
スーパートレンドとは|インジケーターの計算式・考案者・既定値

計算式|上昇中のラインは「下側」のバンド
計算はTradingViewのヘルプに載っている手順どおりです。
- 基準価格 HL2 = (高値+安値)÷2
- 上側バンド = HL2 + ATR×乗数、下側バンド = HL2 − ATR×乗数
- 上側バンドは「前の値より下がるとき」か「前の足の終値が前の上側バンドを上回ったとき」だけ更新し、それ以外は前の値のまま据え置きます。下側バンドは逆に、前の値より上がるときか、前の終値が前の下側バンドを下回ったときだけ更新します。
- 終値が上側バンドを上抜けると上昇トレンドに、下側バンドを下抜けると下降トレンドに切り替わります。上昇中は下側バンド、下降中は上側バンドがラインとして表示されます。
ATRは真の値幅(高値−安値、高値−前の終値、前の終値−安値の絶対値のうち最大のもの)を平均した値です。TradingViewでは既定でWilder式の移動平均(RMA)を使います。上昇中のラインは価格より下に出るため、HL2に足すのではなく引く側のバンドになります。
| 状況 | ラインの位置 | 色 | 使われるバンド |
|---|---|---|---|
| 上昇トレンド | ローソク足の下 | 緑 | 下側(HL2 − ATR×乗数) |
| 下降トレンド | ローソク足の上 | 赤 | 上側(HL2 + ATR×乗数) |
| 終値がラインを越えた足 | 反対側へ移動 | 色が入れ替わる | トレンド転換のサイン |

実際の数字で手順を追うと、図のとおりです。13時と14時の足は赤(下降)で、上側バンドは147.875・147.945と計算されますが、ラインは前の値147.334から下がらないので据え置かれます。14時の終値は147.330でライン147.334を上回れず、15時の終値147.351で初めて上回りました。この足で緑に切り替わり、ラインは下側バンドの146.741に移ります。16時・17時は下側バンドが146.592・146.555と前の値を下回るため、ラインは146.741のままです。
考案者と既定値|MT4・MT5は配布物ごとに異なる
「スーパー トレンド」「Super Trend」「Supertrend」と表記が分かれますが、すべて同じインジケーターです。考案者はOlivier Sebanとされています(TradingViewヘルプ)。TradingView内蔵のスーパートレンドの既定値は、ATR期間(Length)10・乗数(Factor)3.0です。一方、MT4・MT5はスーパートレンドを標準で備えておらず(MetaQuotesのインジケーター一覧に載っていません)、配布されているカスタムインジケーターには期間7など別の既定値のものもあります。使う前に画面の数値を確認してください。

アドバイス式が分かると、設定の数字が何を変えるのかが見えてくるよ。まずは実際のチャートで動きを見てみよう。
スーパートレンドの見方|実チャートで色の転換を読む

色とラインの位置で方向を読む
図のUSD/JPYでは、2025年10月2日15時(UTC)の足で赤から緑に切り替わりました。緑はその後144本続き、転換した足の終値から、緑が続いた最後の足の終値までで5.11円上昇しています。この間、押し目で価格がラインに近づく場面はあっても、終値でラインを割り込まない限り色は変わりません。このように一方向に動く相場では長く同じ色が続いて力を発揮し、方向感のないレンジ相場では苦手です(レンジでの動きは後半の「ダマシ対策」で扱います)。
手法|エントリーとエグジットの基本ルール
- エントリー:足が確定したときにラインが緑なら買い、赤なら売りです。
- エグジット:反対の色に変わった足が確定したときに決済します。そのまま反対方向に入り直す方法が「ドテン」で、この記事の計測もドテンです。
- 損切り:ラインそのものが目安になります。買いならラインより下、売りならラインより上に置き、ラインが動くたびに注文を更新する方法もあります。
ラインは終値で判定されるため、足が確定する前は色が変わりかけても元に戻ることがあります。足が確定してから判断してください。ルールどおりに売買した場合の成績は、後半の「検証」で5銘柄×4設定を示しています。
アドバイス「転換した足が確定したか」を見るクセをつけると、見かけの転換にひっかかりにくくなるよ。
スーパートレンドの設定|期間と乗数の決め方

乗数を上げると転換は遅く、少なくなる
ラインは「HL2からATRの何倍離すか」で位置が決まります。倍率を上げるほど価格から遠くなり、色が変わるまでに必要な逆行幅が大きくなります。USD/JPYの1時間足で、色の転換回数を数えた結果が次の表です。損益は含まない、転換の数だけの集計です。
| ATR期間 | 乗数 | 転換回数 | 1,000本あたり | 同じ色が続く本数(中央値) | 5本以内に色が戻った割合 |
|---|---|---|---|---|---|
| 10 | 2.0 | 516 | 45.7 | 17 | 10.5% |
| 10 | 3.0 | 280 | 24.8 | 35 | 4.7% |
| 10 | 4.0 | 184 | 16.3 | 47 | 0.5% |
| 14 | 3.0 | 277 | 24.6 | 35 | 4.0% |
計測条件:USD/JPY 1時間足 11,281本(2025年1月1日22時〜2026年10月23日20時・UTC)。Dukascopyのティックをbidとaskの中値にして1時間足を作成。最後の未完の区間は除外。シストレ.COM自社計測。
期間は10でも14でも差が小さい
乗数3.0のまま期間を10から14にしても、転換回数は280回と277回、中央値は35本のままでした。ラインの感度を動かすのは期間よりも乗数です。迷ったらTradingViewの既定値(期間10・乗数3.0)から始め、動かすなら乗数を先にします。最適な値は通貨ペアで違うため、最終的な数字は検証で決めてください。

AUD/JPYの10年分で、期間と乗数を24通りに動かした結果が図です。PFは0.98〜1.10に収まり、1.0を下回ったのは3通りだけでした(期間7・乗数2.0と2.5、期間20・乗数2.5)。乗数3.0の列は期間にかかわらず1.02〜1.05です。最も高い1.10は期間14と20の乗数4.0ですが、24通りのうち2通りにすぎません。この計測からは、数字を細かく詰めても大きな差は出ないと読めます。
時間足|短い時間足は回数とコストの負担が大きい
1分足・5分足ではダマシが増えるといわれます。足の本数あたりで数えると、色の切り替わりは5分足から4時間足までほぼ同じ頻度でした(1,000本あたり24〜29回)。差が出たのは次の2点です。
- 同じ期間で比べると、短い時間足ほど切り替わりの回数が桁違いに多くなります。USD/JPYでは5分足が3,856回、4時間足が72回で、ドテンのたびにスプレッドを払うため、コスト負担は短い時間足ほど重くなります。
- 切り替わってから5本以内に戻る割合は、5分足・15分足・1時間足では3〜5%でしたが、4時間足では1.3〜1.4%と低くなりました。
| 時間足 | USD/JPY 切り替わり回数 | USD/JPY 5本以内に戻った割合 | AUD/JPY 切り替わり回数 | AUD/JPY 5本以内に戻った割合 |
|---|---|---|---|---|
| 5分足 | 3,856 | 4.8% | 20,964 | 3.7% |
| 15分足 | 1,205 | 5.0% | 6,631 | 4.4% |
| 1時間足 | 280 | 4.7% | 1,685 | 3.1% |
| 4時間足 | 72 | 1.4% | 456 | 1.3% |
計測条件:ATR期間10・乗数3.0。USD/JPYは2025年1月〜2026年10月、AUD/JPYは2016年1月〜2026年10月。Dukascopyのティックをbidとaskの中値にして各時間足を作成。シストレ.COM自社計測で、損益は含みません。1分足と日足は計測していません。
アドバイス期間は後回しで大丈夫。乗数を2.0・3.0・4.0と動かして、ラインの距離感が自分の売買に合うかを見てね。
スーパートレンドのダマシ対策|ADXと他のインジケーターの組み合わせ

レンジ相場では色が入れ替わり続ける
図の120本(約5営業日)では色が7回入れ替わりました。このあいだのADX(14)は平均16.7、最大でも22.6で、80%の足が20未満でした。ADXはトレンドの強さを測るインジケーターで、StockChartsの解説では20未満はトレンドなし、25超は強いトレンド、20〜25は判断の分かれる帯とされています。
ADXで絞ると、転換後すぐ戻る割合は下がる
ここでは「色が切り替わってから5本以内にまた戻った転換」をダマシとして数えます。転換した足のADXが20未満か20以上かで、その割合を比べました(ATR期間10・乗数3.0)。
| 通貨ペア・期間 | 転換した足のADX | 転換の数 | 5本以内に戻った割合 |
|---|---|---|---|
| USD/JPY 2025年1月〜2026年10月 | 20未満 | 124 | 7.3% |
| 20以上 | 154 | 2.6% | |
| AUD/JPY 2016年1月〜2026年10月 | 20未満 | 760 | 4.0% |
| 20以上 | 924 | 2.4% |
ADXが低いときの転換は戻りやすいものの、差は数ポイントです。しかも転換の約45%はADX20未満で起きており、ADX20未満を見送ると取引機会が約45%減ります。ADXも遅れて動くインジケーターなので、ダマシを消す道具ではなく「レンジが疑われる転換を厳しめに見る」ための補助と考えるのが現実的です。損益への効果は、この下の組み合わせの計測で確かめています。
他のインジケーターとの組み合わせは役割を分ける
TradingViewのヘルプも、スーパートレンドは誤シグナルを出すことがあるとして、MACD・パラボリックSAR・RSIなどとの併用を挙げています。同じ「値動きの後追い」のインジケーターを重ねても情報は増えにくいため、役割で選びます。トレンドの有無はADX、行き過ぎの確認はRSI、勢いの変化はMACDです。ADX・移動平均線・RSIについては、次の計測で損益への効果を確かめました。MACDなどそれ以外の組み合わせは自社では検証していないので、デモ口座などで確かめてから使ってください。
スーパートレンドの色が変わった足で、次の条件を満たすときだけ新規に入り(条件を満たさないときは決済だけして見送り)、ドテンで売買した場合のPFを比べました。買いは条件が上向き、売りは下向きのときだけ入ります。ATRの絞り込みやボリンジャーバンドの収縮で見送る方法も使われますが、これらは計測していません。
| 絞り込み条件 | USD/JPY 1時間足 PF(取引数) | AUD/JPY 1時間足 PF(取引数) | USD/JPY 4時間足 PF(取引数) | AUD/JPY 4時間足 PF(取引数) |
|---|---|---|---|---|
| 絞り込みなし | 1.18(279) | 1.06(1,684) | 0.99(71) | 1.00(455) |
| ADX(14)が20以上 | 1.15(154) | 0.98(924) | 0.99(46) | 0.89(251) |
| 価格が200期間EMAの順方向 | 0.94(152) | 0.99(915) | 0.96(36) | 0.93(244) |
| RSI(14)が50の順方向 | 1.21(275) | 1.04(1,656) | 0.96(70) | 1.02(440) |
計測条件は前の節と同じ(ATR期間10・乗数3.0、USD/JPYは2025年1月から、AUD/JPYは2016年1月から、ともに2026年10月まで)。スプレッドと手数料は含まず、Dukascopyのティックの中値から作成。シストレ.COM自社計測です。結果は、ADXと200期間EMAで絞ると取引は半分前後に減るのにPFは上がらず、RSIは取引数をほとんど減らさない代わりに、PFの動きも4組で一定しませんでした。どの条件も、4組すべてでPFを安定して押し上げる結果にはなっていません。

200期間EMAで絞ると何が起きるかを、図の240本で示します。色の転換は8回あり、買いなら価格がEMAより上、売りなら下にあった4回だけ新規に入り、残る4回は見送りです。取引は半分に減りますが、見送りが正解になる保証はありません。損益への効果は、上の表のとおり安定していません。


アドバイスフィルターを足すほど、取引の回数は減るよ。減らした分の効果があるかは、数字で確かめようね。
スーパートレンドの検証|5通貨×4設定の自社計測

計測条件
シストレ.COM編集部が、自社運用のMT4/MT5環境で蓄積した1分足のティックデータ(約3,400万件)を1時間足に集約し、スーパートレンドを計測しました。ロジックは、色が変わったら反対方向に切り替える「ドテン」です。ライン自体が追従する損切りの役目を果たすため、固定の損切りは置いていません。期間は2024年1月1日〜2026年1月1日(24か月)、計測日は2026年5月2日で、主要5銘柄×ATR期間・乗数4設定=20パターンを比べました。前の章のダマシ対策の表とは計測期間が違うため、同じUSD/JPYの10・3.0でもPFの値は一致しません。
5銘柄×4設定の結果
| 通貨ペア | 設定 (期間, 乗数) | 取引数 | 勝率 | 総 pips | PF | 最大DD (pips) | 平均保有 (本) |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| USD/JPY | (10, 2.0) | 591 | 38.8% | +301.9 | 1.02 | 2376.7 | 21.2 |
| USD/JPY | (10, 3.0) | 333 | 38.7% | +1391.5 | 1.11 | 2191.9 | 37.7 |
| USD/JPY | (14, 2.0) | 589 | 39.2% | -22.3 | 1.00 | 2488.9 | 21.3 |
| USD/JPY | (14, 3.0) | 327 | 38.2% | +1280.5 | 1.10 | 1947.3 | 38.3 |
| EUR/USD | (10, 2.0) | 608 | 35.2% | -1884.1 | 0.82 | 1992.6 | 20.6 |
| EUR/USD | (10, 3.0) | 354 | 34.2% | -1114.7 | 0.85 | 1773.5 | 35.4 |
| EUR/USD | (14, 2.0) | 610 | 36.1% | -2025.1 | 0.80 | 2188.6 | 20.6 |
| EUR/USD | (14, 3.0) | 332 | 37.4% | -105.1 | 0.98 | 932.1 | 37.8 |
| GBP/JPY | (10, 2.0) | 591 | 35.0% | -1659.9 | 0.92 | 3206.9 | 21.2 |
| GBP/JPY | (10, 3.0) | 337 | 35.0% | -641.1 | 0.96 | 3421.1 | 37.2 |
| GBP/JPY | (14, 2.0) | 591 | 35.7% | -1703.5 | 0.92 | 3187.0 | 21.2 |
| GBP/JPY | (14, 3.0) | 321 | 37.7% | +301.7 | 1.02 | 2392.1 | 39.1 |
| EUR/JPY | (10, 2.0) | 601 | 33.6% | -3759.3 | 0.80 | 4361.9 | 20.9 |
| EUR/JPY | (10, 3.0) | 343 | 33.5% | -1760.5 | 0.87 | 2958.7 | 36.6 |
| EUR/JPY | (14, 2.0) | 605 | 34.4% | -4376.9 | 0.77 | 4911.8 | 20.7 |
| EUR/JPY | (14, 3.0) | 339 | 34.5% | -1923.1 | 0.86 | 3210.1 | 37.0 |
| XAU/USD | (10, 2.0) | 594 | 36.2% | +4073.3 | 1.07 | 4309.2 | 21.1 |
| XAU/USD | (10, 3.0) | 346 | 35.8% | +5538.8 | 1.13 | 3640.1 | 36.2 |
| XAU/USD | (14, 2.0) | 592 | 36.8% | +4195.9 | 1.07 | 3829.3 | 21.2 |
| XAU/USD | (14, 3.0) | 342 | 35.1% | -1949.1 | 0.96 | 8094.3 | 36.7 |
- PFが最も高いのはXAU/USD(期間10・乗数3.0)の1.13で、総損益は+5,538.8pips。次いでUSD/JPY(同設定)が1.11でした。
- 乗数を2.0から3.0にすると取引数はほぼ半分になり、同じ期間で比べた10組のうち9組でPFが上がりました。例外はXAU/USDの期間14(1.07から0.96)です。
- EUR/USDとEUR/JPYは4設定すべてでPFが1.0未満でした(最も高いEUR/USD・期間14・乗数3.0でも0.98)。
- 最大ドローダウンは932〜8,094pipsと設定で大きく違います。PFは銘柄が違っても比べられますが、pipsは価格の大きさが違うため銘柄間の比較には向きません。
過去の計測結果は将来の成績を保証しません。実運用では別途スプレッドなどのコストがかかり、表の数字とは一致しません。
AUD/JPYの10年分で損益の中身を見る
ここまでの表とは別に、AUD/JPYの1時間足10年分(2016年1月〜2026年10月・Dukascopyのティックの中値・ATR期間10・乗数3.0・ドテン)で、損益の中身を確かめました。この計測は往復1pipのコストを差し引いています。取引は1,684回、PFはコストなしで1.06、1pip差引で1.02でした。

累計損益は、2018年10月に−1,190pipsまで下がり、2024年9月に+2,445pipsまで伸びたあと、2026年10月には+896pipsまで戻しています。累計の最大下落幅は2,556pipsでした。10年を通して右肩上がりではなく、何年もの停滞を挟みます。

年ごとに分けると、PFが1.0を超えたのは11年のうち7年、1.0を下回ったのは2017年・2019年・2022年・2025年の4年です。最高は2021年の1.44、最低は2019年の0.87でした。1年だけを見て良し悪しを決めると、判断がぶれます。

保有本数の中央値は30本です。40本以下で終わった1,046回の合計は−35,841pips、41本以上続いた638回の合計は+36,737pipsで、短く終わる取引の損失を、長く続いた取引の利益が埋める形でした。長く続くかどうかは、入った時点では分かりません。

勝率は38.3%で、勝ちの平均は+71pips、負けの平均は−43pipsでした。−300pips未満の取引はなく、+300pips超が18回あります。上位10取引の合計は+3,924pipsで、全体の+896pipsより大きく、少数の大きな勝ちが成績を支える形です。

コストの仮定でPFがどう変わるかも確かめました。1時間足・乗数3.0はコスト0で1.06、1.5pipで1.00、3pipsで0.95です。乗数2.0は1.5pipで0.99に下がり、4時間足・乗数3.0はコスト0でも0.998と1.0に届きません。ご自身の口座のスプレッドで、同じ計算をしてから判断してください。
Supertrend(スーパートレンド)だけで勝てるのか
結論は銘柄しだいで、単独運用で安定して勝てるとはいえません。PFが1.0を超えた7パターンはUSD/JPY・GBP/JPY・XAU/USDに限られ、最高でも1.13でした。勝率は33.5〜39.2%と4割に届きませんでした。この結果は2024〜2025年の1時間足に限った計測で、同じ傾向が続く保証はありません。
本記事は情報提供のみを目的としており、投資勧誘を目的とするものではありません。FX取引はリスクを伴うため、投資は自己責任で、余剰資金の範囲で慎重に判断してください。
アドバイスPFが1.0を超えたのは一部の銘柄だけ。自分が使う銘柄と時間足で、まず検証してから使おうね。
スーパートレンドをMT4・MT5に入れる方法|ダウンロード配布

MT4・MT5には標準搭載がない
MetaQuotesが公開するMT4・MT5のインジケーター一覧に、スーパートレンドはありません。TradingViewなら内蔵で使えますが、MT4・MT5ではカスタムインジケーターを追加します。配布するzipには、MT4用(.ex4)とMT5用(.ex5)の2つが入っています。MT4のex4ファイルはMT5では動かないため、MT5ではMT5フォルダ内のex5を使ってください。
「Supertrend_systre」(MT4用ex4・MT5用ex5)は、下のボタンからダウンロードできます。
MT4・MT5へのインストール手順
上のボタンからダウンロードしたzipを解凍すると、MT4フォルダ(Supertrend_systre.ex4)とMT5フォルダ(Supertrend_systre.ex5)が出てきます。使うプラットフォームのほうを取り出します。
メニュー「ファイル」→「データフォルダを開く」から、MT4なら「MQL4」→「Indicators」、MT5なら「MQL5」→「Indicators」を開き、ex4(MT4)またはex5(MT5)のファイルを移動します。
再起動するか、ナビゲーターで右クリックして「更新」を選びます。一覧に出たSupertrend_systreをチャートにドラッグ&ドロップすると設定画面が開くので、ATRの期間と乗数を確認して適用します。

入力欄は2つで、ATRの期間(ATRPeriod)が10、乗数(Multiplier)が3.0です。MT5版の変数名はInpATRPeriodとInpMultiplierで、既定値は同じです。この記事の計測はTradingViewと同じ規則(ATRはWilder式)で計算したもので、配布版の内部のATR計算と同一であることまでは確認していません。画面のラインと数値は、わずかにずれる場合があります。
利用上の注意
- 無料配布のサンプルです。商用利用と再配布は禁止です。
- シストレ.COMの登録口座で利用できます。認証が行われていない口座では使えません。
- 出所のわからない改変版は、誤作動や情報流出の恐れがあります。配布元を確認してください。
アドバイス入れたらまず、過去のトレンド相場とレンジ相場でラインの動きを見比べてみてね。
要点
・ラインは上昇中が下側(HL2 − ATR×乗数)、下降中が上側のバンドです。
・TradingViewの既定値は期間10・乗数3.0で、MT4・MT5には標準搭載がなく、配布物ごとに異なります。
・乗数を上げると転換は遅く少なくなります。動かすのは期間より乗数です。
・ADXは補助にとどまり、単独運用のPFは銘柄しだい(最高1.13)です。
スーパートレンドのよくある質問
スーパートレンドとは?
ATRを使ってトレンドの方向と転換点を1本のラインで示すインジケーターです。緑のラインは上昇トレンド、赤のラインは下降トレンドを表します。
スーパートレンドの設定値は?
TradingViewの既定値はATR期間10・乗数3.0です。MT4・MT5の配布物は既定値が異なることがあるため、画面の数値を確認してください。感度を変えるなら乗数から動かします。
スーパートレンドの売買シグナルは?
ラインが緑に変わったら買い、赤に変わったら売りが基本です。終値で判定されるため、足が確定してから判断します。
スーパートレンドのダマシを減らすには?
乗数を上げるのが最も効きました。USD/JPY 1時間足では、乗数2.0から3.0で5本以内に色が戻る割合が10.5%から4.7%に下がりました。ADXで20未満の転換を厳しく見る方法もありますが、差は数ポイントです。
スーパートレンドだけで勝てますか?勝率は?
銘柄しだいで、安定して勝てるとはいえません。自社計測(1時間足・2024〜2025年・20パターン)では、PFが1.0を超えたのは7パターンで、最高は1.13、勝率は33.5〜39.2%でした。
MT4・MT5でスーパートレンドは使えますか?
標準搭載はなく、カスタムインジケーターを追加して使います。当サイトの配布zipにはMT4用(.ex4)とMT5用(.ex5)が入っています。TradingViewでは内蔵で使えます。
スーパートレンドと相性の良いインジケーターは?
役割が違うインジケーターを選びます。トレンドの有無はADX、行き過ぎの確認はRSI、勢いの変化はMACDが候補です。自社計測では、ADX・200期間EMA・RSIで絞っても、4組すべてでPFが安定して上がる結果にはなりませんでした。TradingViewのヘルプもMACD・パラボリックSAR・RSIとの併用を挙げています。
スーパートレンドのまとめ
スーパートレンドは、ATRに乗数を掛けた幅のバンドから、トレンドの方向と転換点を1本のラインで示すインジケーターです。感度を決めるのは期間より乗数で、レンジ相場ではどうしても色が入れ替わります。自社計測では単独運用の成績は銘柄しだいだったため、まずは使う銘柄と時間足で過去のトレンド相場とレンジ相場を見比べ、デモ口座で検証してから使ってください。
⚠ リスクに関する注意事項
本記事は情報提供を目的としており、特定の金融商品の売買を推奨するものではありません。FX取引はレバレッジ取引の特性上、預託した証拠金以上の損失が生じる可能性があります。取引の際は、ご自身の判断と責任において行ってください。詳しくは特定商取引法に基づく表記をご確認ください。













