MT5「回線不通」エラーの原因と解決方法

「回線不通」エラー完全ガイド

MT5の「回線不通」は、MT5の右下の接続表示が赤い丸や回る丸のままで、口座につながっていない状態を指す検索語です。MT5の画面にこの4文字が出るわけではありません。この記事では、同じデモ口座で設定を1つだけ変えてMT5を起動し、右下の表示と操作ログ(Journal)を確かめました。サーバー名を誤ると赤い丸(0 / 0 Kb)、パスワードを誤ると赤い丸(1 / 0 Kb)、応答しないプロキシでは回る丸(0 / 0 Kb)で、どれも45秒後につながっていませんでした。正常なログインは起動から3.3〜4.5秒(7回、中央値4.0秒)です。直す手順は、MetaQuotes公式ヘルプにある「ファイル」→「取引口座にログイン」から、サーバー名・ログイン番号・パスワードを入れ直すことです。

目次

MT5「回線不通」とは|右下の接続表示で見分ける

MT5の右下の接続表示を、ログイン成功・サーバー名の誤り・応答しないプロキシ・パスワードの誤りの4状態で並べた拡大画像
出典: 当サイトがローカルのMT5(build 6230・デモ口座・英語表示)で撮影した画面。同じ口座で設定だけを変え、起動45秒後の右下を拡大したもの。

右下の表示が3つに分かれる

MT5の画面の右下には、サーバーとの接続を示す表示があります。ログインに成功すると、緑のバーと応答時間(今回は52.45 ms)が出ます。サーバー名やパスワードを誤ると、赤い丸と通信量(0 / 0 Kb、1 / 0 Kb)が出ます。プロキシが応答しないときは、赤い丸ではなく回る丸が出ます。

検索で使われる「回線不通」は、この赤い丸や回る丸のまま、口座につながらない状態のことです。今回の画面では、「回線不通」という文字は表示されませんでした。MetaQuotes公式ヘルプにも、この言葉の説明は見つかりませんでした。

正常なときの画面

ログインに成功したMT5の画面全体。タイトルバーに口座の種類、右下に緑のバーと52.45 msが出ている
出典: 当サイトがローカルのMT5(build 6230・デモ口座・英語表示)で撮影した実画面。起動45秒後。口座番号は伏せ字にし、赤枠はタイトルバーと右下の接続表示。

ログインできているときは、タイトルバーに口座の番号とサーバー名(Exness-MT5Trial5: Demo Account)が出ます。右下は緑のバーと「52.45 ms」で、新規注文のボタンも押せる状態です。まず、自分の画面がこの状態と同じかどうかを見てください。

アドバイス

「回線不通」は画面に出る文字じゃなくて、右下の赤い丸や回る丸のことだよ。まず右下を見てね。

MT5「回線不通」の原因別の表示|設定ごとに測った結果

正常・サーバー名の誤り・応答しないプロキシ・パスワードの誤りについて、右下の表示と操作ログと結果を並べた表
出典: 当サイトがローカルのMT5(build 6230・デモ口座)で測った結果。正常は7回、ほかは各3回の起動。

測定条件は次のとおりです。Exnessのデモ口座1つを使い、MT5を設定ファイルから起動しました。変えたのは、サーバー名・パスワード・プロキシの3つのうち1つだけです。1回の起動を1回と数え、起動から45秒後の右下の表示を見て、操作ログ(Journal)に出た行を確かめました。画面は各設定の1回目を撮影し、操作ログは3回とも同じでした。

サーバー名を誤ったとき

存在しないサーバー名を指定して起動したMT5の画面。タイトルバーに口座が出ず、右下に赤い丸と0 / 0 Kbが出ている
出典: 当サイトがローカルのMT5(build 6230・デモ口座・英語表示)で撮影した画面。存在しないサーバー名を指定して起動し、45秒後。

存在しないサーバー名を指定すると、タイトルバーは「MetaTrader 5 – Netting」のままで、口座の表示が出ませんでした。右下は赤い丸と「0 / 0 Kb」です。操作ログには、起動時の行(Startup)が1行あるだけで、失敗を知らせる行は出ませんでした。

応答しないプロキシを指定したとき

応答しないプロキシを指定して起動したMT5の画面。右下に回る丸と0 / 0 Kbが出て、シグナルとVPSの表示が灰色になっている
出典: 当サイトがローカルのMT5(build 6230・デモ口座・英語表示)で撮影した画面。使われていないポートをプロキシに指定して起動し、45秒後。

プロキシに、本機の使われていないポート(127.0.0.1:9)を指定しました。右下は回る丸と「0 / 0 Kb」で、新規注文のボタンは灰色になりました。45秒たっても、赤い丸には変わらず回ったままでした。操作ログには「プロキシ経由で接続中」という行が1行出るだけで、成功も失敗も書かれませんでした。

パスワードを誤ったとき

誤ったパスワードで起動したMT5の画面。右下に赤い丸と1 / 0 Kbが出ている
出典: 当サイトがローカルのMT5(build 6230・デモ口座・英語表示)で撮影した画面。誤ったパスワードで起動し、45秒後。口座番号は伏せ字。

誤ったパスワードでは、タイトルバーに口座の番号は出ましたが、右下は赤い丸と「1 / 0 Kb」でした。サーバー名の誤りと違い、通信量の左側が1になっています。操作ログは、起動時の行だけで、パスワードが違うという行は出ませんでした。

3つとも、操作ログに失敗の行が出ないため、Journalだけを見ても原因は分かりません。原因の見分けは、右下の表示とタイトルバーで行います。赤い丸の「0 / 0 Kb」はサーバー名、「1 / 0 Kb」はパスワード、と決めつけず、設定を1つずつ確かめてください。この表示の違いは、今回の設定3つの範囲で確かめたものです。

アドバイス

失敗したときは、ログに行が出ないんだね。右下の丸とタイトルバーで見分けよう。

MT5「回線不通」の直し方|ログイン情報を入れ直す

MT5のファイルメニュー。データフォルダを開く項目と、取引口座にログインする項目に赤枠が付いている
出典: 当サイトがローカルのMT5(build 6230・英語表示)で撮影したファイルメニュー。赤枠は、データフォルダを開く項目と、取引口座にログインする項目。

ログインし直す手順

MetaQuotesの公式ヘルプでは、口座へのログインは、メニューの「ファイル」から「取引口座にログイン」を選んで行います。画面に出る欄は、ログイン・パスワード・サーバーの3つです。パスワードを毎回入れたくないときは、「パスワードを保存」にチェックを入れます(公式ヘルプ:口座の認証)。

  1. 右下の表示と、タイトルバーに口座が出ているかを見る
  2. 「ファイル」→「取引口座にログイン」を開く
  3. ログイン番号・パスワード・サーバー名を、FX会社からの案内メールと見比べて入れ直す
  4. 右下が緑のバーに変わるかを確かめる

サーバー名の確かめ方

MT5の設定画面のサーバータブ。サーバー欄に赤枠が付き、ログイン番号は伏せ字になっている
出典: 当サイトがローカルのMT5(build 6230・英語表示)で撮影した設定画面のサーバータブ。ログイン番号とパスワードは伏せ字、赤枠はサーバー名の欄。

今つながっているサーバー名は、ツールの設定画面のサーバータブで見られます。公式ヘルプによると、サーバー名には「IPアドレス:ポート」の形でも指定できます。FX会社の案内メールにあるサーバー名と、1文字ずつ見比べてください。今回使ったデモ口座のサーバー名は「Exness-MT5Trial5」で、口座ごとに決まった名前を入れます。

プロキシを使っているとき

公式ヘルプのクライアント設定では、プロキシサーバー(HTTP・SOCKS4・SOCKS5)を使う設定と、つながるかを試すボタンが案内されています。今回の測定では、応答しないプロキシを指定すると回る丸のままになりました。会社や学校の回線以外でプロキシを入れた覚えがなければ、プロキシの設定が空になっているかを確かめてください(公式ヘルプ:設定)。

直らないときにFX会社へ伝えること

入れ直しても右下が赤い丸のままなら、FX会社に問い合わせます。そのときは、次の4つを伝えると話が早く進みます。パスワードは伝えません。

  • ログイン番号とサーバー名
  • 右下の表示(赤い丸か回る丸か、「0 / 0 Kb」などの数字)
  • MT5のバージョンと、PCかスマホか
  • 入れ直しを試した時刻
アドバイス

直す順番は、サーバー名とログイン情報の見直しが先だよ。パスワードは人に伝えないでね。

MT5「回線不通」のログイン時間|正常なら何秒で入れるか

MT5を起動してから認証成功の行が出るまでの秒数を、7回分並べた棒グラフ。中央値は4.0秒
出典: 当サイトがローカルのMT5(build 6230・デモ口座)で測った秒数。1回はMT5を1回起動した試行で、7回分。

起動から認証成功までの秒数

正常なログインでは、起動から操作ログに認証成功の行が出るまで、7回で3.3〜4.5秒、中央値は4.0秒でした。時間は、MT5を起動した時刻から、認証成功の行(authorized)の時刻までを、PCの時計で測っています。応答時間(ping)は、7回とも52.45 msでした。

この結果は、1台のPCと1つのデモ口座での測定です。回線やFX会社が違えば、秒数も変わります。目安として、起動後に数十秒たっても右下が緑にならないなら、設定を見直す合図と考えてください。

正常なときの操作ログ

正常にログインしたときの操作ログ4行を、時刻・区分・メッセージに分けて並べた表
出典: 当サイトのローカルMT5のJournalに出た行。口座番号は除いた。

正常なときは、起動時の行のあと、約2秒で認証成功の行が出ます。続けて、サーバーとの同期、取引が有効になったことを示す行が出ます。失敗したときは、この認証成功の行が出ないことが見分けの目印です。今回の失敗3つでは、起動時の行のほかに失敗を示す行は出ませんでした。

アドバイス

正常だと4秒くらいで入れたよ。ずっと緑にならないときは、設定を見直そうね。

要点
・「回線不通」は検索語で、右下の接続表示が赤い丸や回る丸のまま口座につながらない状態。画面に「回線不通」の文字は出なかった
・サーバー名の誤りは赤い丸(0 / 0 Kb)、パスワードの誤りは赤い丸(1 / 0 Kb)、応答しないプロキシは回る丸(0 / 0 Kb)で、45秒後も未接続
・失敗した3つの設定では、操作ログに失敗の行は出なかった。見分けは右下の表示とタイトルバー
・正常なログインは起動から3.3〜4.5秒(7回、中央値4.0秒)
・直す手順は、「ファイル」→「取引口座にログイン」で、ログイン・パスワード・サーバー名を入れ直すこと

MT5「回線不通」のよくある質問

MT5に「回線不通」と表示されますか?

今回の測定では、表示されませんでした。右下の接続表示が赤い丸や回る丸になるだけです。この状態を、検索では「回線不通」と呼んでいます。

操作ログを見れば、原因は分かりますか?

今回の失敗3つでは、分かりませんでした。失敗を示す行が出なかったためです。右下の表示とタイトルバーを見てください。

ログインにどれくらい時間がかかりますか?

当サイトの測定では、3.3〜4.5秒でした。1台のPCと1つのデモ口座で7回測った値で、環境が違えば変わります。

サーバー名はどこで確かめますか?

設定画面のサーバータブで確かめます。FX会社の案内メールにあるサーバー名と、見比べてください。

FX会社に問い合わせるとき、パスワードは伝えますか?

伝えません。ログイン番号、サーバー名、右下の表示、MT5のバージョンを伝えれば足ります。

MT5「回線不通」のまとめ

MT5の「回線不通」は、右下の接続表示が赤い丸や回る丸のまま、口座につながらない状態です。当サイトの測定では、サーバー名の誤り、パスワードの誤り、応答しないプロキシのどれも、45秒後に未接続でした。操作ログには失敗の行が出ないため、見分けは右下の表示とタイトルバーで行います。正常なログインは、起動から3.3〜4.5秒でした。

直す手順は、「ファイル」→「取引口座にログイン」で、ログイン番号・パスワード・サーバー名をFX会社の案内と見比べて入れ直すことです。それでも直らなければ、パスワード以外の情報を添えてFX会社に問い合わせてください。MT5の基本はMT5の記事にまとめています。

この記事はMT5の操作の情報提供で、特定の取引をすすめるものではありません。FXには価格変動のリスクがあり、元本を超える損失が出ることもあります。取引は自己責任で、リスク管理を自分で決めて行ってください。

⚠ リスクに関する注意事項

本記事は情報提供を目的としており、特定の金融商品の売買を推奨するものではありません。FX取引はレバレッジ取引の特性上、預託した証拠金以上の損失が生じる可能性があります。取引の際は、ご自身の判断と責任において行ってください。詳しくは特定商取引法に基づく表記をご確認ください。

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この記事を書いた人

シストレ.COM編集部は、FX自動売買(EA)とテクニカル分析を専門とするインターネットメディア「シストレ.COM」の編集チームです。200本以上のEAのフォワードテスト結果を公開し、実際の運用データに基づいた客観的な情報を発信しています。記事の執筆・監修はMetaTrader(MT4/MT5)での実運用経験を持つスタッフが担当。

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