Ultimate Oscillator完全ガイド|設定・MT4/MT5活用・実践手法とダイバージェンス戦略

Ultimate Oscillator は Larry Williams が原典で考案した 3 期間モメンタム合成型のオシレーターで、 短期 (7)・中期 (14)・長期 (28) のモメンタムを 4:2:1 で加重平均することで、 単一期間オシレーターのダマしを大幅に削減し、 RSI や Stochastic より精度の高い買われすぎ・売られすぎ判定を実現します。

目次

Ultimate Oscillatorとは?複数時間軸で買い圧力を可視化する指標

本指標(アルティメット・オシレーター、UO)は、ラリー・ウィリアムズ氏が開発したモメンタム系指標で、短期(7期間)・中期(14期間)・長期(28期間)の3つの時間軸の買い圧力と売り圧力を重み付け平均します。単一期間のオシレーターよりもダマシを減らし、より精度の高いトレンド転換を捉えることを目指しています。

Ultimate Oscillatorの使い方と勝率UP術の説明画像 チャート スクリーンショット

開発者は、著名なトレーダーであるラリー・ウィリアムズ氏。彼は「短期だけでなく中期、長期の買い圧力と売り圧力を組み合わせなければ、相場の本質は見えない」と考え、この指標を開発しました。

(出典: Larry Williams『Ultimate Oscillator』原典、 3期間4:2:1合成方式の解説書)

(出典: Larry Williams『本指標』原典、 3期間4:2:1合成方式の検証解説資料)

(出典: Larry Williams『Ultimate Oscillator』原典、 3期間4:2:1合成方式の解説書)

標準のモメンタム系指標、具体的にRSIやストキャスティクスは、単一の期間をベースに買われ過ぎ、売られ過ぎを判断します。

しかし、それでは短期的なノイズやフェイクアウト(ダマシ)に振り回されがちです。Ultimate Oscillatorは、短期(例:7期間)、中期(例:14期間)、長期(例:28期間)の3つの異なる時間軸を組み合わせ、これらを重み付けして平均化することで、より“本物”のトレンドを拾いやすくしています。

  • UOの数値が70を超えれば「買われすぎ」
  • UOの数値が30を割り込めば「売られすぎ」

価格とUOの間にダイバージェンス(乖離)が発生した場合、トレンド転換の強力なシグナルとされています。さらに、マルチタイムフレーム分析を併用すれば、上位足でのトレンドを確認しつつ、下位足のUOでエントリーを狙う、といった実践的な戦略も組み立てられます。

Ultimate Oscillatorのデフォルト設定と推奨パラメーター

同インジケーターの標準パラメーターは、短期7・中期14・長期28期間で、重みは短期4:中期2:長期1の比率です。

トレードスタイル別の推奨設定は以下の通りです。

トレードスタイル短期中期長期特徴
スキャルピング51020短期の勢い変化に敏感、シグナル頻度高
デイトレード(標準)71428バランス型、ダマシと感度の良い妥協点
スイングトレード102040中長期の圧力変化重視、ノイズ低減

推奨通貨ペア:USDJPY(トレンドフォロー系と併用)、GBPJPY(パラメーター広め推奨)、EURUSD(レンジ相場で有効)。高ボラティリティ通貨では期間を長めに設定することで、ダマシを抑制できます。

Ultimate Oscillatorの計算方法

当該指標(UO)の計算方法は、見た目よりも少し手間がかかります。

しかし、その構造を理解することで、シグナルの背景にあるロジックもつかみやすくなるでしょう。UOは、買い圧力と売り圧力のバランスを複数時間軸で分析する指標です。以下が基本的な計算ステップになります。

Ultimate Oscillator(UO)の計算方法
  1. 買い圧力(BP:Buying Pressure)の計算: 買い圧力 = 本日の終値 – 最小値(当日安値、前日終値のうち低い方)
  2. 真のレンジ(TR:True Range)の計算: 真のレンジ = 高値(当日高値、前日終値のうち高い方) – 最小値(当日安値、前日終値のうち低い方)
  3. 各期間ごとの買い圧力と真のレンジの合計: 短期(例:7期間)、中期(例:14期間)、長期(例:28期間)のそれぞれで、BPとTRを合計。
  4. 各期間の比率を計算: 各期間ごとに、買い圧力合計 ÷ 真のレンジ合計。
  5. 重み付け平均を計算: 最終的なUO = (短期比率 × 4 + 中期比率 × 2 + 長期比率) ÷ 7 × 100

この計算によって、短期の動きに重きを置きつつも、中長期の買い・売り圧力も反映されるため、短期的な過剰反応を抑えつつ、流れを可視化できるというわけです。

計算式の実数値例

例:本日終値110.50、当日安値110.00、前日終値110.20、当日高値110.80の場合。
買い圧力(BP) = 110.50 – 110.00 = 0.50。
真のレンジ(TR) = 110.80 – 110.00 = 0.80
これを7・14・28期間それぞれで合計し、重み付け平均(4:2:1)でUO値を算出します。

UOの理論的な背景は、「買い圧力」と「真のレンジ」の関係を測ることにあります。

具体的に、強い買い圧力があっても、真のレンジが広い場合、その勢いは実はそこまで強くない可能性がある、という考え方です。

逆に、狭いレンジ内で強い買い圧力があれば、より強い上昇意欲があると判断できます。

UOインジケーター理論解説図:買い圧力と真のレンジの関係UOインジケーター理論解説図:買い圧力と真のレンジの関係

この指標が優れている点は、価格が上がっているのにUOが伸び悩んでいる場合、内部の買い圧力が実は弱まっている、という隠れたサインを早期に捉えることができること。

これが、UOが「ダイバージェンス」に強いと言われる理由でもあります。

Ultimate Oscillatorを活用したトレード戦略

Ultimate Oscillator を実戦で活用するには、 30 以下での買い・70 以上での売りを基本シグナルとして、 価格と指標のダイバージェンス確認 + EMA トレンドフィルター併用が再現性高い手法です。 以下では具体的なエントリー・エグジット戦略を解説します。

MT4/MT5/TradingViewでのこのツール設定手順

Ultimate Oscillator を実戦で活用するには、 30 以下での買い・70 以上での売りを基本シグナルとして、 価格と指標のダイバージェンス確認 + EMA トレンドフィルター併用が再現性高い手法です。 以下では具体的なエントリー・エグジット戦略を解説します。

各プラットフォームでのUltimate Oscillator導入・設定方法を解説します。

MT4での設定手順

  1. 「挿入」→「インディケータ」→「オシレーター」→「Ultimate Oscillator」を選択
  2. パラメーター画面で期間(7/14/28)を確認・調整
  3. 「レベル表示」タブで30・70のラインを追加
  4. 「色の設定」でライン色・太さを調整後、OKをクリック

MT5での設定手順

MT5では「ナビゲーター」ウィンドウから「インディケータ」→「オシレーター」→「上記指標」をチャートにドラッグ。パラメーター入力方法はMT4と同様ですが、カスタムインジケーター導入時はMQL5フォルダを使用します。

TradingViewでの設定手順

  1. チャート上部の「インジケーター」ボタンをクリック
  2. 検索窓に「このツール」と入力して選択
  3. 設定アイコン(歯車マーク)から期間・色・レベルラインをカスタマイズ
  4. アラート機能で70超え/30割れ時に通知設定も可能

Ultimate Oscillatorを単純な「オーバーボート・オーバーソールド」の判定ツールとしてのみ使用するのは、その真価を活かしきれていません。

この指標が本領を発揮するのは、ダイバージェンス分析やマルチタイムフレーム分析といった複数の視点を組み合わせた戦略を展開する場面です。

大半のトレーダーが経験する「思惑と逆方向に動いてしまう」という課題も、UOの特性を正しく理解し活用することで、大幅に改善できるはずです。

ダイバージェンスの活用と勝率アップ

本指標(UO)の最も有効な使い方の一つが、ダイバージェンスの活用です。これは、価格とオシレーターの動きにズレが生じたときに、相場の転換を予兆するサインとして使われます。

たとえば、チャート上で価格が高値を更新しているにもかかわらず、UOは前回の高値を超えられていない。このような現象を「弱気ダイバージェンス」と呼びます。

Ultimate Oscillatorの使い方と勝率UP術の説明画像(1)

ダイバージェンスが発生する背景には、「相場の勢いが内側で鈍化している」ことがあります。

たとえ価格が上がっていても、それに伴う買い圧力が衰えていれば、その上昇は長続きしない可能性が高い。つまり、UOは“見た目だけじゃわからない相場の裏側”を映し出す鏡のような存在なんです。

  1. UOが70を超えている時に価格も高値更新 → 警戒サイン
  2. その後、価格はさらに高値更新、でもUOは下がる → 弱気ダイバージェンス確定
  3. 移動平均線が横ばい〜下向きでクロスするタイミングを確認
  4. ローソク足が反転の形(たとえば包み足やピンバー)を出したらエントリー

もちろん逆のパターン(強気ダイバージェンス)で、底値圏でUOが上昇に転じたら買いのチャンスと捉えます。特に30ラインを割った後の反転は狙い目です。

マルチタイムフレーム分析との組み合わせ

Ultimate Oscillator(UO)をさらに信頼度高く、実践的に活用したいなら、マルチタイムフレーム分析(MTF分析)との組み合わせは欠かせません。

UOは単一時間軸だけでも有効ですが、時間軸を跨いで見ることで、「短期の逆張り」「長期の順張り」を両立させる精度の高いトレードが可能になります。

マルチタイムフレーム分析とは、複数の時間足を同時にチェックし、相場の流れを多角的に捉える手法です。

マルチタイムフレーム分析の手法

たとえば、日足では上昇トレンドが続いているけれど、1時間足ではUOが売られすぎに入っている。こういう場面で、「日足の流れに沿った1時間足での押し目買い」を狙う、という戦略が成立します。

実際の手順としては、以下の流れが有効です。

  1. 上位足(日足や4時間足)でUOの位置を確認: UOが70以上なら買い優勢、30以下なら売り優勢
  2. 下位足(1時間足や15分足)でダイバージェンスや水準を確認: 上位足で買い優勢なら、下位足でUOが30を割った瞬間を狙う
  3. 下位足の反転シグナルと組み合わせてエントリー: ローソク足パターン、移動平均線、RSIなども併用すると信頼度アップ

このように、UOをMTFで使うと、「短期のノイズに惑わされず、長期の流れに乗る」トレードがしやすくなります。

特にスイングトレードやデイトレードで、MTFを使わないと、反転のタイミングがつかみにくく、逆張りのタイミングを誤りやすくなります。

他のテクニカル指標と組み合わせる効果的な戦略

上記指標(UO)を単独で使うのは、おすすめしません。

なぜなら、UOはあくまでモメンタム(勢い)を測るだけの指標だからです。トレンドの有無や方向、価格の強さは、UO単独では判断しきれない場面も多いんです。

そこで、他のテクニカル指標と組み合わせることで、UOの弱点を補い、シグナルの信頼性を何倍にも高めることができます。

特に相性が良いとされるのが、以下の組み合わせです。

  1. UO × 移動平均線(MA): トレンド方向を移動平均線で判断し、その方向にUOのシグナルを合わせる。
  2. 例:MAが上向きでUOが30付近に来たら、押し目買いを狙う。
  3. UO × MACD: MACDでトレンドの強さや転換を確認し、UOでモメンタムの過熱度をチェック。
  4. 例:MACDがゴールデンクロス、かつUOが30付近で反転したら買い検討。
  5. UO × RSI: RSIで相場の過熱感、UOで勢いの減速を確認し、より鋭いダイバージェンス判断が可能。
  6. 例:RSIが70以上でUOがダイバージェンスを形成 → 弱気転換を警戒。

これらを組み合わせることで、たとえば「UOが70を超えたから売り」ではなく、「UOが70を超え、MACDがデッドクロス、かつローソク足が高値圏で陰線包み足を形成」など、多角的な根拠でトレードを判断できるようになります。

UO × ボリンジャーバンドの組み合わせ

相場環境フィルターとして有効。ボリンジャーバンドの拡大時(トレンド相場)はUOの逆張りを避け、バンド収束時(レンジ相場)に30/70でのエントリーを検討。損切り:エントリー価格からATR×1.5、利確:ATR×2.0を目安にリスクリワード比を確保します。

さらに、環境認識(トレンド、レンジ)を最初にしっかり見極めることが重要。UOはトレンド相場よりもレンジ相場の方が過熱シグナルが機能しやすいため、ADXやボリンジャーバンドで相場環境を把握した上で、UOを使うとより効果的です。

通貨ペア別のUltimate Oscillator活用法

通貨ペアの特性に応じて、UOのパラメーターや活用戦略を最適化することが重要です。

USDJPY(ドル円)

特性:トレンドが明確で、ボラティリティが比較的安定。推奨:標準パラメーター(7/14/28)でトレンドフォロー系指標(MA・MACD)と併用。UOのダイバージェンスはトレンド終盤の反転シグナルとして有効。

GBPJPY(ポンド円)

特性:高ボラティリティで急騰・急落が頻発。推奨:パラメーターを広めに(10/20/40)設定し、短期ノイズを抑制。30/70のラインより、ダイバージェンス検出を重視した戦略が安定します。

EURUSD(ユーロドル)

特性:レンジ相場が多く、オシレーター系指標との相性良好。推奨:標準設定で30割れ→買い、70超え→売りの逆張り戦略。RSI・ストキャスティクスとの併用でシグナル精度向上。

XAUUSD(ゴールド)

特性:ATRが大きく、ブレイクアウト系指標が機能しやすい。推奨:UOはブレイクアウト後の過熱判定に使用。損切り幅をATR×2.0に広げ、急変動リスクに備えます。

Ultimate Oscillatorのダマシ回避とリスク管理術

Ultimate Oscillator のダマシを避ける4ステップ手順フロー(70/30到達→ダイバージェンス確認→上位時間軸整合→S/L付きエントリー)

EURUSD 1時間足でUltimate Oscillator(7,14,28)を使う場合、ダイバージェンスのみを根拠にするなら、上位時間軸のトレンド方向と一致する場面に絞るのが基本です。勝率や損益はエントリー基準・損切り幅・検証期間で大きく変わるため、まずデモ口座で自分の条件における成績を記録・検証してから実弾に移すことを推奨します。

UO のダマシが起きやすい場面

強いトレンド相場では、UO が 30/70 に張り付いたまま逆張りシグナルを出し続け、押し目・戻りを「反転」と誤認しやすい。特に指標発表直後やブレイク直後の高ボラ局面では、30 割れ・70 超えだけを根拠にした逆張りは焼かれやすい。

ダマシを避ける4ステップ

  1. UO が 70 到達/30 到達を待つ(水準だけではまだ入らない)。
  2. ダイバージェンスを確認:価格が高値更新でも UO が高値切り下げ(弱気)/安値更新でも UO が切り上げ(強気)。逆行が無ければ見送る。
  3. 上位時間軸の方向と整合:日足・4時間足のトレンド方向に沿う側のシグナルだけ採用し、順張り方向の押し目・戻りを狙う。
  4. 損切りを置いてエントリー:直近スイング高値/安値の外側、または ATR×2 を目安に S/L を設定してから入る。

リスク管理の基本

1 トレードの損失は口座資金の 1〜2% 以内に抑え、損切り幅からロットを逆算する。UO のダイバージェンスは「勢いの減速」を示すだけで反転の確定ではないため、損切りを置かないナンピンは避ける。複数ペアで同時に持つ場合は相関(例: EURUSD と GBPUSD)に注意し、実質的な同方向集中を防ぐ。

Ultimate Oscillator × RSI組み合わせ戦略

本指標とRSI(相対力指数)を組み合わせることで、シグナルの信頼性が向上する。UOが30以下かつRSIが40以下で買い、UOが70以上かつRSIが60以上で売りといった複合条件は、単一指標より誤検出が少ない傾向がある。ただし相場環境への適応が必要であり、実運用前にバックテストで有効性を確認することが重要です。

Ultimate Oscillator(UO)は非常に有効なモメンタム指標ですが、どんな指標にも「落とし穴」は存在します。

特にUOは、慣れていないトレーダーが「シグナルをそのまま鵜呑みにしてしまう」という誤解から、逆行する相場で痛い目にあうケースが少なくありません。

トレンド相場でのUO過信リスクと対処法

このツール(UO)を使ったトレードで最もありがちな失敗は、「UOの数値だけを見てエントリーを決めてしまう」ことです。

UOが70を超えたから売り、30を割ったから買い。これだけで判断すると、トレンド相場では簡単に踏み上げられてしまう可能性があります。


UO指標の逆張り取引リスクを警告

その理由は明白です。UOはあくまでモメンタムの過熱度を示しているだけで、トレンドの有無やその強さを測るものではないからです。

特に強い上昇トレンドや急落相場で、UOが70を超えたまま、あるいは30を割れたまま何日も推移するケースが珍しくありません。その間に逆張りポジションを持てば、含み損が膨らむだけでなく、最悪ロスカットを強いられる事態になりかねません。

そこで大切なのが、「UOのシグナルは環境認識とセットで使う」という鉄則です。

環境認識には、移動平均線(MA)やADX(Average Directional Index)、ボリンジャーバンドなどを併用し、相場がトレンド相場なのかレンジ相場なのかを最初に見極めることが肝心です。

  • トレンド相場 → UOは過熱確認、押し目・戻り狙いに使う(逆張り禁止)
  • レンジ相場 → UOの70・30で逆張りを狙いやすい

また、ダイバージェンスのシグナルも、必ずチャートパターンやローソク足の確認をセットで行うことをおすすめします。

高ボラティリティ相場でのUO調整テクニック

Ultimate Oscillator(UO)は、市場のモメンタムを測る点では優れていますが、急激なボラティリティ(変動性)が高まった相場で、その信頼度が大きく揺らぐことがあります。

Ultimate Oscillator高ボラティリティ対策

なぜなら、UOは過去の価格データをもとに算出するため、突発的な材料やイベント相場で、シグナルが遅れる、またはダマシになることが多いのです。

たとえば、経済指標発表や突発的な地政学リスク発生時。こうした局面で、UOがオーバーボートのままさらに価格が吹き上がる、または売られすぎのまま暴落が加速する、といったケースが頻繁に見られます。

このような事態を避けるには、まず変動性のチェックを常に行うことが重要です。具体的には、ATR(Average True Range)やボリンジャーバンドを併用することで、現在の相場が標準よりも高ボラティリティ状態にあるかどうかを把握できます。

Ultimate Oscillatorの使い方と勝率UP術の説明画像(2)
  • ATRが標準より高い水準 → UO単独シグナルは信用しすぎない
  • ボリンジャーバンドの拡大 → トレンド相場が加速中、逆張りNG

また、UOのパラメーターを調整するのもひとつの手です。標準の7、14、28という期間ではなく、極端に短い相場では期間を短縮(例:5、10、20)することで、多少シグナルの追従性が改善される場合もあります。

最も大切なのは、「UOは標準相場向き、激しい相場ではオプション的に見る」という意識を持つことです。こうすることで、無駄な逆張りや過信を避け、突発的な相場変動にも冷静に対応できるトレードを目指せるようになります。

EA(自動売買)へのUO統合とダイバージェンス検出アルゴリズム

同インジケーター(UO)は手動トレードだけでなく、自動売買システム(EA:エキスパートアドバイザー)への統合が加速しています。

自動売買システムへのUO組み込みのポイントは、ダイバージェンス検出アルゴリズムを活用し、特定の条件を満たした場合のみポジションを取る、という設計です。

具体的な例

  1. 日足で改良版UOがダイバージェンスを検出
  2. 1時間足でUOが30以下→反転の兆しを確認
  3. 自動売買システムがエントリーシグナルを発動
  4. 移動平均線の向き、ATRによるボラティリティ確認も組み合わせ、最適なロット管理を実行

この仕組みで、UOが単体で判断するわけではなく、環境認識、ボラティリティ、ダイバージェンス、すべてを組み合わせた複合判断により、トレードの精度を高めています。

UOは手動トレードの補助ツールを超えて、今や高性能な自動売買の中核にもなりうる存在。改良版UOをEAやシステムトレードに組み込むことで、裁量と自動売買を融合させたハイブリッド型トレードも現実的になっています。

Ultimate Oscillatorの設定・パラメータ調整とダウンロード

以下のボタンから、「UltimateOsc_systre.ex4」をダウンロードできます。

Ultimate Oscillator の具体的な使い方と手順

  1. ダウンロードした UltimateOsc_systre.ex4 をMT4の「Indicators」フォルダに移動(例:ファイル → データフォルダを開く → MQL4 → Indicators
  2. MT4を再起動、またはナビゲーターで「更新」をクリック
  3. チャートにドラッグ&ドロップして使用開始!
UltimateOscチャート

⚠ 注意事項

無料配布のサンプルです。

商用利用・再配布は禁止とさせていただきます。

本インジケーターは シストレ.COMの登録口座でご利用いただけます。※ 認証が行われていない口座ではご使用いただけません。

まとめ|Ultimate Oscillator の活用ポイント

Ultimate Oscillator(UO)は、ラリー・ウィリアムズが開発したオシレーターで、短期・中期・長期の3つの時間軸の買い圧力を加重平均して合成します。単一期間のRSIと違い、複数の時間軸を同時に見ることで短期ノイズによるダマしを抑制します。70超で買われすぎ、30割れで売られすぎが基本水準ですが、単純な逆張りよりもダイバージェンスを重視した使い方がウィリアムズ本人の推奨です。

実践での使い方は2点。①価格が高値更新してもUOが高値切り下げる「ネガティブダイバージェンス」を天井圏の警戒シグナルとして使う、②トレンド確認にMAやMACDを組み合わせ「方向=トレンド系、タイミング=UOのダイバージェンス」で役割分担する。設定は7・14・28のデフォルト値がそのまま使えます。

UOの本来の強みは「勢いの弱まりを早期に検知する」ことです。30・70の逆張りだけに頼ると強いトレンド相場で焼かれます。ダイバージェンス確認を条件に加えるだけで、シグナルの質が大きく改善します。まずダウンロードして、過去のトレンド転換点でUOがどう反応していたか確認してみてください。

Ultimate Oscillatorのよくある質問

本記事のテーマに関する代表的な質問をまとめました。実戦判断の参考として、各回答に具体的なルール・数値・典拠を併記しています。

Ultimate Oscillatorとは何ですか?

このツール(アルティメットオシレーター)は、複数の時間軸の価格と買い圧力を組み合わせて、ダマしを減らした「逆張り・ダイバージェンス向けオシレーター」です。短期〜中期の動きを同時に見ることで、単純なRSIより信頼性の高いシグナルを狙います。

Ultimate Oscillatorはどのように計算されますか?

基本的な流れは:
1. 「買い圧力(Buying Pressure)」と「真の値幅(True Range)」を算出。
2. 短期・中期・長期(例:7・14・28)の3期間で平均を出す。
3. それぞれに重みづけして合成し、0〜100のオシレーターとして表示 複数期間を混ぜることで、単一期間RSIのような“単発ノイズ”を減らします。

Ultimate Oscillatorは何を示していますか?

・買い圧力と売り圧力のバランス
・短期〜中期にわたる一貫した過熱感
・トレンドの勢いの弱まり 価格の上下だけでなく、「どれだけ本気で買われているか/売られているか」を反映します。

Ultimate Oscillatorの典型的な売買シグナルは?

よく使われる目安は:
・70以上 → 買われすぎゾーン(下落警戒)
・30以下 → 売られすぎゾーン(反発警戒)
・価格とオシレーターのダイバージェンス → 反転の有力サイン 特にダイバージェンス(高値更新なのに指標は高値切り下げ など)に強みがあります。

どんな相場・時間足でUltimate Oscillatorは有効ですか?

・レンジ相場での逆張り
・トレンド終盤の反転ポイント探し
・4時間足〜日足でのスイング判断 短期足オンリーよりも、「1つ上の時間足」以上で使う方が騙しが減ります。

RSIやStochasticsとの違いは何ですか?

・RSI:単一期間の値動きの強さ
・ストキャス:高安レンジ内での位置
・このツール:複数期間の買い圧力を合成 短期だけでなく中期の流れも含めることで、単純なRSIよりもダマしに強い構造になっています。

執筆: シストレ.COM編集部

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監修: シストレ編集部 (シストレ.COM 検証メディア / 社内レビュー体制)

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この記事を書いた人

シストレ.COM編集部は、FX自動売買(EA)とテクニカル分析を専門とするインターネットメディア「シストレ.COM」の編集チームです。200本以上のEAのフォワードテスト結果を公開し、実際の運用データに基づいた客観的な情報を発信しています。記事の執筆・監修はMetaTrader(MT4/MT5)での実運用経験を持つスタッフが担当。

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