FX 自動売買EAをMT4チャートに貼ったのにポジションを取らない
- EAがポジションを取らない原因の見つけ方
- EAがポジションを取らないときの対処法
自動売買EAを導入し、MT4チャートに設置したものの、「なかなかポジションを取ってくれない。」という経験はないでしょうか。
多くのトレーダーが一度は体験するこの問題について、原因と対処法を解説していきます。
正しく設定されていない
まずは、EAの設定がきちんとされているかどうかを確認する必要があります。たとえば、取引方法を「売り注文のみ」や「買い注文のみ」に指定していないか、有効なマジックナンバーを入力し忘れていないか、適切なリスク設定になっているかなど、細かなパラメータ設定をミスしていないかをチェックしましょう。
EAメーカーの説明書をしっかり読み込み、正しい設定値を入力することが何より大切です。また、外部アラートシステムの設定なども確認しておきましょう。万が一、不正なアクセスによってEAが停止する事態があれば、適切に通知を受けられます。
ロジック起因のもの
ポジションを取らない原因は、EAのロジックにもあります。EAは、設定されたロジックに従ってエントリーシグナルを発しています。長期トレンド追従型のEAの場合、一定期間トレンドが形成されていないと、ポジションを取らない可能性があります。
また、数日から数週間程度の中・長期的な相場の上下動きを利用して売買を行う取引手法の「スイング」もポジションを取る回数が少ない取引手法の代表例です。
また、フィルタリングをかけ過ぎている場合も同様に、エントリーシグナルが出にくくなる傾向があります。
その一方で、「グリッド」のように、少しずつ積み上げていくタイプのEAは、比較的すぐにポジションを取り始めます。
つまり、EAそれぞれのロジックによって、エントリータイミングが変わります。ロジックの特徴を理解した上で、EAを稼働させましょう。
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スイングトレードとは、短期的な値動きではなく、数日から数週間程度の中・長期的な相場の上下動きを利用して売買を行う手法のことを言います。
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グリッドとは、一定の価格間隔で複数の買い注文と売り注文を設定し、相場がその範囲内で動くたびに利益を狙うトレード戦略です。
Read MoreVPS起因
VPS(バーチャルプライベートサーバー)の不具合も、ポジションを取らない原因になり得ます。EAは24時間動き続けるため、メンテナンスによる一時的な中断や、VPS自体の不調などによって、スムーズにポジションを取れない場面があるかもしれません。
VPSのメンテナンス情報をチェックするなど、状況を適切に把握しましょう。また、VPSメーカーに相談することで、不具合の原因がつかめる可能性もあります。
FX 自動売買EAが動かない時にチェックすること
ありがちなトラブル
ご利用されているFXブローカーのサーバーが落ちると、エントリーするはずのタイミングでもサーバーが受け付けられなくなり、ポジションが持てなくなってしまいます。
EAをインストールし、パラメーター設定の段階で起こりうるミスです。時間足の設定が、推奨されている設定から大幅にずれてしまっているとEAのロジックが反応できず、ポジションを取れなくなってしまします。
うまくEAが稼働すると、チャートの右上が☺︎←このようなスマイルマークになります。稼働していないときは、☹←こうなります。
ありがちなミスなので、気を付けるクセをつけておきましょう。
MT4では右下で接続状況のステータスが確認できます。うまく接続されていないと、回線普通と言う警告の表示がされます。
EAを使って取引をしていると、裁量で行っている時とは違い、チャートを放置しがちです。その際にPCがスリープ状態になってしまうと、取引ツールが取引を行わなくなってしまいます。対応策としては、時間経過でPCがスリープにならないように設定したり、VPSを借りてそちらで稼働し続けるなどが挙げられます。
ポジションをあまり取らない自動売買EAの特徴
- ボラティリティが低すぎる時は取引しない。
- 長期的なトレンドに対応してポジションを取る。
- 限定的な日時で稼働するロジックである。
取らない理由
ボラティリティ(価格変動)が低い
価格変動が低い相場の場合そもそもEAはエントリーできません。波のない海でサーフィンができないように、価格変動のない相場ではエントリーができないわけです。
長期的なトレンドで取引するEA
そもそもそのEAがスキャルピングやデイトレのように短期的な相場でトレードするようなEAではない場合。気長に待ってエントリーを見守りましょう。どうしても待てない場合は取引頻度が多いロジックのEAを使ってみましょう。
限られた日付や時間に反応するEA
アノマリーのみに反応するEAであったり、朝スキャであったり、エントリーポイントが特殊すぎる場合。どんなに待ってもその時が来ない限りエントリーすることはありません。
逆に思ったより、ポジションを持ちすぎてしまうということもあるかもしれないので、自分の好みの頻度で取引をしてくれるEAを見つけましょう。
その他原因
シストレ.COM利用者のよくある相談
webリクエストにURLを入れてない
当サイトの指定しているURLを入力しないとそもそもEAは稼働しません。
しっかりと入力されているかを確認しましょう。
口座認証ができていない
申請フォームから新規口座開設登録申請を行った認証された口座でのみ、EAの利用が可能です。(無料版のみ必須)
下記のリンクから口座開設方法に進み、新規口座を開設しましょう。
MT4側のエラー一覧
MT4のエラーログの確認方法
詳細な情報が必要な場合は、MT4の「操作履歴」タブを確認してください。
このタブには、MT4が起動してからのすべての操作とイベントが時系列で記録されています。
ログを確認することで、エラーの原因や自動売買プログラムが動作していない理由を特定することができます。
まとめ
今回は、EAがポジションを取ってくれないときの要因と対処法をご紹介しました。
当サイトのEAをご利用いただく上でお役に立てれば幸いです。
他にもトラブルでEAが使えないなど、ございましたらお気軽にお問い合わせください。