
MT4の通貨ペアの出し方|気配値表示と通貨ペアリストを開く

気配値表示を出す
気配値表示は、メニューの「表示」から選ぶか、Ctrl+M を押すと開きます。標準ツールバーのボタンでも開けます。MetaQuotes のMT4公式ヘルプに書かれた開き方です。表には、通貨ペアの名前と、売値(Bid)、買値(Ask)、時刻が並びます。
通貨ペアの一覧を出す
一覧は、メニューの「表示」にある「通貨ペアリスト」か、Ctrl+U で開きます。下の実画面では、「表示」メニューに「通貨ペアリスト」と Ctrl+U が並んでいます。

開いた一覧には、口座で使える通貨ペアが種類ごとにまとまっています。下の画面には、右側に「表示」「非表示」「設定」「閉じる」のボタンがあります。

アドバイス気配値表示は Ctrl+M、一覧は Ctrl+U だよ。2つ覚えておくと速いね。
MT4の通貨ペアの追加と非表示|すべて表示・すべて非表示の使い方

通貨ペアを追加する
気配値表示で右クリックし、「通貨ペア」を選ぶと、上で見た一覧が開きます。足したい通貨ペアを選んで「表示」を押すと、気配値表示に加わります。この画面の右クリックメニューには、「新規注文」(F9)、「チャート表示」、「ティックチャート」、「板注文画面」、「仕様」、「非表示」(Delete)、「すべて非表示」、「すべて表示」、「通貨ペア」(Ctrl+U)、「セット」、「スプレッド」、「高値/安値」、「時間」が並んでいました。
通貨ペアを非表示にする
消したい通貨ペアを選び、右クリックの「非表示」か Delete キーを押します。「すべて非表示」は、表示中の通貨ペアをまとめて消す項目です。「すべて表示」は、口座で使える通貨ペアをすべて出す項目で、出したあとはそのすべてのレートが入ってきます。公式ヘルプには、使わない通貨ペアを隠すと通信量を減らせるとも書かれています。
非表示にできないとき
ポジション、待機注文、開いているチャートのどれかがある通貨ペアは、非表示にできません。「すべて非表示」も、ポジションがある通貨ペアと、その日の作業中に開いたチャートの通貨ペアは対象外です。隠したいときは、先にチャートを閉じて、注文を決済かキャンセルします。
アドバイス非表示にできないときは、先にその通貨ペアのチャートを閉じてみてね。
MT4とMT5の通貨ペア一覧の違い|Symbols と気配値表示

MT5で通貨ペアを足す・隠す
MT5は、気配値表示の右クリックから Symbols の一覧を開きます。MT5公式ヘルプでは、Show と Hide のボタンか、通貨ペアのダブルクリックで切り替えます。一覧の下の + に名前を入れて足す方法もあります。隠せない条件はMT4と同じで、ポジション、待機注文、開いたチャートのある通貨ペアです。
MT5で隠すと使えなくなる範囲
MT5の公式ヘルプには、隠した通貨ペアは、MQL5のプログラムとストラテジーテスターでは使えないと書かれています。気配値表示に載せられる通貨ペアは5000本までです。MT5の画面の日本語表記は、この記事では確かめていないので、表の名前は英語版ヘルプのとおりです。
アドバイスMT5は Symbols の一覧から出し入れするよ。EAを動かす通貨ペアは隠さないでね。
MT4の取引条件の見方|仕様ウィンドウの19項目

仕様ウィンドウの開き方
気配値表示で通貨ペアを右クリックし、「仕様」を選ぶと開きます。ウィンドウの上の部分に、スプレッドから3日分のスワップまで19項目が並びます。下の部分には、曜日ごとの呼値と取引の時間が出ます。この画面のUSD/JPYでは、月曜の呼値が0:00〜24:00、取引が0:05〜24:00、金曜の呼値が0:00〜23:58、取引が0:00〜23:50で、土曜と日曜は空欄でした。表示内容は口座の会社が決めた値なので、会社が変われば数字も変わります。
売買のルールの10項目

スプレッドは、ポイントで出ます。フローティングの場合は、公式ヘルプでは0と書かれていて、この画面では「フローティング」と出ていました。小数桁が3なら、0.001が1ポイントで、10ポイントが1 pipです。ストップレベルは、現在価格からその幅の内側に、損切り・利確・待機注文を置けない幅で、内側に置こうとすると「Invalid Stops」が返ります。この画面では0でした。MQL4の公式リファレンスでは、0は制限なしか、サーバー側で動的に管理している場合とされています。
「取引」は新規と決済の許可で、公式ヘルプでは、売買制限なし(Full access)、決済のみ(Close only)、禁止(Disabled)の3つです。「執行」は約定方式で、インスタント、リクエスト、マーケットのどれかです。GTCモードは、待機注文が取引日をまたいで残るかを決めます。最小取引数量・最大取引数量・数量ステップは、1回の注文のロットの下限・上限・刻みです。
証拠金とスワップの9項目

この画面では、買いスワップが5.93、売りスワップがマイナス32.07、スワップタイプがポイントで、3日分のスワップは水曜日でした。スワップタイプには、ポイントのほか、基準通貨、証拠金通貨、年率の%があります。年率の場合は、ポジションの価格に年率をかけ、360で割った値が1日分です。ほかに、このウィンドウには、Freeze Level、First trade、Last trade という項目も公式ヘルプにありますが、この画面には出ていませんでした。
アドバイスストップレベルが0でも、サーバーが動的に決めていることがあるよ。画面の数字だけで決めつけないでね。
MT4の取引条件のプログラムでの取り方|MarketInfo と SymbolInfo

MQL4のMarketInfoで取る
MQL4では、MarketInfo に通貨ペアの名前と定数を渡します。たとえばスプレッドは MODE_SPREAD、ストップレベルは MODE_STOPLEVEL、最小ロットは MODE_MINLOT です。定数の一覧は、MQL4公式リファレンスにあります。
MQL5のSymbolInfoで取る
MQL5では、SymbolInfoInteger や SymbolInfoDouble に、SYMBOL_ で始まる定数を渡します。ストップレベルは SYMBOL_TRADE_STOPS_LEVEL、契約サイズは SYMBOL_TRADE_CONTRACT_SIZE のように、名前が少し長くなります。MQL5公式リファレンスには、スプレッドが変動かを調べる SYMBOL_SPREAD_FLOAT もあります。
アドバイスMQL4は MODE_ で始まり、MQL5は SYMBOL_ で始まるよ。名前の頭を間違えないでね。
MT4の取引条件とレートの動き|ティックから測った結果

スプレッドの上位1%はどの時間にあるか
仕様ウィンドウのスプレッドは1つの値か「フローティング」ですが、実際のスプレッドはティックごとに変わります。そこで、USD/JPY・EUR/JPY・EUR/USD・GBP/USD・AUD/USD・USD/CHF の6通貨ペアについて、2016年1月から2025年12月の10年の Dukascopy のティックを数えました。延べ17億539万ティックで、1件は1ティック、スプレッドは売値と買値の差を pips にしたものです。この数字は Dukascopy の気配で、特定の会社の気配ではありません。
スプレッドの中央値は、EUR/USD の0.3 pips から、AUD/USD と USD/CHF の1.0 pips まで、上位1%の値は EUR/USD の1.4 pips から USD/CHF の5.6 pips までです。上位1%の値以上のティック、延べ1,736万2,050件のうち、日本時間6〜7時台のものは1,277万2,281件で、73.6%でした。この2時間が全ティックに占める割合は3.69%です。通貨ペアごとでは、AUD/USD の64%から USD/CHF の79%までで、6通貨ペアとも、全ティックに占める割合(3.1〜4.1%)より大きい結果でした。なぜこの時間に広がるのかは測っていません。
日本時間は夏時間がないので、世界標準時に9時間を足した固定の時刻で数えました。市場の側で見ると、米国の夏時間の期間(3月第2日曜〜11月第1日曜)は6時台に、冬の期間は7時台に集まります。上位1%のティックのうち、夏の期間は6時台が64.4%、7時台が10.7%、冬の期間は6時台が7.0%、7時台が64.1%でした。
年ごとの違い

この割合は、年によって大きく違います。6通貨ペアを合わせると、最も低い2016年が56%、最も高い2019年が90%です。USD/JPY だけでも、2016年の33%から2019年の97%まで開いていました。10年を合わせた73.6%は、どの年にも当てはまる数字ではありません。
1分間と5分間の値幅

ストップレベルは、現在価格からの幅です。その幅がレートの動きに対してどのくらいかを見るため、1分間と5分間の値幅を数えました。1件はティックのあった1分間(または5分間)で、値幅はその時間の中値の高値と安値の差です。エントリー価格からの距離ではありません。件数は、1分間が1通貨ペアあたり約370万件、5分間が約75万件です。
1分間の値幅が5 pips以上だった割合は、EUR/JPY の8.0%、GBP/USD の6.7%、USD/JPY の5.9%、EUR/USD の2.6%、USD/CHF の1.6%、AUD/USD の1.4%でした。2 pips以上では、EUR/JPY の48.6%から AUD/USD と USD/CHF の18.8%までの差があります。10 pips以上は、EUR/JPY の1.0%が最も多く、ほかは0.8%以下です。年ごとには、USD/JPY の5 pips以上が、2021年の0.7%から2024年の11.2%まで開いていました。

5分間では、5 pips以上が EUR/JPY の46.5%、GBP/USD の40.6%、USD/JPY の34.6%、EUR/USD の23.5%、USD/CHF の17.5%、AUD/USD の16.8%です。10 pips以上は、EUR/JPY の11.6%から AUD/USD の2.1%までです。同じ幅でも、通貨ペアと時間の長さで届く割合が大きく違うので、ストップレベルの数字だけでは、動きの大きさは分かりません。
週明けの窓

仕様の下の部分には、土曜と日曜が空欄の取引時間が出ます。その週末をまたぐ値の差も数えました。金曜の最後のティックと、日曜の最初のティックの中値の差を、1回として数え、10年で各通貨ペア515回です。中央値は、EUR/USD の4.6 pips から GBP/USD の7.9 pips までで、最も大きい窓は、EUR/JPY の363.7 pips(2017年4月)でした。515回のうち5 pips以上だったのは、USD/JPY が313回、EUR/JPY が338回、EUR/USD が249回、GBP/USD が339回、AUD/USD が272回、USD/CHF が270回です。
日曜の最初のティックは、売値と買値の差が広く、中値がずれることがあります。最初のティックのスプレッドは、中央値が EUR/USD の4.8 pips から USD/CHF の14.3 pips で、全ティックの中央値(0.3〜1.0 pips)より広い結果でした。そこで、日曜の最初の5分間のティックの中値の中央値でも窓を測ると、中央値は4.2〜7.4 pipsで、最初のティックで測った4.6〜7.9 pipsとの差は、通貨ペアごとの中央値で0.7〜1.6 pipsでした。5 pips以上の回数も、最初のティックの249〜339回に対し、237〜330回で、大きくは変わりませんでした。
測っていないこと
測ったのは、Dukascopy の気配の分布だけです。口座の会社ごとのスプレッドとストップレベル、約定のずれ、売買の損益は測っていません。10年を合わせた数字で、年ごとに差があるので、ほかの期間は同じ結果になるとは限りません。
アドバイススプレッドの上位1%の約7割は、日本時間の6〜7時台だったよ。年ごとの差も大きいね。
要点
・気配値表示は Ctrl+M、通貨ペアの一覧は Ctrl+U。追加は一覧の「表示」、非表示は右クリックの「非表示」か Delete
・ポジション、待機注文、開いたチャートのある通貨ペアは、非表示にできません。「すべて非表示」も、それらは対象外です
・取引条件は右クリックの「仕様」で開く。この画面のUSD/JPYは、スプレッドがフローティング、ストップレベルが0、最小0.01・最大50.00ロット、3日分のスワップは水曜日
・MQL4は MODE_ で始まる定数、MQL5は SYMBOL_ で始まる定数で、同じ項目をプログラムから取れる
・2016年1月〜2025年12月・6通貨ペア・延べ17億539万ティックで、スプレッド上位1%の73.6%が日本時間6〜7時台(年ごとには56〜90%)。1分間の値幅が5 pips以上は1.4〜8.0%
・測っていないのは、会社ごとのスプレッドや約定のずれ、売買の損益
MT4の通貨ペアのよくある質問
MT4の気配値表示に通貨ペアが出ないときは?
一覧から「表示」を押してください。Ctrl+U で一覧を開き、足したい通貨ペアを選びます。
通貨ペアを非表示にできないのはなぜですか?
ポジション、待機注文、開いたチャートのどれかが残っています。チャートを閉じ、注文を決済かキャンセルしてから試します。
仕様のストップレベルが0なら、制限はありませんか?
MQL4のリファレンスでは、制限なしか、サーバー側の動的な管理です。注文で「Invalid Stops」が返ることもあります。
スプレッドが「フローティング」と出るのはなぜですか?
仕様の欄では、変動するスプレッドを0やこの表示で示します。そのときどきの値は、気配値表示のスプレッド列で見ます。
MT5で取引条件を見るには?
気配値表示で右クリックし、Specification を選びます。項目はMT4より多く、注文の種類や曜日ごとのスワップ倍率もあります。
MT4の通貨ペアの出し方と取引条件のまとめ
MT4で通貨ペアを出すには、Ctrl+M の気配値表示と、Ctrl+U の通貨ペアリストを使います。追加は一覧の「表示」、非表示は右クリックの「非表示」か Delete で、ポジション・待機注文・開いたチャートがあると隠せません。取引条件は右クリックの「仕様」で開き、19項目が出ます。MT5は Symbols の一覧から出し入れします。
Dukascopy のティックから作った2016年1月〜2025年12月・6通貨ペアでは、スプレッド上位1%の73.6%が日本時間6〜7時台で、1分間の値幅が5 pips以上の割合は1.4〜8.0%でした。会社ごとの条件は口座の画面で確かめ、測っていない損益は自分のデータで確かめてから使ってください。
この記事はMT4・MT5の操作と測定結果の情報提供で、特定の取引をすすめるものではありません。FXには価格変動のリスクがあり、元本を超える損失が出ることもあります。取引は自己責任で行ってください。
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