
MT4/MT5のグリッドを消す方法|プロパティで「グリッドの表示」を外す

MT4のグリッドを消す手順
MT4では、チャートのメニューの「プロパティ」を選ぶか、チャート上で右クリックして「プロパティ」を選ぶか、F8 を押します。この3つは、MetaQuotes のMT4公式ヘルプに書かれた開き方です。開いた画面の「全般」タブにある「グリッドの表示」のチェックを外し、「OK」を押すと、グリッドが消えます。表示を戻すときは、同じ場所にチェックを入れます。

この画面では、右下の列に「グリッドの表示」があり、チェックが入っています。同じ列に、「四本値表示」「出来高の表示」などのチェックも並んでいます。

外したあとは、縦横の点線がなくなり、緑のラインと、右の価格の数字、下の時間の数字だけが残ります。
MT5のグリッドを消す手順
MT5も、「チャート」メニューか、チャートの右クリックメニューの「プロパティ」から設定画面を開きます。MT5公式ヘルプでは、設定画面に Common・Show・Colors の3つのタブがあり、「Show grid」は Show タブにあります。日本語版のMT5で、このタブと項目がどう表示されるかは、この記事では確かめていません。お使いの画面で、グリッドに当たる項目を探してください。

線の色を変えるときは、MT4が「色の設定」タブ、MT5が Colors タブの Grid です。MT4の公式ヘルプは、Grid を「グリッドの色」と説明しています。
アドバイスMT4は「全般」タブの「グリッドの表示」を外すだけだよ。MT5は英語版だと Show タブの Show grid だね。
MT4/MT5のグリッドのショートカットキー|Ctrl+G と F8 の使い分け

Ctrl+G でグリッドを切り替える
Ctrl+G は、MT4でもMT5でも、公式ヘルプに「グリッドの表示と非表示を切り替える」キーとして載っています。MT4の実画面でも、チャートメニューの「グリッド (G)」の横に Ctrl+G が書かれています。プロパティを開かずに切り替えられるので、グリッドを出したり消したりして見比べたいときに向いています。
F8 とそのほかのキー
F8 は、チャートの設定画面(プロパティ)を開くキーです。グリッドの色を変えるなど、チェック以外の設定も触るときに使います。ほかに、Ctrl+L が出来高の表示と非表示、Ctrl+I が表示中のインディケータの一覧、Alt+1・2・3 がバー・ローソク足・ラインへの切り替えです。どれも、MT4とMT5の公式ヘルプに載っています。
アドバイスCtrl+G で消して、F8 で細かい設定を開くと覚えておくと早いよ。
MT4/MT5のグリッドの有無で見え方を比べる|消す・薄くする

同じ48本を3通りで並べる
2025年5月21日6時(日本時間)からのUSD/JPY 1時間足48本を、グリッドが濃い点線、なし、薄い灰色の線の3通りで並べました。足は同じで、変えたのはグリッドの線だけです。濃い点線では、足と重なる位置にも線が入ります。なしでは、足の形だけが残り、薄い灰色では線が足の後ろに控えめに見えます。
消さずに薄くする方法
色だけを変えるなら、MT4は「色の設定」タブ、MT5は Colors タブの Grid で選びます。消すか、薄くするかで、どちらが見やすいかは測っていません。図で見比べて、自分の画面に合うほうを選んでください。
アドバイス足は同じで、グリッドだけ変えた3枚だよ。薄い灰色なら、線が足の邪魔になりにくいね。
MT4/MT5のグリッドと定型チャート|消した設定を新しいチャートにも使う

定型チャートの保存先と標準の扱い
定型チャートは、TPL ファイルとして保存されます。保存先は、MT4が /TEMPLATES フォルダ、MT5が MQL5 の中の Profiles の、さらに中の Templates フォルダです(MT4公式ヘルプ、MT5公式ヘルプ)。標準の定型チャートは、MT4が DEFAULT.TPL、MT5が default.tpl で、新しいチャートを開いたときに自動で適用されます。
MT4の標準の定型チャートは消せるか
MT4の公式ヘルプには、DEFAULT.TPL は削除できないと書かれています。また、あとからチャートのプロパティで内容を変えられるとも書かれています。すでに開いているチャートには、メニューの「定型チャート」から選んで適用します。
アドバイス新しいチャートには標準の定型チャートが自動で使われるよ。
MT4/MT5のグリッドときりのよい価格|高値と安値が帯に入る割合を数えた結果

帯に入った高値と安値の数え方
グリッドの線は、きりのよい価格に引かれるとは限りません。上のMT4の実画面では、右の価格の数字が154.545、154.880、155.215のように、約0.335刻みで並んでいました。公式ヘルプのグリッドの項目には、線を引く価格の決め方の説明がありませんでした。そこで、グリッドとは別に、きりのよい価格へ自分で線を引く場面を想定して、高値と安値がその線のまわりにどれだけ入るかを数えました。
対象は、USD/JPY・EUR/JPY・EUR/USD・GBP/USD・AUD/USD の5通貨の1時間足311,355本です。期間は2016年1月から2025年12月で、足は世界標準時の1時間ごと、価格は買値と売値の中値です。刻みは、円の通貨が1円と0.5円、ドルの通貨が0.01と0.005で、各通貨で2つの刻みを数えました。刻みの整数倍の価格から上下に刻みの5%以内(1円刻みなら±0.05円)を「きりのよい価格の帯」とし、1本の足の高値と安値を別々に、1つの刻みで見て1件と数えます。
比べる相手は、帯を刻みの20%から80%まで10%ごとに7通りずらした「ずらした価格の帯」で、同じ数え方をして平均しました。帯の幅は刻みの10%なので、高値や安値が価格の上で均等にばらけていれば、どの帯にも約10%が入ります。図の72本は、2025年9月17日0時(日本時間)からのUSD/JPYです。144個の高値と安値のうち、きりのよい価格の帯に19件、0.5円ずらした帯に18件が入りました。
5通貨10組の結果

5通貨と2つの刻みで、10組になります。きりのよい価格の帯に入ったのは、延べ1,245,420件のうち118,853件で、9.5%でした。ずらした価格の帯は、7通りの平均が125,389件で10.1%、7通りの範囲は10.0〜10.2%です。10組のうち7組は、きりのよい価格の割合が、ずらした7通りの最小を下回りました。残る3組は7通りの範囲の中にあり、最大を上回った組はありません。
最も低いのは USD/JPY の1円刻みで9.0%、最も高いのは EUR/JPY の1円刻みで10.0%です。差は小さく、きりのよい価格の帯に高値や安値が多く入る結果にはなりませんでした。なぜ少し低いのかは測っていません。

表の10組の件数を足すと1,245,420件、帯に入った件数を足すと118,853件になります。年ごとに分けて足しても、同じ合計になりました。
年ごとの違い

10組を年ごとにまとめると、きりのよい価格の割合は9.1〜9.9%で、ずらした価格の平均は9.9〜10.2%でした。10年のうち7年は、きりのよい価格の割合が、ずらした7通りの最小を下回っています。2022年と2025年は、ともに9.9%で、ずらした価格との差が小さい年でした。
測っていないこと
この記事で測ったのは、高値と安値が帯に入った割合だけです。売買の損益、勝率、損切りや利確の幅は測っていません。1時間足以外の足、5通貨以外の通貨、刻みの5%以外の帯の幅、チャート上のグリッド線そのものの位置も測っていません。近い時間の足は同じ値動きを共有するので、差の大きさは目安として見てください。
アドバイスきりのよい価格の帯に入ったのは9.5%、ずらした帯は10.1%だったよ。差は小さいね。
要点
・グリッドは、MT4・MT5ともプロパティ(F8)の「グリッドの表示」か、Ctrl+G で切り替える。MT5は英語版で Show タブの Show grid
・MT4は「全般」タブで表示を外し、線の色は「色の設定」タブの Grid。MT5は Show タブと Colors タブ
・標準の定型チャートは、MT4が DEFAULT.TPL、MT5が default.tpl。新しいチャートに自動で適用される
・5通貨の1時間足311,355本の高値と安値、延べ1,245,420件で、きりのよい価格の帯に入った割合は9.5%、ずらした価格は平均10.1%(7通りの範囲は10.0〜10.2%)
・測っていないのは、売買の損益、勝率、グリッド線そのものの位置
MT4/MT5のグリッドのよくある質問
グリッドを消すと、取引に影響しますか?
公式ヘルプでは、チャートの表示を切り替える項目として書かれています。注文や約定を変える項目とは書かれていません。
Ctrl+G で切り替わらないときは、どうしますか?
プロパティで直接切り替えてください。F8 で開き、MT4は「全般」タブの「グリッドの表示」、MT5は英語版の Show タブの Show grid を使います。
開いているチャートすべてに、設定を反映できますか?
新しいチャートには、標準の定型チャートが自動で使われます。開いたままのチャートでは、「定型チャート」のメニューから選んで当てはめます。
スマホ版のMT5でも、グリッドを消せますか?
公式ヘルプで確認できたのは、グリッドの色の設定だけです。iPhone版とAndroid版のMT5のヘルプには、表示と非表示を切り替える項目が載っていません。スマホ版のMT4は確認していません。
きりのよい価格に、高値や安値は集まりますか?
この測定では、集まる結果にはなりませんでした。5通貨10組で、きりのよい価格の帯に入った割合は9.5%、ずらした価格の帯は10.1%でした。
MT4/MT5のグリッドのまとめ
MT4とMT5のグリッドは、プロパティ(F8)の「グリッドの表示」のチェックか、Ctrl+G で消せます。MT4は「全般」タブ、MT5は公式ヘルプ(英語版)の Show タブにあり、線の色は MT4の「色の設定」タブ、MT5の Colors タブの Grid です。標準の定型チャートに入れると、新しいチャートにも反映されます。
Dukascopy のティックから作った5通貨の1時間足311,355本(2016年〜2025年)では、延べ1,245,420件のうち、きりのよい価格の帯に入った高値と安値が9.5%、ずらした価格の帯が平均10.1%でした。差は小さく、測っていない売買の損益や勝率は、自分のデータで確かめてから使ってください。
この記事はMT4・MT5の設定と測定結果の情報提供で、特定の取引をすすめるものではありません。FXには価格変動のリスクがあり、元本を超える損失が出ることもあります。取引は自己責任で行ってください。
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