1分足スキャルピングとは|短期取引の値幅・スプレッド・利確と損切りを6通貨ペアで測定

1分足スキャルピング 完全ガイド短期取引戦略

1分足は、1本が1分の足で、1日に最大1,440本できる時間足です。この記事では、Dukascopy のティックから作った足で、USD/JPY・EUR/USD・GBP/USD・EUR/JPY・AUD/JPY・GBP/JPYの2016年1月〜2026年10月を測りました。USD/JPYの1分足1本の値幅(高値−安値)の中央値は1.5pipsで、スプレッド(0.39pips)の3.8倍です。日本時間の6時台は、値幅が0.7pipsに対してスプレッドが1.36pipsに開きます。利確と損切りを同じ3pipsにして無作為に入ると、USD/JPYでは利確に先に届く割合が40%、損切りが57%で、1回あたりの平均は−0.50pipsでした。RSIが30以下で買い・70以上で売った場合も、スプレッドを引くと6通貨ペアすべてで平均はマイナスでした。

目次

1分足スキャルピングとは|1分足1本の値幅とスプレッド

USD/JPYの日本時間2026年10月14日22時から1時間分、1分足60本を並べたローソク足チャート
出典: Dukascopy のティックから作った足(bid)。USD/JPY、日本時間22時0分〜22時59分の60本。陽線は緑・陰線は赤。この1時間の高値と安値の差は11.8pips、1分足1本の値幅の中央値は2.1pips。同じ時間のスプレッドの中央値は0.3pips。

1分足の意味と1日の本数

1分足は、1分ごとに、始値・高値・安値・終値の4つの値を1本のローソク足にしたものです。FXは平日ほぼ24時間動くため、1日に最大1,440本できます。1時間は60本、4時間は240本にあたります。1本の中の値動きは、さらに細かいティック(価格の更新)の集まりです。

1本ごとの動きが小さいぶん、買う価格と売る価格の差であるスプレッドが、1本の値幅に対して大きな割合を占めます。この記事では、その大きさを実際の数字で測りました。

実例|USD/JPYの1時間分

図は、USD/JPYの日本時間2026年10月14日22時から1時間分の1分足60本です。この1時間の高値と安値の差は11.8pipsで、1分足1本の値幅の中央値は2.1pipsでした。同じ時間のスプレッドの中央値は0.3pipsです。1本の動きは数pipsで、上と下に何度も入れ替わっています。

スキャルピングと、この記事の測定条件

スキャルピングは、数秒〜数分で決済して、小さな値幅を何度も取る取引です。1分足スキャルピングは、その判断に1分足を使うやり方です。取引の回数が多くなるため、1回ごとに払うスプレッドが積み重なります。FX会社によっては、スキャルピングを禁止したり、取引の間隔に制限を設けたりしています。口座を開く前に、会社の約款・取引ルールで確認してください。

この記事の測定は、Dukascopy のティックから作った足(bid)です。期間は2016年1月〜2026年10月、6通貨ペアで、1通貨ペアあたり400万〜404万本の1分足(ティックがあった分だけ)を使いました。スプレッドは、ask−bidです。売買の損益は、利確・損切りへの届き方をティック単位で追って測っています(4節と5節)。自社の運用成績ではなく、Dukascopy のデータで測った数字です。

アドバイス

1分足は1日に最大1,440本だよ。USD/JPYは、1本の値幅の中央値が1.5pipsで、スプレッドは0.39pipsだったんだ。

1分足スキャルピングの通貨ペアと業者選び|スプレッドと値幅の倍率

USD/JPY・EUR/USD・GBP/USD・EUR/JPY・AUD/JPY・GBP/JPYの1分足1本のスプレッドと値幅の中央値、倍率、値幅がスプレッド以下の足の割合を並べた表
出典: Dukascopy のティックから作った足(bid)、2016年1月〜2026年10月。1件=ティックのある1分足1本。スプレッドは1本ごとの平均(ask−bid)の中央値、値幅は高値−安値の中央値。倍率=値幅の中央値÷スプレッドの中央値。値幅≦スプレッド=値幅がスプレッド以下の足の割合。

通貨ペアごとのスプレッドと値幅

1分足1本の値幅の中央値は、EUR/USDが1.2pips、USD/JPYが1.5pips、GBP/USDとAUD/JPYが1.6pips、EUR/JPYが2.0pips、GBP/JPYが2.7pipsでした。スプレッドの中央値は、EUR/USDが0.30pipsと最も狭く、USD/JPYが0.39pips、AUD/JPYが0.72pips、EUR/JPYが0.74pips、GBP/USDが0.87pips、GBP/JPYが1.71pipsと続きます。

値幅の中央値をスプレッドの中央値で割った倍率は、EUR/USDが4.0倍、USD/JPYが3.8倍、EUR/JPYが2.7倍、AUD/JPYが2.2倍、GBP/USDが1.8倍、GBP/JPYが1.6倍です。値幅がスプレッド以下の足の割合は、EUR/USDが12%、USD/JPYが11%で、GBP/USDが27%、GBP/JPYが29%でした。どの通貨ペアでも、1分足1本の値幅はスプレッドの数倍にとどまります。

このスプレッドは Dukascopy のものです。FX会社のスプレッドは、会社や口座の種類、時間帯で違います。実際に使う口座の数字に置き換えて考えてください。

業者選びで確かめること

1分足スキャルピングの業者選びで確かめる点は3つあります。1つめはスプレッドで、1回の売買で払うコストです。固定か変動か、広がる時間帯があるかを見ます。2つめは約定で、注文を出してから成立するまでの遅れや、注文と違う価格で成立するスリッページです。ティックの記録からは測れないため、この記事では測っていません。会社の公開している実績や、少額で試した自分の記録で確かめます。3つめはスキャルピングの扱いで、禁止や取引間隔の制限がないかを、約款・取引ルールで確認します。

会社ごとの取引条件は、FX会社の一覧ページにまとめています。

アドバイス

スプレッドの中央値は、EUR/USDが0.30pips、GBP/JPYが1.71pipsだったよ。通貨ペアで5倍以上の差があるんだ。

1分足スキャルピングの時間帯|日本時間で値幅とスプレッドが変わる

USD/JPYの1分足の値幅とスプレッドの中央値を、日本時間の0時から23時まで1時間ごとに並べた棒グラフ
出典: Dukascopy のティックから作った足(bid)、2016年1月〜2026年10月。USD/JPY。各時刻の足は157,385〜168,795本。横軸は日本時間(JST)の時刻で、その時刻の60本を合わせた。夏時間・冬時間でロンドンやニューヨークの開く時刻が1時間ずれるが、ずらさずに集計した。

USD/JPYの時刻別の値幅とスプレッド

USD/JPYの1分足を、日本時間の時刻ごとに集めると、値幅の中央値は23時台が2.5pips、22時台が2.3pips、0時台が2.1pips、9時台が2.0pipsと大きく、6時台は0.7pips、7時台は0.8pipsと小さくなりました。

スプレッドの中央値は、6時台が1.36pips、7時台が0.86pipsで、ほかの22時間は0.32〜0.51pipsでした。6時台は、値幅の中央値(0.7pips)がスプレッドの中央値の半分ほどで、倍率は0.5倍です。23時台は7.6倍でした。朝6時台はスプレッドが開く点を、売買の時間を決めるときの材料にできます。

4つの時間帯と通貨ペアの比較

6つの通貨ペアの1分足の値幅の中央値とスプレッドの倍率を、日本時間の4つの時間帯ごとに並べた表
出典: Dukascopy のティックから作った足(bid)、2016年1月〜2026年10月。1件=ティックのある1分足1本。上段は値幅の中央値(pips)、下段は値幅の中央値がスプレッドの中央値の何倍か。時間帯は日本時間(JST)。

日本時間を9〜15時、16〜20時、21時〜翌2時、3〜8時の4つに分けて、6通貨ペアを比べました。3〜8時は、6通貨ペアすべてで値幅の中央値が4つの中で最も小さく、スプレッドに対する倍率も最も低くなっています(USD/JPYは1.0pipsで1.9倍、GBP/USDは1.0pipsで1.0倍、GBP/JPYは1.8pipsで0.9倍)。21時〜翌2時は、6通貨ペアすべてで値幅の中央値も倍率も最も大きくなりました(USD/JPYは1.9pipsで5.6倍、EUR/USDは1.8pipsで6.8倍)。

値幅がスプレッド以下の足の割合は、USD/JPYの3〜8時が32%で、ほかの3つの時間帯は3〜7%でした。GBP/JPYの3〜8時は60%です。

ここでの区切りは、日本時間の時刻で決めた目安です。夏時間と冬時間でロンドンやニューヨークの取引の始まる時刻が1時間動くため、年の前半と後半で値幅の山の位置はずれます。市場ごとの取引時間は、ロンドン市場とニューヨーク市場の記事にまとめています。

アドバイス

朝6時台は、値幅が0.7pipsなのに、スプレッドは1.36pipsまで開くよ。時間帯で数字がこれだけ違うんだね。

1分足スキャルピングの利確と損切り|先に届く割合と決着までの時間

USD/JPYで利確と損切りを1・2・3・5pipsの同じ幅や3・5、3・10pipsに置いたとき、60分以内に先に届いた割合を並べた横棒グラフ
出典: Dukascopy のティックから作った足(bid)、2016年1月〜2026年10月。USD/JPY。1件=UTCの毎時0・5・10…分の最初のティックで、買いと売りの両方向に入った場合。1,589,938件。60分以内に利確にも損切りにも届かなかった件は、60分後の価格で決済した。買いはask、売りはbidで入り、反対側の価格で決済。

測り方

利確と損切りを置いて入ったとき、どちらに先に届くかを、ティック単位で追いました。入るのは、UTCの毎時0分・5分・10分…の最初のティックで、買いと売りの両方向を数えています。買いはaskで入ってbidで決済、売りはbidで入ってaskで決済すると見なし、入った価格から利確か損切りの幅に先に届いたほうを数えました。60分以内にどちらにも届かなければ、60分後の価格で決済します。ティックが10分以上途切れる区間(週末など)にかかる入りは除きました。USD/JPYは、79万4,969回の入りを買いと売りの両方向で数えた1,589,938件です。

利確と損切りに先に届く割合

利確と損切りを同じ幅にしても、利確に先に届く割合は50%に届きませんでした。USD/JPYは、1pips同士で利確30%・損切り70%、2pips同士で38%・61%、3pips同士で40%・57%(どちらにも届かず3%)、5pips同士で38%・49%(届かず13%)です。買いはaskで入り、決済側のbidはスプレッド分だけ下から始まるため、入った直後から損切り側に近い位置にいます。

利確を3pips、損切りを10pipsにすると、利確に先に届いた割合は62%、損切りは20%、届かずが18%でした。届く割合が高くても、利確と損切りの幅が違うため、1回あたりの損益は別に見る必要があります(次の節)。GBP/JPYは、スプレッドの中央値が1.7pipsあるため、損切り1pipsには入った直後に届き、利確1pipsに先に届いた割合は1%でした。

決着までの時間

USD/JPYで利確と損切りを同じ幅に置いたとき、入ってから決着するまでの時間の累積割合を、1・2・3・5pipsの4本の線で比べたグラフ
出典: Dukascopy のティックから作った足(bid)、2016年1月〜2026年10月。USD/JPY。1件=UTCの毎時0・5・10…分の最初のティックで入った買いまたは売り(1,589,938件)。縦軸は、その分数までに利確か損切りのどちらかに届いた件の割合。60分で届かなかった件は含まない。利確と損切りは同じ幅。

決着までの時間の中央値は、USD/JPYで利確・損切り1pipsが0.4分(約22秒)、2pipsが1.8分、3pipsが4.2分、5pipsが9.8分でした。1分以内に決着した割合は、1pipsが71%、2pipsが36%、3pipsが19%、5pipsが7%です。5分以内は95%・73%・53%・27%、15分以内は99%・92%・80%・55%でした。60分たっても決着しなかったのは、3pipsで3%、5pipsで13%です。

1分足を1本ずつ見て判断する場合、1pipsの幅でも決着まで中央値で20秒以上かかり、5pipsなら10分近く、つまり1分足10本ほどの間、持つことになります。

アドバイス

利確3pips・損切り3pipsで入ると、USD/JPYは利確に先に届いたのが40%、損切りが57%だったよ。

1分足スキャルピングの期待値|無作為に入るとスプレッド分だけ負ける

6つの通貨ペアで、利確・損切りを1pips・3pips・5pipsの同じ幅にして無作為に入った場合の、1回あたりの平均損益を並べたドットグラフ
出典: Dukascopy のティックから作った足(bid)、2016年1月〜2026年10月。1件=UTCの毎時0・5・10…分の最初のティックで入った買いまたは売り。各通貨ペアで158〜160万件。60分以内に決着しない件は60分後に決済。点は平均、横線は日ごとにまとめて取り直した5〜95%の範囲。

無作為に入ると平均はマイナス

前の節と同じ入り方(UTCの毎時0・5・10…分の最初のティックで、買いと売りの両方向)で、1回あたりの平均損益を6通貨ペアで測りました。入る方向を選んでいないため、手法の良し悪しは入らず、取引のコストだけが現れます。結果は、6通貨ペア・すべての幅の組み合わせで、平均がマイナスでした。

利確と損切りを1pips同士にした場合の平均は、EUR/USDが−0.31pips、USD/JPYが−0.39pips、AUD/JPYが−0.67pips、EUR/JPYが−0.69pips、GBP/USDが−0.76pips、GBP/JPYが−0.98pipsでした。幅を広げると、赤字はやや大きくなります。USD/JPYは、1pips同士が−0.39pips、3pips同士が−0.50pips、5pips同士が−0.56pipsです。5pips同士の平均は、EUR/USDの−0.41pipsから、GBP/JPYの−1.93pipsまで開きました。

日ごとにまとめて取り直した5〜95%の範囲は、平均の前後0.02pips以内で、プラスになる組み合わせはありませんでした。無作為に入って赤字になるのは、スプレッドを払うためです。手法でこの赤字を上回るには、入った後の値動きに偏りが必要です。次の節で、RSIの逆張りに偏りがあるかを測ります。

アドバイス

無作為に入ったときの平均は、USD/JPYの3pips同士で−0.50pipsだよ。6通貨ペアとも、全部マイナスだったんだ。

1分足スキャルピングとRSI|逆張りをスプレッド込みで測る

6つの通貨ペアで、RSIが30以下で買い・70以上で売って5分後に決済した場合の、スプレッドを引いた1回あたり平均損益を並べた表
出典: Dukascopy のティックから作った足(bid)、2016年1月〜2026年10月。RSI(14・Wilder)を1分足の終値で測り、30以下で買い・70以上で売りに入って5分後に決済したと見なした場合の1回あたり平均損益(pips)。スプレッドの中央値を引いた後の値。1件=条件を満たした1分足1本で、各条件145,532〜175,838件。

RSIの逆張りの測り方

RSIは、一定期間の上昇幅と下落幅から、買われすぎ・売られすぎを0〜100で表す指標です。1分足でよく使われる逆張りとして、RSI(14、Wilder)が30以下になった足の終値で買い、70以上になった足の終値で売り、5分後の終値で決済したと見なして測りました。買いはask、売りはbidで入るため、スプレッドの中央値を引いています。直前14本と直後5本の1分足がすべて続いている足だけを数え、1件=条件を満たした1分足1本です。RSIが30以下の状態が続くと、連続する足が数えられ、件数は重なります。

スプレッドを引くと平均はマイナス

USD/JPYで、RSIが30以下になった足の5分後は、上がっていた割合が54.7%で、全体の49.5%より高くなりました。70以上になった足は、下がっていた割合が53.3%で、全体の48.2%より高くなっています。向きは、逆張りの側に傾いていました。ただし、平均の動きは、30以下で買った場合が+0.13pips、70以上で売った場合が+0.12pipsと小さく、スプレッドの中央値(0.40pips)を引くと、−0.44pipsと−0.38pipsになりました。

6通貨ペアすべてで、買いも売りも、スプレッドを引いた後の平均はマイナスでした。マイナスの幅は、EUR/USDの70以上で売った場合の−0.19pipsから、GBP/JPYの30以下で買った場合の−1.78pipsまでです。日ごとにまとめて取り直した5〜95%の範囲も、すべてマイナスの側に収まりました。RSIが極端な値になった後に逆へ戻る傾向は見えましたが、スプレッドを超える大きさではありませんでした。

測ったのは、RSI(14)の逆張りを5分後に決済する1つのルールだけです。RSIの設定を変えた場合や、MACD・移動平均線との組み合わせは測っていません。RSIの使い方はRSIの記事、MACDの使い方はMACDの記事、移動平均線の使い方は移動平均線の記事にあります。

アドバイス

USD/JPYでRSIが30以下になった5分後は、54.7%で上がっていたよ。でもスプレッド0.40pipsを引くと、平均は−0.44pipsだったんだ。

要点
・1分足は1日に最大1,440本。USD/JPYの1本の値幅の中央値は1.5pips、スプレッドは0.39pipsで、3.8倍
・6通貨ペアで、値幅がスプレッド以下の1分足は11〜29%
・USD/JPYの日本時間6時台は、値幅0.7pipsに対してスプレッドが1.36pips。値幅の倍率が最も大きいのは、6通貨ペアすべてで21時〜翌2時
・USD/JPYで利確・損切り3pips同士に入ると、利確に先に届いたのは40%、損切りは57%。決着までの中央値は4.2分
・無作為に入った場合の平均は、6通貨ペア・すべての幅でマイナス(USD/JPYの3pips同士は−0.50pips)
・RSIが30以下で買い・70以上で売って5分後に決済した場合も、スプレッドを引くと6通貨ペアすべてで平均はマイナス
・測っていないのは、約定の遅れやスリッページ、RSI以外の手法の損益、実際のFX会社のスプレッド

1分足スキャルピングのよくある質問

1分足スキャルピングとは何ですか?

1分足を見て、数秒〜数分で決済する取引です。USD/JPYの1分足1本の値幅の中央値は1.5pipsで、スプレッドの0.39pipsの3.8倍でした。

1分足スキャルピングは、何pips狙うのがよいですか?

狙う幅の良し悪しは測っていません。測ったのは、同じ幅の利確と損切りに先に届く割合です。USD/JPYの1pips同士は、利確30%・損切り70%で決着までの中央値は約22秒、5pips同士は利確38%・損切り49%で中央値は9.8分でした。

日本時間の何時に値動きが大きくなりますか?

USD/JPYの1分足の値幅は、23時台が2.5pipsで最も大きく、6時台が0.7pipsで最も小さくなりました。6時台はスプレッドも1.36pipsに開きます。

1分足スキャルピングは、どの通貨ペアで見るとよいですか?

向き不向きは測っていません。スプレッドの中央値は、EUR/USDの0.30pipsからGBP/JPYの1.71pipsまで、値幅がスプレッドの何倍かは、EUR/USDの4.0倍からGBP/JPYの1.6倍まで違いました。

RSIの逆張りは、1分足で通用しますか?

今回の測定では、プラスになりませんでした。RSIが30以下で買い・70以上で売って5分後に決済したと見なすと、スプレッドを引いた後の平均は6通貨ペアすべてでマイナスで、USD/JPYは−0.44pipsと−0.38pipsでした。

FX会社によって、スキャルピングが禁止されていることはありますか?

会社によって、禁止や制限が定められている場合があります。取引の間隔や注文の回数に制限を設けている会社もあります。口座を開く前に、各社の約款・取引ルールで確認してください。

1分足スキャルピングのまとめ

1分足は、1本が1分で、1日に最大1,440本できる時間足です。Dukascopy のティックから作った足の2016年1月〜2026年10月、6通貨ペアで、USD/JPYの1分足1本の値幅の中央値は1.5pipsで、スプレッドの3.8倍でした。日本時間の6時台は、値幅0.7pipsに対してスプレッドが1.36pipsに開きます。USD/JPYで利確・損切りを3pips同士にして無作為に入ると、先に届いたのは利確が40%、損切りが57%、1回あたりの平均は−0.50pipsです。RSIの逆張りも、スプレッドを引くと6通貨ペアすべてで平均はマイナスです。測っていないのは、約定の遅れやスリッページ、RSI以外の手法の損益、実際のFX会社のスプレッドです。

スプレッドや時間帯の条件は、数値で書けます。同じ条件を自動で回して確かめたい場合は、EA(自動売買)の記事と、EAの選び方の記事があります。

この記事はFXの取引手法の情報提供で、特定の投資を勧めるものではありません。FXには価格変動のリスクがあり、元本を割り込むことがあります。取引は自己責任で、リスク管理をしたうえで行ってください。

⚠ リスクに関する注意事項

本記事は情報提供を目的としており、特定の金融商品の売買を推奨するものではありません。FX取引はレバレッジ取引の特性上、預託した証拠金以上の損失が生じる可能性があります。取引の際は、ご自身の判断と責任において行ってください。詳しくは特定商取引法に基づく表記をご確認ください。

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この記事を書いた人

シストレ.COM編集部は、FX自動売買(EA)とテクニカル分析を専門とするインターネットメディア「シストレ.COM」の編集チームです。200本以上のEAのフォワードテスト結果を公開し、実際の運用データに基づいた客観的な情報を発信しています。記事の執筆・監修はMetaTrader(MT4/MT5)での実運用経験を持つスタッフが担当。

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