リバーサルハイ・ローで転換点を見極める|ダマシ回避と勝率向上の実践手法

リバーサルハイ・ローで読む転換点|ダマシ回避と実践トレード術の画像

リバーサルハイ:リバーサルローは、「このチャート、本当に転換のサインなの?」
日々チャートと向き合うトレーダーにとって、トレンドの転換点を見極めることは永遠の課題です。そんな中、「リバーサルハイ」や「リバーサルロー」というワードを目にしたことはありませんか?実は、これらのパターンを正しく判定できれば、転換点での勝率が55-60%から70%前後まで向上するという検証結果も報告されています。

目次

リバーサルハイ・リバーサルローとは?【基本と定義】

トレンドの転換点を捉えるための基礎パターン、それが「リバーサルハイ」と「リバーサルロー」です。これらはチャート上で明確に現れる、相場心理の“変わり目”を示すシグナルと言えるでしょう。

「リバーサルハイ」は、上昇トレンドの終焉を示唆する弱気反転パターン
判定条件:①前日の高値を更新 ②その後大きく反落し終値が前日の終値または安値を下回る ③上ヒゲが実体の1.5倍以上が理想

リバーサルハイ:リバーサルロー リバーサルハイ

「リバーサルロー」は、下降トレンドからの反発を示す強気反転パターン
判定条件:①前日の安値を下回る ②その後反発し終値が前日の終値または高値を上回る ③下ヒゲが実体の1.5倍以上が理想

リバーサルハイ・ローで読む転換点|ダマシ回避と実践トレード術の説明画像(1)

どちらも「前日を上回る(または下回る)値動き」からの反転を条件としており、視覚的にも判断しやすいのが特徴。つまり、複雑なインジケーターを使わなくても、ローソク足の形状から売買のヒントを得られるというわけです。ただし、単体での勝率は55-60%程度であるため、後述するフィルタリング手法との併用が推奨されます。

比較項目リバーサルハイリバーサルロー
出現場面上昇トレンドの高値圏下降トレンドの安値圏
形成シグナル高値更新後に反落し前足を下抜け安値更新後に反発し前足を上抜け
示唆する転換上昇の勢い減速・下落への転換下落の勢い減速・上昇への転換
基本エントリー確定後の戻りでショート確定後の押しでロング
損切り目安直近高値から5-10pips上直近安値から5-10pips下
リバーサルハイとリバーサルローの判定・エントリーを当サイトで整理した比較表

リバーサルハイ:リバーサルロー リバーサルハイの形成条件と判定基準

リバーサルハイとは、上昇トレンドの終盤に現れる「弱気の反転サイン」です。具体的には、ある日のローソク足が「前日の高値を更新したあとに大きく反落し、前日の安値や終値を下回って終わる」ことで成立します。

【具体的な数値基準】
・高値更新幅:前日高値の0.3%以上が目安(USDJPYの場合、約30pips以上)
・上ヒゲと実体の比率:1.5:1以上(上ヒゲが実体の1.5倍以上)
・終値の位置:前日終値を0.2%以上下回ることが理想

この動きは、「上値を追ったものの、買い勢力が失速し、売り圧力が勝った」ことを意味します。まさにトレンドの終焉を暗示する、チャート上の“裏切りの兆候”とも言えるでしょう。

重要な見極めポイントは3つです。
  1. 高値更新後の反転幅
     一度高値を超えたあと、明確な陰線(実体が前の足の50%以上)で反落するかがカギです。単なる十字線や小陰線では判定を保留します。
  2. ボリュームの急増(平均の1.5倍以上)
     高値更新の際に出来高が平均の1.5倍以上に急増している場合、買いのピークを示していることが多く、反転の信ぴょう性が高まります。MT4/MT5では「Volumes」インジケーター、TradingViewでは標準の「Volume」で確認できます。
  3. 直前の値動きとの整合性(連続陽線5本以上)
     連続陽線が5本以上続いた直後にリバーサルハイが出現した場合、相場が“過熱”していたと判断でき、反落の可能性が高まります。

特にデイトレーダーやスイングトレーダーにとっては、このパターンをエントリーポイントのヒントとして活用することで、短期での利益確定やポジション解消のタイミングを的確に判断できるようになります。

【時間軸別の信頼性データ】
5分足:ノイズが多く単体での勝率は約50% → RSIフィルタ併用で60%前後
1時間足:中期的な転換を捉えやすく勝率約60% → 移動平均線フィルタで65-70%
日足:最も信頼性が高く単体で65% → 複数指標併用で75%%前後

リバーサルハイが示すトレンド転換の兆候

リバーサルハイが出現したとき、市場は“あるサイン”を発しています。

それは、「これ以上の上昇にはエネルギーが足りない」という警告です。つまり、リバーサルハイは単なるローソク足の形ではなく、“トレンド転換の布石”を物語っているのです。

ここで注目すべきは、「直前のトレンドの強さ」と「反転の勢い」。

トレンドが長く続き、買われすぎの状態でリバーサルハイが出現すると、それは一層強力なシグナルとなります。

以下のような兆候が重なれば、より転換の可能性が高まります
  • RSIが70以上の過熱圏に突入している
     これは、買われすぎを示すテクニカル指標で、リバーサルハイと組み合わせることで精度が増します。
  • 出来高の急増
     高値更新時に出来高が急増したのに、価格が維持されない場合、「買いのピーク」と捉えられることが多いです。
  • 前回高値とのダブルトップ形成
     リバーサルハイが前回高値と同水準で出現すれば、それは「上値の限界」を市場が認識した証拠でもあります。

ユーザー心理としては、「まだ上がるかも」という欲が渦巻く中で、突然の大陰線。「あれ?おかしいな…」という違和感こそが、転換点のサインなのです。

通貨ペア別のリバーサルハイ特性

リバーサルハイの出現頻度や信頼性は通貨ペアによって異なります。以下は主要通貨ペアの特徴です。

  • USDJPY:日足での月間出現回数3-4回。東京時間の寄り付き(9:00前後)でのリバーサルハイは信頼性が高い傾向。上ヒゲ判定基準は標準の1.5倍でOK。
  • GBPJPY:ボラティリティが高く月間5-6回出現。ただし大きな実体が頻出するため、上ヒゲ判定基準を2倍以上に緩めると精度向上。
  • EURUSD:比較的落ち着いた値動きで月間2-3回。ロンドン・NY時間の重要ラインでのリバーサルハイは特に有効。
  • XAUUSD(ゴールド):長大線が頻出するため、通常の判定基準を1.5倍に調整(上ヒゲが実体の2.25倍以上)すると誤判定を減らせます。

リバーサルハイ:リバーサルロー リバーサルローの形成条件と判定基準

リバーサルローは、下降トレンドの終焉を示唆する「強気反転のサイン」です。つまり、「これ以上の下落は厳しいぞ!」という、相場の転換点を知らせてくれる重要なパターンです。

【具体的な数値基準】
・安値更新幅:前日安値の0.3%以上下回る(USDJPYで約30pips以上)
・下ヒゲと実体の比率:1.5:1以上(下ヒゲが実体の1.5倍以上)
・終値の位置:前日終値を0.2%以上上回ることが理想
・出来高:平均の1.3倍以上で信頼性向上(リバーサルハイより若干低めでも可)

このパターンが成立する条件
  1. 当日の安値が前日の安値を明確に下回る(0.3%以上が目安)
  2. しかしその後、強い反発で上昇し、終値が前日の終値または高値を上回る(陽線実体が全体の40%以上が理想)

この動きは、「売りが一巡して、買い勢力が巻き返してきた」ことを表しています。特に、下ヒゲが全体の60%以上を占める陽線が出現するケースでは、下値での買いが強く意識されたことを示しています。これは「ハンマー」や「ピンバー」とも呼ばれ、サポートラインとの重なりで信頼性が格段に高まります。

見極めのポイントは次の3点です

  • 下ヒゲの長さとローソク足の実体のバランス(比率1.5:1以上)
     下ヒゲが長く、実体が陽線で終わっている場合、反発力の強さが伺えます。下ヒゲが全体の60%以上を占めていれば、より強力な買い圧力と判断できます。
  • 直前の下落が急激だったかどうか(連続陰線5本以上)
     連続陰線が5本以上続いた直後の急落あとに出現するリバーサルローは、いわば「売られすぎ状態」からの反転シグナルとして信頼性が高いです。RSI 30以下と重なれば勝率はさらに向上します。
  • 移動平均線やサポートラインとの位置関係(±5pips以内)
     重要なサポートラインや20EMA・50SMA上での反発(±5pips以内)でリバーサルローが出現すれば、相場転換の可能性が高まります。特に日足レベルでの重なりは信頼性大です。

このように、リバーサルローは単なる反発ではなく、「売り疲れ」と「買い意欲」が交差する場面で現れる、市場の息づかいを感じ取るためのサインと言えるのです。

通貨ペア別のリバーサルロー特性

リバーサルローも通貨ペアによって特性が異なります。

  • USDJPY:下ヒゲ判定基準は標準の1.5倍。日銀介入後や重要指標発表後のリバーサルローは特に信頼性が高い。
  • GBPJPY:ボラティリティが高いため、下ヒゲ判定基準を2倍以上に設定。ロンドン時間の急落後の反発パターンに注目。
  • EURUSD:比較的素直な反応を示す。ECB政策発表後のリバーサルローは有効性が高い。
  • XAUUSD(ゴールド):長大線が多いため判定基準を1.5倍に調整(下ヒゲが実体の2.25倍以上)。重要な心理的サポート(1,900ドル、2,000ドル等)での出現は特に有効。

リバーサルローからの上昇サインをつかむ

リバーサルローがチャートに現れたら、それは“ただの反発”ではなく、「これから上がるかもしれないぞ!」という市場からのメッセージ。

その兆候をどうキャッチするかが、トレードの分岐点になります。

まず押さえたいのは、リバーサルローが出た後の“フォローの値動き”です。ローソク足一本で判断するのではなく、その後の数本のローソク足で「高値切り上げ」「安値切り上げ」の動きが出てくるかがポイントです。

ここでチェックすべき3つの上昇サインを紹介しましょう。

  1. 連続陽線の出現(2-3本以上)
     リバーサルローのあとに連続して2-3本以上の陽線が続く場合、それは買い勢力が主導権を握ったことを示します。各陽線の安値が切り上がっていれば信頼性はさらに高まります。
  2. 前回戻り高値の突破(終値ベース)
     直前の戻り高値を終値ベースで明確に超えると、「転換」ではなく「反転」の可能性がぐっと高まります。一時的なヒゲ抜けではなく、実体での突破を確認しましょう。
  3. MACDストキャスティクスゴールデンクロス
     テクニカル指標も併用して、反転のタイミングを多角的に捉えると信頼性が増します。特にMACDのゼロラインクロスやストキャスティクスの20以下からの反転は強力な補完シグナルです。

たとえば、ある下降トレンドの中でリバーサルローが出現し、その後20EMA(指数平滑移動平均線)を陽線の終値でブレイクしていったら、「ここからトレンドが転じるかも…!」という期待が高まります。

【損切り幅の目安】
リバーサルローでのエントリーでは、パターン形成時の安値から5-10pips下に損切りを設定するのが一般的です。リスクリワード比は最低でも1:2以上を確保しましょう。

リバーサルハイ:リバーサルロー リバーサルパターンを活かすプライスアクション分析

リバーサルハイやリバーサルローは、それ単体でも十分にトレンド転換のサインとして機能しますが、さらに精度を高めるために有効なのが「プライスアクション分析」です。

これは、インジケーターに頼らず、ローソク足の形状や価格の動きそのものから市場の心理を読み解く分析手法です。

リバーサルパターンで相場の力関係変化を直感的に把握

リバーサルパターンと相性が良い理由は、どちらも「買いと売りの力関係の変化」を捉える点にあります。つまり、相場の“リアルな呼吸”を感じ取るための視覚的な判断基準として、非常に直感的かつ実践的なのです。

プライスアクションとリバーサルの融合ポイント

  • リバーサルハイ+包み足(エンゲルフィング)
     リバーサルハイの足が前の陽線を完全に包む陰線(実体同士の比較)である場合、それは一層強い転換のサインになります。このパターンでは勝率が65-70%に向上する傾向があります。
  • リバーサルロー+ピンバー(下ヒゲが長い陽線)
     下落後に出現する下ヒゲが全体の60%以上を占める陽線は、「売りが吸収された」証拠。この足に出来高が平均の1.3倍以上伴えば、より強い反発が期待できます。重要サポートラインとの重なりで信頼性はさらに向上します。
  • リバーサル直後の“はらみ足”形成
     リバーサルのあとに相場が一時的に膠着する「はらみ足」パターンが出れば、ブレイクの方向に大きく動く可能性が高く、エントリータイミングとして注目されます。

プライスアクション分析を取り入れることで、「リバーサルが本物か?ダマシか?」を自分の目で判断できる力が身についてきます。

これはテクニカル指標とは異なり、トレード経験に比例して“目が肥える”タイプのスキルなので、日々の検証が非常に重要です。

リバーサルと相性の良いプライスアクション手法

リバーサルハイやリバーサルローは、それ単体でもトレンド転換のシグナルになりますが、実は“相性抜群”のプライスアクション手法を組み合わせることで、精度が一気に高まります!

「リバーサルっぽいけど、これ入っていいの?」「もう少し確信がほしい…」そんな場面で頼れるのが、次の3つの手法です。

1. スラストアップ・スラストダウン

スラストとは、「勢いよく動く」という意味の価格アクションです。
リバーサルローの直後にスラストアップ(連続陽線など)が出現した場合、それは“買い圧力の持続”を示す強い証拠となります。逆にリバーサルハイのあとにスラストダウンが起きれば、下落トレンドへの移行サインと捉えることができます。

2. フェイクアウト(ダマシ抜け)

レンジの上限や下限を一時的に抜けたものの、すぐに戻ってくる動き。これがリバーサルと組み合わさると、相場の“騙し打ち”を逆手に取るチャンスになります。

例:

リバーサルハイ・ローで読む転換点|ダマシ回避と実践トレード術の説明画像(2)

リバーサルローが、直近の安値を一瞬ブレイクした後に反発したケース。これは「売りが一巡し、ポジションが切られた後の反転」として、非常に信頼性が高いです。

3. キーリバーサル(重要な高値・安値での転換)

過去の重要なサポートラインやレジスタンスラインと重なる位置でリバーサルが出現した場合、「ここで転換が意図された」と考える根拠になります。特に週足・日足レベルでのリバーサル+プライスアクションは、長期的な方向性を予測する強力なヒントになります。

これらの手法は、「リバーサルが出たからエントリーする」のではなく、「リバーサル+αの根拠があるから自信を持って入れる」という状況を作り出してくれます。

リバーサルと他の指標(RSI/移動平均)との組み合わせ

リバーサルハイ・ローの精度をさらに引き上げるためには、「補助的なテクニカル指標」との併用が非常に有効です。

とくに相性が良いのが、RSI(相対力指数)と移動平均線(MA)。これらを組み合わせることで、“見えていなかった相場の圧力”を数値で補足できるようになります。

RSIとの組み合わせ

RSIは0〜100の間で推移するモメンタム系指標で、「買われすぎ」や「売られすぎ」の度合いを示します。特にリバーサルハイ・ローと合わせることで、次のような判断が可能になります。

  • リバーサルハイ + RSI70以上 → 過熱相場からの反転を示唆
  • リバーサルロー + RSI30以下 → 売られすぎ状態からの反発サイン

このように、ローソク足の形状と数値的な根拠が一致する場面なら、シグナルの信頼性が一気に高まります。

移動平均線(MA)との組み合わせ

移動平均線は、トレンドの方向性を視覚的に捉えるための指標です。短期・中期・長期のラインを重ねて使うことで、相場の地合いを総合的に判断できます。

  • リバーサルハイがMAを下抜く動き → トレンド転換の可能性が高まる
  • リバーサルローがMAを上抜ける動き → 上昇トレンドへの転換シグナル

特に「20EMA」「50SMA」などは、短中期のトレンド変化を敏感に捉えるため、リバーサルパターンと組み合わせるとタイミング精度が抜群です。

これらの指標は、「補完」として使うのがポイントです。リバーサルパターンがチャート上で現れた時、それを裏付ける数値的根拠が揃えば、トレードにおける“確信”が生まれます。

ダマシに注意!リバーサルハイ・ローの落とし穴と対策

リバーサルパターンは非常に強力なサインですが、だからこそ注意が必要なのが「ダマシ」の存在。
「リバーサルハイが出たと思って売ったら、そこから急騰して損切りに…」なんて経験、ありませんか?

そう、チャート上では“それっぽく”見えても、実はトレンド継続の一時的な調整だったというケースは意外と多いんです。ここからは、そんなダマシに惑わされないためのチェックポイントをお伝えします。

ダマシを見抜く3つの視点

  1. 時間軸の複数チェック
     5分足でリバーサルに見えても、1時間足では単なる押し目にすぎない場合があります。複数の時間軸で「本当に転換しそうか」を確認するクセをつけましょう。
  2. 出来高(ボリューム)の有無
     本物のリバーサルには“売買の厚み”が伴います。ローソク足が派手に動いても、出来高が伴っていなければ“ノイズ”の可能性あり。
  3. トレンドのステージを見極める
     「上昇初期」や「下降初期」のリバーサルは要注意。特に勢いのある相場では、一時的な調整をリバーサルと誤認しやすくなります。

ダマシに対応するトレード戦略

  • “即エントリー”ではなく“フォロー確認”
     リバーサルパターンが出たからといって、すぐに飛び乗るのはリスクが高いです。次の足で高値・安値を抜ける“フォローの値動き”を確認することが鉄則です。
  • リスクリワードのバランス重視
     エントリーポイントだけでなく、損切り位置を必ず決めておきましょう。理想は「2:1以上」のリスクリワード。
  • フィボナッチやサポート・レジスタンスと重ねる
     リバーサルが重要なラインと重なっていれば、その信ぴょう性は格段に上がります。

リバーサルハイ:リバーサルロー リバーサルパターンのダマシとは?

「リバーサルが出たのに、思った方向と逆に動いた…!」
これは多くのトレーダーが経験する“ダマシ”の典型例です。チャート上に明らかなリバーサルハイ・ローが現れても、そのままの流れに乗ってしまうと、意図しない損失に直結します。

そもそも“ダマシ”とは何なのか?

それは、「市場が“転換したように見せかけて”、実際は継続する現象」です。

あたかも反転しそうな足が出現し、トレーダーがエントリーした途端、逆方向に動く…まるで“罠”のような現象。これは市場参加者の“ポジション狩り”や、“短期的なノイズ”が原因となることが多いです。

よくあるダマシのパターン

  • 逆張りに過剰反応して飛び乗るケース
     前日の高値・安値に触れたタイミングでリバーサル足が出現すると、「チャンスだ!」と判断してしまいがち。しかしそれが“フェイクの反発”である可能性も。
  • ボラティリティが高い時間帯の出現
     重要指標発表やロンドン・NY時間のオープン直後など、値動きが荒れやすいタイミングで、リバーサルが“演出された”形になることもあります。
  • 環境認識がズレている
     全体的には上昇トレンドの中でリバーサルハイが出た場合、それは単なる“押し目”に過ぎないことも。
     「そのリバーサル、どの流れの中にあるのか?」を見極める必要があります。

リバーサルパターンは魅力的なサインですが、

リバーサルハイ:リバーサルロー リバーサルパターンの実践エントリー戦略

リバーサルハイ・ローを実際のトレードで活用するための具体的なエントリー・損切り・利確のルールを解説します。

リバーサルハイでのショートエントリー戦略

  1. エントリータイミング:リバーサルハイ確定後、次の足がリバーサルハイの安値を終値ベースで下抜けた時点でショートエントリー
  2. 損切り位置:リバーサルハイの高値から5-10pips上に設定(通貨ペアのボラティリティに応じて調整)
  3. 利確目標:損切り幅の2倍以上(リスクリワード1:2以上)。直近のサポートラインや前回安値を目標に設定
  4. 追加フィルター:RSI 70以上、20EMA下抜け、出来高平均の1.5倍以上のいずれか2つ以上を確認

リバーサルローでのロングエントリー戦略

  1. エントリータイミング:リバーサルロー確定後、次の足がリバーサルローの高値を終値ベースで上抜けた時点でロングエントリー
  2. 損切り位置:リバーサルローの安値から5-10pips下に設定
  3. 利確目標:損切り幅の2倍以上。直近のレジスタンスラインや前回高値を目標に設定
  4. 追加フィルター:RSI 30以下、20EMA上抜け、重要サポートライン(±10pips以内)との重なり、のいずれか2つ以上を確認

これらの戦略を厳守することで、単体での勝率55-60%から、複数フィルター併用で70%前後まで向上させることが可能です。

“それ単体では不十分”というのが現実。その足の意味を、本当の文脈の中で読み取ることが、ダマシを見抜く最大のカギです。

リバーサルハイのダマシ事例と対処法

「リバーサルハイが出たからショートしたのに、その直後に上昇してロスカット…」
こんな展開、見覚えありませんか? これは典型的な「リバーサルハイのダマシ」です。

リバーサルハイは本来、上昇トレンドの終盤に出現し、売りへの転換を知らせるシグナル。ですが、相場全体がまだ“強い買いトレンド”の最中である場合、そのシグナルは単なる“短期的な調整”にすぎないことがあります。

実例:リバーサルハイのダマシパターン

たとえば、ある日経平均先物の5分足チャートで見られたケース。

  1. 前日の高値を更新し、長い上ヒゲを伴う陰線が出現(リバーサルハイ)
  2. その直後、さらに強い買いが入り、高値を再更新
  3. 結果、ショートしたトレーダーが次々に踏み上げられて損切り

このようなケースで、「勢いのある上昇トレンド中」であること、そして「前回の高値を超えてきた買いの厚さ」を無視してしまったことが原因です。

対処法:ダマシに遭わないための視点

  1. 時間足を上げて確認する
     5分足ではリバーサルに見えても、1時間足や4時間足で見ると、単なる“押し目”だったというパターンはよくあります。
  2. トレンドライン・MAとの位置関係を確認
     価格が20EMAや50SMAの上にある限り、トレンド継続と判断し、“戻り売り”は慎重に。
  3. 売りエントリーは「次のローソク足」の動きまで待つ
     リバーサルハイの次の足がさらに下を目指してくるか? 高値を切り下げてくるか? それを確認してからエントリーすることで、ダマシのリスクを軽減できます。

リバーサルハイ・ローで転換点を見極めるのまとめと実践ポイント

「リバーサルハイ・リバーサルロー」、それは単なるローソク足の形ではなく、市場心理の転換を示す“重要なメッセージ”です。

上昇トレンドの終焉を告げるリバーサルハイ、そして下落からの反転を示すリバーサルロー。
これらのパターンを理解し、使いこなすことで、トレンドの転換点をいち早く察知し、利益チャンスを拡大することが可能になります。

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リバーサルハイ・ローで転換点を見極めるに関するよくある質問

リバーサルハイ・ローの実践でつまずきやすいポイントを、検索で多く寄せられる質問の形で整理しました。

リバーサルハイ・ローとは何ですか?

リバーサルハイは前日高値を更新した後に前日終値を下回って引けるパターン、リバーサルローは前日安値を更新した後に前日終値を上回って引けるパターンです。トレンド転換の重要サインとして、プライスアクション分析で広く使われています

リバーサルハイ・ローの見分け方は?

リバーサルハイは「当日高値>前日高値、かつ当日終値<前日終値」、リバーサルローは「当日安値<前日安値、かつ当日終値>前日終値」で判定します。ヒゲと実体の比率(実体が前足の50%超)と出来高増加を確認するとさらに精度が上がります

リバーサルパターンの売買戦略は?

リバーサルハイ確認後に売りエントリー、リバーサルロー確認後に買いエントリーが基本です。損切りはリバーサルハイの高値(ローの安値)に設定し、リスクリワード比を1:2以上確保することが推奨されます

リバーサルのダマシを回避するには?

出来高が平均の1.5倍以上あるか、上位足のトレンド方向と一致しているか、サポート・レジスタンスラインで出現しているか、RSIが買われすぎ/売られすぎ圏にあるかの4点を確認することでダマシを大幅に減らせます

リバーサルハイ・ローはどの時間足で有効ですか?

日足で最も信頼性が高く、週足でも強力なサインになります。4時間足・1時間足でも機能しますが、時間足が短いほどダマシが増えるため、必ず上位足のトレンド方向との一致を確認してからエントリーしてください

リバーサルハイ・ローはFX以外でも使えますか?

日本株・米国株・仮想通貨・商品先物など、チャートで取引される市場であれば基本的に使えます。ただしFXと比べると株式は出来高データが参考にしやすく、出来高フィルターの精度が上がりやすい傾向があります

シストレ.COM編集部|200種類以上のEAをフォワード計測する運営3年の検証メディア。MetaTrader (MT4/MT5) を実運用してきた編集部が監修・執筆しています。

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この記事を書いた人

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