Wave Trend Oscillatorの使い方と設定完全ガイド

「最近、チャート分析してても“ここだ!”ってタイミングが分からない…」そんな風に感じていませんか?
テクニカル指標は山ほどあるのに、どれを信じていいかわからない…そんな悩みを抱えるトレーダーは少なくありません。

特に、エントリーとイグジットの判断に迷う方にとって、「タイミング」を的確に捉えるツールは喉から手が出るほど欲しいもの。そんなときに注目されているのが、Wave Trend Oscillator(通称:WT)なんです!

でも、「WTって何?」「どう使えばいいの?」といった疑問も多く、使いこなすのは一筋縄ではいきません。実は、WTは正しく使えばトレンドの転換点を鋭く捉えることができる一方で、誤った使い方をすれば、痛い目に遭う可能性もあるのです。

この記事では、初心者にもわかりやすくWave Trend Oscillatorの基礎から実践的な使い方、設定方法までを徹底的に解説していきます!
「チャート分析の精度をもう一段階上げたい…!」そんなあなたに、ぜひ読んでいただきたい内容です。

目次

Wave Trend Oscillatorとは?初心者向けに基本を解説

Wave Trend Oscillator(略称WT)は、相場の“過熱感”を捉えるためのモメンタム系インジケーターです。LazyBear氏によって開発され、特にTradingView上で高い人気を誇っています。

WTの最大の特徴は、価格とその移動平均との乖離をベースに構築されている点です。具体的には、価格の中心値(Typical Price)と、その指数平滑移動平均(EMA)の差を正規化して「コアライン」を生成し、それをさらに平滑化した「シグナルライン」とのクロスを視覚的に表示します。

この2本のラインが交差したポイントが、いわゆる“転換点のサイン”です。

たとえば、

  • 緑のラインが赤いラインを下から上に抜ければ「買いシグナル」
  • 上から下に抜ければ「売りシグナル」

といった具合に、非常にシンプルで直感的に使えるのが魅力なんです。

また、WTはRSIやMACDと同様に“モメンタム(勢い)”を測るインジケーターではありますが、それらと違い、よりスムーズなラインでノイズが少なく、視認性が高いのが特徴。だからこそ、多くのデイトレーダーやスイングトレーダーに支持されているわけですね。

「えっ?じゃあ、RSIやMACDじゃダメなの?」と思われた方もいるかもしれません。もちろん、それぞれに強みはありますが、WTはとくにトレンド転換を早期に捉える能力に優れているため、環境認識やタイミング計測において、非常に有効な武器となります。

WTインジケーターの導入とTradingView設定方法

Wave Trend Oscillator(WT)を使うためには、まずTradingView上でインジケーターを追加する必要があります。WTはデフォルトでは搭載されていないため、カスタムインジケーター(公開スクリプト)として検索・追加する形になります。

■ WTインジケーターの導入方法(TradingView)

まずはTradingViewのチャート画面を開き、上部メニューの「インジケーター」をクリック。検索窓に「Wave Trend」または「LazyBear」と入力すると、複数のカスタムスクリプトが表示されます。

「+」マークを押すだけでチャートにWTが追加されます。

■ Wave Trend インジケーター 設定のコツ

追加後は、「設定」ボタンから詳細設定が可能です。主に調整すべきなのは以下の2点。

Channel Length(コアラインの期間)

デフォルトは10。値を大きくするとシグナルは遅くなりますが、精度が上がります。

Average Length(シグナルラインの期間)

デフォルトは21。短くすると反応が早くなりますが、ダマシが増えます。

また、視認性を高めるために、ラインの色や太さ、背景色のON/OFFも自由にカスタマイズ可能。
多くのトレーダーは、「オーバーボートライン(+60)」や「オーバーソールドライン(-60)」を表示させ、過熱感の判断材料にしています。

Wave Trend Oscillatorの使い方|トレード手法と実例

Wave Trend Oscillator(WT)は、「買い」と「売り」のタイミングを見極めるために使われるインジケーターです。特に、クロスオーバーとダイバージェンス(逆行現象)を組み合わせることで、より精度の高いトレードが可能になります。

■ WTを使ったエントリー&イグジットのタイミング

WTの基本戦略は、コアラインとシグナルラインのクロスオーバーを活用したものです。

  • 緑のコアラインが赤のシグナルラインを下から上に突き抜けたときは「買いシグナル」
  • 逆に、緑が赤を上から下に突き抜けたときは「売りシグナル」

特に、これらのクロスが±60の境界線付近で発生している場合、相場の過熱感が高く、転換の可能性がより高いとされます。

ただし、クロスオーバーは「単体ではダマシが多い」のも事実。そのため、出来高や他のインジケーター(例:VWAP、RSI)と組み合わせることで、より信頼性のある判断が可能になります。

■ ダイバージェンスを活用した逆張り戦略

WTが優れているもう一つのポイントは、「ダイバージェンスの視認性が高い」ことです。

たとえば、

価格が安値を更新しているのに、WTは高値を切り上げている

→ これは「強い買いシグナル」として知られる「ブル・ダイバージェンス」

価格が高値を更新しているのに、WTは安値を切り下げている

→ これは「売りシグナル」となる「ベア・ダイバージェンス」

これらは、トレンド転換の予兆として非常に有効で、特にレンジ相場や過熱気味の相場で使うと効果的です。

実際のチャートでも、「WTがダイバージェンスを示した後に大きく反転する」場面は多数報告されています。SNSやトレード配信者の間でも、WTでエントリーポイントを探す動きが一般化してきており、もはや“玄人向け”とは言えないほど普及しています。

WT×他インジケーター|相性の良い組み合わせとは

Wave Trend Oscillator(WT)は、単体でも有効なシグナルを出してくれますが、「WTだけを信じる」のは正直危険です。そこで、他のインジケーターと組み合わせて精度を補強するのが定石。特に、トレンドの方向やボラティリティ(価格変動の大きさ)を補完してくれるツールとの併用が効果的です。

■ WTと相性の良い代表的インジケーター3選

  1. RSI(Relative Strength Index)
     WTと同じくモメンタム系ですが、WTがシグナル重視であるのに対して、RSIは“過熱感”に敏感。WTがクロスしたときに、RSIが70以上 or 30以下であれば、より強い根拠になります。
  2. VWAP(Volume Weighted Average Price)
     出来高を加味した平均価格。WTが買いシグナルを出していても、価格がVWAPより下であれば反発の勢いは弱い可能性があるため、VWAPより上に乗った後にエントリーするのがコツ。
  3. ATR(Average True Range)
     これは直接的なシグナルではありませんが、WTでエントリーしたあと、ATR×1.5〜2倍の幅でストップロスを設定することで、損切りポイントを明確にできます。

■ トレード精度を上げる複合戦略の実践例

一部のプロトレーダーが公開している「WT複合戦略」は、非常にシンプルかつ実践的です。
たとえば、人気のある「Sword Red」戦略では以下のように使われています。

  • WTのダイバージェンスでトレンドの転換を察知
  • VWAPを抜けてからエントリー
  • ATRを基準に損切り設定
  • ポジションサイズはリスクリワードに応じて調整

さらに、WTの過熱ゾーンを背景色でハイライトすることで、「今、危ない位置か?」を視覚的に判断できるようにしている人も増えています。

つまり、WTは“単独プレイヤー”ではなく、“チームプレイで真価を発揮する指標”なんです。

Wave Trendの最適な時間軸とは?|精度とノイズのバランス

Wave Trend Oscillator(WT)は非常に優秀なインジケーターですが、使う時間軸を間違えると「誤シグナルだらけ」になるリスクがあります。WTは「ラインの交差」を根拠にしているため、時間足が短すぎるとシグナルが頻発し、かえって判断を鈍らせてしまうのです。

■ なぜWTは1時間足より12時間足・日足が良いのか?

WTは平均化されたデータ(移動平均)をベースにしているため、ローソク足1本1本のブレに弱いという特性があります。特に1分足や5分足では、ノイズ(ランダムな値動き)が多すぎて、クロスオーバーのたびに「買い?売り?」と迷わされる可能性が大。

その点、12時間足や日足であれば、1つ1つのローソク足がマーケット全体の方向性を表しやすく、WTのラインもなだらかで読みやすくなります。

実際、多くの中長期トレーダーは日足・12H足をWTの主戦場としています。
なぜなら、「不要なエントリーを減らせる」「転換点の信頼性が高い」という明確なメリットがあるからです。

■ マルチタイムフレームでのWTの使い方

WTの真骨頂は、マルチタイムフレーム分析と組み合わせた使い方です。

たとえば、日足でWTが上昇クロスをしたことを確認した上で、1時間足で押し目を拾う、といった使い方。
つまり、大きな時間軸でトレンドを確認し、小さな時間軸でエントリーポイントを探すことで、WTの精度と反応速度の“いいとこ取り”ができます。

このスタイルを使うと、「長期のWTが上昇中なのに、短期で売りエントリーしてしまった…」といった“逆張りの事故”も回避できるのです。

WTインジケーターを使いこなすための注意点と対策

Wave Trend Oscillator(WT)は便利なツールですが、使い方を間違えると、むしろ損失につながるリスクもあるんです。
「WTがクロスしたから買ったのに、すぐ逆行して損切り…」「またダマシに引っかかった…」そんな声も少なくありません。

■ 誤シグナルに注意!WTだけに頼らない理由

WTは「トレンド転換を示すクロス」が武器ですが、レンジ相場ではこれが仇になることも。
なぜなら、方向感のない相場ではクロスが頻発し、エントリーと損切りを繰り返す「焼かれループ」に陥りやすいためです。

また、WTは後追いの指標(ラグあり)であることも意識しましょう。
価格がすでに大きく動いた後にクロスが出ることも多く、「遅れて飛び乗ってしまった…」というパターンも非常にありがち
です。

そのため、WT単体ではなく、必ず他のインジケーターやチャートパターンと組み合わせて使うことが前提になります。

■ 損切りとリスクリワードを徹底しよう

WTを使ったトレードで最も重要なのが、「損切り位置の設計」と「ポジションサイズの管理」です。

おすすめは、ATR(Average True Range)を使った損切り設定
エントリーポイントからATRの1.5〜2倍の値幅でストップロスを置くことで、直近の価格変動幅に応じた柔軟なリスク管理が可能になります。

さらに、WTでシグナルが出たとしても「全力エントリー」は避け、

  • 長期トレンドと逆行していないか
  • 他のインジケーターも同じ方向を示しているか

といった“環境認識”も踏まえた上でポジションサイズを調整する癖をつけておくと、リスクを最小限に抑えられます。


WT(Wave Trend Oscillator)は、ただの“オシレーター”にとどまりません。「今までのなんとなくトレード」から卒業し、自信を持って根拠あるエントリーができるようになる――そんな“次のステージ”を目指す人にとって、WTは心強いパートナーになってくれます。

■「勝てるトレード」とは?

「WTを使い始めてから、感情に振り回されずに済むようになった」
「買うべきところで買い、売るべきところで売れるようになった」

こうした声が多いのは、WTが“視覚的な根拠”を与えてくれる指標だからです。
それまでは、「なんとなく上がりそう」「雰囲気でエントリー」といった不安定な判断だったのが、

  • クロスオーバーの明確なタイミング
  • ダイバージェンスによる予兆の確認
  • 他の指標との複合チェック

といった多角的な分析が可能になり、「自分なりのルール」ができるようになるんです。

そして何より、WTはトレードスタイルに応じた柔軟なカスタマイズができるのも魅力。
スキャルピング、デイトレ、スイング…どんなスタイルでも、WTは自分に合う形で取り入れられます。

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