EAの動作環境やスペックの推奨は何ですか?
EA(エキスパートアドバイザー)の動作環境は、使用するプラットフォームと取引スタイルによって異なりますが、一般的なガイドラインは次の通りです。
- 対応プラットフォーム
- EAは、通常MetaTrader 4(MT4)やMetaTrader 5(MT5)といった取引プラットフォーム上で動作します。これらのプラットフォームは、Windows、Mac(エミュレーションソフトが必要な場合あり)、またはLinux(Wine等を利用)で動作可能です。
- ハードウェア要件
- EAを安定して稼働させるための最低限のシステム要件は以下の通りです。取引量が多く、複数のEAを同時に稼働させる場合は、スペックの向上を推奨します。
- CPU: 1.5 GHz以上のプロセッサ(2コア以上推奨)
- メモリ: 最低2GB(4GB以上推奨、特に複数のEAを実行する場合)
- ストレージ: 20GB以上の空き容量(SSD推奨。MT4/MT5のログやヒストリーデータが蓄積するため、余裕があると安心です)
- ネットワーク: 高速で安定したインターネット接続が必須です。遅延があると注文が遅れる可能性があります(最低1Mbps以上、レイテンシが低い接続を推奨)。
- ソフトウェア環境
- オペレーティングシステム: Windows 10以降が推奨されます。MetaTraderを使用する場合、64ビット版OSの方が安定性とパフォーマンスが向上します。
- .NET Framework: MetaTrader 4/5の一部機能には、.NET Frameworkのインストールが必要です(通常、プラットフォームのインストール時に自動的にインストールされます)。
- 仮想プライベートサーバー(VPS)の利用
- EAは24時間連続して稼働する必要があるため、PCを常に起動しておくのが難しい場合や、取引の安定性を向上させるためにVPS(仮想プライベートサーバー)の利用を推奨します。