良い
・実践で最も使いやすい時間足
・クロス後に狙える値幅も十分 - 日足
・シグナルは遅いが、信頼性は高い
・スイングトレードやポジショントレード向け
実務的には、「1時間足をメイン、5分足でタイミング調整」という使い方が安定しやすいです。
重要経済指標前後のVI挙動の特徴
重要指標(米雇用統計・FOMCなど)の前後では、Vortexの動きも独特になります。
- 発表前:方向感が出ず、VIが収束・絡み合うことが多い
- 発表直後:一気に乖離し、大きなトレンドが発生しやすい
- 最初のクロスが、そのまま強力なトレンドの序盤になるケースも多い
ただし、指標直後はスプレッド急拡大・スリッページも増えるため、「VIだけを根拠にした飛び乗り」はリスクが高い点には注意が必要です。
アドバイス指標後の「一発目のクロス」は強いが、ロットとタイミング管理をシビアに。
Vortex Indicatorのトレンド転換の見極めとエントリータイミング
トレンド系指標の中には、反応が遅れがちなものも多いですが、VIは「価格の動きそのもの」を元に計算されているため、比較的素早く変化を察知することができます。

具体的には、VI+とVI−が交差する瞬間が、トレンドの転換点の候補。たとえば、VI+がVI−を下から上に突き抜けた場合、それは「上昇トレンドの始まりかも?」というサインになります。
この時点でのエントリーができれば、トレンドの初期段階でポジションを持てるということです
ただし、クロスが発生した直後の値動きが乏しい場合や、VIライン同士の角度が浅い場合は「本物のトレンド転換」ではない可能性も。ここで役立つのが、スプレッドや「トゥルーレンジ(TR)」の変化。これらを確認することで、相場の勢いを測ることができます。
エントリータイミングとしては、以下のような判断基準が有効です
- クロス直後にローソク足が直近の高値(または安値)をブレイクしたとき
- クロスに加えてRSIやMACDも同方向を示しているとき
- ボラティリティが急上昇しているとき(=市場が動き出したサイン)
さらに、VIはスイングトレードにもデイトレードにも応用できますが、相場の時間軸に応じてVIの期間設定を柔軟に変えることがカギです。
トレンドの転換点をいち早く捉えることができれば、その後の値動きにしっかり乗れる可能性が高まります。ただし、常に「確認→検証→行動」のルーチンを守ることも大切です!
リスク管理と誤認識を防ぐための注意点
Vortex Indicator(VI)はトレンドの視覚化に優れたツールですが、「万能ではない」ことをしっかり理解しておくことが大前提です。
まず最初の注意点は、クロスオーバーによる“ダマシ”のリスク。VI+とVI−が交差したからといって、必ずしもトレンドが発生するとは限りません。ボラティリティが低いレンジ相場や、ファンダメンタルズによる突発的な変動がある相場では、シグナルが機能しないケースもあるのです。
これを防ぐためには、以下のような確認ステップを踏むと効果的です
- クロス直後のローソク足が直近高値(または安値)を超えているか確認
- RSIやMACD、ADXなど他の指標とシグナルが一致しているかをチェック
- 出来高が増加傾向にあるかどうかで、トレンドの“本気度”を測る
次に注意したいのが、VIへの過信と過剰依存です。VIは価格の動きを“純粋に”捉える反面、「ニュース・イベント要因」や「出来高変動」といった外的要因には無防備です。
アドバイスそのため、必ずファンダメンタルズや市場の背景も確認したうえで総合的な判断を行いましょう。
また、設定ミスによる誤読も要注意。特に初心者に多いのが、デフォルトの14期間をそのまま使い続けてしまい、実際の相場と合っていないというケース。
マーケットの性質(株式か、為替か、仮想通貨か)に応じて期間を最適化することで、シグナルの精度は大きく変わります。
Vortex IndicatorIインジケーター ダウンロード
以下のボタンから、「Vortex_systre.ex4」をダウンロードできます。
使い方
- ダウンロードした
Vortex_systre.ex4を
MT4の「Indicators」フォルダに移動
(例:ファイル → データフォルダを開く → MQL4 → Indicators) - MT4を再起動、またはナビゲーターで「更新」をクリック
- チャートにドラッグ&ドロップして使用開始!

⚠ 注意事項
無料配布のサンプルです
商用利用・再配布は禁止とさせていただきます
本インジケーターは シストレ.COMの登録口座でご利用いただけます。
※ 認証が行われていない口座ではご使用いただけません。
Vortex Indicatorのよくある質問
Vortex Indicatorとは何ですか?
Vortex Indicator(VI)は、価格の上昇モメンタム(+VI)と下降モメンタム(−VI)を数値化し、 トレンドの発生・転換をシンプルに可視化する指標です。 ジョン・エラーズとは異なる系統で、J. Welles WilderのDM系に近い思想で作られています。
Vortex Indicatorは何を示していますか?
・+VI:上昇トレンドの強さ ・−VI:下降トレンドの強さ ・両者のクロス → トレンド転換 “どちらの勢力が市場を支配しているか” を明確に示します。
どのように計算されていますか?
各期間の高値・安値から「上昇距離」「下降距離」を算出し、 それを一定期間で合計 → TR(True Range)で正規化したものが+VI / −VIです。 価格変動の“方向性と距離”を重視した計算で、勢いの偏りが明確になります。
Vortex Indicatorの基本シグナルは?
・+VIが−VIを上抜け → 強い買いシグナル ・−VIが+VIを上抜け → 強い売りシグナル ・ラインの乖離が拡大 → トレンド継続 ・ラインが収束 → トレンドエネルギー減少 クロスの精度はADX・MACDより分かりやすいことが多いです。
おすすめの設定期間はありますか?
標準:14期間 スキャル:7〜10(エントリーが早い) デイトレ:14〜21(安定) スイング:21〜34(大局重視) 基本は14で良く、動きが荒い通貨ペアは期間を伸ばすと安定します。
Vortex Indicatorはどんな相場で強いですか?
・明確なトレンド相場 ・ブレイクアウトの初動 ・トレンドの継続判断 ・押し目買い/戻り売りの確認 特に“伸びるトレンド”の見極めに強いのがVIの特徴です。
どのインジケーターと組み合わせると相性が良い?
Vortexはトレンド方向の判断が得意なので、以下と相性抜群:
・EMA(方向フィルター)
・ADX(トレンドの強さ確認)
・RSI(過熱感)
・ボリンジャーバンド(反転幅)
・MACD(勢いの補強)
「方向=VI」「勢い=MACD or ADX」が鉄板です。
Vortex Indicatorの弱点や注意点は?
・レンジ相場ではクロスが増えて騙しが多い ・反応が比較的早いのでフェイクに振られやすい ・VIだけでは“強さの持続性”が分からない レンジ対策にADXやEMAの併用が必須です。
Vortexはダイバージェンス分析に使えますか?
可能です。 ・価格が高値更新しているのに+VIが弱い → 上昇トレンドの失速 ・価格が安値更新しているのに−VIが弱い → 下落トレンドの失速 VIの“勢い”は距離ベースなので、フェイクトレンドを見抜きやすいです。
初心者でも使えますか?
使えます。シンプルで視覚的にも分かりやすいです。
初心者向けの安全なルール:
1. +VI>−VI → 買い目線
2. −VI>+VI → 売り目線
3. クロス直後だけ狙う
4. EMAの方向と一致している時だけエントリー
5. ADX20以上でトレンド強いと判断
これで騙しを大幅に減らせます。


