
FXの初期費用|口座開設・口座維持・取引手数料は0円か無料

3社の公式ページで確認できた費用
GMOクリック証券 FXネオは、口座開設費用・口座維持費用・取引手数料がいずれも0円で、初回の最低振替額にも下限がありません。SBI FXトレードは、取引手数料・ロスカット手数料・口座開設手数料・口座維持手数料が無料です。DMM FXは、アカウント登録・アカウント管理手数料・取引手数料が無料で、初回に入金する金額の決まりもありません。
表の「口座開設」「口座維持」「取引手数料」は、各社の公式ページにある項目名を、この記事の言い方にそろえたものです。口座を作るだけでお金がかかるかどうかは、各社の公式ページの料金の項目で確かめられます。
入金とロスカットでかかる費用
入金の費用は、会社と方法で変わります。DMM FXは、入金のときの振込手数料がお客様負担で、クイック入金は当社負担、出金は無料と書かれています。SBI FXトレードは、クイック入金が1,000円以上なら振込手数料が無料で、専用振込口座への振込は振込手数料がお客様負担です。出金の振込手数料は、SBI FXトレードが負担すると書かれています。
GMOクリック証券 FXネオには、自動ロスカットが行われたときの手数料があり、1万通貨あたり税込500円です。ほかに、売値と買値の差(スプレッド)と、持ち越したときのスワップポイントも取引のコストです。これらは会社と通貨ペアで金額が変わり、この記事では測っていません。詳しくはスプレッドの記事とスワップポイントの記事にまとめています。
アドバイス3社は、口座を作るだけならお金がかからないよ。かかるのは、入金の振込やロスカットの手数料のように、使い方で変わる分だね。
FXの必要証拠金|計算式はレート×通貨数÷25

必要証拠金の計算式
必要証拠金は、取引金額の4%です。取引金額は、レートに通貨数をかけた金額なので、25倍なら、レート×通貨数÷25で円に直せます。USD/JPYの終値が157.938円のとき、1,000通貨は157.938×1,000÷25で、6,317.52円、四捨五入して6,318円です。10,000通貨なら、その10倍の63,175円です。
円が入らないEUR/USDやGBP/USDは、ドルで出た金額を、同じ日のUSD/JPYで円に直します。EUR/USDは1.11245ドルで7,028円、GBP/USDは1.33055ドルで8,406円です。AUD/JPYは110.996円で4,440円でした。この金額は終値から計算した値なので、実際の取引画面に出る金額と同じとは限りません。
25倍と4%が決まった経緯

金融先物取引業協会(FFAJ)の説明では、個人のFX取引は、2010年8月1日から取引金額の2%以上、2011年8月1日以降は4%以上の証拠金を預かることが義務になりました。この4%が、25倍の根拠です。3社の公式ページも、GMOクリック証券 FXネオが取引金額の4%(最大25倍)、SBI FXトレードが個人25倍(4%)、DMM FXが25倍(約4%)と書いています。
SBI FXトレードの個人向けには、BRL/JPYが10倍、RUB/JPYが3.03倍という例外もあります。法人の店頭FXには、2017年2月から別の計算の率が使われ、FFAJが為替リスク想定比率を週ごとに公表しています。この記事の4%は、個人の場合です。レバレッジそのものはレバレッジの記事で説明しています。
アドバイスUSD/JPYの1,000通貨なら、レートを25で割って1,000倍すればいいよ。157.938円のときは6,318円だね。
FXの必要証拠金は10年でどう動いたか|1,000通貨の実測

測り方
Dukascopy のティックから作った1時間足(bid)で、1日の最後の1時間足の終値を、その日の終値としました。1日はUTCの暦日です。1時間足が12本に満たない日は数えていません。対象は、USD/JPY・EUR/USD・GBP/USD・AUD/JPYの4通貨ペアで、2016年1月4日から2026年10月27日までの各2,808日です。1件は、1つの通貨ペアの1日の終値で、合わせて11,232件です。
金額は、レバレッジ25倍(取引金額の4%)での、1,000通貨の必要証拠金です。EUR/USDとGBP/USDは、同じ日のUSD/JPYの終値で円に直しました。EUR/JPYは、EUR/USDにUSD/JPYをかけた値と同じになるため、載せていません。
通貨ペア別の最小・最大・中央値

表の「最大÷最小」は、期間中の最大の金額を、最小の金額で割った値です。USD/JPYは、最小が3,996円(2016年8月17日)、最大が6,555円(2026年7月28日)で、中央値は4,547円、最大÷最小は1.64倍でした。EUR/USDは4,444円(2016年7月8日)から7,502円(2026年4月16日)で、中央値5,261円、1.69倍です。
GBP/USDは5,031円(2020年3月18日)から8,777円(2026年7月15日)で、中央値6,167円、1.74倍でした。AUD/JPYは2,510円(2020年3月18日)から4,590円(2026年6月2日)で、中央値3,425円、1.83倍です。4通貨ペアとも、最小と最大の差は1.64〜1.83倍でした。2026年10月27日の金額は、中央値の1.30〜1.39倍にあたります。
USD/JPYの年ごとの中央値
USD/JPYの1,000通貨の証拠金を、年ごとの中央値で見ると、2016〜2021年は4,274〜4,494円の間でした。2022年は5,359円、2023年は5,636円、2024年は6,056円、2025年は5,938円、2026年(10月27日まで)は6,344円です。2026年の中央値は、2021年の1.44倍でした。
2,808日のうち、5,000円を超えた日は1,181日(42.1%)、6,000円を超えた日は488日(17.4%)です。同じ1,000通貨でも、始める時期によって、必要な金額は変わります。この記事の金額は、あくまで2026年10月27日の終値で計算した例です。
測っていないこと
この節で測ったのは、終値から計算した必要証拠金の金額だけです。会社が実際に使うレート、スプレッド、スワップポイント、ロスカットが起きる回数、損益は測っていません。USD/JPYの特徴は、ドル円の記事にまとめています。
アドバイスUSD/JPYの1,000通貨は、10年で3,996〜6,555円だったよ。2026年10月27日の6,318円は、中央値の1.39倍だね。
FXの最小取引単位|会社ごとの違いと必要証拠金

1通貨・1,000通貨・10,000通貨の違い
GMOクリック証券 FXネオの最小は、0.1取引単位で、1,000通貨です。SBI FXトレードは1通貨から、最大は1,000万通貨で、34の通貨ペアが取引できます。DMM FXは、通常の通貨ペアが10,000通貨、ミニ通貨ペアが1,000通貨です。
2026年10月27日のUSD/JPY(157.938円)を25倍で最小単位だけ持つと、必要証拠金は、GMOクリック証券 FXネオが6,318円、SBI FXトレードが約6.3円、DMM FXの通常の通貨ペアが63,175円です。SBI FXトレードの金額は、1通貨ぶんの証拠金です。
最低資金は必要証拠金より大きくなる
口座に入れる金額が必要証拠金とちょうど同じだと、含み損が少し出るだけで、維持率が下がります。たとえば、USD/JPYの1,000通貨に必要な6,318円の証拠金に対して、口座に10,000円あると、含み損益がないときの維持率は、10,000÷6,318で158.3%です。損失が出ると、純資産が減って、この維持率が下がります。
取引単位を下げれば、必要証拠金も下がります。ただし、1回の取引でどれだけの損失を受け入れるかは、証拠金とは別に決めるものです。決め方は資金管理の記事で説明しています。
アドバイス最小の取引単位は、会社で1通貨から10,000通貨まで違うよ。同じUSD/JPYでも、必要証拠金が約6.3円から63,175円まで開くんだね。
FXのロスカット|3社の基準は維持率50%

証拠金維持率の計算
証拠金維持率は、純資産を必要証拠金で割った値です。純資産は、口座に入れた金額に、含み損益などを足し引きした金額で、GMOクリック証券 FXネオでは時価評価総額と書かれています。含み損が増えると、純資産が減って、維持率が下がります。詳しくは証拠金維持率の記事で説明しています。
ロスカットと追加証拠金の基準
GMOクリック証券 FXネオは、時価評価総額が取引金額の2%を下回ると、つまり維持率が50%を下回ると、ロスカットになります。その手前に、ニューヨーククローズの時点で維持率が100%を下回ると、追加証拠金が発生します。解消の期限は、追加証拠金が発生した日の翌営業日(祝日を除く)に決められた時刻です。
SBI FXトレードは、維持率が50%を下回ると強制決済で、判定は原則20秒ごとです。維持率が100%と60%を下回った時点で、アラームで通知されます。DMM FXは、維持率が50%以下でロスカットで、毎営業日のマーケットクローズ後の判定で100%を下回ると、追加証拠金が発生します。ロスカットの仕組みはロスカットの記事にまとめています。
アドバイス3社とも、維持率が50%になる前に、100%で追加証拠金やアラームの知らせが入るよ。仕組みは会社ごとに少しずつ違うんだね。
FXの税金|利益は申告分離、損失は3年繰り越せる

利益にかかる税率
国税庁のNo.1521(令和8年4月1日現在の法令等)では、第一種金融商品取引業者や登録金融機関を通じた店頭FX・取引所FXの利益は、先物取引に係る雑所得等として、申告分離課税になります。税率は、所得税15%と地方税5%です。
平成25年から令和29年までは、所得税に加えて、復興特別所得税(原則として基準所得税額の2.1%)も申告・納付します。15%の2.1%は0.315%なので、所得税と復興特別所得税で15.315%、地方税5%を足すと20.315%です。この20.315%は、記載の率から計算した値です。令和9年1月1日以後に生じる所得は、復興特別所得税が1.1%に下がり、防衛特別所得税(源泉徴収すべき所得税の額の1%相当額)が加わると、同じページに書かれています。
損失の扱い
損失は、ほかの先物取引に係る雑所得等とは損益通算できますが、ほかの所得とは通算できません。通算しても引ききれない損失は、一定の要件の下で、翌年以後3年内の先物取引に係る雑所得等から引けます。これらの業者を通さない取引は、一般的には雑所得で、総合課税になります。
会社員の確定申告
国税庁のNo.1900では、給与を1か所から受けていて、給与の全部が源泉徴収の対象の場合、給与所得と退職所得を除いた各種の所得の合計が20万円を超えると、確定申告が必要です。税金は個人の状況で変わるので、申告の判断は国税庁のページや税務署で確認してください。
アドバイス国内の登録業者を通したFXの利益は、所得税・復興特別所得税・地方税で、合わせて20.315%だよ。損失は3年繰り越せるんだね。
FXの口座開設前に|登録業者かどうかを確かめる

登録業者の一覧で名前を確かめる
FFAJの登録業者一覧には、店頭FX取引・取引所FX取引・店頭バイナリーオプション取引の登録業者と登録番号が載っています。2026年9月25日現在の一覧です。金融庁の免許・許可・登録等を受けている事業者の一覧でも、会社の名前を確かめられます。
無登録業者の警告を見る
金融庁の無登録で金融商品取引業を行う者の名称等については、警告書を出した無登録業者の名称が載るページで、令和8年10月23日に更新されています。口座を作る前に、会社の名前を、一覧と警告のページの両方で照らし合わせます。
FXの口座を作った後に、どんな取引で損失が出るかは、会社の登録とは別の話です。資金がゼロになる逆行幅は、FX退場の記事で測っています。
アドバイス口座を作る前に、会社の名前を3つの場所で見ておくと安心だよ。どれも無料で見られるよ。
要点
・3社(GMOクリック証券 FXネオ・SBI FXトレード・DMM FX)の口座開設・口座維持・取引手数料は、公式ページで0円か無料(2026年10月30日に確認)
・25倍の必要証拠金は、レート×通貨数÷25。2026年10月27日のUSD/JPY(157.938円)で、1,000通貨が6,318円、10,000通貨が63,175円
・4通貨ペアの各2,808日(計11,232件、1件は1つの通貨ペアの1日の終値)で、1,000通貨の証拠金は、USD/JPYが3,996〜6,555円(中央値4,547円)、最大÷最小は1.64〜1.83倍
・最小取引単位は、GMOが1,000通貨、SBIが1通貨、DMMが通常10,000通貨・ミニ1,000通貨。ロスカットの維持率は3社とも50%
・国内の登録業者を通したFXの利益は、所得税15%・地方税5%・復興特別所得税(2.1%)の申告分離で、損失は3年繰り越せる
・測っていないのは、スプレッド・スワップ・会社が実際に使うレート・損益
FXの初期費用のよくある質問
FXは最低いくらから始められますか?
最小の取引単位の必要証拠金が目安です。2026年10月27日のUSD/JPYでは、1,000通貨が6,318円、SBI FXトレードの1通貨が約6.3円でした。
口座開設に費用はかかりますか?
3社の公式ページでは、かかりません。口座開設・口座維持は0円か無料で、取引手数料も無料です。
25倍とは、どういう意味ですか?
取引金額の4%を証拠金にする、という意味です。個人の取引は、2011年8月1日から4%以上が義務です。
必要証拠金は、毎日同じ金額ですか?
同じではありません。レートに比例するので、日々変わります。2016年1月〜2026年10月のUSD/JPYは、1,000通貨で3,996〜6,555円でした。
ロスカットは、どの維持率で起きますか?
3社の公式ページでは、50%が基準です。GMOとSBIは50%を下回ると、DMMは50%以下になると、ロスカットになります。
FXの利益には、どんな税金がかかりますか?
国内の登録業者を通した場合は、申告分離で、合計20.315%です。所得税15%に復興特別所得税0.315%、地方税5%を足した値です。
FXの初期費用のまとめ
3社(GMOクリック証券 FXネオ・SBI FXトレード・DMM FX)の口座開設・口座維持・取引手数料は、公式ページで0円か無料でした。取引を始めるお金の中心は、必要証拠金です。25倍では、レート×通貨数÷25で計算でき、2026年10月27日のUSD/JPYは、1,000通貨が6,318円、10,000通貨が63,175円でした。
Dukascopy のティックから作った足で、4通貨ペアの各2,808日(計11,232件、1件は1つの通貨ペアの1日の終値)を測ると、1,000通貨の証拠金は、USD/JPYが3,996〜6,555円で、最大÷最小は4通貨ペアとも1.64〜1.83倍でした。ロスカットの基準、最小取引単位、税金、登録の確認先は、会社と制度で変わるので、口座を作る前に公式ページで確かめてください。損失を抑える考え方は資金管理の記事にまとめています。
この記事はFXの情報提供で、特定の取引や会社をすすめるものではありません。FXには価格変動のリスクがあり、預けた証拠金を超える損失が出ることもあります。取引は自己責任で、リスク管理を自分で決めて行ってください。
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本記事は情報提供を目的としており、特定の金融商品の売買を推奨するものではありません。FX取引はレバレッジ取引の特性上、預託した証拠金以上の損失が生じる可能性があります。取引の際は、ご自身の判断と責任において行ってください。詳しくは特定商取引法に基づく表記をご確認ください。













