USD/JPY
7月19日(金曜日)、米ドル/円は日中の取引でやや上昇し、0.07%の上昇で157.48で取引を終えました。日本のインフレ率が2か月連続で上昇したことを受け、米ドル/円は一進一退の動きを見せましたが、一週間を通じて0.24%の下落となりました。また、金曜日に日本銀行が発表した債券市場の小委員会の議事録では、日本国債の購入量を月額3~4兆円に減少させることが提案され、これが円の一定の支えとなりました。しかし、7月末の日本銀行の政策会合で金利引き上げの動きがなければ、円は再び圧力を受ける可能性があります。
日足チャートでは、米ドル/円はボリンジャーバンドの下限付近で推移しており、テクニカル指標は依然として下向きの傾向を示しています。これは、最近の米ドル/円の下落傾向がまだ変わっていないことを示唆しています。現在、55日移動平均線(157.75)が米ドル/円反発の最初の重要な抵抗ラインであり、次の抵抗ラインは158.84にあります。一方、最近のサポートラインは156.83、155-155.20、そして木曜日の安値である155.38に位置しています。
AUD/USD
7月19日(金曜日)、最近の広範なリスク回避の動きと長期にわたる米国債利回りの回復により、豪ドル/米ドルは下落し、0.6690で取引を終えました。これは7月3日以来の最低水準です(当日の安値は0.6664)。また、鉄鉱石(オーストラリアの主要輸出品)の価格下落も豪ドルに悪影響を及ぼしました。しかし、CFTCのデータによると、7月16日までの週で、豪ドルのネットポジションは空売りから買い越しに転じ、これは2021年5月以来初めてのことです。さらに、米豪両国の中央銀行の政策見通しの違いが、豪ドルの下落を抑える要因となると予想されます。
日足チャートでは、豪ドル/米ドルはボリンジャーバンドの中間線の下にあり、短期的には豪ドルに不利な傾向があります。しかし、豪ドル/米ドルが0.6660以上を維持し、価格が0.6720以上に回復すれば、豪ドルが下落トレンドに陥ることは避けられるでしょう。