
FXのトレードをするにあたって、
- 時間が無い!
- トレンドを追えるか不安!
- イライラしたり落ち込んだり、メンタルにくる!
などの悩みを感じたことのある方は
「自動売買(システムトレード)」で解決できるかもしれません!

FXを裁量でトレードしている方やFX初心者の方でこのような悩みに直面することってありませんか?
FX自動売買とは?
FX自動売買の基本
FX自動売買とは、事前にプログラム(EA)で設定した売買ルールに基づいて、自動的にトレードを実行する仕組みです。
本記事では、FX自動売買の初心者から上級者まで役立つ、基礎から運用のポイント、リスク管理方法を徹底解説します。
- FX自動売買の基本
- FX自動売買の始め方
売買ルールの設定
自動売買の核心は、トレードのタイミングを決める「売買ルール」の設定です。このルールはテクニカル分析やファンダメンタル分析に基づくことが一般的で、例えば以下のようなルールを設定できます。
- 移動平均線クロス:短期移動平均線が長期移動平均線を上抜けしたときに「買い」、下抜けしたときに「売り」のシグナルを発生させる。
- RSI(相対力指数):過剰な売られすぎや買われすぎを検出し、RSIが一定の値に達したときに売買を指示する。
エントリー(ポジションを取る)やエグジット(ポジションを閉じる)のタイミングは、これらのルールに基づいて自動的に決定されます。
自動売買システムの強み
自動売買システムの最大の強みは、24時間休むことなく稼働できる点です。
- エントリーフィルター: スプレッドやスリッページが事前設定した範囲内でのみ注文を実行し、無駄な損失を回避。
- 自動リスク管理: トレンド転換をテクニカル指標で判断し、ストップロスやトレイリングストップなど、プログラム独自の柔軟なクローズ戦略を自動実行。
- マルチタスク監視: 複数の通貨ペアや市場を24時間監視し、休むことなく取引を最適化。
自動売買と裁量トレードのメリットを比較
- 自動売買
- 事前に決められたルールに従い、自動で取引を行います。感情や直感に依存せず、一定のロジックに従って機械的に売買が行われます。
- 裁量トレード
- トレーダー自身がその時々の市場状況に応じて取引を判断します。ニュースや経済指標、テクニカル分析を参考にしながら感覚的な判断も加味します。
特徴 | 自動売買 | 裁量トレード |
---|---|---|
取引の速さ | 高速で瞬時に取引が実行される | 判断に時間がかかるが柔軟性あり |
感情的な影響 | 感情に左右されない | 恐怖や欲望が取引に影響を与えることがある |
24時間稼働 | 市場が開いている間、常に稼働 | トレーダーが監視し続ける必要がある |
柔軟な判断 | プログラムに基づいて固定されたルールで取引 | 市場の状況に応じて柔軟に戦略を変えられる |
複数通貨ペアの管理 | 複数の通貨ペアを同時に管理可能 | 複数通貨ペアを管理するのは難しいことがある |
リスク管理 | 自動的にリスク管理(ストップロス等) | 市場の状況を見て柔軟にリスク管理可能 |
バックテスト | 過去のデータに基づいて戦略の検証が可能 | トレーダー自身の経験に依存 |
FX自動売買の始め方

初心者でも簡単3ステップで始められます。
自動売買に必要なプラットフォーム「MetaTrader 4(MT4)」や「MetaTrader 5(MT5)」をパソコンにインストールします。詳しいダウンロード方法はこちら→
自動売買でよく使われる戦略
FX自動売買で使われる戦略は多岐にわたりますが、以下は代表的なものです。
- スキャルピング戦略
- 数秒から数分単位で小さな価格変動を狙い、頻繁に取引を行う短期戦略。
- トレンドフォロー戦略
- トレンドに沿って取引を行い、トレンドが続く限り利益を追求する戦略。
- 逆張り戦略
- 相場が行き過ぎたと判断し、トレンドに逆らう方向にエントリーする戦略。
- ブレイクアウト戦略
- 価格が重要なサポートやレジスタンスを突破した瞬間にエントリーする戦略。
- ナンピン戦略
- ポジションが逆行した際に、同方向に追加注文を行い、平均取得価格を下げる戦略。
- アノマリー戦略
- 経済指標や特定の曜日、季節的な要因などを基に、特定のパターンに従って取引する戦略。
- グリッドトレード戦略
- 価格帯に複数の注文を設置し、相場が一定範囲で推移することを想定して利益を積み上げる戦略。
- 朝スキャ戦略
- 朝方の市場の急激な動きを利用し、短時間で利益を狙うスキャルピング戦略。
- ヘッジ戦略
- 同じ通貨ペアや異なる通貨ペアで逆方向のポジションを持ち、リスクを相殺する戦略。
システムトレードのメリット
- 無駄な感情の排除
- 時間を有意義につかえる
- 取引の一貫性の確保
システムトレードによる感情の排除
FX市場は予測が難しく、多くの人は感情に流されやすいです。
例えば、市場が突然下がると、不安や恐怖で元々考えていたプランを変えてしまうことがよくあります。
一時的に負けている状態にイライラして「取り返さないと!」と熱くなってしまう方もいるかと思います。
しかし、システムトレードを使うと、人の感情は関係なく、あらかじめ設定した通りに取引を進めることができます。
これによりポジションをとる際の微妙な揺らぎや、感情的なトレードを抑えることができるため、効率的且つ、高い勝率でトレードをすることができます。
システムトレードによって生まれる時間
FXは世界中で24時間動いているので、トレーダーが寝ている間に大きな取引のチャンスを逃してしまうことがあります。
更には仕事を別にしている方や、何か予定がある時などはチャートに張り付くことが難しいことも。
しかし、EAを使うと、24時間いつでも自動で最適な取引をしてくれます。
このようにいついかなる時でもトレードをし続けてくれるため、安心して他のことに時間を割くことができるので、私生活をより充実した時間ができるのです。
- 経済指標など相場に大きく影響を及ぼす発表がある場合は、慎重に稼働させることを推奨いたします。
システムトレードだからできる取引の一貫性
裁量トレーダーはニュースや小さな市場の動きに驚いて、稀に取引プランを変えてしまうことがあります。
しかし、システムトレードなら、設定した戦略をきちんと守り続けることができます。
これは、安定した取引結果を得るための大事なポイントです。継続的な収益を目指す上で、取引戦略の一貫性は非常に重要です。
実際に、2020年のある調査によれば、EAを使用したシステムトレードの方が、長期的に安定したリターンを持っているという結果が出ています。具体的な数値で言うと、特定のEAを使用したシステムトレードのアカウントは、手動取引を主体とするアカウントに比べ、年間の収益率が平均で約5%高かったというデータもあります。
実際に、2020年のある調査によれば、EAを使用したシステムトレードの方が、長期的に安定したリターンを持っているという結果が出ています。
具体的な数値で言うと、特定のEAを使用したシステムトレードのアカウントは、手動取引を主体とするアカウントに比べ、年間の収益率が平均で
約5%高かったというデータもあります。
システムトレードの基本と原則
システムトレードを使う際に生じるメリットについてはご理解いただけたかと思います。
では実際にEAを運用してシステムトレードをしていく際に必要なことは何か見ていきましょう。
- トレードルールの設定
- 適切なEA(Expert Advisor)の選定
- EAの機能や性質を把握する
- 堅実なリスク管理
トレードルールの設定
FXにおいて裁量にしろ、システムトレードにしろ、まず必要とされるのは「トレードルール」の設定です。
トレードルールとは、FX取引を行うための基本的な指針や方針を示すものです。
具体的には、エントリー(市場に買いや売りの取引を開始すること)やエグジット(取引を終了すること)のタイミングをどのように設定するかを考える必要があります。
- 損切り
- 予想外に価格が逆方向に動いた場合に、さらなる損失を防ぐために取引を終了するタイミングを決めることを指します。
- 利益確定
- 所定の利益が得られた時点で取引を終了するための基準を設けることを言います。
これらの要素を含め、取引の全ての側面にわたるルールを詳細に設定することが、安定した取引のための第一歩となります!
システムトレードを行っていく上でも上記の内容の確認は非常に大切であり、EAを選ぶ際にも自分のこうしていきたいというトレードルールと、EAのこうやって取引をするというロジックが合致しているかを見ることは非常に大切です。
適切なEA(Expert Advisor)の選定
FX初心者玄人問わず、EAを選ぶ過程で深く検討することが非常に重要です。
市場には数多くのEAが出回っており、それぞれの特性や機能が異なります。この中から、自身の取引スタイルや考えるルールに最も適合するEAを選択する必要があります。
選定の一つのステップとして「バックテスト」が行われます。これは、過去の市場データを基にEAがどのような成果を上げたかをシミュレーションする方法です。
しかしながら、過去の成功が未来の成功を約束するものではありません。
そこで、「フォワードテスト」というステップも重要になります。
バックテストだけでなく、フォワードテストの結果も考慮することで、より信頼性の高いEAの選定が可能となります。
- バックテストとは?
- 過去の市場データを基にEAがどのような成果を上げたかをシミュレーションする方法です。
- フォワードテストとは?
- リアルタイムの市場データを用いてEAの動作をテストすることで、そのリアルな性能や安定性を確かめる方法です。
EA選定時にはその性能をバックテストとフォワードテストの両方で確認することにより、自分が選ぼうとしているEAの強さや安定感を確認することができます。
EAの機能や性質を把握する
トレードルールでも記述した通り、EAのロジックが自分の取引スタイルやルールに合っているかを見ることも大切です。
ロジックを説明する部分で出品者さんの説明が不十分であったり初心者向けでない時は、問い合わせすることも良い方法だと思います。
FX初心者の方は自分が使うEAがどのようなロジックを基にトレードを行うかだけでもまず確認してください。
上記のことを意識してEAを選ぶことが基本原則としてオススメいたします。


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Read More堅実なリスク管理
高いリターンを追求することで、取引のリスクも増大するのがFXの特性です。初心者がFXの世界に足を踏み入れる際には、このリスクとの向き合い方を十分に理解することが重要です。
システムトレードを利用する初心者の方々は、特にリスク管理の重要性を強く意識してください。
具体的な対策としては、「一回の取引で使用する金額を制限する」、「トータルの取引資金に対して、ある一定の割合で損失上限を設ける」などの方法が考えられます。
例えば、「全資金の2%以下を一回の取引に用いる」や「トータルの損失が10%を超えたら一旦取引を見直す」などの、シンプルなルールから始めることがおすすめです。




「FXは魅力的な投資先である反面、そのリスクを無視してはいけません。」
システムトレードを利用する場合であっても、リスク管理は投資の欠かせない要素となります。
まとめ
今回はシステムトレードについてご紹介しました。是非EAの導入によるシステムトレードをご検討ください。
まずはバックテストやフォワードテストの結果が良いEAを見つけて、早速取引を始めてみましょう。
シストレ.COMでは高性能のEAを無料でダウンロードすることができます!
まずは無料会員登録から!