【FX自動売買】EAをつかったポートフォリオ運用法|リスク分散

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EAポートフォリオは、複数のEAに資金を分けて運用する方法です。この記事では、Dukascopy のティックから作った足で、USD/JPY・EUR/USD・GBP/USD・EUR/JPY・AUD/JPYの5通貨ペアに、2つの単純な売買ルールを日足と1時間足で当てた20本のEA(2016年6月〜2026年9月の124か月)を、1本ずつと組み合わせで測りました。同じ額ずつ5本を組むと、最大の下落(資金比)は、4つのEA群で単体の平均30.2〜35.9%から15.2〜19.2%に小さくなりました。一方、高値に戻れない最長期間は、4群のうち3群で単体の平均より長くなりました。月ごとの損益の相関の平均は、通貨を共有する組が0.16〜0.27、共有しない組が−0.09〜0.09でした。

目次

EAポートフォリオとは|複数のEAに資金を分ける運用

高安ブレイク・日足の5通貨ペアのEAを1本ずつ運用した累積損益の灰色の線5本と、5本を同じ額で組んだ累積損益のオレンジの線を重ねた折れ線グラフ
出典: Dukascopy のティックから作った足(bid)、2016年6月〜2026年9月。高安・日足の5本の累積損益(資金比)。

EAポートフォリオの定義と、測ったEA

EAポートフォリオは、複数のEAに資金を分けて持つ運用です。1本のEAの成績は、1つの通貨ペアと1つの売買ルールの結果です。複数を組むと、全体の損益は、各EAの損益に資金の割合をかけて足したものになります。

この記事で測ったEAは、通貨ペア・売買ルール・時間足の組み合わせで、5通貨ペア×2ルール×2時間足の20本です。売買ルールの「高安」は、終値が直近20本の高値を上抜けたら買い、安値を下抜けたら売りに切り替え、常にどちらかを持つルールです。「平均線」は、単純移動平均20本が100本より上なら買い、下なら売りにするルールです。時間足は日足と1時間足で、日足は世界標準時21時(ニューヨーク17時ごろ)で区切りました。以下、売買ルールと時間足の組み合わせ(5本ずつ)を「EA群」と呼び、「高安・日足」のように書きます。

損益は資金に対する%で、複利にせず足し算で積み上げました。スプレッドは1pipで、持ち方が1単位変わるごとに0.5pipを引いています。スワップと手数料は入れていません。評価は2016年6月から2026年9月までの124か月で、移動平均などの助走に2016年1〜5月を使い、途中の2026年10月は除きました。n本を組むときは、資金の1/nずつを各EAに割り当てます。

売買ルールは単純なもので、利益が出るように選んだものではありません。資金全額で運用した場合の通算損益は、EAごとに−43.9%〜+39.0%で、20本を同じ額ずつ組むと−3.6%でした。この記事で測るのは損益の大きさではなく、組み合わせたときに何が変わり、何が変わらないかです。

1本運用と5本運用の違い

図は、高安・日足の5本を1本ずつ運用した場合(灰色)と、5本を資金の5分の1ずつで組んだ場合(オレンジ)の累積損益です。1本ずつの通算損益は、−43.9%から+16.9%まで広がりました。5本を組んだ通算は−11.5%で、1本ずつの平均と同じです。同じ額ずつ組むと、通算損益は1本ずつの平均になります。

変わるのは、通算ではなく、上下の振れ幅です。図のオレンジの線は、灰色の線より上下が小さくなっています。どれだけ小さくなったかは、後の節で測っています。

アドバイス

5本を同じ額で組むと、通算損益は1本ずつの平均になるよ。高安・日足では、5本の平均は−11.5%だったね。

EAポートフォリオの効果|月ごとの損益の相関

高安・日足の5通貨ペアについて、月ごとの損益の相関を5行5列で並べた表
出典: Dukascopy のティックから作った足(bid)、2016年6月〜2026年9月。高安・日足の月ごとの損益の相関(124か月)。

通貨ペアごとの相関

相関は、2つのEAの月ごとの損益が、同じ月に同じ向きで動いたかを−1〜1で表した値です。高安・日足の5本で、10組の相関は−0.15〜0.24で、平均は0.10でした。最も高いのはEUR/JPYとAUD/JPYの0.24、最も低いのはGBP/USDとAUD/JPYの−0.15です。

124か月から出した相関には、約0.09の標準誤差があります。1組ごとの差は小さく、表の値だけで、どの組が高いかは決められません。そこで、組をグループに分けて平均を比べました。

通貨を共有する組は相関が高い

4つのEA群ごとに、5通貨ペアの10組の相関を、通貨を共有する7組とそうでない3組に色分けして並べた点の図
出典: Dukascopy のティックから作った足(bid)、2016年6月〜2026年9月。4つのEA群の10組ずつの月ごとの損益の相関。

5通貨ペアの10組のうち、同じ通貨が入る組は7組です。たとえばUSD/JPYとEUR/USDは、どちらもUSDが入ります。同じ通貨が入らない組は、EUR/USDとAUD/JPY、GBP/USDとEUR/JPY、GBP/USDとAUD/JPYの3組です。

相関の平均は、通貨を共有する組と共有しない組で、高安・日足が0.18と−0.07、平均線・日足が0.26と0.00、高安・1時間足が0.16と−0.09、平均線・1時間足が0.27と0.09でした。4群とも、共有する組のほうが高くなりました。ただし、共有しない組は3組だけで、個々の組の値は偶然によるぶれを含みます。平均線・1時間足では、共有しない組の最大値0.16が、共有する組の最小値0.17に近い値でした。

期間を分けても同じかを確かめました。124か月を、43・42・39か月の3つに分け、4群の平均を出しています。共有する7組は0.16・0.23・0.27、共有しない3組は−0.03・0.07・−0.13で、3つの期間とも、共有する組のほうが高くなりました。

2016年6月〜2019年12月、2020年1月〜2023年6月、2023年7月〜2026年9月の3期間について、通貨を共有する7組と共有しない3組の相関の平均を並べた表
出典: Dukascopy のティックから作った足(bid)、2016年6月〜2026年9月。3つの期間ごとの、月ごとの損益の相関の平均。

同じペアのEAは売買ルールを変えても似る

同じペアで売買ルールだけ違う組、同じペアで時間足だけ違う組、ペアが違い通貨を共有する組、共有しない組の、月ごとの損益の相関の平均を並べた横棒グラフ
出典: Dukascopy のティックから作った足(bid)、2016年6月〜2026年9月。組み合わせの種類ごとの、月ごとの損益の相関の平均。

20本のEAの全組み合わせを、種類ごとに分けて、相関の平均を出しました。同じ通貨ペアで売買ルールだけが違う組(同じ時間足、10組)は、平均0.41で、範囲は0.32〜0.46でした。ペアを変えると下がり、通貨を共有する組(売買ルールも違う、各時間足14通り)が0.13、共有しない組(各時間足6通り)が0.01です。

同じ通貨ペアで時間足だけが違う組(同じ売買ルール、10組)は、平均0.00で、範囲は−0.22〜0.18でした。EAの数を増やしても、同じ通貨ペアのEAを足すだけでは、月ごとの損益はほとんど分かれません。

アドバイス

通貨を共有する組の相関は、平均で0.16〜0.27だったよ。共有しない組は−0.09〜0.09だね。

EAポートフォリオの本数|最大の下落と高値に戻れない期間

4つのEA群について、単体の平均から5本合成へ変えたときの最大の下落、最悪の月、高値に戻れない期間を並べた表
出典: Dukascopy のティックから作った足(bid)、2016年6月〜2026年9月。4つのEA群の、単体の平均と5本合成の比較。

5本で最大の下落は小さくなる

最大の下落は、累積損益の最高値からの下落幅の最大です。ドローダウンと同じ考え方で、ここでは資金に対する%で出しました。5通貨ペアのEAを同じ額ずつ5本組むと、最大の下落は、4つのEA群の単体の平均より小さくなりました。高安・日足は35.9%から15.8%、平均線・日足は32.1%から15.2%、高安・1時間足は30.9%から17.6%、平均線・1時間足は30.2%から19.2%です。

月ごとの損益で最も悪い月(最悪の月)も、単体の平均より小さくなりました。高安・日足は−9.3%から−2.8%、平均線・日足は−8.1%から−4.5%、高安・1時間足は−6.6%から−4.1%、平均線・1時間足は−7.7%から−4.7%です。

ただし、5本を組んだ最大の下落は、あとから見て最も小さかった単体のEAとは比べられません。高安・日足では、単体で最も小さい22.2%(USD/JPY)より小さくなりましたが、ほかの3群では、単体の最小値(平均線・日足13.3%、高安・1時間足16.7%、平均線・1時間足18.1%)より大きくなりました。

本数を増やしたときの最大の下落

20本のEAから無作為に選んだ1・2・3・5・10・20本の組について、最大の下落の平均と10%点から90%点の範囲を並べた図
出典: Dukascopy のティックから作った足(bid)、2016年6月〜2026年9月。本数ごとの最大の下落(無作為に選んだ組)。

20本のEAから、1・2・3・5・10本を4,000回ずつ無作為に選び、同じ額ずつ組みました。20本は全部を使った1通りです。選ぶ中には、同じ通貨ペアで売買ルールや時間足が違うEAが入ることもあります。

最大の下落の平均は、1本が32.2%、2本が23.2%、3本が19.6%、5本が15.4%、10本が11.5%、20本が9.0%でした。10%点から90%点の範囲は、1本が18.1〜45.9%、5本が10.2〜21.5%、10本が8.5〜14.9%で、本数が増えると狭くなります。1本から5本では16.8ポイント、5本から10本では3.9ポイント、10本から20本では2.5ポイント下がり、増やしたときの下がり方は小さくなります。

高値に戻れない最長期間は縮まない

20本のEAから無作為に選んだ1・2・3・5・10・20本の組について、高値に戻れない最長期間の平均と10%点から90%点の範囲を年で並べた図
出典: Dukascopy のティックから作った足(bid)、2016年6月〜2026年9月。本数ごとの高値に戻れない最長期間(無作為に選んだ組)。

高値に戻れない最長期間は、累積損益が、それまでの最高値を下回り続けた最長の期間です。5本合成の4つのEA群を単体の平均と比べると、高安・日足は7.6年から8.1年、平均線・日足は6.0年から9.8年、高安・1時間足は7.6年から10.3年と長くなりました。平均線・1時間足だけが5.5年から4.0年に短くなりました。

無作為に選んだ組でも、平均は1本が6.6年、2本が6.6年、3本が6.7年、5本が6.5年、10本が6.4年、20本が6.0年で、ほとんど変わりません。1〜10本の90%点は10.3年で、評価した期間(124か月=約10.3年)のほぼ全部です。本数を増やしても、最高値に戻れない期間が短くなるとは言えませんでした。

アドバイス

本数を増やすと、最大の下落は小さくなったよ。でも、高値に戻れない期間は、本数を増やしてもほとんど変わらなかったね。

EAポートフォリオの組み合わせ方|同じ月に負けるEAと資金配分

高安・日足の5本について、同じ月に損益がマイナスだったEAの本数ごとの月数を、月を入れ替えた場合の平均と並べた棒グラフ
出典: Dukascopy のティックから作った足(bid)、2016年6月〜2026年9月。高安・日足の5本の、同じ月に負けた本数ごとの月数。

同じ月に負けるEAの数

高安・日足の5本について、月ごとの損益がマイナスだったEAの本数を、124か月で数えました。0本が6か月、1本が18か月、2本が37か月、3本が32か月、4本が24か月、5本が7か月です。5本とも負けた月が7か月ある一方で、5本とも負けなかった月も6か月ありました。

比べる相手には、各EAの月の並びを独立に入れ替えて2,000回数え直した平均を使いました。入れ替えた平均は、0本が3.4か月、1本が17.6か月、2本が37.6か月、3本が39.9か月、4本が21.2か月、5本が4.4か月です。4本以上が同時に負けた月は、実際が31か月で、入れ替えた平均の25.6か月(5%点〜95%点は21〜31か月)の範囲の上端でした。

ほかの3群も同じ方法で数えました。4本以上が負けた月は、平均線・日足が27か月(入れ替えた平均21.7か月、範囲17〜27か月)、高安・1時間足が30か月(27.4か月、22〜32か月)、平均線・1時間足が31か月(20.0か月、15〜25か月)です。範囲の上を超えたのは平均線・1時間足だけでした。4群とも、入れ替えた平均でも20.0〜27.4か月は、5本のうち4本以上が同じ月に負けます。通貨ペアを分けても、同じ月に複数のEAが負ける月は起きます。

資金配分を変えたときの差

高安・日足の5本を同じ額で組んだ場合と、値動きの逆数で配分した場合の通算損益、最大の下落、最悪の月を並べた表
出典: Dukascopy のティックから作った足(bid)、2016年6月〜2026年9月。高安・日足の5本の、配分ごとの結果。

高安・日足の5本で、同じ額(各20%)と、値動きの逆数の配分を比べました。値動きの逆数は、月ごとの損益の標準偏差が大きいEAほど配分を少なくする方法で、配分は17.4〜24.2%になりました。この配分は124か月全体のデータで決めたもので、あとから知った値です。

通算は、同じ額が−11.5%、値動きの逆数が−12.2%でした。最大の下落は15.8%と17.0%、最悪の月は−2.8%と−2.9%です。あとから知った値で配分しても、同じ額より最大の下落は小さくなりませんでした。この5本では、配分の違いより、どの通貨ペアを入れるかのほうが、結果の差を左右します。

アドバイス

5本のうち4本以上が同じ月に負けた月は、高安・日足で31か月あったよ。入れ替えた平均は25.6か月だったね。

EAポートフォリオに入れるEAの選び方|過去の成績で選んだ結果

20本のEAについて、2016年6月〜2020年12月の通算損益を横軸、2021年1月〜2026年9月の通算損益を縦軸にした散布図で、前半の上位5本を色分けしたもの
出典: Dukascopy のティックから作った足(bid)、2016年6月〜2026年9月。20本の前半と後半の通算損益(1本を資金全額で運用した場合)。

前半の上位5本を後半で測る

EAを選ぶときは、過去の成績が良いものから選びたくなります。そこで、20本を前半(2016年6月〜2020年12月、55か月)の通算損益で並べ、上位5本を選びました。この5本を同じ額ずつ組み、後半(2021年1月〜2026年9月、69か月)に何が起きたかを測りました。

前半の上位5本を組んだ結果は、前半で通算+22.9%・最大の下落5.0%でしたが、後半は通算−4.5%・最大の下落15.2%でした。後半に通算がプラスだったのは、5本のうち2本です。図の横軸は前半、縦軸は後半の通算損益で、20本の順位相関は−0.03でした。前半と後半の両方で通算がプラスだったEAは、20本のうち3本です。

比べる相手には、20本から5本を選ぶ全ての組み合わせ15,504通りの、後半の結果を使いました。通算の平均は−3.5%、10%点〜90%点は−11.6〜+4.7%です。前半の上位5本の−4.5%は、15,504通りのうち44%より低い位置で、平均的な組み合わせと区別できません。最大の下落は、15,504通りの平均が13.3%で、前半の上位5本の15.2%は、71%の組み合わせより大きくなりました。

この結果は、1つの売買ルールの組と1回の期間の分け方だけで出したものです。前半の成績で選んでも、後半の成績が良くなるとは言えませんでした。

この記事で測った、組む前に確かめられること

測った範囲で、EAを組む前に確かめられる項目は3つです。1つ目は、通貨が重なっているかです。重なる組の相関の平均は0.16〜0.27で、重ならない組より高くなりました。2つ目は、同じ通貨ペアで売買ルールだけが違うEAを入れていないかです。この組の相関の平均は0.41でした。3つ目は、最大の下落の大きさです。5本で単体の平均より小さくなり、10本、20本と増やすとさらに小さくなりました。

資金の割り当てやロットの決め方は、EAの資金管理の記事にまとめています。

アドバイス

前半の上位5本を選んでも、後半は−4.5%だったよ。無作為に選んだ5本の平均は−3.5%で、区別できなかったね。

EAポートフォリオを作るツール|シストレ.COMのポートフォリオ

シストレ.COMのポートフォリオ作成ページの上部。複数EAをひとつのポートフォリオで管理する見出しと、ポートフォリオを作成するボタン
出典: シストレ.COMのポートフォリオ作成ページ(sys-tre.com/portfolio/)の画面。

ポートフォリオ作成ページでできること

シストレ.COMのポートフォリオ作成ページは、複数のEAを選んで、組み合わせを比べるためのページです。EAの名前で検索でき、戦略タイプ・通貨ペア・時間足・フォワード期間で絞り込み、並べ替えもできます。EAを「追加する」で、組み合わせに入れます。

一覧の数字の見方

一覧の数字は、0.01Lot換算のフォワード実績です。直近損益は直近3か月、最大DDとPFは直近12か月で、最大DDは日ごとの確定損益から計算し、保有中の含み損は含みません。この記事の最大の下落は、累積損益の最高値からの下落幅で、計算の元が違います。数字を見比べるときは、同じ計算の値どうしで比べてください。

アドバイス

ツールの最大DDは、日ごとの確定損益で出した値だよ。この記事の最大の下落とは計算が違うんだね。

要点
・測ったのは、5通貨ペア×高安/平均線×日足/1時間足の20本のEA(Dukascopy のティックから作った足、2016年6月〜2026年9月の124か月)
・同じ額ずつ5本を組むと、最大の下落は単体の平均30.2〜35.9%から15.2〜19.2%に小さくなった。20本から無作為に選んだ組では、1本32.2%、5本15.4%、10本11.5%、20本9.0%(平均)
・高値に戻れない最長期間は、5本合成で4群のうち3群が単体の平均より長く、無作為に選んだ組の平均は1〜20本で6.0〜6.7年と、ほとんど変わらなかった
・月ごとの損益の相関の平均は、通貨を共有する組が0.16〜0.27、共有しない組が−0.09〜0.09。同じ通貨ペアで売買ルールだけ違う組は0.41
・高安・日足の5本のうち4本以上が同じ月に負けた月は31か月(入れ替えた平均25.6か月、範囲21〜31か月)
・前半(2016年6月〜2020年12月)の上位5本を選んでも、後半(2021年1月〜2026年9月)は−4.5%で、15,504通りの平均−3.5%と区別できなかった

EAポートフォリオのよくある質問

EAポートフォリオとは何ですか?

複数のEAに資金を分けて運用することです。EAごとの売買ルール・通貨ペア・時間足の違いを使って、1本の振れ幅を分け合います。

何本のEAを組めばよいですか?

適した本数は測っていません。20本から無作為に選ぶと、最大の下落の平均は、1本が32.2%、5本が15.4%、10本が11.5%でした。

通貨ペアを分ければ、値動きは分かれますか?

通貨が重なると、似やすくなりました。相関の平均は、共有する組が0.16〜0.27、共有しない組が−0.09〜0.09です。

組むと、損失はなくなりますか?

なくなりません。最大の下落は小さくなりましたが、高値に戻れない最長期間は、4群のうち3群で長くなりました。

過去の成績が良いEAを選べば、組んだあとも良いですか?

この測定では、そうなりませんでした。前半の上位5本を組んだ後半は−4.5%で、無作為に選んだ5本の平均(−3.5%)と区別できませんでした。

シストレ.COMで組み合わせを比べられますか?

ポートフォリオ作成ページで比べられます。EAを絞り込み、「追加する」で組み合わせに入れます。

EAポートフォリオのまとめ

Dukascopy のティックから作った足で、5通貨ペア×2つの売買ルール×日足と1時間足の20本のEA(2016年6月〜2026年9月)を測りました。同じ額ずつ5本を組むと、最大の下落は小さくなりましたが、通算損益は1本ずつの平均になり、高値に戻れない最長期間は4群のうち3群で長くなりました。月ごとの損益の相関は、通貨を共有する組が高く、同じ通貨ペアで売買ルールだけ変えた組は0.41でした。

4本以上が同じ月に負けた月は、4群とも入れ替えた平均で20.0〜27.4か月ありました。前半の成績で選んだ5本も、後半の結果は無作為に選んだ組と区別できませんでした。測っていない売買の損益の予測や、ほかの売買ルール、スワップ・手数料を入れた結果は、自分のデータで確かめてから使ってください。関連する話題は、EAの最適化、MAM・PAMM口座、EAの複利運用の記事にまとめています。

この記事はFXの手法の情報提供で、特定の取引をすすめるものではありません。FXには価格変動のリスクがあり、元本を超える損失が出ることもあります。取引は自己責任で、リスク管理を自分で決めて行ってください。

⚠ リスクに関する注意事項

本記事は情報提供を目的としており、特定の金融商品の売買を推奨するものではありません。FX取引はレバレッジ取引の特性上、預託した証拠金以上の損失が生じる可能性があります。取引の際は、ご自身の判断と責任において行ってください。詳しくは特定商取引法に基づく表記をご確認ください。

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この記事を書いた人

シストレ.COM編集部は、FX自動売買(EA)とテクニカル分析を専門とするインターネットメディア「シストレ.COM」の編集チームです。200本以上のEAのフォワードテスト結果を公開し、実際の運用データに基づいた客観的な情報を発信しています。記事の執筆・監修はMetaTrader(MT4/MT5)での実運用経験を持つスタッフが担当。

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