USD/JPY
8月26日(月)、ドル円は144.51でほぼ横ばいで取引を終えました。途中で一時的に143.45の3週間ぶりの安値まで下落しましたが、その後持ち直しました。この動きの背景には、イスラエルとレバノン間の地政学的な緊張がドルの避難買いを促したことが挙げられます。また、同日発表された7月の米国耐久財受注が前月の減少から一転し、9.9%の大幅増加となったこともドル買いをサポートしました。一方で、先週のパウエルFRB議長の発言が9月の利下げを示唆したことが、ドルの下落圧力として依然として市場に影響を与えています。市場は、8月の雇用データの結果に注目しており、利下げ幅が25ベーシスポイントから50ベーシスポイントに拡大する可能性を見極めています。
AUD/USD
8月26日(月曜日)、豪ドル/米ドルは0.38%下落し、0.6771で取引を終えました。それでも全体的なレートは依然として最近の高値圏を維持しています。中東の緊張が避難買いの要因となり、米国債の利回りがやや上昇したことも豪ドルの下げ要因となりました。さらに、FRBの9月利下げ25ベーシスポイントの予測が市場に織り込まれているため、トレーダーは豪ドルの買いを追うことに慎重になっています。
今週発表されるオーストラリアの7月消費者物価指数(CPI)と、金曜日に発表されるアメリカのコア個人消費支出(PCE)物価指数が、為替レートの動向に大きな影響を与えるでしょう。
日足チャートでは、0.6800の上抜けが確認されれば、次の目標は0.6819(2023年の高値0.7158から安値0.6271の下落に対する61.8%リトレースメントレベル)となります。ここで抵抗に遭う場合は、短期的な調整下落のリスクに注意が必要です。下方のサポートは、0.6745-50と0.6720-0.6690の範囲にあります。