MT4を最新版にアップグレードする手順|バージョン確認と更新が反映されない原因

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最新版への アップグレード方法

MT4のバージョンは、メニューの「ヘルプ」→「About…」を開くと出る「バージョン情報」のbuild番号で確認できます。公式リリースノートの最新は、2026年10月2日公開のbuild 1490です。更新(LiveUpdate)はMT4に組み込まれていて無効にできず、サーバーに接続したときに自動でダウンロードされ、再起動すると反映されます。MetaQuotesの告知では、2025年7月1日から最低対応ビルドは1440で、それより古い版はブローカーに接続できなくなりました。シストレ.COMの自社PCのログでは、更新の確認画面が承認されない失敗が41回あり、新しい版の適用が公式の公開から77日遅れました。この記事では、MT4アップグレードの確認方法、手順、更新が反映されないときの対処を、実画面と自社ログで解説します。

目次

MT4 アップグレードの確認方法|「About…」でbuild番号を見る

MT4の上部メニューで「ヘルプ(H)」を開いた実画面。一覧の最後に「About…」があり、MetaTrader 5の更新を確認する項目も並んでいる
XMTrading版MT4(日本語表示)の実画面。「ヘルプ(H)」を開いたところ

手順1|上部メニューの「ヘルプ」を開く

MT4の画面の一番上にあるメニューバーから、「ヘルプ(H)」をクリックします。メニューバーが見当たらないときは、MT4のウィンドウが最小化されていないか、別のウィンドウに隠れていないかを先に確認してください。

手順2|一覧の最後の「About…」を選ぶ

開いた一覧の最後にある「About…」をクリックします。日本語表示のMT4でも、この項目は英語のまま「About…」と出ます。「バージョン情報」という名前のメニュー項目はありません。

「ヘルプ(H)」の一覧で、最後の項目「About…」を選んでいる実画面。ここを押すとバージョン情報の画面が開く
XMTrading版MT4の実画面。「About…」を選んだところ

手順3|「バージョン情報」のbuild番号を読む

「バージョン情報」という名前の画面が開きます。「Version: 4.00 build 1420」のように、build の後ろの数字がバージョンです。下の実画面はbuild 1420(2024年5月24日の表示)の例で、いまの最新を示すものではありません。自分のMT4の番号を、次の章の表と見比べてください。

MT4の「バージョン情報」画面の実画面。XMTrading MT4で、Version 4.00 build 1420、2024年5月24日、著作権表記MetaQuotes Ltd.と表示されている
XMTrading版MT4の実画面(2024年に撮影)。build 1420と表示されている

ブローカーが配る版のbuild番号は、MetaQuotesの公式リリースノートの一覧と一致しないことがあります。自社のXMTrading版では、一覧にないbuild 1457を使っていた期間もありました(後の章で詳しく書きます)。

アドバイス

番号が見つかったら、次の章の表と比べてみてね。比べる相手は、公式の最新と、接続できる最低の番号だよ。

MT4 の最新ビルドと対応期限|公式リリースと最低バージョン

MT4の公式ビルド番号を年ごとにつないだ折れ線グラフ。2020年11月の1310から2026年10月の1490まで上がり、赤い段線で最低対応ビルドが2024年12月に1420、2025年7月に1440になったことを示す
MT4の公式ビルドの推移(metatrader4.comのリリースノートによる)。赤は最低対応ビルド

公式リリースノートで確かめた主なビルド

MetaQuotesの公式サイト(metatrader4.com)のリリースノートで、2026年10月26日に確認した主なビルドです。

ビルド公開日公式の説明
14902026年10月2日セキュリティの強化、不具合の修正、動作の安定化。FIFOルールでのSL/TP管理の改善
14702026年3月12日画面の翻訳の改善、不具合の修正、動作の安定化
14402025年2月21日2025年7月1日から最低対応ビルドに指定
14202024年5月23日2024年12月1日から2025年6月30日まで最低対応ビルド
14002023年11月10日Marketのセキュリティ向上

確認の条件:リリースノートの公開日は、公式サイトに表示された日付です。最低対応ビルドは、MetaQuotesの2024年10月22日と2025年5月12日のお知らせによります。このほかに1460(2026年3月5日)など、途中のビルドもあります。

build 1490では、FIFOルール(古い注文から決済する決まり)の口座で、同じ通貨ペアの注文にSL/TPを付け直す操作が改善されました。FIFOのブローカーを使っていなければ、日々の画面で違いを感じる場面は限られます。

最低対応ビルド|古い版は接続できなくなる

MetaQuotesは、2025年7月1日から最低対応ビルドをMT4のbuild 1440(MT5はbuild 4755)にすると告知しました。この日より古いパソコン版は、ブローカーのサーバーに接続したり、更新を受け取ったりできなくなります。その前は、2024年12月1日からbuild 1420が最低でした。2026年10月26日時点で、これより新しい最低バージョンの告知は、公式サイトで確認できていません。

つまり、build 1440以上であれば、接続できなくなる心配は、公開されている範囲ではありません。ただ、最新の1490より古い番号のままだと、セキュリティの強化や不具合の修正が入っていません。

アドバイス

最低の番号を下回ると接続できなくなるから、古いままの人は、早めに更新しておこうね。

MT4 アップグレードの手順|自動更新と手動インストール

MT4の自動更新を6段階で示した図。サーバーに接続、新しい版を自動ダウンロード、ジャーナルにfinishedと出る、MT4を再起動、確認画面ではいを押す、新しいビルドで起動の順
MT4の自動更新の流れ(公式ヘルプと自社PCのジャーナルから作成)

自動更新(LiveUpdate)の流れ

公式ヘルプによると、MT4の更新機能(LiveUpdate)は常に有効で、無効にできません。MT4がサーバーに接続すると新しい版があるかを確かめ、あればバックグラウンドで自動的にダウンロードします。ジャーナルには「LiveUpdate: new version 4.00 build ○○○○ is available」と出て、最後に「LiveUpdate: finished」と出ます。新しい版は、MT4を再起動すると使えます。

自社のXMTrading版(Windows)では、再起動のあとに管理者権限の確認画面が出て、「はい」を押すと更新が適用されました。この確認画面を承認しないと、更新は反映されません(次の章で実測値を示します)。

手動で上書きインストールする方法

公式ヘルプによると、MT4は、入っている版の上から新しい版をインストールできます。そのときの設定は前の版のままで、例外はDEFAULTのプロファイルとテンプレート、標準のMQL4プログラムです。MT4が複数あるときは、別々のフォルダに入れる必要があります。ブローカーの公式サイトにあるインストーラーを、いまのMT4と同じ場所に入れてください。

更新の前にやっておきたいこと

バックアップは、MT4の画面の「ファイル」→「データフォルダを開く」で開くデータフォルダごとコピーします。MT4はbuild 600から、チャートやEAなどのデータを、インストール先のProgram Filesではなく、C:\Users\(ユーザー名)\AppData\Roaming\MetaQuotes\Terminal\(識別子)に置いています(公式ヘルプ)。そのため、Program Filesのフォルダをコピーしても、EAやテンプレートは入っていません。

  • データフォルダをコピーして、別の場所に保存する(推奨)
  • 保有ポジションがないときに実施する(推奨)。自社ログでは、更新の適用の前にMT4が閉じられていました
  • EAを動かしているときは、止めてから再起動する(推奨)
  • 自作のEAやインジケーターは、更新後に動くかを確かめる(後の章を参照)

ブローカー別のMT4ダウンロード

以下のボタンは、ブローカーが配布するMT4のダウンロードページへの広告(提携)リンクです。ブローカーごとの口座の特徴は、右側のカードの記事にまとめています。

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アドバイス

手順は「自動で入る・再起動する・確認画面で承認する」の3つだけ。承認が抜けやすいので注意してね。

MT4 の更新が反映されない原因|自社ログで見た確認画面の未承認

自社PCのMT4のビルドの移り変わりと、更新の確認画面の取り消し回数を月ごとに示した図。3月8回、4月20回、5月12回、10月1回で、5月28日と10月21日に適用された
自社計測:XMTrading版MT4のジャーナル(2026年2月28日〜10月26日)から集計

計測の条件

シストレ.COM編集部の自社PC(Windows 11)で動かしているXMTrading版MT4のジャーナルを、読むだけで集計しました。対象は、2026年2月28日から10月26日までの日別ログ124ファイルです。ログ中の「build ○○○○ started」でビルドを、「LiveUpdate: updater」の行で更新プログラムの起動・失敗・適用を数えています。VPS上のMT4は使っていません。

更新の確認画面が41回承認されなかった

項目結果
更新プログラムの起動43回
管理者権限の起動に失敗(エラー1223)41回(26日)
更新が適用された日2026年5月28日と10月21日の2回
5月28日に適用されるまでの失敗40回
公式の1470公開(3月12日)から適用まで77日

計測条件:上の数字は、この1台のMT4の、2026年2月28日〜10月26日の集計です。1回とは、ジャーナルにある「updater – started」の1行です。ほかのPCやブローカーの版で同じ回数になる保証はありません。

ログの流れは、いつも同じでした。「updater – start admin updater」(管理者権限の更新プログラムを起動)の次に、「elevated updater start failed [1223]」と出て、更新は適用されません。Windowsのエラー1223は、マイクロソフトの資料では「操作がユーザーによって取り消された」を意味します。管理者権限の確認画面が承認されなかったことを示しますが、画面を取り消したのか、出たまま時間切れになったのかは、ログからは区別できません。

公式の1470(3月12日)が出た当日の11時19分に、最初の失敗が記録されています。この版が適用されたのは5月28日21時45分で、それまでの失敗は40回でした。ビルドは、2月28日からの確認で1457、5月28日から1470、10月21日から1492と変わっています。1457と1492は、公式リリースノートの一覧にない番号です。10月21日も13時30分に1回失敗し、15時43分の2回目で適用されました。

同じPCにある7つのMT4のうち、手元で調べた6つがbuild 1492、1つが1470でした。1つのMT4の更新が止まっていても、気づかないまま動き続けられる様子が分かります。

更新が反映されないときの直し方

「ヘルプ」→「About…」のbuild番号が古いままのときは、MT4を閉じて開き直し、管理者権限の確認画面が出たら「はい」を押します。それでも上がらないときは、ブローカーの公式サイトのインストーラーで上書きインストールします。それぞれの手順は、前の章を参考にしてください。

アドバイス

自社のログでも、承認の抜けで77日遅れたよ。番号が古いままなら、確認画面を探してみてね。

MT4 アップグレード後のトラブル対処|ログイン・EA・インジケーター

MT4の更新後の困りごと4つを症状ごとに示した図。ログインできない、インジケーターが出ない、EAが動かない、更新が反映されないについて、原因とまずやることを並べている
MT4の更新後によくある4つの困りごと(原因と最初の対処)

更新後の確認リスト

更新したら、次の4点を確認します。

  • 「ヘルプ」→「About…」で、build番号が上がっている
  • 口座にログインでき、チャートの価格が動いている
  • 使っているインジケーターが、チャートに表示される
  • EAが動いている(自動売買ボタンの状態も確認する)

インジケーターやEAが動かないとき

インジケーターやEAがチャートに出ないときは、ソースファイル(.mq4)をMetaEditorで開き、F7キーでコンパイルし直すと直ることがあります。MQL4のプログラムはMetaEditorでコンパイルする決まりで、F7は開いているファイルのコンパイルです。ソースがない配布版(.ex4)は、開発元に新しい版がないかを確認してください。EAが動かないときの確認の順番は、別の記事にまとめています。

ログインできないときは、ブローカーのサポートへ

ログインできないときは、サーバー名の変更や入力ミスが考えられます。問い合わせるときは、MT4のbuild番号、エラーメッセージ、いつから起きたか、使っているWindowsのバージョンを伝えるとスムーズです。各ブローカーの問い合わせ方法は、次の記事にまとめています。

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アドバイス

困ったら、まず番号を見てね。番号を伝えると、サポートの人も原因を絞りやすいよ。

要点
・MT4のバージョンは、「ヘルプ」→「About…」の「バージョン情報」で、build番号を確認します。
・公式リリースノートに載る最新は、2026年10月2日公開のbuild 1490です。2025年7月1日から最低対応ビルドは1440です。
・更新はMT4に組み込まれていて無効にできず、再起動で反映されます。手動では上書きインストールもできます。
・自社ログでは、確認画面が承認されない失敗(エラー1223)が41回あり、適用が公式の公開から77日遅れました。

MT4 アップグレードのよくある質問(FAQ)

MT4のバージョンを確認するには?

メニューの「ヘルプ」→「About…」を開き、「バージョン情報」のbuild番号を見ます。「Version: 4.00 build 1420」の、buildの後ろの数字がバージョンです。「About…」は、日本語表示でも英語のまま出ます。

MT4の最新バージョンはいくつですか?

公式リリースノートに載る最新は、2026年10月2日公開のbuild 1490です。2026年10月26日にmetatrader4.comで確認しました。ブローカーの版では、公式の一覧にない番号が出ることもあります。

MT4を最新版にアップグレードする手順は?

自動更新を待ち、再起動して確認画面で「はい」を押します。MT4は、サーバーに接続すると新しい版を自動でダウンロードします。手動では、ブローカーのインストーラーを、いまのMT4の上から上書きインストールします。設定は前の版のままです。

MT4のアップグレード前にすべきことは?

データフォルダのバックアップを推奨します。「ファイル」→「データフォルダを開く」で開くフォルダにEAやテンプレートが入っています。保有ポジションがないときに実施し、EAは止めてから再起動してください。

MT4のバージョンが古いとどうなりますか?

build 1440より古い版は、ブローカーに接続できません。MetaQuotesの告知で、2025年7月1日から最低対応ビルドは1440です。1440以上でも、最新より古い版には、セキュリティの強化や不具合の修正が入っていません。

MT4の更新が反映されないのはなぜですか?

管理者権限の確認画面を承認していない可能性があります。自社のログでは、確認画面が承認されない失敗(エラー1223)が41回あり、適用が77日遅れました。MT4を開き直し、確認画面で「はい」を押してください。

アップグレード後にEAやインジケーターが動かない場合は?

MetaEditorでソースを開き、F7キーでコンパイルし直してください。直らないときは、自動売買ボタンの状態を確認し、開発元に新しい版がないかを調べます。

MT4からMT5への移行(アップグレード)はできますか?

MT4からMT5への自動の移行機能は、公式ヘルプでは確認できていません。MT5は別にインストールして使います。MT4のEAはMQL4で作られているため、MT5ではMQL5に書き直す必要があります(MQL5の公式資料「Moving from MQL4」)。

MT4は今後もサポートされますか?

2026年10月26日時点では、更新が続いています。2026年10月2日にbuild 1490が公開されました。終了の時期は、公式サイトでは確認できていません。

MT4 アップグレードのまとめ

MT4のバージョンは、「ヘルプ」→「About…」の「バージョン情報」で確認します。公式リリースノートの最新は、2026年10月2日公開のbuild 1490で、2025年7月1日から最低対応ビルドは1440です。更新は自動でダウンロードされ、再起動で反映されますが、自社のログでは、管理者権限の確認画面を承認しない失敗が41回あり、適用が77日遅れました。更新したら、build番号、ログイン、インジケーター、EAの4点を確認してください。うまくいかないときは、MetaEditorでのコンパイルや、ブローカーのサポートへの問い合わせを試します。FXは元本を失うリスクがあり、この記事は投資成果を保証するものではありません。

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本記事は情報提供を目的としており、特定の金融商品の売買を推奨するものではありません。FX取引はレバレッジ取引の特性上、預託した証拠金以上の損失が生じる可能性があります。取引の際は、ご自身の判断と責任において行ってください。詳しくは特定商取引法に基づく表記をご確認ください。

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この記事を書いた人

シストレ.COM編集部は、FX自動売買(EA)とテクニカル分析を専門とするインターネットメディア「シストレ.COM」の編集チームです。200本以上のEAのフォワードテスト結果を公開し、実際の運用データに基づいた客観的な情報を発信しています。記事の執筆・監修はMetaTrader(MT4/MT5)での実運用経験を持つスタッフが担当。

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