USD/JPY
7月16日(火曜日)、米ドル/円は終値が158.46で、日中に0.28%の小幅な上昇を見せました。6月の米国小売売上高は前月比で横ばいとなり、ロイターの調査を受けたエコノミストの予想である0.3%の減少を上回りました。この結果は、消費者の堅調さを示し、第2四半期の経済成長見通しを支えるものとなりました。小売売上高のデータは予想を上回りましたが、全体としては依然として弱含んでいるため、米ドルへの支援は限定的でした。
日足チャートを見ると、米ドル/円は大幅下落後の小幅なリバウンド局面にあり、全体としてはボリンジャーバンドの下限付近で推移しています。これは、9月の利下げ予想を引き起こした前回のCPIデータの影響がまだ続いていることを示しています。そのため、ドル/円の買い手は慎重な姿勢を維持しています。大きなニュースがない限り、短期的には157-160の範囲での狭いレンジでの取引が続くと予想されます。
AUD/USD
7月16日(火曜日)、米ドルの反発、中国第2四半期GDPデータの弱さ、および銅、鉄鉱石、石油などのコモディティ価格の下落が豪ドルに圧力をかけ、豪ドル/米ドルは0.4%下落し、終値は0.6733でした。日中には0.6712まで下落しました。しかし、豪州準備銀行(RBA)と米連邦準備制度理事会(FRB)の金利見通しの違いが、豪ドルの下落を一定程度抑える要因となっています。
日足チャートでは、豪ドル/米ドルは0.68付近で抵抗に遭い、明らかな高値利益確定の調整が見られます。現在の注目点は、0.67付近のサポート(以前の横ばいレンジの上限)が維持されるかどうかです。この水準を下回ると、豪ドル/米ドルは再び以前の横ばいレンジ内に戻る可能性があります。逆に、0.67を上回る水準を維持できれば、豪ドルは再び上昇に転じる可能性があります。