
「最近、価格チャートだけ見てトレードしてるけど、どうも読みが外れるんだよな…」──そんな悩み、ありませんか?
重要なのは、“出来高”です。特に、出来高の変化を捉える「Volume Rate of Change(VROC)」は、トレンドの裏に隠れた市場心理を読み解く強力な武器。
今回は、このVROCの使い方と戦略を、徹底的に解説していきます!
VROCとは何か:FXにおける基本的な意味と仕組み
VROC(Volume Rate of Change)は出来高の変化率を数値化し、相場の勢い・市場活動量を可視化する指標。
FXの場合は出来高=ティック量(価格が動いた回数)で代替するため、「市場の熱量」を測る指標として使うのが正しい。
株式や先物のような“実出来高”ではなく、相場の活動量そのものを捉えるモメンタム系の出来高指標という位置づけになります。
アドバイスFXでのVROC=「動いているかどうか」が即わかる“熱量メーター”。
VROCが示す「出来高の変化率」とは
VROC =(現在の出来高 − n期間前) ÷ n期間前 ×100
- 数値が高い → 市場参加者が急増、相場が活発
- 数値が低い → 市場停滞、ブレイクが起きにくい
出来高そのものではなく、「勢いの変化」を測るのがVROCの本質。
FX市場で出来高が正確に取れない問題とVROCの扱い方
FXは中央市場がないため、MT4/MT5の出来高=ティック数を使用することになります。
- 相場が動いているかが即わかる
- ブレイク直前はティックが急増する
- EAでも裁量でもブレイク検知に使いやすい
FXのVROCは「市場の熱量」を測る指標として十分に使える。
VROCが相場の勢いを掴むのに有効な理由
- 変化を即座に数値化できる
- ブレイク前の出来高増加を捉えられる
- トレンド発生時に急上昇しやすい
価格が動かずVROCだけ上昇=エネルギー蓄積 → ブレイク前兆
アドバイス裁量のエントリー根拠にもEAのフィルターにも相性が良い。
VROCの計算方法:期間設定と数値の読み取り方

VROCは「期間」によって性質が激変する。短期=敏感、長期=安定。
期間は固定よりも、相場環境に合わせて調整した方が遥かに精度が上がる。
標準設定(14期間)の意味
- RSI・ATRなど主要指標と整合性がある
- 短期すぎず、長期すぎずバランスが良い
- スパイクノイズを抑えやすい
初めて使うなら14期間で問題ない。
短期設定と長期設定のメリット・デメリット
短期(5〜10期間)
- ブレイク初動を捉えやすい
- スキャルピング・デイトレ向け
- → ノイズ増加・ダマシ多め
長期(20〜30期間)
- トレンドの持続力を測りやすい
- 押し目・戻り判断に強い
- → 反応が遅く初動は取りにくい
変化率が急増・急減したときの解釈ポイント
- 急増:相場が動く準備段階(エネルギー増加)
- 急減:方向性喪失・停滞サイン
- 横ばい+VROC上昇:ブレイク前の“溜め”
- 価格上昇+VROC低下:トレンドの失速(ダイバージェンス)
価格上昇+VROCの低下=トレンド終了の合図
アドバイスVROCの急変は「相場内部で何かが起きている」合図。価格より先に動く。
VROCが機能する相場環境:トレンドとレンジの違い
VROCは「相場がどれだけ動いているか」をティック量で捉えるため、相場環境によって精度が大きく変わるという特徴があります。
トレンド=機能する / レンジ=ノイズまみれ
この性質を理解すると、VROCの精度は一気に跳ね上がります。
アドバイスFXのVROCは“動いているかどうか”をそのまま返すシンプルな指標。
トレンド相場での出来高変化が与える影響
トレンド中は市場参加者が増える → ティック量が急増 → VROCが上昇しやすい。
VROCの動きは以下のように解釈できます。
- VROC上昇:トレンドの加速
- VROCピーク:勢いの最大点(クライマックス)
- VROC下降:トレンドの弱まり
価格上昇+VROC上昇=トレンド継続の最強シグナル。
アドバイスEAのフィルターとしても非常に優秀。
レンジ相場ではノイズが増える理由
レンジでは相場の“活動量”自体が低迷し、VROCは精度が急落します。
- 小さな値動きでも乱高下する
- 意味のないスパイク連発
- 偽ブレイクを頻繁に検知する
レンジ相場でVROCを頼るとダマシが多く危険。
ボラティリティとVROCの関係性
VROCはボラティリティと強く連動します。
- ボラティリティ上昇 → VROC上昇
- ボラティリティ低下 → VROC停滞
価格より先にVROCが動く=ボラティリティの予兆。
VROCの具体的な使い方:エントリーと手仕舞いの判断
VROCは“動き出す瞬間を察知する補助指標”として使うと最強。
アドバイスエントリーでも手仕舞いでも役立つ万能型の「勢い検知器」。
ブレイクアウト判断での活用方法
ブレイクで最も重要なポイント:
「そのブレイクが本物か?」を見極めること。
強いブレイクの特徴:
- 直前にVROCが上昇している
- ブレイク後もVROCが高止まりしている
- 過去数本のVROCより明確に突出
価格だけ抜けてもVROCが弱い → 偽ブレイクの可能性大
反転ポイントを見極めるときのVROCの読み方
反転局面では“勢いの失速”を捉えることが重要。
- 価格上昇+VROC低下:天井が近い
- 価格下落+VROC低下:底が近い
- 急騰・急落後のVROC急減:行き過ぎの修正が入りやすい
株式の出来高ダイバージェンスのFX版として普通に使える。
他のオシレーターと組み合わせた精度向上の方法
VROCは単体でも強力だが、組み合わせると精度は爆増する。
- RSI:過熱感 × 勢い → ダイバージェンス精度UP
- MACD:トレンド初動の確度UP
- ボリンジャーバンド:ブレイクの真偽判断が容易
アドバイス裁量でもEAでも、このセットは使い回しが効く。
VROCと相性の良いテクニカル指標:組み合わせ戦略
VROCは「勢い・市場参加の増減」を示す指標であり、単体より“他指標との組み合わせ”で最大価値を発揮する。とくにトレンド系・オシレーター系・ボラティリティ系との協調が強力です。
アドバイスVROCは「動き出しの瞬間」を教える補助指標。組み合わせると一気に精度が上がる。
移動平均線(MA)と併用する相場認識
MA=方向性 / VROC=勢い
この2つが揃うかどうかで、トレンドの“質”が一発でわかる。
組み合わせの代表例:
- MA上向き+価格がMA上+VROC上昇 → 強い上昇トレンド継続
- MA下向き+価格がMA下+VROC上昇 → 強い下降トレンド継続
- 価格がMA付近でもVROCだけ上昇 → トレンド再開の予兆
- 価格がMA割れ+VROC急低下 → トレンド終了の合図
アドバイスMAの遅さをVROCが補う。転換の“手前”を読める。
RSIやMACDとのシグナル補完
VROCは勢い、RSI/MACDは方向・過熱感。
互いの弱点を補完し合う最強の組み合わせ。
- RSI70超+VROC低下 → 天井の気配
- RSI30割れ+VROC上昇 → 底打ち反発の初動
方向と勢いが矛盾した瞬間は“反転の精度”が異常に高い。
- MACDゴールデンクロス+VROC上昇 → トレンド初動を掴む
- MACDデッドクロス+VROC急落 → 戻り売りの最適ポイント
MACDの遅さをVROCが補完し、無駄エントリー激減。
ボリンジャーバンドと合わせるブレイク判断
BBは「価格の拡張」、VROCは「勢い」。
ブレイク判定では最強クラスの組み合わせ。
- バンド幅が拡大(スクイーズ→エクスパンション)
- ローソク足がバンドを抜ける
- 同時にVROCが上昇している → 本物のブレイク
VROCが上昇していないブレイク=フェイクの典型。
VROCの注意点:FXで使う際に誤解しやすいポイント
VROCは強力だが、FX特有のクセを理解していないと誤判定が多くなる。
アドバイス“ティック量=出来高ではない”ことを理解していないと使いこなせない。
FXは出来高が“ティック量”であるという前提
株のように全体の“取引量”を示しているわけではない。
FXのVROCは、正確には次を表す:
- どれだけ価格が動いたか(相場が活発か)
ティックが増える=相場が動いている=チャンスが近い
急激なスパイク値を鵜呑みにしない判断基準
VROC最大の弱点=瞬間スパイク。
- 指標発表
- ストップ狩り
- 急騰急落
- 薄商い時間帯
- 1〜2本の突出 → ノイズとして無視
- 複数本連続の上昇 → 本物の勢い
- 急騰後VROC急減 → 行き過ぎ修正の逆張りチャンス
アドバイス“持続性があるかどうか”を必ず見ろ。ここを間違えると全て狂う。
時間足ごとの有効性と限界
VROCは時間足で精度が大きく変わる。
1分・5分足
- ノイズ多すぎ
- 指標で暴れる
- スキャル用、要条件
15分〜1時間足(最適)
- ノイズが減り勢いを正確に捉える
- デイトレ・スイングで最も使える
4時間・日足
- ティック量の意味が薄くなる
- 他指標が優先されることが多い
結論:15分〜1時間足が最も実用的。
VROCを使いこなすための注意点とよくある誤解
VROCは非常に有効なテクニカル指標ですが、正しく理解しないまま使うと逆効果になってしまう可能性もあります。このセクションでは、VROCの限界や誤用されやすいポイントについて解説します。
VROCの限界と補完すべき分析手法
まず押さえておきたいのが、「VROCはあくまで出来高の変化率を示す指標であり、価格の方向性そのものを示すわけではない」という点です。たとえば、VROCがプラスだからといって必ずしも上昇トレンドとは限らず、それは「出来高が増えた」というだけの話。つまり、「何が増えたか(買いか売りか)」までは分からないのです。
このため、VROC単体での判断は危険であり、ローソク足パターン、移動平均線、モメンタム指標などと組み合わせて総合的に判断する必要があります。
指標を多用しすぎない判断力の磨き方
ありがちな落とし穴は、「多くの指標を重ねすぎて何が何だかわからなくなる」こと。チャートが情報過多になると、逆に判断を鈍らせてしまいます。
大切なのは、自分が「何を見たいのか」を明確にすること。

たとえば、「勢いを確認したい」ならVROCやモメンタム系指標を中心に、「トレンドの方向性が知りたい」なら移動平均線やトレンドラインを優先。目的ごとに使う指標を絞ることで、クリアで迷いのない分析が可能になります。
初心者が陥りやすいVROCの解釈ミスとその回避法

しかし、VROCは“勢い”を表しているに過ぎず、方向性やタイミングは他の要素との併用なしでは判断できません。
このミスを防ぐためには、まず“価格と出来高の関係”をセットで観察する癖をつけること。
そして、トレードを振り返る際に「なぜこのときVROCがこの値だったのか」を検証する習慣を持つと、理解が深まりやすくなります。
VROCインジケーター ダウンロード
以下のボタンから、「VROC_systre.ex4」をダウンロードできます。
使い方
- ダウンロードした
VROC_systre.ex4を
MT4の「Indicators」フォルダに移動
(例:ファイル → データフォルダを開く → MQL4 → Indicators) - MT4を再起動、またはナビゲーターで「更新」をクリック
- チャートにドラッグ&ドロップして使用開始!

⚠ 注意事項
無料配布のサンプルです
商用利用・再配布は禁止とさせていただきます
本インジケーターは シストレ.COMの登録口座でご利用いただけます。
※ 認証が行われていない口座ではご使用いただけません。
VROCのよくある質問
VROCとは何ですか?
VROC(Volume Rate of Change)は、一定期間における出来高の増減率を示すオシレーターです。 「どれだけ急に出来高が増えたか・減ったか」を割合で把握でき、相場の活性度や転換点を捉える指標として使われます。
VROCは何を判断できますか?
・トレンドの“本物度”
・ブレイクの信頼度
・市場参加者の増減(熱量)
・反転の前兆
価格だけでは見抜けない「資金の入り方」を読み取るための指標です。
VROCはどのように計算されますか?
計算式はシンプルです。
(現在の出来高 − 過去n期間前の出来高) ÷ 過去n期間前の出来高 × 100
出来高の増加率(%)としてオシレーター化されます。
VROCの基本的な読み方は?
・数値が大きく上昇 → 出来高急増、相場が動きやすい
・数値が急低下 → 市場が静まり、方向感が弱い
・低水準が続く → レンジの可能性大
・極端な上昇 → トレンド転換やブレイクの前兆
値動きの“熱量”を的確に示すのがVROCの強みです。
VROCが特に役立つ相場はどれですか?
・レンジからブレイクする直前
・急騰・急落の初動
・トレンド継続の判断
・出来高が偏った相場(仮想通貨・株式)
「動き出すタイミング」を教えてくれるため、エントリー精度が上がります。
おすすめのVROC設定期間はありますか?
一般的な設定は以下:
・短期:10〜14(初動を早く捉える)
・中期:20〜30(バランス型)
・長期:50〜100(長期の資金流入を見る)
スキャルピングなら10、デイトレ〜スイングなら14〜30が使われます。
FX市場(ティックボリューム)でもVROCは有効ですか?
有効です。
FXではティックボリュームが使われますが、
“どれだけ価格が動いているかの活性度”が反映されるため、トレンド初動やブレイク判断に十分役立ちます。
どのインジケーターと組み合わせるべきですか?
VROCは“エネルギー”の指標なので、方向性と併用するのが最適:
・EMA → ブレイク方向の確認
・MACD → モメンタムの裏付け
・RSI/ストキャス → 過熱感チェック
・ボリンジャー → スクイーズ後のVROC上昇が爆発の合図
価格×出来高の一致を取ることで、誤エントリーが激減します。
VROCの弱点・注意点はありますか?
・方向性は示さない(あくまで“量”)
・出来高が低い銘柄ではノイズ化しやすい
・極端なスパイクは継続性が弱いことが多い
必ずMAやトレンドラインと組み合わせる前提で使う指標です。
初心者でもVROCを使えますか?
使えます。最初は以下のシンプルルールでOK:
1. EMAで方向を確認
2. VROCが急上昇 → ブレイク前兆
3. トレンド中でVROC上昇 → トレンド継続の裏付け
4. VROCが急低下 → 見送り、または利確判断
初心者でも“動きやすい相場”だけを狙えるようになります。
まとめ
VROC(出来高変化率)は、市場の熱量を視覚化する優れたテクニカル指標です。価格だけでは見抜けない“本当の勢い”を知ることで、信頼性の高いトレード判断が可能になります。
出来高の裏付けがあるブレイクアウトや、乖離を察知することで、無駄な損失を未然に防ぐこともできるでしょう。
アドバイス日々のチャート分析にVROCを取り入れることで、より冷静で精度の高いトレーディングが実現しますよ!


