
「この相場、トレンドが出てるのか、レンジなのか分からない…」
こんな悩みを抱えたことはありませんか?
トレードでは、トレンドがあるかどうかを判断することが非常に重要です。トレンドが明確なら、その方向に沿った取引が有利になります。しかし、間違った判断をすると、無駄な損切りを繰り返してしまうことも…。
そこで役立つのが ADX(Average Directional Index) です!ADXは トレンドの強さを数値化 し、現在の相場が「トレンド相場」なのか「レンジ相場」なのかを判断するための指標。適切に活用すれば、より精度の高いトレードが可能になります。
ADXとは?基本を理解しよう
ADX(Average Directional Index)の概要
ADX(Average Directional Index)は、J. Welles Wilderが1978年に開発したテクニカル指標で、 相場のトレンドの強さ を測定するために使用されます。

一般的に、テクニカル分析では「トレンドフォロー型」と「オシレーター型」の指標がありますが、ADXは トレンドの方向ではなく、強さを示す という点が特徴的です。そのため、単独で売買シグナルを出すものではなく、他の指標と組み合わせることで、より効果的に機能します。
ADXの数値の意味
ADXの値は 0~100 の範囲で変動し、数値が高いほどトレンドが強いことを示します。
| ADX値 | 相場の状態 | 解釈 |
|---|---|---|
| 0〜20 | トレンドなし | レンジ・方向感なし |
| 20〜25 | トレンド発生の兆し | エントリー準備段階 |
| 25〜40 | 明確なトレンド | 順張り優位ゾーン |
| 40以上 | トレンドが加熱 | 利確・調整に注意 |
開発者Welles WilderとDMIの関係
ADXは、テクニカル分析の巨匠 Welles Wilder 氏によって開発された
「DMI(Directional Movement Index)」の一部です。

- +DI(プラス方向性指数) … 上昇方向の強さ
- -DI(マイナス方向性指数) … 下降方向の強さ
を示し、ADXは +DIと-DIの差分を平滑化 することで、トレンドの強さを数値化しています。
つまり、ADX単体ではトレンドの方向は分からず、 +DIが-DIより上なら上昇トレンド、-DIが+DIより上なら下降トレンド と判断できます。

ADXの仕組みを理解することで、相場の「今の状態」をより正確に把握できるようになります。
ADXが示す「トレンドあり/なし」の判断基準
ADXは、トレンドの方向を示さない点に注意が必要です。
たとえば:
- +DI > −DI → 上昇トレンド(買い優勢)
- −DI > +DI → 下降トレンド(売り優勢)
- どちらのDIも低く、ADXが20以下 → レンジ相場
このように、DIで方向、ADXで勢いを同時に確認することで、
「トレンドの有無と強さ」を正確に見極められます。
特にEA(自動売買)や裁量トレードでは、
「ADXが25以上かどうか」を条件にトレード許可を制御するケースが多く、
相場の“ノイズフィルター”として実用性が高い指標です。
ADXの計算式と内部構造
ADXは「価格の変動方向の優位性」を数値化するために、
+DI/−DI(Directional Indicators)と、その差を平均化した値で構成されています。
仕組みを理解することで、“トレンドが強い=ADX上昇”の根拠を正確に把握できます。
ADXの計算方法と構成要素
ADXは、DMI(Directional Movement Index)の一部として計算されます。具体的には、+DI(プラス方向性指数)、-DI(マイナス方向性指数)、そしてトレンドの強さを示すADXの3つの要素で構成されています。
ADXの計算ステップ
ADXの計算手順を簡単に説明すると、以下のようになります。
- +DM(プラス方向の動き)と -DM(マイナス方向の動き)を求める
- 当日の高値が前日の高値より高い場合、その差を+DM(プラスの動き)とする。
- 当日の安値が前日の安値より低い場合、その差を-DM(マイナスの動き)とする。
- どちらの値も小さい場合は0とする。
- +DI(プラス方向性指数)と -DI(マイナス方向性指数)を計算する
- +DI =(+DMの平均 ÷ ATR)× 100
- -DI =(-DMの平均 ÷ ATR)× 100
- ATR(Average True Range)は、価格の変動幅を示す指標で、ボラティリティを考慮した計算ができるようになります。
- DX(Directional Index)を求める
- DX =(| +DI – -DI | ÷(+DI + -DI))× 100
- ADXを求める
- ADX = DXの一定期間(一般的に14期間)の移動平均
ADXは、単体ではトレンドの方向を示しませんが、数値が高くなるほどトレンドが強いことを示します。
+DI/−DIの計算と役割
まず、トレンド方向を測るために「Directional Movement(DM)」を算出します。
- +DM = 高値の上昇幅(今日の高値 − 昨日の高値)
- −DM = 安値の下落幅(昨日の安値 − 今日の安値)
それぞれの計算ルール
- +DM > −DM かつ +DM > 0 の場合 → +DMを採用、−DMは0
- −DM > +DM かつ −DM > 0 の場合 → −DMを採用、+DMは0
- 双方とも0以下の場合 → 両方とも0
次に、一定期間(例:14期間)のATR(平均真の値幅)で割り、方向の強さを比率化します。

これにより、買い・売りそれぞれの「方向性の勢い」が数値化されます。
ADXのスムージング処理(Wilder平均)
+DIと−DIの差を使い、まず「Directional Movement Index(DX)」を求めます。

ADXはこのDXのWilder平均(EMAに似た滑らかな加重平均)です。

このスムージングによって、
一時的なノイズや急変動に惑わされず、トレンドの「持続性」を確認できます。
ADXの特性とポイント
- ADXが 25を超えるとトレンドが発生 している可能性が高い。
- ADXが低い状態が続くと、ブレイクアウトの前兆 であることが多い。
- ADXが40以上になると、トレンドが強すぎるため、逆張りの警戒が必要。
アドバイスこの計算方法を理解することで、ADXの活用がよりスムーズになります。
ADXの使い方|トレンド分析とトレード戦略
ADXでトレンドの強さを判断する方法
ADXは「トレンドの強さ」を示す指標ですが、具体的にどのように活用すればよいのでしょうか?ここでは、ADXの数値を基準にして、トレンドの有無や強さを判断する方法を解説します。
ADXの数値別の判断基準
| ADXの値 | トレンドの強さ | トレード戦略のポイント |
|---|---|---|
| 0~20 | ほぼトレンドなし(レンジ相場) | ブレイクアウト待ち、スキャルピング向き |
| 20~25 | トレンドが弱い | 明確な方向性が出るまで様子見 |
| 25~40 | そこそこのトレンドあり | トレンドフォロー戦略を検討 |
| 40~60 | 強いトレンド | 順張りトレードの好機 |
| 60以上 | 非常に強いトレンド | 過熱感があるため、逆張り警戒 |
具体的な活用方法
- ADXが25未満の場合 → レンジ相場の可能性が高いため、トレンドフォロー戦略は控える。オシレーター系指標(RSIやストキャスティクス)を使った逆張り戦略が有効。
- ADXが25を超えた場合 → トレンド発生の可能性が高まるため、順張り(トレンドフォロー)戦略を検討。
- ADXが40を超える場合 → 強いトレンドが発生しているが、過熱感があるため、反転の兆しにも注意する。
- ADXが急上昇している場合 → トレンドが強まっているサイン。特にADXが20付近から上昇し始めた場合は、トレンド転換の可能性が高い。
- +DIが-DIより上なら上昇トレンド
- -DIが+DIより上なら下降トレンド
アドバイスこのようにADXの数値をチェックすることで、相場の状況を把握しやすくなります。
ADXを使った具体的なトレード戦略
ADXは、単体で使うよりも他のテクニカル指標と組み合わせることで、より精度の高いエントリー・エグジットが可能になります。ここでは、ADXを活用した具体的なトレード戦略を紹介します。
ADX × 移動平均線(トレンドフォロー戦略)
ADXを移動平均線と組み合わせることで、トレンドの強さを確認しながら順張りトレードを行う方法です。

トレンド発生の可能性



ポイント
- ADXが40を超えたら過熱感があるため、一部利益確定を検討
- 逆にADXが20を下回るとトレンドが弱まるため、ポジション整理を考える
ADX × RSI(トレンド転換の見極め)
ADXとRSI(Relative Strength Index)を組み合わせることで、トレンドの強さと買われすぎ・売られすぎを同時に確認できます。

ポイント
- ADXが40以上でRSIが70超えの場合は、特に注意が必要(反転の可能性が高い)
- RSIだけでなく、ADXの数値が低下し始めたかをチェックすることで、ダマシを減らせる
短期 vs 長期トレードでのADXの活用法
短期トレード(デイトレード・スキャルピング)
- ADXが急上昇している場面を狙い、ブレイクアウト直後にエントリー
- +DIと-DIのクロスを確認し、短期でのトレンドを見極める
長期トレード(スイング・ポジショントレード)
- ADXが20以下で長期間推移している銘柄をチェックし、ADXが上昇し始めたら仕込みを検討
- ADXが25~40の間で推移する強いトレンドを狙い、トレンドが終わるまで保有
ADXを適切に使うことで、トレンドの有無を判断し、無駄なエントリーを減らすことができます。
ADXの設定とおすすめパラメータ
ADXはデフォルトで 14期間 の設定が一般的ですが、トレードスタイルによって最適な期間は異なります。ここでは、ADXの設定方法と、相場状況に応じたおすすめパラメータを解説します。
ADXの基本的な設定方法
ADXは多くの取引プラットフォーム(MT4、TradingView、各種証券会社のツール)で利用可能です。設定方法は以下の通りです。
- ADXをチャートに追加する(「インジケーター」メニューからADXを選択)
- パラメータ設定(初期設定は「14」)
- +DI/-DIを表示するか選択(トレンドの方向を確認する場合はON)

トレードスタイル別おすすめパラメータ
| トレードスタイル | おすすめ期間 | 特徴 |
|---|---|---|
| スキャルピング・短期 | 7~10期間 | 短期的なトレンドを素早くキャッチできるが、ダマシが増える可能性あり |
| デイトレード | 14期間(デフォルト) | バランスが取れた設定で、多くのトレーダーが使用 |
| スイングトレード・中長期 | 20~30期間 | 短期的なノイズを減らし、より確実なトレンドを判別可能 |
ポイント
- 短期設定(7~10) → 反応が早くなるが、ノイズが多くなる
- デフォルト(14) → 多くのトレーダーが使用する標準的な設定
- 長期設定(20~30) → トレンドの持続性を重視し、ノイズを軽減
市場状況に応じた設定の調整
相場の状況によって、ADXの設定を適切に変更することも重要です。
- ボラティリティが高い市場(例:仮想通貨) → 短め(7~10期間)の設定が有効
- 安定した相場(例:大型株) → 標準(14~20期間)で問題なし
- 長期トレンドを狙う(例:FXのスイングトレード) → 長め(20~30期間)が有効
ADXの注意点と限界|失敗しないために
ADXの過信は禁物!他の指標との併用が必須】
ADXはトレンドの強さを測る優れた指標ですが、単体では売買のタイミングを示さない という重要な弱点があります。そのため、ADXの数値だけを頼りにすると、ダマシに引っかかる可能性が高くなります。

ADX単体での判断の危険性
- トレンドの方向が分からない
- ADXはトレンドの「強さ」は示すが、「方向」は示さない。
- 例:ADXが上昇していても、+DIが-DIより下なら下降トレンド。
- レンジ相場の判断ミス
- ADXが低いと「レンジ相場」と判断しがちだが、実際には「トレンドの準備期間」であることも多い。
- 例:ADXが20以下で推移→突然のブレイクアウト発生。
ADXと相性の良い指標
ADXの弱点を補うために、以下のような指標との併用が有効です。
| 指標名 | 役割 | ADXとの組み合わせ方 |
|---|---|---|
| 移動平均線(SMA/EMA) | トレンドの方向を確認 | ADXが上昇し、移動平均線がゴールデンクロスなら買い |
| RSI(相対力指数) | 買われすぎ・売られすぎを判断 | ADXが高く、RSIが70超えなら利益確定を検討 |
| ボリンジャーバンド | ボラティリティの確認 | ADXが低い時にスクイーズ(収縮)が起きているとブレイクアウトの可能性大 |
| MACD | トレンドの転換点を捉える | ADXが上昇し、MACDがゴールデンクロスしたらエントリー |
ADXを活用する際のポイント
- ADXが25を超えたらトレンド発生の可能性あり → 方向性を確認するために+DIと-DIをチェック
- ADXが40以上の時は過熱感に注意 → RSIやMACDを見て反転リスクを検討
- ADXが低い時はレンジ相場 or トレンド準備期間 → ボリンジャーバンドでボラティリティを確認
ADXのラグ(遅れ)の問題
ADXは移動平均を元に計算されているため、 トレンドが発生してから数値が上昇する という特性があります。つまり、ADXがトレンドの強さを示した時点では、すでに相場が動き始めている可能性が高いのです。これが「ADXのラグ(遅れ)」の問題です。
ADXの遅れによるリスクとは?
- エントリーが遅れる
- ADXが25を超えた後にエントリーすると、すでにトレンドの初動が終わっていることがある。
- → 早めのトレンド判断が必要。
- トレンドの終わりを見逃す
- ADXが低下し始めた時には、すでに相場が反転している場合がある。
- → 利確や損切りのタイミングを逃しやすい。
ADXの遅れを補う方法
ADXのラグを軽減し、より早くトレンドをキャッチするためには、以下の対策が有効です。
| 方法 | 内容 |
|---|---|
| 短期ADXを使う | 期間を14から7~10に変更し、反応を早める(ただしダマシが増える) |
| DIライン(+DI / -DI)を活用 | ADXよりも早く動くため、トレンドの変化を先に察知可能 |
| 価格アクションと組み合わせる | サポート・レジスタンスのブレイクアウト時にエントリーを検討 |
| 他のトレンド系指標と併用 | 移動平均線やMACDと併用して、トレンドの発生を早めに把握 |
実践的な使い方のポイント
- ADXが20→25に上昇するタイミングを狙う → 早めにトレンドに乗る
- +DIと-DIのクロスをチェック → ADXの遅れを補う
- ADXが40以上で下降し始めたら警戒 → トレンド終了の可能性
ADXを使ったトレードでのリスク管理
ADXはトレンドの強さを示す強力なツールですが、 過信すると大きな損失につながる可能性 があります。ここでは、ADXを活用したリスク管理の方法を解説します。
1. ダマシを回避するためのチェックポイント
ADXを使う際に、ダマシ(誤ったトレンドシグナル)を避けるための注意点を押さえておきましょう。
✅ ADX単体ではエントリーせず、他の指標と組み合わせる
✅ +DIと-DIのクロスを確認し、トレンド方向を明確にする
✅ ADXが20以下の状態が続いている場合、急なブレイクアウトに注意
✅ ADXが急上昇した後(40以上)に下降し始めたら、トレンド終了を警戒
2. ADXが示すシグナルの信頼度を高めるコツ
ADXをより信頼性の高いツールとして使うためには、以下の点を意識することが重要です。
| シグナル | 信頼度を高める方法 |
|---|---|
| トレンド発生(ADX上昇) | +DIと-DIのクロスが発生しているか確認 |
| 強いトレンドの継続(ADX40以上) | RSIやMACDで過熱感をチェック |
| トレンド終了の兆し(ADX低下) | ボリンジャーバンドや移動平均線で反転サインを探す |
3. ストップロスと利益確定の目安
ADXを活用する際は、 適切なストップロス(損切り)と利益確定(利確) のルールを決めることが重要です。
- ストップロス設定
- ADXが25を超えた後にエントリーする場合、直近のサポート・レジスタンスを損切りラインに設定
- ADXが40以上から低下し始めたら、部分的に利益確定
- 利益確定のタイミング
- ADXが急上昇した後、横ばいになったら利益確定を検討
- ADXが40以上で下降し始めたら、トレンド終了の兆し
4. 具体的なリスク管理の実例

ケース①:ADXを使った順張りトレード
- ADXが20→25へ上昇(トレンド発生の可能性)
- +DIが-DIを上回り、移動平均線がゴールデンクロス
- エントリー後、ADXが40を超えたら半分利益確定
- ADXが下降し始めたら、残りのポジションを決済
ケース②:ADXを使った逆張りトレード
- ADXが40以上で横ばいになり、RSIが70超え(買われすぎ)
- 価格が重要なレジスタンスに到達し、反転の兆し
- ADXが下降し始めたら売りエントリー
- ADXが25を下回ったら全決済
ADXを適切に活用することで、トレンドの判断だけでなく、 損失を抑えつつ利益を最大化 することができます。
まとめ|ADXを活用して利益を最大化しよう
ここまで、ADXの基本的な仕組みから具体的なトレード戦略、注意点やリスク管理まで詳しく解説してきました。最後に、ADXをうまく活用するための重要ポイントを振り返りましょう。
✅ ADXの基本ポイント
- ADXはトレンドの強さを測る指標(方向は示さない)
- 数値が25以上ならトレンド発生、20以下ならレンジ相場の可能性
- +DIが-DIより上なら上昇トレンド、-DIが+DIより上なら下降トレンド
✅ ADXを使ったトレード戦略
- 移動平均線と組み合わせた順張り戦略(ADX上昇+ゴールデンクロスでエントリー)
- RSIとの併用でトレンドの過熱感をチェック(ADX40以上+RSI70超えは反転警戒)
- 短期・長期トレードに応じたADXの期間設定(短期7~10、デフォルト14、長期20~30)
✅ ADXの注意点とリスク管理
- ADXはトレンドに遅れて反応するため、DIラインや他の指標と組み合わせる
- ADX単体ではエントリーせず、移動平均線やボリンジャーバンドと併用
- ADXが40以上で下降し始めたらトレンド終了の可能性があるため、利益確定を検討
- ストップロスの設定を徹底し、ダマシを回避する工夫をする
しかし、ADXは万能ではなく、他のテクニカル指標との組み合わせや適切なリスク管理が必要です。
アドバイストレンドを的確に判断し、無駄な損失を減らしながら、賢いトレードを目指しましょう!
ADXインジケーターのダウンロード
以下のボタンから、「ADX_systre.ex4」をダウンロードできます。
使い方
- ダウンロードした
ADX_systre.ex4を
MT4の「Indicators」フォルダに移動
(例:ファイル → データフォルダを開く → MQL4 → Indicators) - MT4を再起動、またはナビゲーターで「更新」をクリック
- チャートにドラッグ&ドロップして使用開始!

⚠ 注意事項
- 本インジケーターは シストレ.COMの登録口座でご利用いただけます。
※ 認証が行われていない口座ではご使用いただけません。 - 無料配布のサンプルです
商用利用・再配布は禁止とさせていただきます
ADXのよくある質問
ADXの数値はどのように解釈すればいいですか?
一般的に、ADXが20未満は「トレンドなし(レンジ)」、25以上は「トレンド発生中」、40以上は「非常に強いトレンド」と判断されます。数値が高いほど相場の方向性が明確であることを意味します。
+DIと−DIのクロスはどう見ればいいですか?
+DIが−DIを上抜けた場合は「上昇トレンドの開始」、逆に下抜けた場合は「下降トレンドの開始」と判断します。クロスだけでなく、ADXが25以上に上昇しているかどうかも確認すると精度が上がります。
ADXは他のインジケーターと併用した方がいいですか?
はい。ADXは「トレンドの強さ」を測る指標のため、方向を示すもの(移動平均線・SuperTrend・MACDなど)と組み合わせるとより実戦的です。ADXが強く、かつ他指標が同方向を示す局面は最も信頼度が高いです。
レンジ相場ではどう使えばいいですか?
ADXが20以下で横ばいのときは「明確なトレンドがない」状態です。この場合、トレンドフォロー系手法は機能しにくいため、RSIやストキャスティクスなどのオシレーター系で逆張りを検討する方が有効です。
EA(自動売買)にADXを組み込む際の注意点は?
EAでは、ADXを「トレンド強度フィルター」として利用するのが基本です。例えば「ADX > 25 のときのみエントリーを許可」といった条件を追加すると、ノイズの多い相場での誤エントリーを防げます。


