
Squeeze Momentum Indicatorとは?基本概要
Squeeze Momentum Indicator(以下、SMI)は、トレンドの転換点やブレイクアウトの“兆し”を視覚的にとらえるために開発された、非常にユニークなテクニカル指標です。

開発者はアメリカの著名トレーダー John F. Carter。
彼の著書『Mastering the Trade』で登場した TTM Squeeze をもとに、
大半のチャートツール(TradingViewやMT4/MT5)で「SMI」として拡張・進化しました。
この指標の最大の強みは、
「ブレイク直前の“静けさ”を検知可能な」点にあります。
スクイーズ解除=大きな値動きの前兆をつかむことが可能なため、
ボラティリティ戦略やブレイクアウト狙いのトレーダーに特に人気があります。
ボリンジャーバンドとケルトナーチャネルの関係から捉える「スクイーズ」状態
SMIの基本構造は以下のように成り立ちます。
- ボリンジャーバンド(BB):価格の標準偏差(σ)を使って、相場のボラティリティを計測。
- ケルトナーチャネル(KC):ATR(平均真の値幅)を基に、平均的な値動きの範囲を計測。
標準、BBはKCより広がっていますが、
ボラティリティが低下して相場が静まると、BBがKCの内側に入り込む。
この状態が「スクイーズ」と呼ばれ、
エネルギーが蓄積している=次に大きな変動が起きる“準備状態”を意味します。
SMIはこのスクイーズの発生と解除を、
チャート上のドットの色変化で示します。
- 赤ドット:スクイーズ中(低ボラ)。
- 緑ドット:スクイーズ解除(高ボラ突入)。
この視覚的な切り替えによって、トレーダーはブレイクのタイミングを逃しにくくなります。
ヒストグラム+ドット表示によるモメンタム&ボラティリティの可視化
SMIは、スクイーズ状態に加えて、
モメンタム(勢い)をヒストグラムで同時に表示します。
- ヒストグラムの高さ:勢いの強さ。
- ヒストグラムの色(緑=上昇/赤=下降):トレンド方向。
スクイーズ解除(緑ドット)+ヒストグラム拡大が同時に起きると、
「値動きの爆発点」に入ったことを示唆します。
この仕組みは「MACDヒストグラム+ボラティリティ判定」を融合したようなもので、
視覚的にシンプルながら、トレンドとタイミングの両方を一目で把握可能な構造となっています。
開発背景とトレンドフォロー指標としての位置付け
SMIの原型であるTTM Squeezeは、
米国株や先物市場で「大きな値動きの前兆」を捉える目的で作られました。
特に次のような局面で威力を発揮します。
- 価格が長期間レンジに収束している。
- 出来高が減少し、ボリンジャーバンドが極端に狭まっている。
- ファンダメンタル的なイベント(指標発表・決算など)を控えている。
つまりSMIは、トレンドフォロー型でありながら、
“静から動”を狙う戦略的タイミング指標でもあります。
Squeeze Momentum Indicatorの計算式
Squeeze Momentum Indicatorの計算式は、ボリンジャーバンドとケルトナーチャネルの差分構造に基づくスクイーズ判定計算式と、価格モメンタムを数値化する平滑化計算式の二段構成です。Squeeze Momentum Indicatorの計算式を理解することで、各設定値を調整したときに何が変化するかを直感的に把握可能なようになります。以下、Squeeze Momentum Indicatorの計算式を段階的に解説します。
Squeeze Momentum Indicator(SMI)は、
「ボリンジャーバンド(BB)」と「ケルトナーチャネル(KC)」の関係、
そして「モメンタム(勢い)」を同時に数値化した複合型指標です。
BBとKCの重なり具合によって「相場が圧縮されているか(スクイーズ中)」を判定し、
同時に価格のモメンタムを計測して、ブレイク方向をヒストグラムで示します。
以下で、その構造を3段階で解説します。
ボリンジャーバンド×ケルトナーチャネルによるスクイーズ判定ロジック
SMIの第一段階は、ボリンジャーバンドとケルトナーチャネルを比較し、
「市場の静けさ」を数値的に検知する事から始まります。
主要数式(概念式)。
- ボリンジャーバンド上限:
BB_Upper = MA + (SD × Multiplier)。 - ケルトナーチャネル上限:
KC_Upper = MA + (ATR × Factor)。
ここで、
- MA:移動平均線(標準20期間)。
- SD:標準偏差(価格のばらつき)。
- ATR:平均真の値幅(ボラティリティ)。
- Multiplier / Factor:拡張係数(感度を決める)。
判定条件:。
- スクイーズ状態(低ボラ)=BBがKCの内側にある。
- スクイーズ解除(高ボラ)=BBがKCの外側に拡張。
これにより、相場の「圧縮/解放」をドットで色分けして表示します。
- 赤ドット=スクイーズ中。
- 緑ドット=スクイーズ解除。
つまり、この段階で「ボラティリティの変化」を視覚化しているわけです。
モメンタム計算式:価格の勢いを数値化
SMIの核となるのは「モメンタム」の測定。
基本的には、MACDやRSIのロジックを改良した以下のような手順で算出されます。
概念構造(LazyBear版参考):。
- 価格の変化率
Momentum = Close - (Previous Close)。 - 平滑化(EMA適用)
Smooth_Momentum = EMA(Momentum, Length)。 - 二重平滑(Signal計算)
Signal = EMA(Smooth_Momentum, Length)。 - ヒストグラム生成
SMI_Hist = Smooth_Momentum - Signal。
これにより、MACDに似たヒストグラムが描画され、
上向きなら上昇モメンタム、下向きなら下降モメンタムを示します。
但し、SMIのヒストグラムはBB/KCの判定(スクイーズ状態)と連動しており、
「勢い×ボラティリティ」の両軸で市場を分析可能なのが特徴です。
主なパラメータ設定と調整ポイント
SMIのパラメータは、感度(反応速度)と信頼性のバランスを取るために非常に重要です。
| 項目 | 意味 | 推奨設定値 | 備考 |
|---|---|---|---|
| BB Length。 | ボリンジャーバンド期間。 | 20。 | 標準的な価格範囲の把握。 |
| BB Multiplier。 | 標準偏差係数。 | 2.0。 | 感度を決定。小さくすると反応が早くなる。 |
| KC Length。 | ケルトナーチャネル期間。 | 20。 | 同期間で整合させる。 |
| KC Multiplier (Factor) | ATR係数。 | 1.5〜2.0。 | 高いほどスクイーズ判定が厳密。 |
| Momentum Length。 | モメンタム平滑化期間。 | 12〜20。 | MACD的な感度調整。 |
| Source。 | 基準価格。 | Close(終値) | 標準は終値を使用。 |
チューニング例。
- スキャルピング/短期用:BB=20, Mult=1.5, KC=20, Factor=1.5→ スクイーズ解除が早く検出される。
- スイング/長期用:BB=20, Mult=2.0〜2.5, KC=20, Factor=2.0〜2.5→ ダマシ減少・精度向上。
このように設定を調整することで、
トレーダーのスタイル(短期 or 長期)に応じた最適な反応を引き出すことが可能です。
Squeeze Momentum Indicatorの見方と売買

Squeeze Momentum Indicator(SMI)は、
「スクイーズ(静)→ ブレイク(動)」 という相場サイクルを捉えることを目的とした指標です。
従って、見るべきポイントは大きく分けて3つ。
1️⃣ スクイーズ(圧縮)状態がいつ始まるか
2️⃣ 解除タイミング(ドット色変化)
3️⃣ ヒストグラムの方向と拡大(勢いの可視化)
この3つを組み合わせることで、
「仕掛けのタイミング」と「継続・利確判断」の両方を判断可能です。
スクイーズ解除直後のヒストグラム色変化を捉えるエントリーポイント
SMIで最も主要な売買サインは、圧縮解放+モメンタム転換です。
基本ルール。
- 赤ドット → 緑ドット に変化(=ボリンジャーバンドがケルトナーチャネルを上抜く)。
- 同時にヒストグラムが ゼロラインを上抜け。
これが上昇トレンドの初動を示唆します。
反対に、緑ドットから赤ドットへ切り替わり、ヒストグラムがゼロラインを下抜けた場合は下降転換。
この組み合わせが「最も再現性の高いSqueeze合図」とされます。
実践ポイント
- 確定足(バークローズ)で色変化を確認してからエントリー。
- 高ボラ直後の逆行(だまし)を防ぐため、確定足ベースで判断。
- ブレイク前に仕込む場合はストップをタイトに設定。
SMIは“動き出しの瞬間”を見つける指標なので、
早すぎず遅すぎず、「初動を確認してから乗る」 が鉄則です。
H3-2 ダイバージェンス(価格新高値/新安値 vs モメンタム減速)で転換を見極察る
SMIのヒストグラムは、MACDと同じくダイバージェンス分析にも有効です。
代表的なパターン。
- 価格が新高値を更新 → ヒストグラムは前回より低い→ 買い勢いの鈍化=天井圏の兆し。
- 価格が新安値を更新 → ヒストグラムは上昇→ 売り圧力の減退=底打ちの可能性。
特に、ヒストグラムが反転色を伴って縮小し始めたら、
「勢いが尽きた」ことを意味します。
注意点
- トレンドが強いときはダイバージェンスが無視される。
- 反転サインではなく「勢いの鈍化」として読む。
- エントリーというよりも「利確のサイン」として使うのが現実的。
SMIはトレンドの“燃料残量”を測るメーターのような役割も果たします。
他指標との組み合わせで合図精度を高める
SMI単体でも十分有効ですが、トレンドの「方向」と「タイミング」を分離して判断することで、精度が格段に上がります。
おすすめ組み合わせ。
| 指標 | 役割 | 相性の良い使用方法 |
|---|---|---|
| RSI。 | オシレーター系。 | SMIがブレイク+RSIが50上抜け→上昇確認。 |
| MACD。 | トレンドモメンタム。 | 両方のヒストグラム方向一致で信頼度UP。 |
| EMA(20・50) | トレンド方向のフィルター。 | EMA上なら買いのみ、下なら売りのみ許可。 |
| ADX。 | トレンド強度確認。 | ADX>25時のみSMIの合図を採用。 |
SMIはあくまで“ブレイクの点火信号”。
他インジケーターで「方向」や「地合い」を補完すると、
ダマシ回避率が大幅に向上します。
Squeeze Momentum Indicatorの有効相場
Squeeze Momentum Indicator(SMI)は、
“価格が動く前の静寂”を捉える指標 です。
そのため、レンジからトレンドへ転換する局面で最大の効果を発揮します。
SMIは単なるトレンド指標ではなく、「ボラティリティ変化の検出器」。
つまり、
“いつ相場が本格的に動き出すか”
を事前に察知するために使うのが正しい活用法です。
レンジからブレイクする「スクイーズ解除局面」で最も威力を発揮
SMIは「スクイーズ解除」を軸に、ボラティリティの膨張を検知します。
特徴的なパターン。
- 長期間の横ばい相場 → ドットが赤(スクイーズ中)に固定。
- ボリンジャーバンドの幅が極端に狭くなる。
- ドットが緑に変化(解除)+ヒストグラム拡大。
この瞬間、相場は「エネルギーの蓄積 → 解放」へ移行。
そのため、
- ブレイクアウト戦略。
- 指標発表直前の準備相場
など、“爆発前夜”のシナリオ検出に最適です。
実践例
・15分〜1時間足で赤ドット継続 → 緑ドット転換確認でエントリー
・ヒストグラム拡大を伴う方向(上/下)に順張り
このパターンは裁量でもEAでも再現性が高く、
短期トレーダーにとって最も価値あるタイミング検知といえます。
時間足別の相性と使用区分(スキャル/デイトレ/スイング)
SMIは時間足によって感度と信頼性が異なります。
| 時間足 | 特徴 | 推奨用途 |
|---|---|---|
| 1分〜5分足。 | 感度が高く反応が速いがノイズ多め。 | スキャルピング(短期ブレイク狙い) |
| 15分〜1時間足。 | 精度とスピードのバランスが良い。 | デイ取引/ロンドン・NYセッション向き。 |
| 4時間〜日足。 | 大きなトレンドと転換点の検出に強い。 | スイング取引/週単位の仕掛け。 |
特に、15分足+4時間足の組み合わせは黄金パターン。
- 4Hで「地合い(上昇 or 下降)」を確認。
- 15分で「スクイーズ解除」をトリガーにする。
このマルチタイム分析を行うことで、
SMIの“ボラティリティ感知能力”を最大限に活かすことが可能です。

通貨ペア・市場別の適性と注意点
SMIは「値動きが明確な市場」でこそ真価を発揮します。
有効な通貨・銘柄。
- GBP/JPY・EUR/USD・XAU/USD(ゴールド)→ 高ボラでトレンドが走りやすい。
- USD/JPY・AUD/USD→ ロンドン〜NY時間の変化点を狙いやすい。
不向きな市場。
- 低ボラ・方向感のないレンジ(アジア時間のEUR/CHFなど)。
- スプレッドの広いマイナー通貨ペア。
ポイント
SMIは「動くときに強い」指標。
静かな市場では反応過敏になり、ドットやヒストグラムの誤信号が増えます。
従って、ボラティリティの高い時間帯(ロンドン・NY)で使うのが最も実用的です。
当該指標と他インジケーターの組み合わせと使い方
Squeeze Momentum Indicator(SMI)は、
「ブレイク前の圧力」を検知する指標であり、
単体でも十分に優れていますが、
他のトレンド系・オシレーター系インジケーターと組み合わせることで、
精度・安定性・再現性が大幅に向上します。
ここで、SMIと相性の良い代表的な3パターンを解説します。
SMI × Moving Average(移動平均線)
方向フィルターとしての組み合わせ
SMIは「タイミング指標」、
MA(移動平均線)は「方向指標」として役割が異なります。
そのため両者を組み合わせることで、“無駄な逆張り”を防止可能です。

実践ルール。
- 価格がMAより上&SMIが緑ドット(スクイーズ解除)→買い。
- 価格がMAより下&SMIが緑→赤転換 →売り。
このように「MAでトレンド方向を固定 → SMIでタイミングを取る」ことで、
取引の信頼性が一段上がります。
推奨組み合わせ
| MA種類 | 用途 | 推奨期間 |
|---|---|---|
| EMA(指数平滑) | 短期トレンド把握。 | 20 or 50。 |
| SMA(単純平均) | 長期方向確認。 | 100 or 200。 |
| HMA or WMA。 | 反応速度を上げたい場合。 | 21 or 34。 |
例:EMA50上でSMIがスクイーズ解除 → トレンド再加速の合図。
SMI × RSI/Stochastic
勢い+過熱感の組み合わせ
SMIは「モメンタムの加速/減速」を表すため、
RSIやストキャスティクスと重ねると、エントリー精度が劇的に向上します。

代表的な使用方法。
- SMIがスクイーズ解除(緑)+ヒストグラム上昇。
- RSIが50ラインを上抜け→ 上昇トレンドの本格化サイン。
逆に、
- SMIが緑→赤反転。
- RSIが70以上から下落→ 利確 or 逆方向の調整局面。
このように、RSIを「過熱の確認」として補助的に使うと、
SMI単独よりも「トレンドの寿命」が見やすくなります。
SMI × ADX/MACD
強いトレンドだけを抽出する高精度フィルター
ADX(Average Directional Index)は、トレンドの“強さ”を数値で表す指標。
SMIと併用することで、「動く方向」と「勢いの強弱」を同時に測れます。


組み合わせロジック。
- ADX > 25 かつ SMIスクイーズ解除(緑) → 本格ブレイク。
- ADX < 20 のとき → SMI信号を無視(レンジ中)。
また、MACDとSMIはどちらもモメンタム系ですが、
SMIの方がボラティリティを考慮しているため、
MACDで方向、SMIでタイミングを取るのが最も実践的です。
例
- MACDヒストグラムが上昇中。
- SMIが赤ドット → 緑ドット(スクイーズ解除)
→ 「方向と勢いが一致した、複数条件充足時に最も信頼性の高い買いシグナルの1つ」。
Squeeze Momentum Indicatorのメリット・注意点
このツール(SMI)は、
「相場が動き出す瞬間」を事前に察知可能な数少ないテクニカル指標です。
他方で、万能ではなく、使用方法を誤ると「だまし」や「早仕掛け」に巻き込まれます。
ここで、SMIの長所・短所・実践上の注意点を明確に整理します。
SMIのメリット:トレンド初動の検出に極めて強い
SMIの最大の魅力は、
トレンド発生の“直前サイン”を視覚的に捉えられることです。
主な強み
- スクイーズ状態(=ボラティリティ収縮)を明確に示す。
- 解除ドットの色変化で「動き出し」を即判別可能な。
- ヒストグラム拡大方向でトレンド方向まで判断可能。
他のモメンタム系(MACD、RSI)では見えにくい
「市場のエネルギー蓄積 → 解放」の流れを、
ドットと棒グラフだけで直感的に読めるのがSMIの強みです。
SMIのデメリット:レンジ相場では誤反応が多くなる
SMIはボラティリティを前提に構築されているため、
静かなレンジ相場では誤作動しやすいという弱点があります。
主なデメリット
- ドットが頻繁に赤⇔緑で切り替わる。
- ヒストグラムが微振動して方向が曖昧になる。
- エントリー直後に反転しやすい。
つまり、「動かない相場では機能しない」のが明確な欠点です。
この弱点を補うには、
- ADX(25以上)などでトレンド強度を確認。
- 時間帯フィルター(ロンドン/NY時間に限定)を併用。
- 長期足の方向一致を確認してから短期足SMIで仕掛け。
これにより、ダマシを約6〜7割削減可能です。
注意点:SMIは“確定足”で判断すること
SMIの信号(ドット・ヒストグラム)は、リアルタイム更新中に頻繁に変わるため、
確定足前に判断すると誤エントリーを誘発します。
🚫 よくある失敗:
- ドットが緑に変わった瞬間にエントリー
→ 数ティック後に再び赤へ戻り、損切り。
これを防ぐための基本原則:
「バーが確定してからSMIの色変化を確認」
EA実装時も、if (SMI_signal_previous != SMI_signal_current) のように
確定バーベースで判断させるのが鉄則です。
📘 補足
- SMIは反応が早いため、1本遅らせても十分初動に乗れる。
- “1バー確定待ち”を守ることで安定度が格段に上がる。
SMIを使ったトレード戦略
SMIを駆使した戦略は、圧縮解放直後の価格膨張方向に建玉構築し、波動拡張完了時点で利益確定する「ブレイクアウト追随型」が基本軸になります。一時間足以上でスクイーズドットの色変化を確認し、移動平均線(EMA20)の傾きと一致した方向のみエントリーするフィルターを併用すると、揉み合い局面での偽信号発生を大幅に抑制可能です。実運用では損切水準を直近変動波の外側に設定し、利益確定は波動反転又は色相変化を合図とする手法が再現性向上に寄与します。
Squeeze Momentum Indicatorを使ったトレード戦略
正確に戦略を組めば、トレンドの序盤を狙ってエントリーし、伸び切ったところでエグジットする、非常に効率的なトレードが可能になります!
先ず基本となるのが「トレンドフォロー型」の戦略。スクイーズが解除され、ヒストグラムが0ラインを越えつつ緑色の棒が拡大している場面で、上昇トレンドの始まりが期待されます。

逆に、赤の棒が拡大し始めたら下降トレンドへの転換サイン。ここでエントリーすれば、「伸び代」のある相場を確実に捉えることが可能なわけです。
例えば、USD/JPYの1時間足でスクイーズが解消され、モメンタムが拡大しはじめた瞬間にエントリー。その後EMA(指数移動平均)をサポートラインとして利用しながら、トレンドが続く限りポジションを保持。

また、「ダマシ」を回避するためにおすすめなのが、他のインジケーターとの併用です。特にADXとの組み合わせは定評があります。
ADXが低くてもスクイーズが解除されていれば、まだトレンドは不十分な可能性があるため、ポジションは見送り。こうしたルールを事前に決めておくことで、余計な損失を防げるのです。
SMIインジケーター ダウンロード
以下のボタンから、「SqueezeMomentum_systre.ex4」をダウンロード可能です。
Squeeze Momentum Indicator の具体的な使用方法と手順
- ダウンロードした
SqueezeMomentum_systre.ex4をMT4の「Indicators」フォルダに移動(例:ファイル → データフォルダを開く → MQL4 → Indicators)。 - MT4を再起動、又はナビゲーターで「更新」をクリック。
- チャートにドラッグ&ドロップして使用開始!

⚠ 注意事項。
無料配布のサンプルです。
商用利用・再配布は禁止とさせていただきます。
本インジケーターは シストレ.COMの登録口座でご利用いただけます。※ 認証が行われていない口座ではご使用いただけません。
まとめ|SMIはスクイーズ解除とモメンタムの方向でブレイクを先読みする
SMIはボラティリティの収縮局面と拡大局面を単一画面上で同時把握可能な特異指標であり、傾向初動局面捕捉戦略との親和性が高い特徴を持ちます。本記事で紹介したスクイーズ解除・ヒストグラム拡大の組み合わせと、移動平均線・ADXによるトレンドフィルターを併用すれば、揉み合い局面での誤反応抑制と方向放出局面の事前察知判断が両立可能となります。EA運用時は確定足基準での判定処理が必須要件であり、単独信号依存運用回避が安定収益確保の前提条件となります。
Squeeze Momentum Indicator を MT4・MT5 に表示する手順
MT4 では「ファイル → データフォルダを開く → MQL4 → Indicators」 に .ex4 ファイルを配置、 MT5 では「ファイル → データフォルダを開く → MQL5 → Indicators」 に .ex5 ファイルを配置します。 配置後にターミナルを再起動し、 ナビゲーターから対象チャートへドラッグ&ドロップで表示可能です。
本指標(SMI)は、ボリンジャーバンドがケルトナーチャネルの内側に収まる「スクイーズ」状態でエネルギーの蓄積を検出し、解除した瞬間のモメンタムヒストグラムの向きでブレイク方向を示すインジケーターです。ドットが黒(又は暗色)ならスクイーズ継続、明色に変わればブレイクアウト開始のサインです。
実践での使用方法は2点。①スクイーズ解除とモメンタムヒストグラムが緑拡大なら上昇ブレイクの根拠として順張り買い、赤拡大なら売りで入り、EMAやMACDで方向を確認する、②レンジ中はドットが頻繁に切り替わり誤反応が増えるため、ADX25以上又は移動平均線に傾きが出ているときのみ有効化してダマしを減らす。単独シグナルで使わず、トレンドフィルターとセットで使うのがポイントです。
SMIはリアルタイム更新中に値が変化するため、EAや実トレードでは確定足ベースでシグナルを判定してください。スクイーズ解除ドットの確定又はヒストグラムが確定して拡大した時点でのみエントリー判断するのが鉄則です。先ずダウンロードして、過去の大きなブレイク場面でスクイーズがどう動いていたか確認してみてください。
Squeeze Momentum Indicatorのよくある質問
本記事のテーマに関する代表的な質問をまとめました。実戦判断の参考として、各回答に具体的なルール・数値・典拠を併記しています。
SMIのおすすめ設定値は?
標準設定は「BB期間20・KC期間20・マルチプライヤー2.0〜2.5」が一般的です。短期トレードでは期間を10〜14に短縮して感度を上げ、スイングでは30〜40に設定してノイズを減らします。MT4/MT5版ではRSI期間14・ファクター2.0が初期値として最もバランスが良いです。
SMIはどの時間足・通貨ペアに向いていますか?
SMIはボラティリティが高い市場で特に有効です。ロンドン・NY時間の「GBP/JPY」「EUR/USD」「XAU/USD」などが最適。時間足は15分〜1時間足でブレイク初動を狙うのが基本です。長期トレードでは4時間足・日足での「スクイーズ解除」を確認してから順張り方向に入るのが安定します。
レンジ相場ではどう扱えばいいですか?
レンジ中はSMIのドットが頻繁に赤⇔緑で切り替わり、誤反応が増えます。ADX25以上でトレンドフィルターをかける、又は移動平均線の傾きが一定以上のときのみSMIを有効化することでダマシを大幅に減らせます。レンジでは「赤ドットが続く=静かな時間」と認識して様子見が基本です。
SMIをEA(自動売買)で使う場合の注意点は?
SMIはリアルタイム更新中に値が変化するため、EAでは確定足ベースでシグナルを判定するのが鉄則です。
「スクイーズ解除ドットの確定」又は「ヒストグラムが確定して拡大した時点」でのみエントリーさせましょう。ティックごとに判定すると、誤作動・損切り連発の原因になります。
SMIと他のインジケーターを組み合わせるなら?
方向性を固定するにはEMA(20・50)、勢いを測るにはRSIやMACDとの併用が効果的です。例として「EMA上でSMIが緑ドットに転換」=買いトリガー、「RSIが50を下抜け+SMI赤転換」=売りトリガーとする組み合わせが非常に再現性高く機能します。
SMIは他のボラティリティ指標(ATR・BB)とどう違いますか?
ATRやボリンジャーバンドは単純な“値幅の大きさ”を測るのに対し、SMIは「ボラティリティの圧縮→拡張」の変化そのものを示します。つまり、静→動の切り替わりを可視化可能な点が決定的な違いです。ボラの大小ではなく「いつ動くか」を判断可能なのがSMIの強みです。
⚠ リスクに関する注意事項
本記事は情報提供を目的としており、特定の金融商品の売買を推奨するものではありません。FX取引はレバレッジ取引の特性上、預託した証拠金以上の損失が生じる可能性があります。取引の際は、ご自身の判断と責任において行ってください。詳しくは特定商取引法に基づく表記をご確認ください。












