はじめに
FXとは「Foreign Exchange」(外国為替)の略で、通貨と通貨を交換する取引のことを指します。
この記事では、初心者が入門の為に、「どのように通貨を取引するか」また「どのように利益が出るのか」「取引にどのような知識が必要なのか」を解説いたします。
- 外国為替取引(FX)について
- FX取引の基礎知識
- FX取引を始める手順
外国為替(FX)とは
外国為替取引の仕組み
FXとは、簡単に言うと「他通貨のお金と交換すること」です。
自分の持っている通貨と他国の通貨を売買することで、その差額から利益を出していく取引のことを言います。
利益を出すためには、通貨同士の交換比率がポイントです!
交換比率って何ですか?
それでは、交換比率に関して説明しましょう!
為替レート(通貨同士の交換比率)
為替レート(通貨同士の交換比率):通貨同士の交換するときの取引価格の比率ことを言います。
これは絶えず変動しており、取引のタイミングによって利益がどのくらい発生するのかも変わってきます。
アメリカドルを例にあげて説明すると、「1ドル=100円」であったり「1ドル=150円」であったりするのを見たことがあると思います。
この価格の変動を為替レートと言います。
交換比率の差益
利益を出すには、為替レート変動の差額を狙って取引を行います。
「安い時に買って高い時に売る」
or
「高い時に売って安い時に買う」ことで利益を出します。
例えば、「1ドル=100円」のとき1,000円で10ドルを買います。
その後、為替レートが「1ドル=150円」に上がったとします。
買った10ドルを売ると1,500円になるので500円の利益を得たことになります。
通貨間の差額以外にも利益を出す方法があります!
通貨間の差額以外でも!?後で教えてください!
FXの基礎知識おさらい
本格的な解説に入る前にFXの基本をおさらいしておきましょう。
外国為替取引の最も基本的な形は、ある国の通貨を別の国の通貨で買うことです。この取引は「通貨ペア」として表されます。例えば、USD/JPYはアメリカドルと日本円のペアを表します。この場合、アメリカドルが「基準通貨」となり、日本円が「対象通貨」となります。
通貨ペアのレートは、基準通貨1単位あたりの対象通貨の量を示します。例えば、USD/JPYのレートが110だった場合、1アメリカドルは110日本円で取引されるということになります。
1ドルを100円で購入し、その後の為替レートが150円になった場合を考えます。1ドル100円で購入した場合、10ドルを買うのに1,000円必要です。しかし、レートが150円に上昇した場合、同じ100ドルは1,500円に相当します。したがって、500円の利益が生じます。
為替レートの変動を予測するには、知識と経験が必要です。初心者は特に、知識を身に着けてから取引に挑みましょう!
FX用語を抑えよう
ここからは知識を身に着けるために、FXで頻繁に使われる用語を抑えていきましょう。
必須ワード
- 証拠金
- ロット
- ピップス
- スプレッド
- レバレッジ
- 追証
- トレンド
証拠金
証拠金とは、FX取引を行う際に「FXブローカーに預け入れる資金」のことを指します。この資金は、取引を行うために必要な担保としての役割を果たします。
これを元に、トレーダーは実際に取引を行います。
生活に影響の出ない、「余剰金」で取引を行いましょう!
レバレッジ
レバレッジという言葉は、本来「てこの原理」という意味を持っています。
FXにおけるレバレッジとは、「投資家が自己資金以上の取引を行うことを可能にする仕組み」のことを指します。具体的には、一定の証拠金を元に、その何倍もの金額の取引を行うことができる仕組みです。
この仕組みを利用することで、投資家は自己資金に対して大きな取引を行うことが可能となり、結果として自己資金に対するリターン(収益)を高める効果が期待できます。
ロット
ロットとは、FX取引における「取引単位」のことをいいます。具体的には、取引する通貨の数量を示します。
※ただし、1ロットが表す具体的な通貨数はFXブローカーによって異なります。
これらの単位を理解するためには「ペア」という概念を使うと分かりやすくなります。
1,000通貨は「1,000ペア」と考えることができます。
例えば、米ドル/円の通貨ペアで1,000通貨を買う場合、これは「米ドル/円のペアを1,000ペア(1,000組)買う」ことになり、1ドルが150円だった場合、「1ドル × 150円 × 1,000ペア = 150,000円」となります。
実際は、150,000円も用意する必要はありません。FX取引では、先ほど説明したレバレッジをかけられるからです。
例えば、レバレッジを10倍で実際に取引する場合は「1ドル × 150円 × 1,000ペア ÷ 10倍= 15,000円」となります。
ピップス
ピップスとは、”percentage in point”の略称で、FX取引において「通貨の価格変動を測る最小単位」として使用される共通の尺度です。この単位は、異なる通貨ペア間での価格変動を統一して表現するために非常に重要な役割を果たしています。
また、1ピップスの価値は、取引する通貨ペアによって異なります。特に、通貨ペアに円が含まれているかどうかで、以下のように計算方法が変わります。
通貨ペア | 1ピップスあたり |
---|---|
「米ドル/円」「ユーロ/円」 | 0.01円(1銭) |
「ユーロ/米ドル」「ポンド/米ドル」 | 0.0001ドル(0.01セント) |
ニュースでよく聞く「 銭 」とは、このために使われているということです!
スプレッド
スプレッドとは、FX取引において非常に重要な概念で、通貨の「売値(Bid)と買値(Ask)の差額」を指します。
この差額は、1回の取引ごとに発生し、実質的な取引コストとして機能します。
わかりやすく言い換えると、売買するとき実際の為替レートから手数料としてスプレッドが引かれていることになります。
売買するときに実際の為替レートから、手数料としてスプレッドが引かれているとも言えます!
シストレ.COMの提携している各FXブローカーのスプレッドは、こちらから確認できます。
追証
追証(おいしょう)とは、FX取引における重要な概念で、追加証拠金の略称です。これは、「証拠金の維持率が一定の値を下回った状態」あるいは「証拠金が残高不足となる状態」を指します。
もし追証を解消できなかった場合、取引を行うFXブローカーによって対応が異なります。
海外FXブローカーの多くは、「ゼロカットシステム」を採用しており、証拠金が自動的に0円となります。
このシステムにより、トレーダーの損失は最初に投資した金額に限定されます。
一方、国内FXブローカーの場合、法律でゼロカットシステムが禁止されており、不足分は借金として扱われ、トレーダーは返済を迫られます。
ブローカーから定められた期日までに不足分の証拠金を入金することで、追証の状態を解消できます。
トレンド
トレンドとは、「相場が一定の方向に継続的に動く状態」を指します。
これは大きく2つに分類されます。
相場が持続的に上昇する状態を「上昇トレンド」、反対に下落し続ける状態を「下降トレンド」と呼びます。
世界情勢や経済状況により、関連する国の通貨価値が著しく変動します。それに伴い、為替レートも変動し、トレンドを発生させるということです。
「戦争」や「パンデミック」の有無、「経済指標」などにより、トレンドの発生を予測できます!
トレード時に使用するワード
- エントリー(注文)
- イグジット(決済)
- ポジション
- 損切
- ロスカット
エントリー(注文)
エントリーという言葉は、取引の買いか売りかは関係なく、単に「取引を開始する行為そのもの」を指します。
例えば、通貨を購入する場合は「買いエントリー」と表現し、反対に、通貨を売却する場合は「売りエントリー」と表現します。
エントリーするタイミングのことを「エントリーポイント」と言ったりします!
イグジット(決済)
エントリーと反対の売買をすることにより、「取引を終了する行為そのもの」を指します。
取引が終了するので、この時点で損益額が確定します。
エントリー時に買っていた場合は売り、売っていた場合は買うことにより取引が完了となります。
ポジション
エントリーして金融商品(通貨や貴金属)を保有した状態のことを指します。
売ってエントリーしている状態を「売りポジション」、買ってエントリーした場合は「買いポジション」と言います。
損切
損切とは、FX取引における重要なリスク管理手法の1つです。
これは、為替相場がトレーダーの予想とは逆の方向に動いた際に、「損失を抱えた状態でポジションを決済すること」を指します。
つまり、トレーダーが損失を認識し、受け入れた上で取引を終了させることです。
損切を行う目的は、相場が予想に反して動き続けた場合に、あらかじめ定めた損失限度に達した時点で損切させることで「さらなる損失の拡大を防ぐこと」にあります。
損切を行うタイミングは「ロスカット」の仕組みを理解する必要があります。
次に、ロスカットについて解説します。
ロスカット
ロスカットとは、トレーダーの損失が一定のレベルに達した際に、FXブローカーが自動的にポジションを強制決済する機能のことです。この機能の目的も、トレーダーを「過度な損失から守る」ことにあります。
損切と意味が似ておりますが、ロスカットはFXブローカーが定めたレベルで自動決済されます。つまり、FXブローカーとってもリスク管理の手段として機能します。
ロスカットが起こると保有しているすべてのポジションが強制的に決済されるので、損切の設定をしっかりと行いましょう。
スワップポイント
FX取引で米ドルと円などの2つの通貨を交換する際に、それぞれの通貨に金利が適用されます。
この通貨間の金利差がスワップポイントと言います。
スワップポイントは、毎日受け取ることができます。(ただし、金利の関係で支払うことになる場合もあります)
スワップポイントは「スワップポイントカレンダー」で確認することができます。
これが先ほど言った、売買以外での利益の出す方法になります。
なるほど!ポジションの長期保有で毎日受け取れますね!
相場の分析方法
ここからは相場を分析するにあたり、必須となってくる「テクニカル」と「ファンダメンタルズ」の違いについて、解説します。
テクニカル
テクニカル分析とは、過去の価格変動や取引量などの市場データを分析し、変動パターンから今後の相場変動を予測する分析手法です。
この手法は、主にチャートを用いて行われます。
有名な分析方法を紹介します。
ローソク足
- ローソク足解説
- スパイクハイ
- スパイクロー
- スラストダウン
- スラストアップ
- リバーサルハイ
- リバーサルロー
- ランウェイダウン
- ランウェイアップ
- 下降ピンバー
- 上昇ピンバー
- フォールスブレイクアウト(下落)
- フォールスブレイクアウト(上昇)
- フェイクセットアップ(下落)
- フェイクセットアップ(上昇)
ライン
- ダブルボトム
- ダブルトップ
- トリプルボトム
- トリプルトップ
- 逆ヘッド&ショルダー
- ヘッド&ショルダー
- ソーサーボトム
- ソーサートップ
- 上昇フラッグ
- 下落フラッグ
- 上昇ペナント
- 下落ペナント
- 上昇ウェッジ
- 下落ウェッジ
- 上昇三角保ち合い
- 下落三角保ち合い
- 上昇レクタングル
- 下落レクタングル
これらの分析方法を1つ1つ詳しく解説した記事を別で用意したので、詳しくはこちらからご確認ください。
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Read Moreテクニカルは、パターン分析の延長線上にあり、予測の範疇を過ぎません。
必ずしも分析通りに変動するわけではないことを念頭に入れて、取引を行いましょう。
ファンダメンタルズ
ファンダメンタルズとは、「経済の基礎的条件」を示す様々な指標や要因を分析することで、通貨価値や為替相場の動向を予測する分析方法です。
この分析方法は、以下のような基礎的条件を考慮して分析を行います。
国の経済指標
経済成長率(GDP)
国内総生産(Gross Domestic Product)の略称で、国の経済活動の規模を示す最も重要な指標の1つです。
国で1年間に生産された「物」や「サービス」の付加価値を合計した値がGDPとして発表されます。
四半期(3ヵ月に1度)ごと、途中経過が発表されています。
物価上昇率(インフレ率)
国の物価が前年と比べて全体的にどれだけ変動したかを表した指数です。
日本銀行では年2%のインフレ率が望ましいとされています。
実際には消費者物価指数(CPI)を比べており、これは「(比較時の価格×基準時の数量÷基準時の価格×基準時の数量)×100」で導かれます。
失業率
「労働力人口に対しての失業者の割合」を失業率と言います。
景気が悪いと失業者の増加に直結することから、重要な経済指標として注目されています。
日本では四半期(3ヵ月に1度)ごと、「 2.2% 」が水準とされています。
貿易収支
貿易収支とは、財貨(物)の輸出入の収支のことをいいます。
輸出額が輸入額を上回ると「貿易黒字」、輸入額が輸出額を上回ると「貿易赤字」といいます。
貿易黒字になると、日本に相手国の外貨が増えます。その後、外貨を日本円に交換するため、外貨を売って円を買うことになるので、円高が進みます。
金融政策
中央銀行の金利決定
金利とは、「投資金額に対して支払われる利息の割合」のことであり、国の金利(政策金利)は各国の中央銀行が決めています。
財政金利の影響は、国の「物価の推移」や「景気の良し悪し」に影響してくるので、今その国の経済状況を分析することができます。
量的緩和政策
量的緩和政策とは、発行するお金の量を増やすことで、景気活力を与えるための金融政策です。
増やしすぎるとインフレが進み、お金の価値が下がるので、供給のバランスが重要になります。
政治的要因
国際関係
国同士の「友好関係」や、「経済的支援」があるか、「パワーバランス」はどうか、などの関係値を調べることで、国同士の問題発生時にどのように収束していくかが予測できます。
地政学的リスク
戦争やテロが起こると、その国は危ないという心理が働き、財政が悪化する傾向にあります。
取引している通貨を発行している国が、戦争していないか、ニュースなどを注視することで、リスク管理に繋がります。
戦争で、どの国がどの国を支援しているのかなどを詳しく調査することが、地政学的リスクを回避するコツです。
市場心理
投資家のリスク選好度
「どのくらいのリターン」に対して「どのくらいのリスクを取る」かを表した度合いのことです。
例えば、賞金「1万円」のくじが「100円」で売っているとします。このくじは「当選確率が不明」です。
そのくじを当選するために、「くじをどれだけ買うか」が「リスク選好度」となります。
くじに例えましたが、実際のFX取引では、価格変動を100%予測することは不可能なので、自分のリスク許容度と照らし合わせて合理的にリスク選好を管理しましょう
市場のセンチメント
センチメントとは、感情と言う意味があります。よって「市場の心理状態」を表します。
わかりやすく言うと、「流行」にあたります。
「市場全体」が「投資先」に対して、どのような心理が働くかを調査したアンケートなどを利用することによって、イベントが起こった時にどのように相場が動くかを予測することができます。
相場分析まとめ
このように「テクニカル」と「ファンダメンタルズ」を利用することによって、投資家たちは、相場分析を行います。
どの分析方法も過信することはせず、あくまで傾向であることを忘れずに取引しましょう。
取引手法
投資家たちは、取引をするにあたって取引ルールを定めて取引を行います。
これは、直感や感情で決められたものではなく、「勝率を高めるために論理的に考えられたルール」となります。
ここで実際にいくつか例に挙げて、解説します。
- スキャルピング
- デイトレ
- スイング
- 朝スキャ
- ヘッジ
- グリッド
- アノマリー
- ナンピンマーチン
スキャルピング
短期的な価格変動を利用して、1取引あたりの利益は小さくても、短時間で何度も取引をすることで利益を積み上げていく手法です。
短時間で何度も売買を繰り返すため、トレード中は相場に張り付く必要があるという特徴もあります。
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デイトレードとは、1 日以内に売買を完結させる短期的な取引手法です。
次の日にポジションを持ち込ませないように取引することがデイトレの大きな特徴であり、スキャルピング程の取引量はありません。
チャートからテクニカルな分析が求められます。
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スイングトレードとは、短期的な値動きではなく、数日から数週間程度の中・長期的な相場の上下動きを利用して売買を行う手法のことを言います。
スワップポイントの意識やファンダメンタルズでの分析が必要になってくるのが特徴です。
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「朝スキャ」(朝スキャルピング)は、FX市場で特に早朝に行うスキャルピング戦略の一種です。
スキャルピングは短期間で小さな価格変動を狙って多くの取引を行い、細かい利益を積み重ねる手法ですが、朝スキャはこれを朝方に集中的に行います。
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ヘッジとは、保有している売買ポジションに対する損失リスクを回避・軽減するための取引手法のことを指します。
具体的に言うと買いポジションを持っている状態で、売りポジションを同時に持つことで、相場の価格変動リスクを一部相殺させる手法です。
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グリッドとは、一定の価格間隔で複数の買い注文と売り注文を設定し、相場がその範囲内で動くたびに利益を狙うトレード戦略です。
相場の上下動に対して柔軟に対応できるこの手法は、特に価格変動が激しい市場や、相場が一方向に大きく動かない時期に効果を発揮します。
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アノマリーとは、通常の相場の動きからは外れた、いわば「異常な」値動きのことを言います。
異常とは言っても統計的な動きではあるので、これを用いてリスク管理しながらトレードを行います。
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ナンピンマーチンというのは「ナンピン」と「マーチンゲール」の2つの取引手法を組み合わせたものになります。
簡潔に解説すると、ポジションが予想に反して動いた際に、損失が出る前にポジションを追加購入し、さらに新規の買い増し分も倍増させていくという手法です。
多くの利益を期待できる分、相応のリスクもあるので十分にリスク管理をしながら取引を行いましょう。
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自分に合った取引手法を見つけ、リスク管理を徹底して取引に挑みましょう。
FX初心者のよくある質問
FXと株の違いは?
FXは外貨に投資しますが、株は企業の株式に投資します。FXは24時間取引可能で、レバレッジを利用した資金効率の高さが魅力です。株は配当金や株主優待など、値上がり益以外の特典が魅力です。
FX取引の価格は政治的出来事や経済指標により影響を受けますが、株式市場は企業の業績やマクロ経済指標に影響されます。
FXと外貨預金の違いは?
どちらも外貨に投資しますが、レバレッジの有無が大きな違いです。「FXのレバレッジ1倍の取引」と「外貨預金のリスク」は、ほぼ同じです。FXの方がレバレッジを使える分のリスクリターンが大きく、外貨預金の方がリターンは少ない分、新しい学習や口座管理などの時間的コストも少ないです。
FXの利益に税金は必要?確定申告は?
FXで得た利益は「先物取引に係る雑所得等」として課税対象となり、税率は一律20.315%の「申告分離課税(確定申告によって納税する課税方式)」です。
利益を含む給与所得、退職所得以外の所得の年間合計額が20万円を超えると確定申告が必要になりますが、FXは損失を出しても確定申告を行ったほうが良いです。損失の繰越控除と損益通算ができます。
FX取引口座を準備する
FXブローカー
使いやすさや「機能性」、「取引の反映スピード」など、取引プラットフォームの特性も選択の際に考慮すべき要点です。
上記のポイントを参考に、自分の取引スタイルや投資目的に合ったFX会社を選びましょう。選択したFX会社との関係は長期的なものとなるため、じっくりと比較検討することが重要です。
MetaTraderで取引開始
取引口座の開設と資金入金が完了したら、とうとう取引のスタートです。
しかし、その前に使用する取引プラットフォームの操作方法や機能をしっかりと理解することが重要です。
以下の記事では、取引プラットフォームでの取引開始の流れと注意点を解説します。
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MT4とはコンピュータ上で動作するソフトウェアで、FXブローカーが提供する取引プラットフォームの一つです。このプラットフォームを使うことで、為替市場での取引を行うことができます。
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MT5は、コンピュータ上で動作するソフトウェアであり、FXブローカーが提供する取引プラットフォームの一つです。このプラットフォームを使用することで、為替市場での取引を自動化することができます。
Read Moreまとめ
FXを始めるにあたっての基礎知識を解説しました。
実際に始める前にすべての知識を覚えるのは大変だと思います。経験から学べることも多くあります。デモトレードなどでリアルマネーを使うことなく、実践に近い形で勉強してみるのも有効な手段と言えます。
リスク管理を怠らず、慎重に取引を行いましょう。