USD/JPY
火曜日(12月5日)、米ドル指数が0.41%上昇し、一週間ぶりに104.03に達しました。米ドル/円はわずかな揺れがありましたが、終値は月曜日とほぼ変わらずの147.15でした。この日、米国労働省が発表したレポートによれば、10月の最終日に計測された求人は61.7万件減少し、873.3万になり、予想よりも低かったとのことです。この求人の減少は、米ドル金利が下がる期待に一役買う可能性がありますが、その日は米ドルに対する悪い影響はありませんでした。これは、市場が重要な非農業データが発表される前に、引き続き米ドルに対する売りポジションのカバーを行ったためです。ただし、最近では、来年に向けて米ドル金利が下がる期待が高まり、これにより円が利益を上げています。円の動きは、年初来の最低水準から徐々に離れています。技術的な観点から見ると、ドル/円の上昇は依然として148.09から149.90の範囲に制限されています。ドル/円の相場は上昇の雲の下に落ち、一目均衡転換線と基準線がどちらも下向きです。14日の相対強弱指数(RSI)も依然として下向きで、全体的な下降トレンドを強化しています。現在、下方には146.31が強力なサポートを提供しており、これは137.25から151.92の上昇傾向の38.2%のリトレースメントレベルです。このサポートが完全に破られれば、ドル/円の下落が一段と進む可能性があります。
AUD/USD
12月5日(火曜日),豪ドルは米ドルに対して1.03%下落し、0.6545米ドルとなり、前日の四か月ぶりの高値を大幅に下回りました。豪州中央銀行は12年ぶりの4.35%の政策金利を据え置き、追加の利上げが必要かどうかについてはあまり確定的ではないとの立場を示しました。豪州中央銀行は将来の経済データが一定の時点での追加の利上げが必要かどうかを決定するとし、経済の見通しには大きな不確実性があると指摘しました。市場は声明がやや鳩派的だと見なし、豪州中央銀行が再び利上げする可能性が低下すると予想しています。現在の先物市場の見通しでは、豪州中央銀行が3月に利上げする可能性は38%で、会議前の予想は約44%でした。短期的には、豪ドル/米ドルはオーバーセルされた空売りの調整を進めています。日足チャートでは、全体的には上昇トレンド内で推移していますが、技術指標には転換の兆候があります。下方の0.6550-0.6500の支持域が重要であり、これを下回れば、豪ドル/米ドルは上昇から下降に転じるリスクがあります。