【FX自動売買】システムトレード完全ガイド|Forex Guide

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【完全保存版】EA運用におけるリスク管理解説

基礎知識

EAを運用するにあたって、通常の裁量取引とは別の観点でのリスク管理が必要となってきます。
通常取引とは異なった、EAならではの「起こりうるリスク」、「リスク管理方法」を解説します。

  • 起こりうるリスク
  • EAごとのリスク
  • リスク管理方法

FX取引のリスク

EA取引でのリスクの解説をする前にまず、通常のFX取引でのリスクの解説をします。

  • 起こりうるリスク
  • リスク管理方法
  • リスク管理の重要性

起こりうるリスク

FX取引時での起こりうる、リスクは大きく分けて4つあります。

  • 価格変動
  • ロスカット(強制決済)
  • スワップポイント
  • 流動性

価格変動

FX取引では、24時間絶え間なく為替レートが変動しています。これは、世界中の市場の動きによって、取引する通貨ペアの価値が常に変化しているためです。

例えば、円を売ってドルを買う取引をしたとします。もし予想に反して円高・ドル安になってしまうと、損失が出る可能性があります。逆に、円を買ってドルを売る取引をした場合、円安・ドル高になると損失につながります。

さらに、FXの特徴として「レバレッジ」というものがあります。これは少額の資金で大きな取引ができる仕組みです。しかし、この仕組みは損失も大きくする可能性があります。為替レートが少し動いただけでも、資金に大きな影響を与える可能性が出てきます。

ロスカット

FX取引において「ロスカット」は重要な安全機能として機能しています。これは、未決済ポジションの含み損が一定水準に達した際に、自動的に強制決済を行う仕組みです。

一方、似た意味で「損切り」があります。これは、トレーダー自身の判断でポジションを手動で決済することを指します。

ロスカット自体、ネガティブな印象を与えるかもしれません。しかし、その本質は投資家保護にあり、自動的な強制決済によって損失の拡大を防止し、投資家の資産を保全する役割を果たしています。

スワップポイント

FX取引には「スワップポイント」という仕組みがあります。これは、取引を翌日に持ち越す際に発生する利息のようなものです。

スワップポイントは、2つの通貨の金利差から生まれます。金利の高い通貨を買い、低い通貨を売ると、スワップポイントを受け取れます。逆の場合は支払うことになります。

代替テキスト
シストレ.COM

スワップポイントは日々変動し、世界の金融情勢によってプラスからマイナスに転じることもあります。

流動性

主要通貨国の市場が閉まる直前や、市場開いた時に流動性が低迷する傾向にあります。こうして、市場の状況が悪くなると、為替レートを提示したり注文の成立が困難になることがあります。これに加え、スプレッドも広がる傾向にあるので、十分に注意する必要があります。

トレーダー自身のメンタルが影響で決済タイミングが左右されることもあります
冷静な判断ができる時に取引するようにしましょう。

リスク管理方法

上記の起こりうるリスクに対する、リスク管理方法の解説をいたします。

  • 価格変動:「経済指標」や「世界の情勢」をニュースなどから日々確認する癖をつけましょう。そして、イベント発生時に通貨ペアがどう作用するのか、イベントごとに調べておくのも効果的です。
  • ロスカット(強制決済):「損切設定」を自分でルールを決めておきましょう。あまりにもロスカットする場合は、その設定を強めたり、エントリータイミングを考え直しましょう。
  • スワップポイント:「スワップカレンダー」を確認しておきましょう。また、取引に慣れるまでは、デイトレのような次の日にポジションを持ち越さないトレードをしましょう。
  • 流動性:リスク管理としては一番シンプルで、流動性が低迷する時間帯の取引を控えましょう

リスク管理の重要性

適切なリスク管理は、トレードを続ける上で必要不可欠です。リスクを軽視すると、短期間で大きな損失を被る可能性があります。
しかし、効果的なリスク管理を行うことで、安定した収益を得る可能性が高まります。

EAは完全放置していいか

EAはFXを自動売買するプログラムであり、EAならではのメリットとデメリットがあります。

メリットとデメリット

メリット・デメリットの表
メリット
  • ◎ 一日中の取引が可能
  • 夜寝ている時にも、EAの稼働を停止させない限り、常にアルゴリズム通りの取引をし続けてくれる。
  • ◎ メンタルに左右されない冷静な判断
  • 人は取引状況や自身の心情によって、決済タイミングが変わってしまう可能性があります。しかし、EAはプログラムで動いているため常に一定のルールで取引が可能になります。
  • ◎ 複数の通貨ペアを同時に取引可能
  • 本来1人の人間が取引するには、同時に取引する通貨ペアの量に限界があります。EAなら資金がある限り、いくつもの通貨ペアでの取引が可能です。
デメリット
  • ☒ 予期せぬ市場変動への対応が難しい
  • EAはバックテストなどで、過去の相場から検証をして、開発時に精度を確認します。過去に無い変動が起こった場合、EAは本来の性能を発揮できなくなります。
  • ☒ システムエラーのリスク
  • プログラムで動くEAは、コンピューターの中で稼働します。したがって、取引ツールやPCのクラッシュなどのリスクが必然的に増えます。
  • ☒ 過度の最適化によるオーバーフィッティング
  • EAの精度が良すぎた場合、市場の些細な動きに過剰に反応してしまう場合があります。バックテストの結果が良すぎても起こりうるエラーがオーバーフィッティングと言います。

この他にも細かい項目はあると思いますが、上記が取引に大きく影響する項目と考えられます。

結論

結論から言うと「おすすめできません

と言うのも、すべてのデメリットが人が関与しないといけないことであり、すべて資金の損失に直結してしまうからです。

小まめに稼働をチェックすることが必要ではありますが、それを上回るメリットがあることも確かなので、ネガティブな結論ではないと考えられます。

EA利用時のリスク管理方法

そんなEAにもリスク管理方法が主に3つあります。

  • 小まめな稼働確認
  • ロット数を上げすぎない
  • パラメーターの定期な見直し

小まめな稼働確認

上記でも述べた通りEAがしっかり稼働しているかどうか小まめに確認することで、機械的なトラブルを防ぐことができます。

EAが異常な取引をしてしまっている場合だけではなく、ポジションを取っていない可能性もあります
そういった場合の対処法を解説した記事もございますので、ぜひご確認ください。

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ロット数を上げすぎない

EAを稼働するにあたって、ロット数の管理は非常に重要です。

ありがちなミスとしては、自分のリスク許容度に合っていないロット数を設定していたり、EAの取引手法に見合っていないロット数が設定されている場合があります。

まずは低ロットからの運用を試みましょう。

パラメーターの定期な見直し

為替市場の情勢は常に変化しております。しかし、EAはパラメーターを設定した時の情勢に合わせて動いています
したがって、定期的にパラメーターを再設定して行くことがリスク管理につながるのです。

EAごとのリスク

ハイリスクな取引手法とは

ほとんどのトレーダーが口を揃えて、マーチンゲール手法ナンピン手法と言うでしょう。

当サイトでこれらの手法を解説している記事があるので、ぜひご確認ください。

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資金管理をしっかりすることで、ハイリスクなEAも比較的リスクを避けて運用できるようになります。

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ローリスクな取引手法

これは損失が出ないと言う訳ではなく、損失が少ない取引手法を用いたEAのことを言います。

ローリスクなEAの代表例としては、デイトレやスキャルピングなどのわずかな利幅を狙った手法となります。
これらも、当サイトで解説している記事があるので、ぜひご確認ください。

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ポートフォリオを組もう

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一言で言うと「保有する通貨ペアの組み合わせと、取引手法の組み合わせの配分」のことを言います。

下記の記事で、ポートフォリオについて詳しく解説をしているので、ぜひご確認ください。

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ポートフォリオのメリット

例えば1つの通貨ペアで取引している時に、相場が暴落したとします。その通貨ペアの国の情勢などに影響を受けない通貨ペアも同時に取引しておけば、損失を抑えられるという仕組みです。

各通貨ペアの「相関関係」を調べておくことで、より有効的なポートフォリオを組むことができます。

まとめ

今回は、EA運用時におけるリスク管理方法を解説しました。

もちろんトレーダーによっては、独自のリスク管理の方法を設けている方もいらっしゃいます。
自分のリスク許容度に合った取引を心がけてEAを運用していきましょう。

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