つつみ足(包み足)とは?FXでの見方・エントリー手法・ダマシ回避

包み足とは?基本から実践まで徹底解説の画像

つつみ足(包み足)は、2本目のローソク足の実体が、1本目の実体を完全に包む形です。一般には、流れが変わる合図として説明されます。この記事では、Dukascopy のティックから作った足で、USD/JPY・EUR/USD・GBP/USDの10年分(2016年1月〜2025年12月)を調べました。直前5本の流れ(陽の包み足は下落のあと、陰の包み足は上昇のあと)を条件に数えると、包み足は1時間足で17,850件、4時間足で4,336件、日足で691件でした。1時間足で、2本目の5本後に流れと逆向きに動いていたのは49.7%です。同じ流れの位置にある、包み足でもはらみ足でもない無作為の足は平均50.5%(5〜95%の範囲は49.9〜51.2%)で、包み足のあとに無作為の足より多く逆向きに動く、とは言えず、わずかに低い結果でした。

目次

包み足(つつみ足)とは|2本目の実体が1本目の実体を包む形

陽の包み足と陰の包み足の形を、1本目と2本目のローソク足で並べた模式図
模式図。陽線は緑・陰線は赤。点線は1本目の実体の上端と下端。

陽の包み足と陰の包み足

実体は、始値と終値の間の部分です。包み足は2本のローソク足でできていて、前の足を1本目、あとの足を2本目と呼びます。1本目が陰線で2本目が陽線のものが陽の包み足、1本目が陽線で2本目が陰線のものが陰の包み足です。どちらも、2本目の始値と終値が、1本目の実体の外側か、同じ位置にあります。ヒゲは問いません。つつみ足、つつみあしと読み、書き方は包み足とつつみ足の両方があります。

一般的な読み方では、陽の包み足は下落のあとに出ると上昇への切り替わり、陰の包み足は上昇のあとに出ると下落への切り替わりを示す形とされます。この記事では、その読み方が当たるかどうかを、数えて確かめます。

実例|EUR/USDの4時間足

EUR/USDの4時間足で、陽の包み足と陰の包み足の前後10本ずつを並べたローソク足チャート
出典: Dukascopy のティックから作った4時間足(UTC)。陽線は緑・陰線は赤。薄いオレンジの帯が包み足の2本(左が1本目・右が2本目)。横軸は日付(UTC 0時の足の位置)です。

図は、2本目の前10本と後10本を合わせた、22本です。上段は、EUR/USDの2016年2月24日12時(UTC)に始まる足が2本目の陽の包み足で、2本目の終値は1.10265でした。10本後の終値は1.10584で、上がっています。下段は、2025年9月17日0時(UTC)に始まる足が2本目の陰の包み足で、終値は1.18518、10本後の終値は1.17848で、下がっています。どちらも直前5本の流れの条件を満たす例を選んだもので、典型的な動きではありません。

アドバイス

包み足は、2本目の実体が1本目の実体を包む形だよ。ヒゲは数えないんだ。

包み足とはらみ足・ピンバーの違い|実体の包み方と本数で見分ける

包み足・はらみ足・ピンバーを、実体とヒゲ、2本の色、本数で比べた表
出典: ローソク足の一般的な解説の整理。この記事で数えたのは、包み足とはらみ足です。

はらみ足との違い

はらみ足は、2本目の実体が1本目の実体の内側に収まる形で、包み足と反対の関係です。この記事では、包み足と並べるため、2本の色が逆(1本目が陰線なら2本目は陽線)で、2本目の実体が1本目より小さいものだけを、はらみ足として数えました。包み足は2本目が1本目を包み、はらみ足は1本目が2本目を包んでいる、と見分けられます。はらみ足の記事に、はらみ足の見方があります。

USD/JPYの4時間足で、陽のはらみ足と陰のはらみ足の前後10本ずつを並べたローソク足チャート
出典: Dukascopy のティックから作った4時間足(UTC)。陽線は緑・陰線は赤。薄いオレンジの帯がはらみ足の2本(左が1本目・右が2本目)。横軸は日付(UTC 0時の足の位置)です。

図の上段は、USD/JPYの2025年2月5日16時(UTC)に始まる足が2本目の陽のはらみ足で、2本目の終値は152.522、10本後の終値は152.154でした。下段は、2020年1月8日20時(UTC)に始まる足が2本目の陰のはらみ足で、終値は109.037、10本後は109.561です。包み足と見比べるための例で、そのあとの動きの代表ではありません。

色が逆の2本の中での割合

色が逆の2本のうち、包む組・はらむ組・それ以外の割合を、時間足と陽陰ごとに並べた横棒グラフ
出典: Dukascopy のティックから作った足(UTC)、2016〜2025年。直前5本の流れ(陽は下落のあと・陰は上昇のあと)の中で、1本目と2本目の色が逆(陽線と陰線)の組を100%とした割合。百分率は四捨五入。

色が逆の2本のうち、どれだけが包み足になるかを数えました。1時間足の陽は30,003組のうち、包む組が28.7%、はらむ組が36.1%、それ以外が35.2%でした。それ以外は、2本目の始値か終値のどちらか一方だけが、1本目の実体の外にある組です。1時間足の陰(30,898組)は29.9%・36.1%・34.0%、4時間足の陽(7,382組)は28.4%・35.9%・35.7%、陰(7,435組)は30.1%・34.6%・35.3%で、1時間足と4時間足は似た割合です。日足は、陽(1,233組)が35.6%・25.1%・39.3%、陰(1,303組)が19.3%・42.2%・38.4%で、陽と陰の差が大きくなりました。日足の陰は、はらむ組(42.2%)が包む組(19.3%)より多く、日足の陽は、包む組(35.6%)がはらむ組(25.1%)より多い結果です。

日足だけ陽と陰が偏る点を、2本目の始値と1本目の終値の差で調べました。陽の包み足は2本目の始値が1本目の終値以下、陰の包み足は以上であることが条件です。3通貨の足全体では、2本目の始値が1本目の終値より低い足は、日足が54.7%で、高い足の22.6%(同じ値は22.6%)の2倍以上でした。1時間足は低い足が32.9%・高い足が34.8%、4時間足は33.1%と35.1%で、ほぼ同じ割合です。日足の2本目の始値は1本目の終値より低くなりやすく、陽の包み足の条件に当てはまりやすい足の並びでした。2本目の始値を1本目の終値に置き換えて数えると、日足は陽が580件・陰が597件となり、ほぼ同数でした。

ピンバーとの違い

ピンバーは、実体が小さく、片方のヒゲが長い1本の足です。2本の関係で決まる包み足とは、見るものが違います。この記事ではピンバーは数えていません。形の説明はピンバーの記事にあります。

アドバイス

色が逆の2本のうち、1時間足で包む組は3割弱。はらむ組のほうが多いんだ。

包み足の見方|出る場所と、同じ形でも分かれるそのあと

GBP/USDとUSD/JPYの4時間足で、下落のあとの陽の包み足とその後の動きを並べたチャート
出典: Dukascopy のティックから作った4時間足(UTC)。陽線は緑・陰線は赤。薄いオレンジの帯が陽の包み足の2本。横軸は日付(UTC 0時の足の位置)です。

見る場所は、直前の流れ

包み足は、出る場所で読み方が変わるとされます。陽の包み足は下落のあと、陰の包み足は上昇のあとに出た場合だけを、流れの切り替わりとして見るのが一般的です。この記事では、この「直前の流れ」を、1本目の終値が、その5本前の終値より低い(下落のあと)か、高い(上昇のあと)かで決めました。

同じ陽の包み足でも、あとの動きは分かれる

図の2つは、どちらも下落のあとに出た陽の包み足です。上段は、GBP/USDの2017年7月12日8時(UTC)に始まる足が2本目で、終値は1.2878、10本後の終値は1.29517で、上がりました。下段は、USD/JPYの2017年11月16日0時(UTC)に始まる足が2本目で、終値は113.012、10本後の終値は112.13で、下がりました。同じ形でも、あとの向きは分かれます。2つを選んだ例で、割合を示すものではありません。割合は、次の節から数えます。

アドバイス

同じ陽の包み足でも、10本後は上がったり下がったりするよ。だから、数えて確かめるんだ。

包み足を3通貨10年のティックで測る|出た回数

3通貨ペアで包み足が出た回数を、日足・4時間足・1時間足ごとに並べた表
出典: Dukascopy のティックから作った足(UTC)、2016〜2025年。数字は件数(1件=2本目の足1本)。直前5本の流れの条件つき(陽は下落のあと、陰は上昇のあと)。日足はニューヨーク17時区切り、4時間足はUTC。

測り方

  • 期間と通貨: 2016年1月〜2025年12月の10年分で、USD/JPY・EUR/USD・GBP/USDの3通貨です。Dukascopy のbid(売値)のティックから1時間足を作り、4時間足と日足も同じティックから作りました。
  • 足の区切り: 1時間足と4時間足はUTCです。4時間足は0・4・8・12・16・20時に始まります。日足はニューヨーク17時区切りです。土日をまたぐ足も数えています。
  • 数えた足: 日足は7,785本、4時間足は46,105本、1時間足は186,668本です(3通貨の合計)。各通貨の最初の14本は、直前14本の平均の値幅が取れないため、数えていません。1本目の実体がゼロの組も数えていません。
  • 包み足: 1本目と2本目の色が逆で、2本目の始値と終値が1本目の実体の外か同じ位置にあるものです。陽の包み足は、直前5本の流れが下落(1本目の終値が5本前の終値より低い)、陰の包み足は上昇(高い)のものだけを数えました。2本目の足1本を、1件としています。
  • 流れと逆向きに動いていた割合: 陽の包み足は、2本目の終値より、1本後・5本後・10本後の終値が高かった件数、陰の包み足は低かった件数を、件数全体で割りました。同じ値は、逆向きに入れていません。陽と陰を合わせて出しています。測定の終わり近くで、後ろの足が足りない件は外しています。
  • 無作為の足: 通貨と時間足ごとに、直前5本の流れが同じ向きで、包み足でもはらみ足でもない足から、包み足と同じ件数を選びました。同じ足を重ねて選べる形で1,000回くり返し、割合の5〜95%の範囲と平均を出しています。

足の長さで、出る回数は大きく変わる

3通貨の合計で、包み足は1時間足が17,850件、4時間足が4,336件、日足が691件でした。足の本数に対する割合は、1時間足が9.6%、4時間足が9.4%、日足が8.9%です。陽と陰の内訳は、1時間足が8,603件と9,247件、4時間足が2,097件と2,239件、日足が439件と252件で、日足だけ陽が多くなっています。通貨ごとの1時間足は、USD/JPYが5,958件、EUR/USDが5,989件、GBP/USDが5,903件で、合計17,850件です。4時間足は1,408件、1,464件、1,464件で、合計4,336件、日足は224件、240件、227件で、合計691件でした。

年ごとの件数

1時間足と日足の包み足の件数を、2016年から2025年まで年ごとに陽と陰で積み上げた棒グラフ
出典: Dukascopy のティックから作った足(UTC)、2016〜2025年。横軸は西暦の下2桁(16=2016年)。件数は直前5本の流れの条件つき。日足はニューヨーク17時区切り。

3通貨の合計は、1時間足が年に1,688〜1,933件、日足が年に55〜77件でした。1時間足は毎年ほぼ同じ件数で、日足は10年で691件のため、1年あたり70件ほどです。

アドバイス

日足の包み足は、3通貨で10年に691件。1時間足なら17,850件あるんだ。

包み足のあとは逆向きに動くのか|無作為の足との比較

包み足の2本目から1〜10本後に、流れと逆向きに動いていた割合を、無作為の足の範囲と並べた折れ線グラフ
出典: Dukascopy のティックから作った足(UTC)、2016〜2025年。陽は上がっていた割合、陰は下がっていた割合を合わせたもの(2本目の終値と、その後の終値の比べ)。横軸は2本目から何本後か。橙色の帯は、無作為の足を1,000回選び直したときの5〜95%の範囲。破線は50%です。

1時間足と4時間足は、無作為の足とほぼ同じ

1時間足の包み足17,850件のうち、流れと逆向きに動いていた割合は、1本後が47.9%、5本後が49.7%、10本後が50.1%でした。無作為の足の平均は50.8%、50.5%、50.3%で、5〜95%の範囲は50.2〜51.4%、49.9〜51.2%、49.8〜51.0%です。1本後と5本後は範囲の下側にあり、10本後は範囲の中でした。範囲より低いと言っても、差は0.2〜2.3ポイントです。

4時間足の包み足4,336件では、1本後が48.6%、5本後が49.8%、10本後が50.3%でした。無作為の足の平均は50.3%、49.9%、50.0%で、範囲は49.1〜51.4%、48.7〜51.2%、48.7〜51.2%です。1本後だけが範囲より低く、5本後と10本後は範囲の中でした。

日足は、件数が少なく範囲が広い

日足の包み足691件では、1本後が50.4%、5本後が50.8%、10本後が49.9%でした。無作為の足の平均は51.4%、52.1%、52.0%で、範囲は48.3〜54.4%、48.9〜55.3%、48.8〜55.0%です。3つとも範囲の中ですが、範囲が6ポイント前後と広く、小さな差は見分けにくい結果です。

陽と陰を分けた表

包み足のあとの動きを、時間足と陽陰ごとに、1本後・5本後・10本後で並べた表
出典: Dukascopy のティックから作った足(UTC)、2016〜2025年。カッコ内は、同じ流れの無作為の足の平均。赤字は無作為の5〜95%の範囲より低い。件数は1本後が測れた数です。

陽は上がっていた割合、陰は下がっていた割合です。件数は、5本後と10本後では、1本後より数件少なくなります。18個の数字のうち、赤字(無作為の範囲より低い)は5個でした。1時間足の陽が1本後・5本後・10本後の3つ(48.3%・50.1%・50.2%)、1時間足の陰の1本後(47.6%)、4時間足の陰の1本後(47.0%)です。範囲より高い数字は、ありませんでした。日足の陰の10本後は44.4%(無作為の平均48.9%)で、範囲の中ですが、252件と少ない件数です。

数え方の注意

近い時刻に出た包み足どうしは、5本後・10本後までの期間が重なることがあります。このため、件数がそのまま独立な回数にはなりません。範囲の外に出た数字にも、偶然が含まれます。また、割合は件数で割った値で、1件あたりの値幅は含みません。

アドバイス

1時間足で5本後に逆向きに動いていたのは49.7%。同じ流れの無作為の足は50.5%だったから、ほぼ同じなんだ。

包み足の大きさとはらみ足の比較|大きく包むほど動くのか

包み足の実体の大きさの比を4つに分け、1本後と5本後に逆向きに動いていた割合を無作為の足の範囲と並べたグラフ
出典: Dukascopy のティックから作った足(UTC)、2016〜2025年。包む大きさの比=2本目の実体の長さ÷1本目の実体の長さ。陽と陰を合わせた割合。橙色の帯は、同じ流れの無作為の足を1,000回選び直したときの5〜95%の範囲。破線は50%です。

包む大きさ別の割合

2本目の実体が1本目の何倍かを、1〜1.5倍・1.5〜2倍・2〜3倍・3倍以上の4つに分けました。1時間足の件数は、4,703件・2,808件・3,302件・7,037件で、合計17,850件です。1時間足の1本後は、48.3%・48.4%・49.2%・46.9%で、4つとも無作為の範囲(平均50.8%)より低くなりました。5本後は、49.6%・49.0%・50.2%・49.9%で、4つとも範囲の中です。大きく包んだ区分ほど逆向きに動く、という並びにはなりませんでした。

4時間足の件数は、1,036件・661件・780件・1,859件で、合計4,336件です。1本後は46.2%・53.0%・47.6%・48.7%で、1〜1.5倍の区分だけが範囲(48.0〜53.0%)より低く、ほかの3つは範囲の中でした。5本後は48.1%・51.6%・48.1%・50.8%で、4つとも範囲の中です。件数が少ない区分は範囲が広く、差を見分けにくい結果です。

はらみ足との比較

包み足とはらみ足のあとに流れと逆向きに動いていた割合を、時間足ごとに無作為の足の範囲と並べたグラフ
出典: Dukascopy のティックから作った足(UTC)、2016〜2025年。陽は上がっていた割合、陰は下がっていた割合を合わせたもの。橙色の帯は、包み足とはらみ足それぞれの同じ流れの無作為の足を1,000回選び直したときの5〜95%の範囲を重ねた幅。破線は50%です。

はらみ足は、同じ直前5本の流れの条件で、1時間足が21,972件、4時間足が5,223件、日足が860件ありました。逆向きに動いていた割合は、1時間足が1本後50.1%・5本後50.6%・10本後50.4%、4時間足が49.1%・49.9%・49.4%、日足が50.7%・52.5%・52.1%です。1時間足の1本後(範囲50.3〜51.4%)と、4時間足の1本後(範囲49.2〜51.6%)は、範囲の下端をわずかに下回りました。ほかの数字は範囲の中です。

包み足とはらみ足を並べると、1時間足の1本後は、包み足が47.9%、はらみ足が50.1%で、包み足のほうが低くなりました。5本後と10本後は、2つの差が1ポイント以内でした。どちらも、無作為の足に対して逆向きに動く割合が高い、という結果ではありません。

アドバイス

大きく包んだ包み足でも、1時間足の5本後は49〜50%くらい。はらみ足と比べても、大きな差はなかったよ。

包み足の定義を変えて測る|直前の長さとヒゲの扱い

包み足の定義を5通り変えたときの、5本後に逆向きに動いていた割合と無作為の足の平均を並べた表
出典: Dukascopy のティックから作った足(UTC)、2016〜2025年。陽と陰を合わせた割合。件数は5本後が測れた数。カッコ内は、同じ流れの無作為の足の平均。ヒゲも包むは、直前5本の流れで2本目の高値と安値が1本目の外に出る形。赤字は無作為の5〜95%の範囲より低い。

変えた5つの条件

基本の定義(直前5本の流れ)から、条件を1つずつ変えました。直前の流れを問わない、直前3本、直前10本、直前20本にした場合と、実体だけでなくヒゲも包む形(2本目の高値が1本目の高値以上で、安値が1本目の安値以下)にした場合です。5本後に逆向きに動いていた割合は、基本を含めた6通りで、1時間足が49.0〜49.7%、4時間足が47.7〜50.5%、日足が48.6〜51.1%の間でした。

範囲より低かった6つ

3つの時間足と6通りを合わせた18個の数字のうち、無作為の範囲より低かったのは6個です。1時間足の、ヒゲも包む形を除く5通りと、4時間足のヒゲも包む形でした。低かった幅は、0.2〜0.6ポイントです。範囲より高い数字はありませんでした。条件の違う足が重なって数えられているため、6個を独立した6回の結果とは言えず、差には偶然も含まれます。残りの12個は、範囲の中でした。

アドバイス

条件を変えても、1時間足の5本後は49〜50%くらいだよ。大きく動く条件は見つからなかったんだ。

包み足の使い方|確認項目・ダマシ・時間足ごとの考え方

包み足を見るときの確認項目と、この記事の実測を対応させた表
出典: Dukascopy のティックから作った足(UTC)、2016〜2025年。実測は陽と陰を合わせた割合。無作為は、同じ流れの無作為の足の平均。

確認する4つの点

包み足を見るときは、直前の流れ、包む大きさ、時間足、次の足の4つを確認する方法があります。この記事では、それぞれを数えました。直前の流れを問わない場合の1時間足の5本後は、49.0%(無作為49.9%)でした。包む大きさ別の1時間足の5本後は、どの区分も49.0〜50.2%です。時間足は、1時間足17,850件、4時間足4,336件、日足691件で、件数が大きく違います。次の足は、1時間足の1本後が47.9%(無作為50.8%)でした。どの項目も、割合を50%から大きく動かすものは見つかっていません。

ダマシは、半分ほどある

包み足のあとに、流れと逆向きに動かなかった足を、ここではダマシと呼びます。1時間足の5本後は、測れた17,849件のうち8,970件(50.3%)でした。同じ値も含めています。逆向きに動いていた割合が約50%ということは、同じ数だけ、動かなかった足があるということです。

時間足ごとの考え方

時間足による向き不向きは、測っていません。測れたのは、出る回数と、逆向きに動く割合が無作為の足と比べてどうだったかです。1時間足と4時間足は、件数が多く、無作為の範囲が狭いため、1ポイント前後の差も見えました。日足は、10年で691件と少なく、範囲が広いため、差が見えにくくなります。

損切り・利確・リスクリワードは、測っていません

包み足で売買した場合の損益、損切りの置き場所、利確の目標、リスクリワードの数字は、この記事では測っていません。数字のない推奨は、書いていません。

この測定で言えないこと

  • 測った範囲: 3通貨、10年、1時間足・4時間足・日足、直前5本の流れ、2本目の実体が1本目の実体を包む形です。ほかの通貨、ゴールド、株価、ほかの時間足では、数字が変わりえます。
  • 測っていないこと: 時間帯や曜日による違い、サポートラインや移動平均線、RSIなどとの組み合わせ、出来高、売買の損益です。
  • 数え方の違い: 直前の流れの長さ、1本後・5本後・10本後という見方、ヒゲの扱いを変えると、結果は変わりえます。
アドバイス

包み足のあとに逆向きに動かなかった足も、1時間足の5本後で50.3%あったよ。形だけで決めつけないでね。

要点
・包み足(つつみ足)は、2本目の実体が1本目の実体を包む形。1本目が陰線で2本目が陽線なら陽の包み足、反対なら陰の包み足
・3通貨・10年の包み足は、直前5本の流れの条件で、1時間足が17,850件、4時間足が4,336件、日足が691件
・1時間足で5本後に流れと逆向きに動いていたのは49.7%。同じ流れの無作為の足は平均50.5%(範囲49.9〜51.2%)
・4時間足は5本後が49.8%(無作為の範囲48.7〜51.2%)、日足は50.8%(範囲48.9〜55.3%)。ともに範囲の中
・1時間足と4時間足の1本後は、無作為の範囲より低い(47.9%と48.6%)
・大きく包んだ区分ほど逆向きに動く、という並びは出なかった。はらみ足も無作為の足と大きな差はなし
・定義を変えた18個のうち、範囲より低いのは6個、高いのは0個
・測っていないのは、売買の損益、時間帯、ほかの通貨・時間足、ほかの指標との組み合わせ

包み足のよくある質問

包み足とは何ですか?

2本のローソク足でできる形です。2本目の実体が、1本目の実体を包みます。1本目が陰線なら陽の包み足、陽線なら陰の包み足です。

包み足が出たら、必ず流れが変わりますか?

必ずではありません。1時間足の17,849件で、5本後に流れと逆向きに動いていたのは8,879件、動いていなかったのは8,970件でした。

包み足とはらみ足の違いは何ですか?

どちらの実体が大きいかが違います。包み足は2本目が1本目を包み、はらみ足は2本目が1本目の内側に収まります。1時間足の1本後は、包み足が47.9%、はらみ足が50.1%でした。

陽の包み足と陰の包み足で、結果は変わりますか?

1時間足では、大きくは変わりませんでした。5本後は、陽が50.1%、陰が49.4%です。日足は、陰の10本後だけ44.4%で、件数が252件と少なく、無作為の範囲の中でした。

包み足は、何時間足で見るとよいですか?

向き不向きは、測っていません。出た回数は、10年で日足が691件、4時間足が4,336件、1時間足が17,850件と大きく違いました。件数が少ない日足は、結果の範囲が広くなります。

実体を大きく包んだほうが、信頼できますか?

この結果からは、言えません。1時間足の5本後は、包む大きさの4つの区分で49.0〜50.2%と近い値でした。

包み足のまとめ

包み足(つつみ足)は、2本目の実体が1本目の実体を包む形です。Dukascopy のティックから作った足の10年分で、3通貨を直前5本の流れの条件で数えると、1時間足で17,850件、4時間足で4,336件、日足で691件でした。1時間足で5本後に流れと逆向きに動いていた割合は49.7%で、同じ流れの無作為の足の平均50.5%(範囲49.9〜51.2%)より、わずかに低くなりました。4時間足は49.8%、日足は50.8%で、どちらも範囲の中でした。包む大きさ、はらみ足との比較、定義の変更でも、無作為の足より高い数字は見つかっていません。測っていないのは、売買の損益、時間帯、ほかの通貨・時間足、ほかの指標との組み合わせです。

包み足の条件は、数値で書けます。同じ条件を自動で回して確かめたい場合は、EA(自動売買)の記事と、EAの選び方の記事があります。

この記事はFXの取引手法の情報提供で、特定の投資を勧めるものではありません。FXには価格変動のリスクがあり、元本を割り込むことがあります。取引は自己責任で、リスク管理をしたうえで行ってください。

⚠ リスクに関する注意事項

本記事は情報提供を目的としており、特定の金融商品の売買を推奨するものではありません。FX取引はレバレッジ取引の特性上、預託した証拠金以上の損失が生じる可能性があります。取引の際は、ご自身の判断と責任において行ってください。詳しくは特定商取引法に基づく表記をご確認ください。

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シストレ.COM編集部は、FX自動売買(EA)とテクニカル分析を専門とするインターネットメディア「シストレ.COM」の編集チームです。200本以上のEAのフォワードテスト結果を公開し、実際の運用データに基づいた客観的な情報を発信しています。記事の執筆・監修はMetaTrader(MT4/MT5)での実運用経験を持つスタッフが担当。

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