EAの選び方|失敗しない7つの評価基準【2026年版】

EAを選ぶときの数字の見方を、単純な3つの決まりの自動売買で試しました。Dukascopyのティックから作った足(USD/JPY・EUR/USD・GBP/USD、1時間足、2016〜2025年)で、RSI逆張り・24本ブレイク・120本ブレイクを動かすと、10年通算のPFは0.74〜1.10で、1を超えたのは9通りのうち3通りでした。取引30件ごとに区切ったPFは0.27〜6.24、300件ごとでは0.73〜1.23で、件数が少ないほど数字が大きくぶれます。前半(2016〜2020年)でPFが最も高かった設定は、3通貨とも後半(2021〜2025年)でPFが下がりました。この記事の数字は、この3つの決まりでの実測で、市販・無料のEAの成績を示すものではありません。

目次

EAの選び方:EAの仕組みと7つの評価基準の実測

EAを選ぶ7つの基準ごとに、見る点とこの記事の実測の数字を並べた表
各基準で見る点と、この記事で測った数字です。出典:Dukascopyのティックから作った足。

EA(Expert Advisor)は、MT4・MT5で動く自動売買プログラムです。売買の条件(決まり)をあらかじめ書いておくと、その条件に合ったときに、人の代わりに注文を出します。仕組みの全体は、システムトレードの記事にまとめています。

EAの長所

  • 条件を数字で書いてあるので、同じ決まりで過去のデータを動かして確かめられます(バックテスト)。
  • 決まりのとおりに注文を出し、条件を途中で変えることがありません。
  • 端末とEAが動いているあいだは、画面を見ていない時間も売買の条件を確認し続けます。

EAの短所

  • 過去のデータで良い成績が出ても、これからの成績は約束されません。この記事の実測でも、前半に良かった設定が後半で下がりました。
  • MT5は、パソコンの電源を切るなどして端末が止まると、EAも止まります(MetaTrader 5ヘルプ)。
  • 売り手の書いた成績は、条件(期間・通貨・スプレッド)が分からないと、比べられません。
アドバイス

EAは、数字で確かめられるのが強みだよ。でも、その数字の見方を間違えると、選び間違えるんだ。次から、実測で見ていくね。

EAの選び方で、よく見る数字は、バックテストの期間・フォワードテスト・PF・最大ドローダウン(DD)・取引回数・前半と後半の差・RFの7つです。ここでは、7つそれぞれが何を意味するかと、実際の数字でどれくらいぶれるかを、測って確かめます。

PFとRFは、MQL5の定義に従います。PF(プロフィットファクター)は総利益÷総損失、RF(リカバリーファクター)は純利益÷最大DDです(MQL5)。

この記事の実測の条件

  • データ:Dukascopyのティックから作った足(売値・UTC)。2016年1月〜2025年12月の1時間足で、USD/JPY・EUR/USD・GBP/USDです。
  • 3つの決まり:「RSI逆張り」は、RSI(14)が30を下回ったら買い、70を上回ったら売り、50を横切るか24時間たったら決済します。「24本ブレイク」は、終値が直前24本の高値を上抜けたら買い、安値を下抜けたら売り、終値が直前12本の逆側の端を抜けたら決済します。「120本ブレイク」は、同じ形で120本と60本です。
  • 約定:足の終値で決まりを判定し、次の足の始値で約定します。買いは買値、売りは売値で約定し、1往復につき、その年のスプレッド(ティックの買値と売値の差の中央値)を1回分引きます。
  • 1件:入りから決済までの1往復です。最大DDは、決済順に損益(pips)を足した資産の最大の落ち込みです。
  • 前半・後半:前半は2016〜2020年、後半は2021〜2025年です。設定を選ぶのは前半だけで、後半は選ぶのに使っていません。ただし、同じ過去のデータの中の期間で、実際の口座で動かすフォワードテストとは別のものです。
  • 設定:ブレイクの入りN本と出M本の組み合わせです。Nは12・18・24・36・48・72・96・120、Mは6・9・12・18・24・36・48・60で、MがNより小さい44通りを、3通貨で動かした132通りです。
アドバイス

決まりは、わざと単純にしたよ。売り物のEAの成績ではなくて、数字の見方を測るための実験だからね。

基準1:バックテストの期間は、年ごとの成績で見る

3つの決まりと3通貨の、2016年から2025年の年ごとのPFを点で示し、10年通算のPFを縦の線で重ねたグラフ
点は1年ごとのPF、縦の太い線は10年通算のPFです。出典:Dukascopyのティックから作った足。

バックテストの期間は、長いほど、相場の違う年が入ります。年ごとのPFを見ると、同じ決まりでも、年によって0.46〜1.40と大きく違いました。1年の取引は、RSI逆張りと24本ブレイクで約118〜163件、120本ブレイクで約40件です。「期間が何年か」より、期間の中で成績がどう動いたかを、年ごとに確かめます。

10年通算のPFが1を超えたのは、RSI逆張りのEUR/USD(1.10)とGBP/USD(1.01)、24本ブレイクのUSD/JPY(1.08)の3通りで、最大でも1.10でした。この記事では、何年以上なら十分という線は引きません。

基準2:フォワードテストは、選ぶのに使っていない期間で見る

24本ブレイクなどのブレイク型の132設定について、前半のPFを横軸、後半のPFを縦軸にとって、通貨ごとに点を打った散布図
丸で囲んだ点は、通貨ごとに前半のPFが最も高かった設定です。出典:Dukascopyのティックから作った足。

MT5のストラテジーテスターにも、最適化に使った期間のあとの期間をフォワード期間として分ける設定があります(MetaTrader 5ヘルプ)。選ぶのに使っていない期間で確かめる、という考え方です。

ブレイク型の132設定のうち、前半のPFが1を超えたのは39設定で、そのうち後半も1を超えたのは25設定でした。残りの14設定は、後半に1を割りました。通貨別では、GBP/USDは前半に1を超えた7設定がすべて後半に1以下で、USD/JPYは31設定のうち24設定が後半も1を超えました。

基準3:PFは、何件で出した数字かを見る

3つの決まりと3通貨の取引を、30件、100件、300件ずつに区切り、区切りごとのPFを点で示したグラフ
点は1区切りのPF、黒い線は中央値です。出典:Dukascopyのティックから作った足。

取引を時間順に30件・100件・300件ずつに区切って、区切りごとにPFを出しました。30件ごとでは312区切りでPFは0.27〜6.24、1を割った区切りは55%でした。100件ごとでは89区切りで0.60〜1.78、300件ごとでは27区切りで0.73〜1.23で、1を割った区切りは63%です。

同じ決まりの同じ相場でも、件数が少ない区切りでは、PFが2を超えることも0.5を割ることもあります。30件のPFが高いだけでは、良い決まりかどうかは分かりません。PFには、何件の取引から出した数字かを、必ず添えて見ます。

基準4:最大DDは、期間が変わると大きく動く

ブレイク型の132設定について、後半の最大DDを前半の最大DDで割った比を、0.25刻みの棒で数えたヒストグラム
1.0より右の橙の棒は、後半の最大DDが前半より大きい設定です。出典:Dukascopyのティックから作った足。

ブレイク型の132設定で、後半の最大DDを前半の最大DDで割った比の中央値は1.21でした。比が1を超えた(後半のほうがDDが大きい)のは87設定で66%、1.5を超えたのは36設定で27%です。前半のバックテストの最大DDは、後半に超えられることがあります。最大DDの基準は、バックテストの数字ぎりぎりに置かず、超えたときの対応を決めておきます。

基準5:取引回数は、PFのぶれの大きさを決める

基準3の図のとおり、300件ごとでは、PFは0.73〜1.23におさまりました。30件ごとの0.27〜6.24と比べると、件数が多いほど、PFのぶれは小さくなります。ブレイク型の132設定は、前半の取引が最も少ない設定でも191件ありました。この記事では、何件以上なら十分という線は引きません。

アドバイス

件数が少ないPFは、大きくぶれるよ。300件ごとのPFは0.73〜1.23で、30件ごとの0.27〜6.24よりずっと狭かったんだ。

基準6:前半と後半の乖離は、最良設定ほど見る

通貨ごとに前半のPFが最も高かった設定の、入りと出の本数、前半と後半のPFとRFを並べた表
前半のPFが最も高かったブレイク型の設定です。出典:Dukascopyのティックから作った足。

前半のPFが最も高い設定を、通貨ごとに選んで、後半でも動かしました。USD/JPYは、入り72本・出36本で、PFが1.23から1.18でした。EUR/USDは、入り36本・出24本で1.02から1.01、GBP/USDは、入り72本・出24本で1.08から0.92です。3通貨とも、後半のPFは前半より下がりました。

USD/JPYは、44設定の平均PFが前半1.04、後半1.07で、後半のほうが高い通貨です。それでも、前半で最良だった設定は、後半で5番目でした。前半の成績で選んだ設定が、後半も最良とは限りません。

アドバイス

前半で一番良かった設定は、3通貨とも、後半は成績が下がったよ。GBP/USDは、1を割ったんだ。

基準7:RFは最大DDで割る数字なので、DDが動くと変わる

RF(純利益÷最大DD)を同じ最良設定で見ると、USD/JPYは2.68から1.59、EUR/USDは0.13から0.06、GBP/USDは0.41から−0.67でした。GBP/USDは、後半の純利益が−1,014.5 pipsで、RFがマイナスになりました。RFが2以上といった線は、この記事では根拠を示せないので引きません。

EAの選び方:バックテスト設定・フォワードテスト・購入前の確認

3つの決まりと3通貨について、スプレッドなし・実測・実測の2倍の3通りでの10年通算のPFを並べた表
往復1回分のスプレッドを引いた10年通算のPFです。出典:Dukascopyのティックから作った足。

バックテストのスプレッドの設定で、PFは変わります。スプレッドなしから実測の2倍まで動かすと、PFは9通りで0.01〜0.08下がりました。GBP/USDのRSI逆張りは、スプレッドなしで1.05、実測で1.01、2倍で0.97で、1を割りました。スプレッドは、年ごとのティックの買値と売値の差の中央値で、往復コストの平均は、USD/JPYが0.45 pips、EUR/USDが0.30 pips、GBP/USDが0.91 pipsです。

バックテストでスプレッドを固定にしている場合は、運用する業者の実際のスプレッドと比べます。この記事では、業者ごとのスプレッドは測っていません。

バックテストの結果で確かめる数値

  • 期間と通貨:年ごとに成績がどう動いたか(基準1)。
  • 取引回数:何件の取引から出した数字か(基準3・5)。
  • PF:総利益÷総損失。1を超えるかと、件数・スプレッドの条件(基準3)。
  • 最大DD:決済順の損益の、最大の落ち込み。後半に超えられることがある(基準4)。
  • RF:純利益÷最大DD。DDが動くと変わる(基準7)。
  • 最適化の範囲:最適化に使った期間と、使っていない期間の成績の差(基準2・6)。

フォワードテストを見るときの注意

フォワードテストは、最適化に使っていない期間で、決まりを動かして確かめることです。この記事の後半は、同じ過去のデータの中のフォワード風の確認で、実際の口座でのフォワードテストではありません。売り手が示すフォワードの成績は、期間・口座の種類・スプレッドの条件が書いてあるかを確かめます。

無料EAと有料EAの違い:購入前に確かめる項目

無料か有料かは、成績の良し悪しを決める条件として、この記事では測っていません。無料EAと有料EAの値段の相場も、ここでは示しません。どちらを選ぶときも、成績の数字が、次の項目に答えているかを確かめます。

  • 期間:何年から何年までか。年ごとの成績が出ているか(基準1)。
  • 通貨と時間足:どの通貨で、どの時間足か。
  • 1件の数え方:1往復を1件とするか。ポジションを分けて数えていないか。
  • スプレッドと手数料:固定か、実測か。実測の2倍で動かしたらどうなるか。
  • 最適化に使った期間と、使っていない期間:前半と後半の差が出ているか(基準2・6)。
  • 最大DDとRF:期間のどこで最大DDが出たか。
  • フォワードテスト:口座の種類(デモか実口座か)と、期間、取引回数。

これらが書かれていないEAは、数字を比べられません。比べられる数字が出ているかは、売り手のページで確かめます。EAの購入前の注意点は、詐欺EAの見分け方の記事にもまとめています。

アドバイス

無料か有料かより、条件が書いてあるかを先に見るよ。条件が分からない数字は、比べようがないんだ。

EAの選び方:タイプ別の違い(保有時間・週末・窓)

RSI逆張りと24本ブレイクと120本ブレイクについて、1年の取引回数と保有時間の中央値を3通貨の範囲で示した表
3通貨の範囲です。出典:Dukascopyのティックから作った足。

3つの決まりは、取引の回数と保有時間が、大きく違います。RSI逆張りは1年に約118〜120件、保有の中央値は23時間、24本ブレイクは約151〜163件で24〜27時間、120本ブレイクは約39〜40件で136〜138時間です。EAのタイプを選ぶときは、1年の回数と、1件の保有時間を、運用の条件と合わせて見ます。

スキャルピングなどの、1時間より短い足で動くEAは、この記事では測っていません。短い足のEAは、別に確かめる必要があります。ここで見たのは、1時間足で動く3つの決まりです。

週末をまたぐ取引

3つの決まりと3通貨について、週末をまたいだ取引の割合と、またぐ取引・またがない取引の1回あたりの平均損益を並べた表
平均損益の単位はpipsです。出典:Dukascopyのティックから作った足。

入りから決済までに週末の休場を含む取引の割合は、RSI逆張りが15〜17%、24本ブレイクが24〜26%、120本ブレイクが72〜75%でした。1回あたりの平均損益は、RSI逆張りでは、週末をまたぐ取引が−17.8・−6.0・−16.8 pipsで、またがない取引(−1.5・+2.9・+3.6 pips)より悪い値でした。24本ブレイクと120本ブレイクは逆で、またぐ取引がプラス、またがない取引がマイナスでした。

週末をまたぐ取引は、保有時間も長いので、この差が週末だけによるものかは、この記事では切り分けていません。保有時間の長いEAは、週末を持ち越す取引が多い、という事実を押さえておきます。

週末の窓の大きさ

USD/JPYの2025年10月3日から6日の1時間足のローソク足で、金曜の最後の足の終値と日曜の最初の足の始値のあいだの窓を黄色の帯で示したチャート
黄色の帯が、週末の休場の窓です。出典:Dukascopyのティックから作った足。

金曜の最後の足の終値から、日曜の最初の足の始値までの差を、週末の窓として測りました。2016〜2025年の約524週末で、窓の大きさ(絶対値)の中央値は、USD/JPYが8.2 pips、EUR/USDが5.1 pips、GBP/USDが8.9 pipsです。上位10%の境目は33.6・20.9・30.6 pips、最大は209.2・192.7・234.4 pipsでした。

最大のUSD/JPYは、2025年10月3日(金)の最後の足の終値147.399から、10月5日(日)の最初の足の始値149.491へ、209.2 pips上に開いた窓です。図は、その前後の1時間足です。この記事では、窓をまたいだときの損切りの約定の価格は測っていません。

アドバイス

週末の窓は、中央値で5〜9 pipsだけど、最大は200 pipsを超えた週もあったよ。120本ブレイクは、取引の72〜75%が週末をまたいだんだ。

EAの種類ごとの考え方は、トレンドフォローEAの記事、ストキャスティクスEAの記事、グリッドEAの記事にまとめています。

EAの選び方:リスク管理と運用環境(取引量・最大DD・VPS)

損切り幅ごとに、損失を口座の1%と2%に収める取引量を示した表
USD/JPYを買う例で、口座は100万円です。

取引量は、損失の上限を、損切り幅の損失(1万通貨あたり)で割って決めます。USD/JPYは、1万通貨で1 pipsが100円なので、損切りが30 pipsなら、1万通貨あたり3,000円の損失です。口座が100万円で、損失の上限を1%(1万円)に置くと、取引量は約3.3万通貨になります。損失の上限を口座の何%に置くのが良いかは、この記事では測っていません。

レバレッジは、国内の登録業者では、個人は証拠金の4%以上(25倍以下)と決められています(金融庁)。取引量を決めるときは、損失の上限と、証拠金に対する取引量の両方を確かめます。

異なる決まりを組み合わせたときの最大DD

通貨ごと、決まりごとに、3本を単独で動かした最大DDの合計と、3本を合わせて動かした最大DDを並べた表
最大DDの単位はpipsです。出典:Dukascopyのティックから作った足。

3つの決まり(または3通貨)の取引を、決済順に並べて損益を足すと、合わせた最大DDは、単独の最大DDの合計より、6通りすべてで小さくなりました。たとえばUSD/JPYの3つの決まりは、単独の合計が9,819 pips、合わせると5,140 pipsです。ただし、合わせた純損益は、6通りすべてでマイナスでした。組み合わせは、DDを小さくする効果はありましたが、成績の悪い決まりを良くはしません。

RSI逆張りと24本ブレイクの月ごとの損益の相関は、−0.49〜−0.75でした(通貨ごと)。24本ブレイクと120本ブレイクは、+0.21〜+0.36です。この記事では、通貨ごとの1 pipsの金額の違いは考えず、pipsを足しています。

最大DDの基準は、運用の前に決めておく

基準4のとおり、後半の最大DDが前半の1.5倍を超えた設定が27%ありました。止める条件(最大DDがいくらを超えたら止めるか、何件の取引で見直すか)は、運用を始める前に決めておきます。この記事では、止める基準の良し悪しは測っていません。

アドバイス

複数の決まりを組み合わせると、DDは小さくなったよ。でも、純損益はマイナスのままだったから、組み合わせは万能じゃないんだ。

FX業者と環境の選び方

業者ごとのスプレッド・約定力の比較は、この記事では測っていません。業者を比べる表も、載せません。確かめる項目と、決まっているルールだけを挙げます。

業者を選ぶときに確かめる項目

  • EAの利用が認められているか(MT4・MT5が使えるか)。
  • スプレッドの実際の値と、取引時間帯ごとの広がり(バックテストのスプレッドと比べる)。
  • 約定の仕組みと、注文が通らなかったときの扱い。
  • 登録業者か。国内の登録業者は、個人の証拠金が取引額の4%以上(25倍以下)と決められています(金融庁)。
  • 取引の最低単位と、取引量の刻み。

国内業者と海外業者の違い

国内の登録業者を通じたFX取引の利益は、申告分離課税(所得税15%・住民税5%、復興特別所得税が別に加わります)です(国税庁)。海外業者の税の扱いは、この記事では調べていません。税理士や税務署に確認します。

EAを動かし続ける環境(VPS)

MT5は、端末が止まるとEAも止まります。パソコンの電源を切る・再起動する・通信が切れる、といった場合も同じです。EAを24時間動かしたいときは、止まらない環境(VPS)に端末を置く考え方があります。VPSの値段や、業者ごとの提供条件は、この記事では比べていません。ノーコードでEAを作る方法は、EAビルダーの記事、cTraderの使い方はcTraderの記事にまとめています。

アドバイス

EAを選ぶ前に、動かす環境も決めておこうね。端末が止まったら、EAも止まるんだ。

要点
・実測(3つの決まり・3通貨・1時間足・2016〜2025年)で、10年通算のPFは0.74〜1.10、1を超えたのは9通りのうち3通りでした
・年ごとのPFは0.46〜1.40、30件ごとのPFは0.27〜6.24、300件ごとは0.73〜1.23で、件数が少ないほどぶれました
・前半(2016〜2020年)でPFが最も高かった設定は、3通貨とも後半(2021〜2025年)でPFが下がりました
・後半の最大DDが前半の1.5倍を超えた設定が27%ありました
・組み合わせで最大DDは小さくなりましたが、純損益はマイナスのままでした
・スキャルピング・業者ごとのスプレッド・無料と有料の成績の差・海外業者の税は測っていません。数字は、売買の成績や将来を約束するものではありません

EAの選び方でよくある質問

EAを選ぶとき、最も重要な基準は何ですか?

この記事の実測では、1つの数字だけで決められませんでした。PFは30件ごとに0.27〜6.24とぶれ、前半で最良だった設定は3通貨とも後半で下がりました。期間・件数・前半と後半の差・スプレッドの条件を、そろえて確かめます。

EAは、最低いくらの資金から始められますか?

この記事では、最低資金の金額は示しません。取引量は、損失の上限を損切り幅の損失で割って決めます。USD/JPYで損切り30 pips、損失の上限が1万円なら約3.3万通貨です。レバレッジは、国内の登録業者で証拠金の4%以上(25倍以下)と決められています。

EAを24時間動かすには、VPSが必要ですか?

24時間動かすなら、VPSなど止まらない環境が選択肢になります。VPSの条件や値段は、この記事では比べていません。

複数のEAを組み合わせると、リスクは小さくなりますか?

この記事の実測では、最大DDは小さくなりました。3つの決まりを合わせた最大DDは、単独の合計より、6通りすべてで小さくなりました。ただし、合わせた純損益はすべてマイナスで、組み合わせで成績の悪い決まりが良くなるわけではありません。

成績が悪くなったら、EAを止めるべきですか?

止める条件は、運用を始める前に決めておきます。具体的な基準の良し悪しは、この記事では測っていません。

EAの利益に、税金はかかりますか?

国内の登録業者のFXの利益は、申告分離課税です(国税庁)。海外業者は調べていません。

EAの選び方のまとめ

EAの選び方の数字は、条件がそろっていないと比べられません。この記事の実測(3つの決まり・3通貨・1時間足・2016〜2025年)では、10年通算のPFは0.74〜1.10で、30件ごとのPFは0.27〜6.24と大きくぶれ、前半で最良だった設定は3通貨とも後半で下がり、後半の最大DDが前半の1.5倍を超えた設定が27%ありました。組み合わせで最大DDは小さくなりましたが、純損益はマイナスのままでした。スキャルピング・業者ごとのスプレッド・無料と有料の成績の差・海外業者の税は測っていません。この記事の数字は、売買の成績や将来を約束するものではありません。

⚠ リスクに関する注意事項

本記事は情報提供を目的としており、特定の金融商品の売買を推奨するものではありません。FX取引はレバレッジ取引の特性上、預託した証拠金以上の損失が生じる可能性があります。取引の際は、ご自身の判断と責任において行ってください。詳しくは特定商取引法に基づく表記をご確認ください。

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この記事を書いた人

シストレ.COM編集部は、FX自動売買(EA)とテクニカル分析を専門とするインターネットメディア「シストレ.COM」の編集チームです。200本以上のEAのフォワードテスト結果を公開し、実際の運用データに基づいた客観的な情報を発信しています。記事の執筆・監修はMetaTrader(MT4/MT5)での実運用経験を持つスタッフが担当。

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