MT4(メタトレーダー4)でIFD注文を発注する方法|設定手順と活用のコツ

IFO注文を活用する 方法

MT4(メタトレーダー4)では、IFD(イフダン)注文を使って新規注文と決済注文を同時に予約できます。IFD注文は「If Done(もし約定したら)」の略で、1つ目の注文が成立した場合のみ、2つ目の注文が有効になる予約型の注文方法です。

この方法を活用すれば、指定した価格に達した際に自動で取引を開始し、その後、別の価格に達したら決済するという、トレードのエントリーとエグジットをセットで管理できます。チャートを常時監視できない兼業トレーダーや、事前に計画したトレードを確実に執行したい方に最適な注文方法です。

代替テキスト
アドバイス

IFD注文はイフダン注文とも呼びます。

まとめ

MT4のIFD注文は、新規注文と決済注文を同時に予約できる便利な注文方法です。チャートを常時監視できない兼業トレーダーや、事前に立てたトレード計画を確実に執行したい方に最適です。

IFD注文活用のポイント

  • 新規注文パネルの表示:ツールバー・メニュー・右クリックの3つの方法、またはF9キーで表示
  • 注文タイプの選択:Buy Limit・Sell Limit・Buy Stop・Sell Stopから適切なタイプを選択
  • リスク管理:必ずT/PまたはS/Lを設定し、できれば両方を設定してリスクリワード比率1:2以上を目指す
  • 注文後の管理:ターミナルウィンドウで注文状態を確認し、必要に応じて変更・取消を行う
  • トラブル対策:ストップレベルを確認し、エラーメッセージに応じた対処を行う

IFD注文を使いこなすことで、感情に左右されない計画的なトレードが可能になります。まずは少額のロットで実際に注文を出してみて、操作に慣れることから始めましょう。

さらに高度な注文管理を行いたい場合は、IFO注文(IFD-OCO注文)トレーリングストップなどの機能も併せて学習することをおすすめします。

目次

MT4でIFD新規注文パネルを表示する3つの方法

IFD注文をするためには、新規注文パネル(Order画面)を表示する必要があります。MT4では以下の3つの方法で新規注文パネルにアクセスできます。どの方法でも同じ注文画面が開きますので、作業しやすい方法を選択してください。

方法1:ツールバーから表示

  • MT4画面上部のツールバーにある「新規注文」ボタン(緑色のアイコン)をクリック
  • 最も素早くアクセスできる方法で、頻繁に注文を行うトレーダーに推奨
  • ショートカットキー:F9キーを押すことでも同じパネルが表示されます

方法2:メニューから表示

  • 画面上部のメニューバーから「ツール」→「新規注文」を選択
  • メニューパス:ツールバーが非表示の場合に便利な方法

方法3:チャート右クリックから表示

  • 取引したい通貨ペアのチャート上で右クリック
  • コンテキストメニューから「注文発注」→「新規注文」を選択
  • メリット:選択したチャートの通貨ペアが自動的に注文画面に設定されるため、通貨ペアの選択ミスを防げます
MT4(メタトレーダー4)でIFD注文を発注する方法の説明画像

MT4でIFD注文を設定する6ステップ|具体例で解説

IFD注文では、以下の2つの注文を同時に設定します。この2段階の注文構成がIFDの特徴です。

  • 新規注文(指値または逆指値):エントリーしたい価格を指定
  • 決済注文(指値または逆指値):利益確定(T/P)または損切り(S/L)の価格を指定

重要:MT4のIFD注文では、決済注文として利益確定(Take Profit)のみまたは損切り(Stop Loss)のみを設定できます。両方を同時に設定する場合は、OCO注文を併用したIFO注文(IFD-OCO注文)が必要になります。

設定例:ドル円(USDJPY)が157.000円になったら新規で1ロット(10万通貨)の買い注文を出し、その後158.000円に達した場合に利益を確定する(100pips=約10万円の利益を狙う)というシナリオで、具体的な設定方法を説明します。

前提条件:現在のドル円レートが156.500円で推移しており、テクニカル分析で157.000円がサポートラインになると判断した場合の例です。

  1. 通貨ペアの選択
    新規注文画面(Order画面)が表示されたら、画面上部の「通貨ペア(Symbol)」のドロップダウンメニューから取引したい通貨ペアを選択します。
    • 例:「USDJPY」を選択
    • 補足:MT4では通貨ペアの表示が「USDJPY」「USDJPYm」など、ブローカーによって異なる場合があります。スプレッドが表示されている通貨ペアを選択してください。
  2. 注文種別の選択
    「注文種別(Type)」「指値注文(Pending Order)」を選択します。これにより、指定した価格で注文が発注される予約注文の設定になります。

    MT4では以下の4種類の予約注文タイプから選択できます:
    • Buy Limit(買い指値注文):現在の価格よりも低い価格で買い注文を入れる(例:現在156.500円→157.000円まで下がったら買う)
    • Sell Limit(売り指値注文):現在の価格よりも高い価格で売り注文を入れる(例:現在156.500円→157.000円まで上がったら売る)
    • Buy Stop(買い逆指値注文):現在の価格よりも高い価格で買い注文を入れる(例:現在156.500円→158.000円まで上がったらブレイクアウト狙いで買う)
    • Sell Stop(売り逆指値注文):現在の価格よりも低い価格で売り注文を入れる(例:現在156.500円→155.000円まで下がったらブレイクダウン狙いで売る)

    今回の例では:現在レート156.500円より高い157.000円で買い注文を入れたいため、「Buy Stop」を選択します。
  3. 取引数量の設定
    「数量(Volume)」の欄で取引するロット数を入力します。
    • 例:「1.00」と入力すると1ロット(10万通貨)の注文
    • 0.01ロット=1,000通貨(マイクロロット)
    • 0.1ロット=10,000通貨(ミニロット)
    • 1.0ロット=100,000通貨(スタンダードロット)
    リスク管理の目安:口座資金の2%以内のリスクになるようロット数を調整することを推奨します。例えば、100万円の口座で2万円のリスクを許容する場合、損切り幅が100pipsなら0.2ロット程度が適切です。
  4. 注文価格の設定
    「価格(Price)」の欄に、新規注文を発注したい価格を入力します。
    • 今回の例:「157.000」と入力(ドル円が157.000円に達したら買い注文を執行)
    • 注意:MT4では小数点の桁数がブローカーによって異なります(3桁表示:157.000、5桁表示:157.000など)。現在のレート表示に合わせて入力してください。
    • チャート上に水平線を引いて価格を確認してから入力すると、入力ミスを防げます。
  5. 利益確定価格の設定(Take Profit)
    利益を確定したい価格を「決済指値(T/P:Take Profit)」欄に入力します。
    • 今回の例:「158.000」と入力(ドル円が158.000円に達したら自動決済して利益確定)
    • 利益幅:157.000円→158.000円=100pips=約10万円の利益(1ロットの場合)
    • 代わりに損切り価格を設定したい場合:「決済逆指値(S/L:Stop Loss)」欄に損切り価格を入力(例:156.500円で50pipsの損切り)

    重要:MT4のIFD注文では、T/PまたはS/Lのいずれか一方のみ設定できます。両方を同時に設定する場合は、注文発注後にターミナルウィンドウの「取引」タブから既存注文を右クリック→「注文変更または取消」で追加設定が必要です。
  6. 注文内容の確認と発注
    すべての設定項目を確認したら、画面下部の「発注(Place)」ボタンをクリックします。
    • 注文が正常に受け付けられると、「注文が受け付けられました」というメッセージが表示されます
    • 発注後、MT4画面下部のターミナルウィンドウ→「取引」タブに予約注文(Pending Order)として表示されます
    • チャート上にも、新規注文の価格レベルに青色の点線(買い注文)または赤色の点線(売り注文)が表示され、決済価格には緑色の点線(T/P)または赤色の点線(S/L)が表示されます

    注文後の変更・取消:ターミナルウィンドウの注文を右クリック→「注文変更または取消」から、価格やT/P・S/Lの変更、注文の削除が可能です。
MT4(メタトレーダー4)でIFD注文を発注する方法の説明画像

IFD注文と他の注文方法の違い|比較表

IFD注文の特徴を理解するために、他の主要な注文方法と比較してみましょう。

注文方法新規注文決済注文適したシーン
成行注文現在価格で即座に執行手動で決済今すぐエントリーしたい場合
指値・逆指値注文指定価格で執行手動で決済エントリー価格だけ指定したい場合
IFD注文指定価格で執行T/PまたはS/Lのどちらか1つ自動エントリーと利確(または損切り)を同時に予約
OCO注文既存ポジションありT/PとS/Lの両方を同時設定既存ポジションの利確・損切りを同時管理
IFO注文指定価格で執行T/PとS/Lの両方を同時設定エントリー・利確・損切りをすべて自動化

IFO注文(IFD-OCO注文)は、IFD注文にOCO注文を組み合わせた高度な注文方法です。MT4では標準機能として搭載されていないため、EA(エキスパートアドバイザー)やスクリプトを使用するか、注文発注後に手動でOCO設定を追加する必要があります。

このように、IFD注文を使うことで、指定した価格に達した時に自動的に取引が開始され、その後指定した価格で決済できるため、手間を減らし、トレードの管理を効率化できます。

IFD注文が適しているトレードシーン

IFD注文は、以下のようなトレードシナリオで特に有効です。自分のトレードスタイルに合わせて活用しましょう。

サポート・レジスタンスラインでの反発狙い

  • 重要な価格帯(サポートライン・レジスタンスライン)での反発を狙う場合
  • 例:ドル円の156.000円が強いサポートと判断し、156.000円のBuy Limitで買い、157.000円のT/Pで利確
  • メリット:価格がサポートラインに到達するまでチャートを見続ける必要がない

ブレイクアウトトレード

  • レンジ相場のブレイクアウトを狙う場合
  • 例:ユーロドルが1.1000を上抜けたらトレンド発生と判断し、1.1000のBuy Stopで買い、1.1100のT/Pで利確
  • メリット:ブレイクアウトの瞬間を逃さずエントリーできる

経済指標発表前の予約注文

  • 雇用統計やFOMC発表など、大きな値動きが予想される前に注文を予約
  • 注意:スリッページ(注文価格と約定価格のズレ)が発生しやすいため、重要指標時の使用は慎重に

仕事中や就寝中のトレード機会を逃さない

  • 兼業トレーダーがチャートを見られない時間帯のトレードチャンスをカバー
  • 例:夜間に予想される欧州時間の値動きを事前に予約
  • メリット:24時間チャートを監視できなくても、計画的なトレードが可能

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この記事を書いた人

シストレ.COM編集部は、FX自動売買(EA)とテクニカル分析を専門とするインターネットメディア「シストレ.COM」の編集チームです。200本以上のEAのフォワードテスト結果を公開し、実際の運用データに基づいた客観的な情報を発信しています。記事の執筆・監修はMetaTrader(MT4/MT5)での実運用経験を持つスタッフが担当。

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