「トレードでなかなか勝てない…」「エントリーのタイミングが難しい!」そんな悩みを抱えている人は多いのではないでしょうか?
短期足だけを見て取引すると、ノイズに振り回されて損失を出すことも。逆に、長期足だけではエントリーのタイミングを逃しがち。
そんなときに役立つのが「マルチタイムフレーム分析」です!
異なる時間軸のチャートを組み合わせることで、市場の動向をより正確に把握し、適切なトレード判断が可能になります。
しかし、「どの時間軸を見ればいいの?」「実際の使い方が分からない…」と、マルチタイムフレーム分析を取り入れるには知識が必要です。
そこで本記事では、マルチタイムフレーム分析の基本から実践的な使い方、さらにはメリット・デメリットまで詳しく解説!
これを読めば、分析手法をトレードに取り入れ、より確実なエントリーとエグジットができるようになりますよ!
マルチタイムフレーム分析とは
マルチタイムフレーム分析とは、異なる時間軸のチャートを組み合わせて分析する手法のことです。
短期・中期・長期のチャートを同時に確認することで、市場の大局観をつかみつつ、細かいエントリーやエグジットのタイミングを見極められます。
例えば、日足(長期)で上昇トレンドを確認し、1時間足(中期)で押し目を探し、5分足(短期)でエントリーポイントを見極めるといった使い方が代表的です。
なぜマルチタイムフレーム分析が重要なのか?
- トレンドの方向を正確に把握できる
例えば、5分足で下降トレンドに見えても、日足では上昇トレンドというケースがあります。この場合、短期の下降は一時的な押し目で、長期では上昇基調が続く可能性が高いのです。 - 無駄なエントリーを減らせる
短期足だけを見ていると、ノイズによるダマシ(フェイク)に引っかかることがあります。長期足で大きな流れを確認していれば、より精度の高いトレードが可能になります。 - エントリーとエグジットの精度が上がる
長期足でトレンドを確認し、中期足で調整局面をチェックし、短期足でエントリーのタイミングを探る。この手順を踏むことで、より有利なポイントで取引できます。
マルチタイムフレーム分析のメリットとデメリット
マルチタイムフレーム分析には、多くのメリットがありますが、一方で注意すべきデメリットも存在します。
ここでは、それぞれを詳しく見ていきましょう。
メリット①:トレンドの方向を正しく判断できる
単一の時間足だけでは、市場の大きな流れを見落としてしまうことがあります。
例えば、5分足では下降トレンドに見えても、日足では強い上昇トレンドが続いているケースも。
このように、長期・中期・短期のトレンドを総合的に判断することで、適切な売買判断が可能になります。
メリット②:ダマシを回避できる
短期足だけを見ていると、ノイズに振り回されやすくなります。
例えば、1分足ではブレイクアウトしたように見えても、15分足や1時間足では単なる一時的な動きに過ぎないことも。
長期足でトレンドを確認していれば、不必要なエントリーを減らすことができます。

メリット③:エントリーとエグジットの精度が向上する
長期足でトレンドを把握し、中期足で調整を確認し、短期足でエントリーポイントを決める。
この流れを意識することで、より有利な価格でのエントリーが可能になります。
また、エグジットポイントも的確に見極められるため、利益を伸ばしやすくなります。
デメリット①:情報量が多く、判断が難しくなる
複数の時間軸を見ることで、分析すべき情報量が増えます。
その結果、矛盾するシグナルが発生し、どの情報を優先すべきか迷うことがあります。
例えば、日足では上昇トレンドだが、1時間足では下降トレンドといったケースです。
デメリット②:分析に時間がかかる
マルチタイムフレーム分析を適切に行うには、各時間足を丁寧に確認する必要があります。
そのため、短時間での取引を好むスキャルピングトレーダーなどには向かない場合があります。
デメリット③:間違った時間足の選択で効果が薄れる
適切な時間軸を選ばないと、マルチタイムフレーム分析の効果が十分に発揮されません。
例えば、1分足・5分足・15分足のように短期足ばかりを見てしまうと、大局を把握できずに誤った判断をしてしまう可能性があります。
マルチタイムフレーム分析の基本的な手法
マルチタイムフレーム分析を実践するためには、適切な時間軸の組み合わせと分析の手順を理解することが重要です。
ここでは、具体的な手法を詳しく解説します。
① 時間軸の選定:長期・中期・短期の組み合わせが鍵
マルチタイムフレーム分析では、一般的に「長期・中期・短期」の3つの時間軸を組み合わせます。
役割 | 代表的な時間足 | 目的 |
---|---|---|
長期足 | 月足・週足・日足 | 市場の大きな流れ(トレンド)を把握 |
中期足 | 4時間足・1時間足 | トレンドの強さや押し目・戻りを確認 |
短期足 | 15分足・5分足 | エントリー・エグジットのタイミングを決定 |
例えば、スイングトレード(数日~数週間の取引)なら「日足・4時間足・1時間足」、
デイトレード(1日で売買を完結する取引)なら「1時間足・15分足・5分足」などが適しています。
② 分析の進め方:3ステップで判断する
- 長期足でトレンドを確認
まずは長期足をチェックし、市場の大きな流れを把握します。
例:日足で「上昇トレンド」が続いているなら、買い目線で考える。 - 中期足で押し目や戻りを探す
次に中期足を見て、トレンドが継続しているか、またどこでエントリーできそうかを判断します。
例:4時間足で一時的な調整(押し目や戻り)が発生していることを確認。 - 短期足でエントリーポイントを特定
最後に短期足を見て、エントリーのタイミングを決定します。
例:15分足でサポートラインで反発する動きを確認し、買いエントリー。
この手順を踏むことで、無駄なエントリーを減らし、より精度の高いトレードが可能になります。
マルチタイムフレーム分析に適したインジケーター
マルチタイムフレーム分析を効果的に活用するためには、適切なインジケーター(指標)を組み合わせることが重要です。
ここでは、特に相性の良いインジケーターを紹介し、その活用方法を解説します。

① 移動平均線(MA):トレンドの方向を確認する
移動平均線(Moving Average)は、一定期間の平均価格を線で表した指標です。
異なる時間軸の移動平均線を組み合わせることで、トレンドの方向性や強さを確認できます。
活用方法
- 長期足(日足や週足)の移動平均線でトレンドを把握
→ 価格が移動平均線の上なら上昇トレンド、下なら下降トレンド - 中期足(4時間足や1時間足)で押し目・戻りを確認
→ 価格が短期の移動平均線まで下落したら押し目買いを狙う - 短期足(15分足や5分足)でエントリーのタイミングを決定
→ 移動平均線をローソク足が明確に上抜けたら買いエントリー

② 相対力指数(RSI):買われすぎ・売られすぎを判断する
RSI(Relative Strength Index)は、価格の変動幅をもとに買われすぎ・売られすぎを測る指標です。
活用方法
- 長期足(例:日足)のRSIで大きな流れを確認
→ RSIが50以上なら強気相場、50以下なら弱気相場 - 中期足(例:4時間足)のRSIでエントリーのタイミングを探る
→ RSIが30以下(売られすぎ)なら買い、70以上(買われすぎ)なら売りを検討 - 短期足(例:15分足)のRSIで細かい動きをチェック
→ 短期のRSIが再び50を超えたら買いのエントリーポイントとして活用

③ ボリンジャーバンド:価格の変動範囲を予測する
ボリンジャーバンド(Bollinger Bands)は、価格の変動範囲を視覚化する指標です。
±2σ(シグマ)や±3σのバンドを利用し、価格がどこまで動く可能性があるかを確認できます。
活用方法
- 長期足(例:日足)のボリンジャーバンドでボラティリティを確認
→ バンドが広がっている場合、トレンドが強い(トレンド相場)
→ バンドが狭い場合、レンジ相場の可能性が高い - 中期足(例:4時間足)のバンドで押し目・戻りを見極める
→ 価格が-2σ(下限)に触れたら反発の可能性を考える - 短期足(例:15分足)のバンドで具体的なエントリーポイントを決定
→ 価格がバンドの内側に戻る動きを確認してエントリー

④ MACD(マックディー):トレンド転換を見極める
MACD(Moving Average Convergence Divergence)は、移動平均線の差を利用してトレンドの転換点を探る指標です。
活用方法
- 長期足のMACDでトレンドの方向を確認
→ MACDラインがシグナルラインを上抜けたら上昇トレンド、下抜けたら下降トレンド - 中期足のMACDでエントリーの準備をする
→ MACDとシグナルが交差しそうなポイントをチェック - 短期足のMACDでエントリーの最終判断をする
→ ゴールデンクロス(MACDがシグナルを上抜け)で買い、デッドクロス(MACDがシグナルを下抜け)で売り

マルチタイムフレーム分析の実践例
ここでは、マルチタイムフレーム分析を実際のトレードにどのように活用するのか、具体的な戦略を紹介します。
実際のチャート分析をイメージしながら読んでみてください!
① 具体的なトレード戦略(買いエントリーの場合)
ステップ1:長期足(日足)でトレンドを確認
まずは日足をチェックし、市場の大きな流れを確認します。
- 確認ポイント:「上昇トレンドか?下降トレンドか?」
- 例:日足の移動平均線(MA)が右肩上がりで、ローソク足がその上に位置 → 「上昇トレンド」
→ ここで上昇トレンドなら、買いを狙う戦略を立てる!
ステップ2:中期足(4時間足)で押し目を探す
次に4時間足を見て、押し目買いのポイントを探します。
- 確認ポイント:「一時的な下落(押し目)が発生しているか?」
- 例:価格が短期の移動平均線(20MA)にタッチしている
→ ここで押し目が確認できたら、エントリーの準備!
ステップ3:短期足(15分足)でエントリータイミングを決定
最後に15分足をチェックし、具体的なエントリーポイントを決めます。
- 確認ポイント:「反発の兆しがあるか?」
- 例:RSIが30を下回った後に再び上昇し始めた / MACDがゴールデンクロスした
→ ここでエントリー!ストップロス(損切り)は直近の安値の少し下に設定!
② 成功事例と失敗事例
成功事例:マルチタイムフレーム分析でトレンドを味方につけたケース
- 長期足で上昇トレンドを確認
- 中期足で押し目を見つける
- 短期足で適切なタイミングでエントリー
→ 結果:エントリー後、価格は上昇し、大きな利益を確保!
失敗事例:短期足のシグナルに惑わされて負けたケース
- 長期足で上昇トレンドを確認
- しかし短期足の急落(ノイズ)に惑わされて早めに損切り
- その後、価格は再び上昇し、本来のトレンドが継続
→ 結果:損切りが早すぎて、利益を逃してしまった…
マルチタイムフレーム分析を活用する際の注意点
マルチタイムフレーム分析は非常に強力な手法ですが、誤った使い方をすると逆効果になることもあります。
ここでは、よくある失敗を防ぐために注意すべきポイントを解説します。
① 情報の取捨選択を意識する
マルチタイムフレーム分析では、複数の時間軸をチェックするため、情報量が多くなりすぎることがあります。
あれもこれもと見ているうちに、逆に混乱してしまい「結局どの方向にエントリーすればいいの?」と迷ってしまうことも。
対策
- 3つの時間軸(長期・中期・短期)に絞る
- 主要なインジケーターを決める(例:移動平均線+RSI+MACD)
- トレンドとエントリーポイントを明確に定義する
② トレード戦略の一貫性を持つ
マルチタイムフレーム分析を行っていると、異なる時間軸で矛盾したシグナルが出ることがあります。
例えば、日足では上昇トレンドでも、1時間足では下降トレンドになることも。
「どっちを信じればいいの?」と悩んでしまい、感情的な取引になってしまうこともあります。
対策
- 長期足を優先する(長期トレンドに沿った取引を心がける)
- エントリーとエグジットのルールを決める(例:「日足が上昇なら、1時間足の押し目で買う」)
- シグナルが矛盾する場合は取引を見送る(無理にエントリーしない)
③ 過去のトレードを振り返り、改善する
マルチタイムフレーム分析は、一度学んだからといって完璧に使いこなせるものではありません。
実際のトレードを重ねながら、自分に合った方法を見つけることが大切です。
対策
- トレードノートをつける(どの時間軸を見て、どんな判断をしたのか記録する)
- 過去の取引を検証する(勝ちパターン・負けパターンを分析する)
- シミュレーションを行う(デモトレードで練習する)
まとめ:マルチタイムフレーム分析でトレードの精度を向上させよう!
マルチタイムフレーム分析は、異なる時間軸のチャートを組み合わせることで、より正確な市場の流れを把握できる手法です。
短期足だけに頼るとノイズに振り回され、中長期足だけだと細かいエントリータイミングを逃すこともあります。
この手法を活用すれば、トレンドの確認からエントリータイミングの精査まで、一貫した分析が可能になります。
本記事のポイント
✔ 長期足で市場のトレンドを確認する(方向性を把握)
✔ 中期足で押し目や戻りを見つける(エントリーポイントを探す)
✔ 短期足でエントリー・エグジットのタイミングを決める(具体的な判断)
✔ 移動平均線・RSI・ボリンジャーバンドなどのインジケーターを活用する
✔ 情報を整理し、戦略の一貫性を持たせることが重要
マルチタイムフレーム分析を適切に使いこなせれば、トレードの精度が向上し、感情に左右されにくい取引が可能になります。
まずはデモトレードなどで実践し、自分のスタイルに合った分析方法を確立していきましょう!