
ニューヨーク時間の日本時間:夏は21時〜6時、冬は22時〜7時

ニューヨーク時間は、米東部時間の8〜17時とします。これはこの記事の区切りで、公式な定義ではありません。米東部時間は、夏時間のあいだは日本時間より13時間遅く、冬時間のあいだは14時間遅いので、夏は21時〜翌6時、冬は22時〜翌7時になります。ロンドンの8〜17時は、夏が16時〜翌1時、冬が17時〜翌2時です。2つが重なる時間は、夏が21時〜翌1時、冬が22時〜翌2時で、約4時間です。
ニューヨーク証券取引所の通常取引は、米東部の9時30分〜16時です(NYSE)。日本時間では、夏が22時30分〜翌5時、冬が23時30分〜翌6時になります。
米国と英国の夏時間の切り替え日

米国の夏時間は、3月の第2日曜から11月の第1日曜までです(NIST)。英国は、3月の最終日曜から10月の最終日曜までです(GOV.UK)。日本は夏時間がありません。
米国だけが夏時間の期間は、ロンドンとの時差が4時間になります。2026年は、3月8日〜3月28日と、10月25日〜10月31日がその期間です。この間は、ニューヨーク時間は夏の時刻(日本時間21時〜翌6時)、ロンドンは冬の時刻(17時〜翌2時)で、重なりは5時間になります。この記事の日本時間の図と5分ごとの図は、この期間を除いています。
アドバイス日本時間で見ると、夏と冬で1時間ずれるんだ。切り替えの週は、表で日付を確かめてね。
ニューヨーク時間の値幅が出る日本時間:夏は23時台、冬は0時台

日本時間の1時間ごとに、その1時間の値幅が、1日の値幅の合計の何%にあたるかを、3通貨の平均で出しました。夏(米英とも夏時間の1,530日)は、21時台が7.0%、22時台が6.6%、23時台が7.3%でした。冬(米英とも冬時間の895日)は、22時台が6.6%、23時台が6.4%、0時台が7.3%でした。1日の値幅が24時間に均等に分かれるなら、1時間あたり4.2%です。
最大の時間帯は、夏が23時台、冬が0時台で、どちらも米東部の10時台です。ただし、通貨別に見ると、夏のUSD/JPYだけは、21時台(米東部の8時台)が最大でした。
測り方
- データ:Dukascopyのティックから作った足(中値・UTC)。2016年1月〜2025年12月の、USD/JPY・EUR/USD・GBP/USDです。
- 1時間の値幅:その1時間の1分足の最高値から最安値を引いた値(pips)です。
- 1日:米東部の17時から翌17時で、2,595日です。足が20時間分に満たない日は除きます。
- 除いたもの:米英の時差が4時間になる期間の170日は、日本時間と5分ごとの図から除きました。スプレッドは使わない中値です。
アドバイス値幅が一番大きいのは、夏は23時台、冬は0時台だったよ。どちらも米東部の10時台なんだ。
ニューヨーク時間の値幅:1日の値幅の時間帯別の割合

1日を、ニューヨーク時間(米東部8〜17時)とロンドン時間(ロンドン8〜17時)の重なり方で、4つに分けました。「重なり」は両方に入る時間で、1日あたり約4.1時間、「ニューヨークのみ」と「ロンドンのみ」は、1日あたり約4.9時間です。「どちらでもない」は、約10時間で、アジア時間を含みます。
ニューヨーク時間(重なりとニューヨークのみ)が、1日の値幅に占める割合は、USD/JPYが41.1%、EUR/USDが45.2%、GBP/USDが43.6%でした。9時間が均等なら37.5%です。内訳を見ると、重なりが24.5%・27.6%・26.6%で、時間の長さから見た均等な割合(約17%)を上回りました。一方、ニューヨークのみは16.6%・17.6%・17.0%で、均等な割合(約20.5%)を下回りました。
ロンドン時間との比較
ロンドン時間(重なりとロンドンのみ)が占める割合は、USD/JPYが45.2%、EUR/USDが53.2%、GBP/USDが54.2%でした。3通貨とも、ニューヨーク時間より大きい値です。ニューヨーク時間の値幅は、ロンドンと重なる前半に集まっています。
アドバイスニューヨーク時間の値幅の多くは、ロンドンと重なる前半にあるんだ。後半だけの時間は、均等な割合より少なかったよ。
ニューヨーク時間とロンドン時間が重なる時間の値幅

1時間あたりの値幅の平均は、重なりの時間が、USD/JPYで26.3 pips、EUR/USDで23.0 pips、GBP/USDで30.7 pipsでした。ニューヨークのみの時間は、14.4・12.2・16.4 pipsで、重なりは、ニューヨークのみの約1.8〜1.9倍です。ロンドンのみは、18.3・17.4・26.3 pipsでした。
通貨ペアごとの違い
USD/JPYの「どちらでもない」は17.1 pipsで、ニューヨークのみの14.4 pipsより大きい値です。この区分には東京の時間が入ります。通貨ペアによって値幅の大きさが違うので、比べるときは、同じ通貨ペアの中で見ます。ロンドン時間の特徴は、ロンドン市場の記事にまとめています。

アドバイス重なりの1時間は、ニューヨークだけの1時間の約1.8〜1.9倍の値幅だったよ。値幅は、ロンドンと重なる前半に集まっていたよ。
ニューヨーク時間の経済指標:8時30分の値幅

米国の雇用統計は、米東部の8時30分に公表されます(米労働省労働統計局)。日本時間では、夏が21時30分、冬が22時30分です。5分ごとの値幅の平均を見ると、8:30からの5分が最も大きく、USD/JPYが14.4 pips、EUR/USDが11.2 pips、GBP/USDが13.1 pipsでした。6〜17時の5分ごとの平均値の中央値は、4.5・4.2・6.3 pipsです。
この平均は、すべての日の平均で、8:30に別の指標が出る日も含みます。雇用統計の日だけを取り出した値は、次の節で示します。指標そのものの見方は、FX経済指標の見方の記事、CPI、GDP、FOMCの記事にまとめています。
雇用統計の日の値幅

雇用統計は、調査対象の週(12日を含む週)の終わりから3回目の金曜日に公表されるのが通例です(米労働省労働統計局)。この規則から、2016〜2025年の公表日を計算して、110日を使いました。祝日などで日付が動く月は、実際の公表日と合わない場合があります。米英の時差が4時間の週にあたる10日は除いています。
8:30〜8:45の15分の値幅の中央値は、雇用統計の日が、USD/JPYで41.3 pips、EUR/USDで42.3 pips、GBP/USDで41.5 pipsでした。それ以外の日は、11.6・10.5・13.8 pipsで、雇用統計の日は約3〜4倍です。「それ以外の日」には、8:30に別の指標が出る日も含まれます。雇用統計の影響は、雇用統計の記事で解説しています。

アドバイス雇用統計の日の8時30分からの15分は、ふだんの3〜4倍の値幅だったよ。指標の前後は、値幅が大きいと考えて準備しよう。
ニューヨーク時間のオプションカット:日本時間は夏23時・冬0時

ニューヨークカットは、為替オプションの満期の時刻で、米東部の10時です(CME)。日本時間では、夏が23時、冬が0時になります。表のほかの時刻は、同じ規則で日本時間に直したものです。
10時前後の5分ごとの値幅
先の5分ごとの値幅の図では、10:00からの5分が、USD/JPYで11.4 pips、EUR/USDで9.1 pips、GBP/USDで11.3 pipsで、直前の9:55からの5分(7.0・6.3・8.4 pips)より大きくなりました。ただし、米東部の10時には、ほかの指標が出る日もあり、この値幅がオプションカットによるものかは、この記事では切り分けていません。
アドバイスニューヨークカットは、米東部の10時だよ。日本時間は、夏が23時で、冬が0時になるんだ。
ニューヨーク時間のロンドンフィックス前後の値幅

ロンドンフィックスは、ロンドン時間16時(米東部の11時)の、為替の基準レートです。日本時間では、夏が0時、冬が1時にあたり、ニューヨーク時間とロンドン時間の重なりの終わりごろです。基準レートの計算の窓は、2015年に1分から5分に広げられました(BIS)。仕組みと影響は、ロンドンフィキシングの記事にまとめています。
月末の営業日の値幅
ロンドン16時の前後5分(15:55〜16:05)の値幅を、ロンドン8〜17時の同じ長さの10分間の値幅の平均で割った比を、日ごとに出しました。比の中央値は、各月の最後の営業日(120日)が、USD/JPYで1.26、EUR/USDで1.24、GBP/USDで1.28でした。月末以外の日は、1.00・0.98・0.96で、ほぼ1です。比が1を超えた日の割合は、月末の営業日が78.3%・70.0%・70.8%、それ以外が50.6%・47.1%・45.1%でした。
月末の営業日は、フィックス前後の値幅が、ほかの10分間より大きい日が多くなっています。理由は、この記事では測っていません。

アドバイス月末の営業日は、ロンドン16時の前後が大きく動く日が多かったよ。理由は測っていないから、日付を見て備えようね。
ニューヨーク時間はロンドン時間と同じ向きに動くか

ロンドン8時の始値から米東部8時の始値までの動きの向きと、米東部8時の始値から16時59分の終値までの動きの向きが、同じだった日の割合を数えました。全日では、USD/JPYが49.8%(2,586日)、EUR/USDが49.9%(2,591日)、GBP/USDが49.3%(2,592日)で、どれも約50%です。
ロンドンの動きの大きさで日を3等分すると、同じ向きの割合は、小さい日が47.4%・50.8%・48.0%、中くらいの日が52.3%・49.9%・47.8%、大きい日が49.6%・49.2%・52.0%でした(順に、USD/JPY・EUR/USD・GBP/USD)。各区分は約860日で、50%のときに95%がおさまる幅は、約±3.3ポイントです。9つの点は、すべてこの幅の中でした。ロンドンの動きの中央値は、小さい日が4.0〜6.9 pips、大きい日が33.4〜51.7 pipsです。
ニューヨーク時間の前半と後半
米東部の8〜12時の動きだけで見ても、12〜17時の動きだけで見ても、同じ向きの割合は、48.9〜51.8%でした。EUR/USDの12時以降の51.8%は、全日の幅(約±1.9ポイント)の上端に近い値ですが、ほかの値は幅の中です。この記事の範囲では、ロンドンの流れが続く、または逆になるという偏りは確認できませんでした。
アドバイスロンドンと同じ向きになった日は、どの通貨も約50%だったよ。流れが続くとは言えなかったんだ。
ニューヨーク時間の曜日別の値幅

米東部8〜17時の9本の1時間の値幅の合計を、曜日ごとに平均し、5曜日の平均を100とした指数にしました。月曜は、USD/JPYが82、EUR/USDが83、GBP/USDが86で、5曜日の中で最も小さい値でした。火曜は95〜98、水曜は108・107・107でした。
水曜から金曜の値幅
木曜は、USD/JPYが107、EUR/USDが111、GBP/USDが106で、金曜は107・105・104でした。水〜金曜は、3通貨とも104〜111で、大きな差は見られません。各曜日は約520日です。月曜が小さい理由は、この記事では測っていません。
アドバイスニューヨーク時間の値幅は、月曜が小さくて、水曜から金曜が大きかったよ。理由は測っていないんだ。
ニューヨーク時間のリスク管理:指標の直後・損切り・取引量

図は、雇用統計の公表日(規則から計算した日)のうち、8:30〜8:45の15分の値幅が中央値に最も近い、2019年12月6日のUSD/JPYの1分足です。8:29の足の値幅は1.8 pipsでしたが、8:30の足は、始値108.541から終値108.771へ約23 pips動き、足の値幅は約33 pipsでした。8:30〜8:45の15分の値幅は41.05 pipsで、110日の中央値(41.3 pips)とほぼ同じです。
指標の直後は、1本の足で、損切り幅を超える動きが出ることがあります。この記事では、スリッページ(注文した価格と、実際に約定した価格のずれ)は測っていません。指標の直前後に持つか、決済するかは、入る前のルールに入れておきます。
損失の上限から取引量を決める

取引量は、損失の上限を、損切り幅の損失(1万通貨あたり)で割って決めます。USD/JPYは、1万通貨で1 pipsが100円なので、損切りが30 pipsなら、1万通貨あたり3,000円の損失です。口座が100万円で、損失の上限を1%(1万円)に置くと、取引量は約3.3万通貨になります。損失の上限の割合は、口座の1〜2%に置く考え方がありますが、この記事では、その割合が良いかは測っていません。
ポジションを複数持つときは、損切りに届いたときの損失を合計で見ます。証拠金が足りなくなったときの強制決済も、取引量と合わせて確認します。
アドバイス指標の直後は、1本の足でも大きく動くよ。損失の上限から取引量を決める計算は、表のとおりだよ。
要点
・ニューヨーク時間(この記事では米東部の8〜17時)は、日本時間で夏が21時〜翌6時、冬が22時〜翌7時です
・実測(3通貨・2,595日・2016〜2025年)で、ニューヨーク時間が1日の値幅に占める割合は41〜45%、最大の時間帯は夏が日本時間の23時台、冬が0時台でした
・1時間あたりの値幅は、ロンドン時間と重なる時間が、ニューヨークだけの時間の約1.8〜1.9倍でした
・8:30からの15分の値幅の中央値は、雇用統計の日が41〜42 pipsで、それ以外の日(10〜14 pips)の約3〜4倍でした
・ロンドンと同じ向きに動いた日の割合は、3通貨とも約50%で、はっきりした偏りは見られませんでした
・ゴールド・原油・クロス円、スリッページ、月末のフィックスの理由、曜日の差の理由は測っていません。数字は、売買の成績や将来を約束するものではありません
ニューヨーク時間のよくある質問
ニューヨーク時間は、日本時間の何時から何時ですか?
この記事では、米東部の8〜17時で、夏は21時〜翌6時、冬は22時〜翌7時です。米国の夏時間は、3月の第2日曜から11月の第1日曜までです。ニューヨーク証券取引所の通常取引(米東部の9時30分〜16時)は、日本時間で夏が22時30分〜翌5時、冬が23時30分〜翌6時です。
ニューヨーク時間で、値幅が大きいのは何時ですか?
3通貨の平均では、夏が日本時間の23時台、冬が0時台です。どちらも米東部の10時台で、1日の値幅の合計の約7.3%でした。ただし、夏のUSD/JPYだけは、日本時間の21時台(米東部の8時台)が最大でした。
ニューヨークオプションカットは、日本時間の何時ですか?
夏が23時、冬が0時です。米東部の10時にあたります。10:00からの5分の値幅は、直前の5分より大きい値でしたが、ほかの指標と重なる日もあり、オプションカットだけの影響は、この記事では切り分けていません。
ニューヨーク時間は、ロンドン時間と同じ向きに動きますか?
この記事の範囲では、はっきりした偏りは見られませんでした。ロンドン8時から米東部8時までの向きと、米東部8〜17時の向きが同じだった日の割合は、3通貨とも約50%(49.3〜49.9%)でした。ロンドンの動きの大きさで3等分しても、どれも偶然の範囲(約±3.3ポイント)の中でした。
雇用統計の日は、値幅がどれくらい大きくなりますか?
8:30からの15分の値幅の中央値は、41〜42 pipsで、それ以外の日の約3〜4倍でした。公表日は発表の規則から計算した110日で、実際の公表日と合わない月がありえます。「それ以外の日」には、8:30に別の指標が出る日も含みます。
ゴールドやクロス円も、同じ時間に値幅が大きくなりますか?
この記事では測っていません。実測したのは、USD/JPY・EUR/USD・GBP/USDの3通貨です。ゴールド・原油・クロス円の時間帯別の値幅は、別に測る必要があります。
ニューヨーク時間のまとめ
ニューヨーク時間(米東部の8〜17時)は、日本時間で夏が21時〜翌6時、冬が22時〜翌7時です。3通貨・2016〜2025年の実測では、ニューヨーク時間が1日の値幅に占める割合は41〜45%で、値幅が最大の時間帯は、夏が日本時間の23時台、冬が0時台でした。ロンドン時間と重なる時間の1時間あたりの値幅は、ニューヨークだけの時間の約1.8〜1.9倍で、8:30からの15分の値幅は、雇用統計の日が、それ以外の日の約3〜4倍でした。ロンドンと同じ向きに動いた日の割合は、約50%でした。ゴールド・原油・クロス円、スリッページ、月末のフィックスの理由は測っていません。この記事の数字は、売買の成績や将来を約束するものではありません。
⚠ リスクに関する注意事項
本記事は情報提供を目的としており、特定の金融商品の売買を推奨するものではありません。FX取引はレバレッジ取引の特性上、預託した証拠金以上の損失が生じる可能性があります。取引の際は、ご自身の判断と責任において行ってください。詳しくは特定商取引法に基づく表記をご確認ください。













