
「RCIってどう見ればいいの?使い方がわからない」
「RCIのパラメーター設定、結局どれが正解なの?」
「RCIでエントリーしたけど、ダマシばかりで勝てない…」
RCI(Rank Correlation Index)は、相場の過熱感やトレンド転換を視覚的にとらえるオシレーター系インジケーターです。
しかし「数値の意味がわからない」「エントリーに活かせない」と悩んでいるトレーダーは少なくありません。
RCIを正しく理解し、適切なパラメーター設定と他のインジケーターとの組み合わせを覚えれば、売買タイミングの精度を大幅に向上させることができます。
本記事では、RCIの基本的な仕組みから実践的な使い方、トレードスタイル別のおすすめパラメーター設定、他のインジケーターとの併用法、さらに初心者が陥りやすい失敗パターンまで、2026年の最新情報を交えて徹底解説します。
RCIとは?基本的な仕組みと特徴
まずはRCIの基本を押さえましょう。RCIとは何を測定する指標なのか、計算ロジックと数値の意味を理解することが、正しい活用の第一歩です。
RCI(Rank Correlation Index)は、一定期間の価格の順位相関を計算し、相場の過熱感やトレンドの転換点を判断するオシレーター系インジケーターです。

RCIの意味と由来
RCIは「Rank Correlation Index(順位相関指数)」の略称です。
一定期間の終値を順位付けし、それが時間の経過とどのような関係を持つかを示す指標で、もともとは統計学で使われる「スピアマンの順位相関係数」を応用したものです。
- 値は +100% ~ -100%の範囲 で変動する
- +80%以上で「買われすぎ」、-80%以下で「売られすぎ」 と判断される
- 短期・中期・長期のパラメーター設定により、異なる時間軸での相場の動きを分析できる
- 価格の「変動幅」ではなく「順位の変化」を見るため、急騰・急落の影響を受けにくい
RCIの計算式とその背景
RCIは、一定期間の終値の順位と日付の順位の相関係数を求めることで算出されます。

- 順位:各終値を昇順で並べ、1位からn位までの順位を付ける
- 期待順位:直近n日の日付を1からnまで番号付けしたもの
- n:設定する期間(例:9日、26日、52日など)
RCIの計算例(9日間の場合)
例えば、9日間の終値が以下のように推移したとします。
| 日付 | 終値 | 終値の順位 | 日付の順位 |
|---|---|---|---|
| 1日目 | 100 | 7位 | 1 |
| 2日目 | 102 | 6位 | 2 |
| 3日目 | 101 | 8位 | 3 |
| 4日目 | 105 | 4位 | 4 |
| 5日目 | 108 | 3位 | 5 |
| 6日目 | 110 | 1位 | 6 |
| 7日目 | 109 | 2位 | 7 |
| 8日目 | 103 | 5位 | 8 |
| 9日目 | 99 | 9位 | 9 |
RCIが示す数値の解釈方法
RCIの数値は、価格の順位と時間の順位の相関関係を表しています。
具体的には以下のように解釈されます。
- +100%:過去n日間で最も高い終値が直近に集中(完全な上昇トレンド)
- +80%以上:「買われすぎ」ゾーン → 反転下落の可能性あり
- 0%付近:価格に明確な方向性がない(もみ合い・レンジ相場)
- -80%以下:「売られすぎ」ゾーン → 反発上昇の可能性あり
- -100%:過去n日間で最も安い終値が直近に集中(完全な下降トレンド)
RCIの見方と使い方【実践編】
RCIの数値の意味がわかったら、次は実際のチャートでどう読み取るかを学びましょう。ここでは「数値の位置」と「動きのパターン」という2つの視点から解説します。
RCIの基本的な見方
RCIの見方を理解することが、適切なトレード判断につながります。RCIは「数値の位置」と「動きのパターン」を見ることが重要です。
数値の位置による判断(+80%以上・-80%以下・0%付近)

- +80%以上 → 買われすぎゾーン
→ 売りのタイミングを探る(ただし即売りはNG) - -80%以下 → 売られすぎゾーン
→ 買いのタイミングを探る(ただし即買いはNG) - 0%付近 → 相場が方向感を失っている状態
→ トレンドの判断が難しいため、慎重な対応が必要
+80%以上・-80%以下に到達しただけでは売買シグナルにはなりません。「反転の動き」が出てからエントリーを検討するのがRCI活用の鉄則です。
動きのパターン(クロス・ダイバージェンスなど)

- RCIが+80%を超えてから下落する → 売りシグナル
- RCIが-80%を下回ってから上昇する → 買いシグナル
- 短期RCIと長期RCIがゴールデンクロス(短期が長期を上抜け) → 買いトレンド発生の可能性
- 短期RCIと長期RCIがデッドクロス(短期が長期を下抜け) → 売りトレンド発生の可能性
- 価格が高値を更新しているのにRCIが下落 → 弱気ダイバージェンス(上昇トレンドの弱まり)
- 価格が安値を更新しているのにRCIが上昇 → 強気ダイバージェンス(下落トレンドの弱まり)
アドバイスRCIは「位置」と「動き」の両方をセットで確認するのがポイントだよ!+80%を超えたら即売り、ではなく「+80%から下がり始めたとき」が売りシグナルなんだ。
トレンド相場でのRCIの活用方法
トレンド相場では、RCIのシグナルをそのまま逆張りで使うと失敗することが多くなります。強いトレンドが続くと「買われすぎ」「売られすぎ」の状態が長時間続くからです。
上昇トレンドの場合(押し目買い)
上昇トレンドでは、RCIが+80%以上での売りではなく「押し目」での買いを狙います。
- 短期RCIが-80%付近から反発 → 押し目買いのチャンス
- 長期RCIが+50%以上を維持しているか確認 → トレンド継続中ならエントリー
- 移動平均線(MA)やトレンドラインと併用すると、押し目の精度が向上
下降トレンドの場合(戻り売り)
下降トレンドでは、RCIが-80%以下での買いではなく「戻り」での売りを狙います。
- 短期RCIが+80%付近から反落 → 戻り売りのチャンス
- 長期RCIが-50%以下を維持しているか確認 → トレンド継続中ならエントリー
- 移動平均線やボリンジャーバンドのミドルラインでの反発と組み合わせると精度UP
レンジ相場でのRCIの活用方法
レンジ相場では、価格が一定の範囲内で上下を繰り返すため、RCIの「買われすぎ」「売られすぎ」のシグナルが機能しやすくなります。
トレンド相場と違い、RCIを逆張りのサインとして活用するのが有効です。
レンジ相場の見分け方
- 価格が一定の範囲で動いている(高値と安値がほぼ一定)
- 移動平均線(MA)が横ばいで方向感がない
- RCIの短期・中期・長期が全て0%付近で上下を繰り返す
レンジ相場での売買タイミング
- RCIが-80%以下になった後、反発し始めたらエントリー
- サポートライン(レンジの下限)と一致していると精度UP
- ストキャスティクスやRSIの買いシグナルと重なるとさらに有効
- RCIが+80%以上になった後、下落し始めたらエントリー
- レジスタンスライン(レンジの上限)と一致していると精度UP
- MACDのデッドクロスなど、他の売りシグナルと重なると信頼度が増す
レンジ相場での逆張りは、突然のブレイクアウトに注意が必要です。RCIが+80%以上で売り、-80%以下で買いを入れた直後にトレンドが発生すると、大きな損失につながる可能性があります。移動平均線やボリンジャーバンドを活用し、レンジが崩れる兆候を常にチェックしましょう。
RCIを使ったエントリーの判断フロー
RCIの見方がわかっても「実際のエントリーまでの手順」がわからないと実践で使えません。ここでは、RCIを使ったエントリーを3ステップの判断フローで整理します。
RCIでトレードする際は、以下の3ステップの判断フローに従うことで、ダマシを減らし精度の高いエントリーが可能になります。
ステップ1:相場環境を確認する
まず、現在の相場が「トレンド相場」なのか「レンジ相場」なのかを判断します。
- 長期RCI(52)が+50%以上 → 上昇トレンドの可能性
- 長期RCI(52)が-50%以下 → 下降トレンドの可能性
- 長期RCI(52)が0%付近で上下 → レンジ相場の可能性
- 移動平均線(20MA・50MA)の向きで方向性を補完する
ステップ2:中期RCIで流れを確認する
中期RCI(26)の向きで、現在の中間的な価格の勢いを確認します。
- 中期RCIが上昇基調 → 買い方向のエントリーを優先
- 中期RCIが下降基調 → 売り方向のエントリーを優先
- 長期RCIと中期RCIの方向が一致しているとき、シグナルの信頼度が高い
ステップ3:短期RCIでエントリータイミングを計る
最後に、短期RCI(9)の反転をエントリーのトリガーにします。
- 買いエントリー:長期・中期が上昇方向 + 短期RCIが-80%以下から反発
- 売りエントリー:長期・中期が下降方向 + 短期RCIが+80%以上から反落
- レンジ逆張り:長期RCIが0%付近 + 短期RCIが±80%超から反転
アドバイス「長期→中期→短期」の順番で確認するのがコツ!いきなり短期RCIだけ見てエントリーすると、ダマシに引っかかりやすくなるよ。
RCIのパラメーター設定方法
RCIのパラメーター設定は、トレードスタイルや相場環境によって最適な数値が異なります。基本的には短期・中期・長期の3つを組み合わせることで、より精度の高い分析が可能になります。
短期・中期・長期の設定値とその意味
RCIのパラメーター(期間)は、以下の3種類に分けて設定するのが一般的です。
| RCIの種類 | 設定期間(例) | 特徴と用途 |
|---|---|---|
| 短期RCI | 9日~14日 | 直近の値動きを素早く捉える。エントリー・エグジットの判断に活用。 |
| 中期RCI | 26日~30日 | トレンドの流れを確認し、短期RCIのシグナルの信頼性を高める。 |
| 長期RCI | 52日~60日 | 大きな相場の方向性(上昇 or 下降)を判断するために使う。 |
短期RCI(9~14期間)
- 敏感に反応するため、シグナルが多い(ダマシも多い)
- デイトレードやスキャルピング向き
- 他のインジケーターと組み合わせると精度UP(例:移動平均線やボリンジャーバンド)
中期RCI(26~30期間)
- 日足ベースでのトレンド判断に役立つ
- 短期RCIのシグナルをフィルターする目的で使う
- スイングトレードに適した設定
長期RCI(52~60期間)
- 長期的なポジション(スイング・ポジショントレード)に最適
- 大きな相場の流れを把握するために使用
- トレンドの方向を確認するフィルターとして活用
RCIのおすすめパラメーター設定例【トレードスタイル別】
RCIのパラメーター設定は、トレードスタイルによって最適な数値が異なります。ここでは代表的な4つのトレード手法別に、おすすめの設定値とエントリー条件を紹介します。
スキャルピング向け(超短期トレード)
設定値:短期RCI=9 / 中期RCI=なし / 長期RCI=なし
- 短期RCIのみを使用し、素早い売買判断を行う
- +80%以上で売り、-80%以下で買いを狙うが、ダマシが多いため注意が必要
- ボリンジャーバンドや移動平均線と併用すると精度が向上

デイトレード向け(短期トレード)
設定値:短期RCI=9 / 中期RCI=26 / 長期RCI=なし
- 短期RCIでエントリータイミングを計り、中期RCIでトレンドの流れを確認
- 短期RCIが-80%以下から反発し、中期RCIが上昇基調なら買いを検討
- 短期RCIが+80%以上から下降し、中期RCIが下降基調なら売りを検討

スイングトレード向け(中期トレード)
設定値:短期RCI=9 / 中期RCI=26 / 長期RCI=52
- 短期RCIでエントリー・エグジットのタイミングを測る
- 中期RCIでトレンドの強さを判断する
- 長期RCIが+50%以上で推移している場合、押し目買い戦略が有効
- 長期RCIが-50%以下の場合、戻り売り戦略を検討

ポジショントレード向け(長期トレード)
設定値:短期RCI=なし / 中期RCI=26 / 長期RCI=52~100
- 短期RCIは使わず、中期RCIと長期RCIのトレンド方向のみを重視
- 長期RCIが+50%以上で上昇している場合、上昇トレンドが続く可能性が高い
- 長期RCIが-50%以下で下降している場合、下降トレンドが続く可能性が高い

RCIのパラメーター設定のポイント
- 短期RCIは敏感に反応するため、単独ではダマシが多い
- 中期RCIと長期RCIを組み合わせると、より信頼性の高いシグナルが得られる
- RCI単体ではなく、移動平均線・ボリンジャーバンド・RSIなど他の指標と組み合わせると精度UP
RCIの時間足別の特徴と使い分け
同じパラメーター設定でも、表示する時間足によってRCIの挙動は大きく変わります。ここでは主要な時間足ごとのRCIの特徴と、適した使い方を解説します。
| 時間足 | RCIの反応速度 | 適したトレードスタイル | 注意点 |
|---|---|---|---|
| 1分足・5分足 | 非常に速い | スキャルピング | ノイズが多く、ダマシが頻発しやすい |
| 15分足・1時間足 | やや速い | デイトレード | 日中の流れを把握しやすいが、経済指標発表時に乱れやすい |
| 4時間足 | 中程度 | スイングトレード | 中期のトレンド把握に適しており、バランスが良い |
| 日足 | やや遅い | スイング~ポジション | 信頼性は高いが、反応が遅くエントリーが遅れがち |
| 週足 | 遅い | ポジショントレード | 大きなトレンドの転換点を把握するのに有効 |
時間足別の活用ポイント
1時間足・4時間足でのRCI活用
デイトレーダーやスイングトレーダーに最も人気の高い時間足です。
- 4時間足の長期RCI(52)で大きなトレンド方向を確認
- 1時間足の短期RCI(9)でエントリータイミングを計る
- 経済指標の発表前後はRCIが急変動するため、ポジション管理に注意
日足でのRCI活用
日足のRCIは信頼性が高く、中長期のトレンド転換を判断するのに適しています。
- 日足の長期RCI(52)が+80%から反落 → 中期的な天井シグナル
- 日足の長期RCI(52)が-80%から反発 → 中期的な底打ちシグナル
- 日足のRCIは「週に1~2回程度」しかシグナルが出ないため、じっくり待つ姿勢が大切
マルチタイムフレーム分析の考え方が重要です。上位足(日足・4時間足)でトレンドの方向を確認し、下位足(1時間足・15分足)でエントリータイミングを計ることで、RCIの精度は大幅に向上します。
RCIと他のインジケーターとの併用
RCI単体でもトレードの判断に役立ちますが、他のインジケーターと組み合わせることでダマシを減らし、より正確な売買判断が可能になります。ここでは相性の良いインジケーターとの併用法を解説します。
RSIやMACDとの違いと組み合わせ方
RCIとよく比較されるインジケーターにRSI(Relative Strength Index)やMACD(Moving Average Convergence Divergence)があります。
それぞれの特徴を理解し、効果的に組み合わせることで、トレードの精度を向上させましょう。
RCIとRSIの違い
| 指標 | RCI | RSI |
|---|---|---|
| 計算方法 | 終値の順位相関をもとに算出 | 一定期間の上昇幅・下落幅の比率をもとに算出 |
| 値の範囲 | -100% ~ +100% | 0 ~ 100 |
| 主な用途 | 過熱感の判断、短期トレンドの把握 | 買われすぎ・売られすぎの判断、ダイバージェンス分析 |
| トレード向き | 短期~中期 | 中期~長期 |
RCI × RSI 組み合わせの例
- RCIが-80%以下で上昇 + RSIが30以下で反発 → 買いシグナル
- RCIが+80%以上で下落 + RSIが70以上で反落 → 売りシグナル
- RCIのトレンドとRSIのダイバージェンスを組み合わせてエントリー精度を向上

RCIとMACDの違い
| 指標 | RCI | MACD |
|---|---|---|
| 計算方法 | 終値の順位相関をもとに算出 | 短期・長期の移動平均線の乖離をもとに算出 |
| 主な用途 | 過熱感の判断、短期トレンドの把握 | トレンド転換の判断、エントリータイミングの確認 |
| トレード向き | 短期~中期 | 中期~長期 |
RCI × MACD 組み合わせの例
- RCIが-80%以下で上昇 + MACDがゴールデンクロス → 買いシグナル
- RCIが+80%以上で下落 + MACDがデッドクロス → 売りシグナル
- MACDのトレンドを確認しつつ、RCIのシグナルでエントリータイミングを測る

移動平均線との併用によるトレード精度の向上
RCIは短期的な過熱感を示すのに優れていますが、トレンドの方向を判断するのは苦手です。
そこで移動平均線(MA:Moving Average)を組み合わせることで、トレードの精度を大幅に向上させることができます。

RCIと移動平均線の役割の違い
| 指標 | RCI | 移動平均線(MA) |
|---|---|---|
| 主な用途 | 買われすぎ・売られすぎの判断 | トレンドの方向性や強さの確認 |
| 短期・長期の設定 | 9・26・52など | 5・20・50・200など |
| トレード向き | 短期~中期 | 中期~長期 |
移動平均線とRCIの組み合わせ方
買いシグナル(押し目買い)
- 長期移動平均線(50MA・200MA)が上向き → 上昇トレンドを確認
- RCIが-80%以下に下落 → 一時的な売られすぎを確認
- RCIが-80%以下から反発上昇 → 押し目買いのチャンス
売りシグナル(戻り売り)
- 長期移動平均線(50MA・200MA)が下向き → 下降トレンドを確認
- RCIが+80%以上に上昇 → 一時的な買われすぎを確認
- RCIが+80%以上から下落 → 戻り売りのチャンス
RCIを活用したトレード手法の具体例
RCIを実践的に活用するための具体的なトレード手法を3つ紹介します。
手法1:短期RCI × 長期RCIのクロス手法(トレンドフォロー型)
- 短期RCI(9)と長期RCI(52)のクロスをシグナルとして活用
- 長期RCIが+50%以上なら上昇トレンド、-50%以下なら下降トレンドと判断
- 短期RCIが長期RCIを上抜け → 買いエントリー
- 短期RCIが長期RCIを下抜け → 売りエントリー
利確・損切りの目安
- 利確目標:直近の高値またはサポートライン・レジスタンスライン
- 損切り:直近の安値を割り込んだら撤退
手法2:RCI × ボリンジャーバンド逆張り手法(レンジ相場向き)
- レンジ相場での逆張りを狙う手法
- RCIが+80%以上でボリンジャーバンドの上限(+2σ)に到達 → 売りエントリー
- RCIが-80%以下でボリンジャーバンドの下限(-2σ)に到達 → 買いエントリー
利確・損切りの目安
- 利確目標:ボリンジャーバンドのミドルライン(20MA)
- 損切り:バンドウォーク(バンドが拡張してトレンドが形成された場合)は即撤退
手法3:RCI × MACDのトレンド転換手法
- MACDでトレンドの方向性を判断し、RCIでエントリータイミングを測る
- MACDがゴールデンクロス → RCIが-80%以下から上昇 → 買いエントリー
- MACDがデッドクロス → RCIが+80%以上から下落 → 売りエントリー
利確・損切りの目安
- 利確目標:直近の高値・安値またはMACDが横ばいになったタイミング
- 損切り:MACDのクロスがダマシだった場合、即撤退
RCI初心者が陥りやすい失敗パターンと対策
RCIは使いやすいインジケーターですが、初心者が間違った使い方をしてしまうケースも多くあります。ここでは、よくある失敗パターンとその対策を具体的に紹介します。
失敗1:+80%/-80%に到達しただけでエントリーする
対策:「到達」ではなく「反転の動き」を確認してからエントリーしましょう。RCIが+80%から下がり始めたタイミング、または-80%から上がり始めたタイミングがシグナルです。
失敗2:短期RCIだけで判断する
対策:必ず中期RCI(26)や長期RCI(52)と組み合わせて使いましょう。長期RCIでトレンド方向を確認し、短期RCIのシグナルがその方向と一致しているときだけエントリーするのが安全です。
失敗3:トレンド相場で逆張りし続ける
対策:エントリー前に必ず「今がトレンド相場かレンジ相場か」を確認しましょう。移動平均線の向き、長期RCIの水準、ADXなどのトレンド強度指標を活用するのが有効です。
失敗4:RCIだけに頼る
対策:移動平均線(トレンド方向の確認)、ボリンジャーバンド(値幅の確認)、MACD(トレンド転換の確認)など、役割の異なるインジケーターと併用しましょう。
RCIは「使い方を間違えると損失が出やすい」けど、正しく使えば強力な武器になるよ!まずは失敗パターンを知って、同じミスをしないようにしよう。
RCIを活用する際の注意点
RCIは優れたインジケーターですが、「万能ではない」という点を理解することが重要です。誤った使い方をすると、ダマシに引っかかりやすくなり、期待とは逆の結果になることもあります。
RCIの弱点と限界
強いトレンド相場では機能しづらい
- RCIの+80%・-80%を超えても、そのままトレンドが継続することがある
→「買われすぎだから売り」「売られすぎだから買い」と単純に考えると、大きな損失につながる可能性がある - ファンダメンタルズ要因で動く相場では要注意
→ 例:米国雇用統計の発表後、RCIが+80%超えたからといって売ると、そのまま上昇トレンドが続くこともある
ダマシが発生しやすい
- RCIは「価格の順位」を基に計算するため、短期間での急騰・急落に弱い
- 短期RCI(9期間)は特にノイズが多く、シグナルが頻繁に出すぎることがある
単体ではトレンド判断が難しい
- RCIは「過去の順位変動」を示すため、今のトレンドの方向までは判断できない
- 移動平均線(MA)やMACDと組み合わせることで、トレンド方向を補完するのが有効
ダマシに遭わないためのポイント
RCIの期間設定を調整する
- 短すぎる(例:5日)→ シグナルが多すぎてノイズが増える
- 長すぎる(例:100日)→ 反応が遅くなり、トレードのタイミングが遅れる
- おすすめは9・26・52の組み合わせ(短期・中期・長期のバランスを取る)
他のインジケーターと組み合わせる
- 移動平均線(MA): RCIが+80%でもMAが上向きなら「買い」継続
- MACD: RCIの売買シグナルとMACDクロスを合わせるとダマシが減る
- ボリンジャーバンド: RCIが+80%で、さらにバンドの上限を超えたら売りの確率UP
相場の環境を確認する(トレンド or レンジ)
- トレンド相場では「押し目買い・戻り売り」に活用
- レンジ相場では「逆張り」に活用
- 相場環境によって使い分けることが重要
RCIインジケーター ダウンロード
以下のボタンから、「RCI_systre.ex4」をダウンロードできます。
使い方
- ダウンロードした
RCI_systre.ex4を
MT4の「Indicators」フォルダに移動
(例:ファイル → データフォルダを開く → MQL4 → Indicators) - MT4を再起動、またはナビゲーターで「更新」をクリック
- チャートにドラッグ&ドロップして使用開始

注意事項
- 本インジケーターはシストレ.COMの登録口座でご利用いただけます。
※ 認証が行われていない口座ではご使用いただけません。 - 無料配布のサンプルです
商用利用・再配布は禁止とさせていただきます
RCIに関するよくある質問(FAQ)
RCIとはどんなインジケーターですか?
RCI(Rank Correlation Index)は、価格の順位変化と時間の順位相関をもとに、トレンドの方向と強さを測定するオシレーターです。+100%に近いほど上昇トレンド、-100%に近いほど下降トレンドを示します。RSIが「値幅の比率」を見るのに対し、RCIは「順位の相関」を見るため、急騰・急落の影響を受けにくいのが特徴です。
RCIのおすすめ設定値は?
一般的には短期9・中期26・長期52が定番です。短期はエントリータイミング、中期は相場の流れ、長期は全体トレンドを把握する目的で併用されます。スキャルピングでは短期5~9のみ、ポジショントレードでは長期100以上を使うこともあります。
RCIの+80%/-80%に到達したらすぐにエントリーすべきですか?
いいえ、到達しただけではエントリーすべきではありません。強いトレンド時にはRCIが+80%以上に張り付いたまま相場が上昇を続けることがあります。「+80%を超えてから下がり始めたとき」が売りシグナル、「-80%を下回ってから上がり始めたとき」が買いシグナルです。反転の動きを確認してからエントリーしましょう。
RCIのゼロラインはどのように使う?
RCIがゼロラインを上抜けたら上昇圧力が強まり、下抜けたら下降圧力が優勢と見ます。中期や長期RCIでゼロラインを維持している間は、基本的にトレンド方向へ順張りするのが有利です。ゼロライン付近で上下を繰り返す場合はレンジ相場の可能性があります。
RCIのダイバージェンスはどう見ればいい?
価格が高値更新しているのにRCIが下がっている場合、買い勢いの減退(弱気ダイバージェンス)のサインです。逆に価格が安値更新してもRCIが上昇している場合は、売り圧力の限界(強気ダイバージェンス)を示します。ダイバージェンスが確認できたら、トレンド転換に備えてポジション管理を見直しましょう。
RCIのクロス(交差)はエントリーシグナルになりますか?
短期RCIが中期RCIを上抜けたら買い、下抜けたら売りシグナルとするのが基本です。ただし、上位足トレンドと逆方向のクロスはダマシが多いため、移動平均線やADXなどでフィルターを併用するのが安全です。
RCIはレンジ相場でも有効ですか?
はい。RCIはレンジ判定に強い指標です。+80%~+100%で買われすぎ、-80%~-100%で売られすぎと判断でき、反転の初動を早く捉えることができます。ただし、レンジからトレンドへの転換時には逆張りが機能しにくくなるため、ブレイクアウトの兆候にも注意が必要です。
RCIを自動売買(EA)に組み込む際の注意点は?
RCIは一時的な値動きに敏感なため、確定足ベースでの判定が必須です。ティック単位で判定すると誤シグナルが増えます。また、複数期間のRCIを組み合わせて「全てが同方向を示すときのみエントリー許可」とするロジックにすると、安定した成績が期待できます。
RCIとRSIはどちらを使うべきですか?
用途によって異なります。短期の過熱感を素早く捉えたい場合はRCI、中長期のトレンド判断やダイバージェンスを重視する場合はRSIが適しています。両方を併用し、RCIでエントリータイミングを計り、RSIでトレンドの強さを確認するという使い方も有効です。
まとめ
RCI(Rank Correlation Index)は、価格の順位相関を使って相場の過熱感やトレンド転換を判断するオシレーター系インジケーターです。
RCIの使い方のポイントをまとめると以下の通りです。
・RCIの値は+100%~-100%で変動し、+80%以上が「買われすぎ」、-80%以下が「売られすぎ」
・到達ではなく「反転の動き」を確認してからエントリーするのが鉄則
・パラメーター設定は短期9・中期26・長期52の組み合わせが定番
・長期→中期→短期の順に確認する3ステップ判断フローで精度を高める
・トレンド相場では順張り(押し目買い・戻り売り)、レンジ相場では逆張りに活用
・移動平均線・MACD・RSIなど他の指標と併用してダマシを減らす
・時間足によるマルチタイムフレーム分析で、さらに信頼性の高い判断が可能
RCIは正しく使えば非常に強力なツールです。まずはデモ口座で練習し、自分のトレードスタイルに合ったパラメーター設定を見つけてみてください。


