USD/JPY
8月2日(金曜日)、米ドル指数はニューヨーク市場で1.1%下落し、終値は103.21となりました。これは3月14日以来の最低値であり、ドルは11月以来の最大の単日下落率を記録しました。米ドルは対円で1.84%急落し、146.62円に達しました。これは2月2日以来の最低値であり、日中には一時146.42円まで下落しました。
金曜日に発表された米国の7月の非農業部門雇用者数は11.4万人の増加にとどまり、予想の17.5万人を下回りました。失業率は4.3%に上昇し、経済学者の予想である4.1%を上回りました。このデータが発表された後、CME FedWatch Toolによると、トレーダーは現在、9月にFRBが50ベーシスポイントの利下げを行う確率を71%と見ています。この確率は、データ発表前の31%や木曜日の22%から大きく上昇しました。トレーダーは、9月に少なくとも25ベーシスポイントの利下げがあると完全に織り込んでおり、年末までに合計116ベーシスポイントの利下げがあると予想しています。このデータにより、ドルは全面的に下落しました。
AUD/USD
8月2日(金曜日)、米国の非農業部門雇用者数が予想を下回る中、一時的に豪ドルが上昇する場面がありました。しかし、アマゾンやインテルの決算が市場の期待を下回ったため、世界の株式市場は下落し、世界経済の成長への懸念がリスク回避の姿勢を強めました。その結果、豪ドルの上昇は弱まり、終値では0.6480ドルをわずかに上回る水準で引けました。豪ドルの動きは依然として弱いままです。
ただし、豪州準備銀行(RBA)の金融政策は他の主要経済圏(日本を除く)と異なり、利下げのタイミングが遅れると予想されているため、豪ドルに若干の支えが期待できます。
日足チャートを観察すると、0.6480〜0.6450のエリアが重要なサポートとなっています。もしこの水準を割り込むと、豪ドルの下落が続く可能性があります。逆に、この水準を維持できれば、豪ドル/米ドルには反発の機会があるかもしれません。