ドルフラン(USDCHF)の特徴やメリット/デメリット

USDCHF 解説

ドルフラン(USD/CHF)は、米ドルとスイスフランの通貨ペアです。特徴は「値幅が小さい」「ユーロドルと逆に動く」の2つで、自社計測(Dukascopyのティック・2016〜2025年の10年)では、日足の値幅は平均67.4pipsで、ユーロドル(79.8)・ドル円(103.7)・ポンドドル(110.9)より小さく、ユーロドルとの日次相関は−0.77でした。一方、スイスフランは安全通貨と言われますが、株が1日1.5%以上下がった117日のうちドルフランが下がったのは47%で、「株安ならドルフラン安」とは言い切れませんでした。

目次

ドルフラン(USD/CHF)とは|米ドルとスイスフランの通貨ペアと長期の推移

ドルフランの月末値を2015年から2026年まで描いた折れ線グラフ。2015〜2019年と2022年に1.0を超える月があり、最も低いのは2026年2月の0.7695。2015年1月の最低レート廃止の位置に矢印が付いている
USD/CHF 月末値・2015年1月〜2026年10月・bidとaskの中値(Dukascopyのティックからシストレ.COMが作成)。日中の高安は含みません

ドルフランの基本|1ドルが何フランか

ドルフランは、1米ドルが何スイスフランかを表す通貨ペアです。数字が上がればドル高・フラン安、下がればドル安・フラン高です。月末値は2015年から2026年にかけて1.03から0.77のあいだを動き、2025年は0.9069で始まって0.7925で終わりました。2026年は0.7929で始まり、計測の最終日(10月)時点で0.8250です。

取引量は全体の約5%

国際決済銀行(BIS)の2025年4月の調査では、外国為替市場の取引は1日あたり約9.6兆ドルで、USD/CHFはそのうち4.9%でした。通貨別では、スイスフランの比率は6.4%です(1つの取引を2つの通貨で数えるため、通貨別の比率は合計200%になります)。ユーロドルやドル円ほど大きくはありませんが、主要通貨ペアの一つとして取引されています(出典: BIS「Triennial Central Bank Survey 2025」)。

スイスフランは、不安な局面で資金が逃げ込む「安全通貨」と呼ばれます。この記事では、その言い伝えを自社計測の数字と照らし合わせながら、値幅・時間帯・相関・リスクオフ時の動きを順に見ていきます。

アドバイス

まずは長い目で見ると、1.0付近から0.8前後まで、10年でだいぶ下がった通貨ペアだよ。

ドルフランの値動きの特徴|1日の値幅は平均約67pipsで主要4ペアで最小

ドルフランの日足の高値と安値の差を年ごとの平均で示した棒グラフ。2016年82pips、2022年86pipsが高く、2019年は53pipsで最も小さい。10年平均は67.4pips
USD/CHF 日足の高値−安値の年平均・2016〜2025年・ニューヨーク17時区切り・平日のみ(Dukascopyのティックからシストレ.COMが作成)

年ごとの値幅

2016〜2025年の平日2,083日で、日足の高値と安値の差は平均67.4pips、中央値は60.0pipsでした。年ごとでは、2022年が86.3pipsで最も大きく、2016年が81.7pips、2019年が53.2pipsで最も小さい年です。同じ通貨ペアでも、年によって値幅は1.6倍ほど違います。

他の主要ペアとの比較

日足の値幅の10年平均を4通貨ペアで比べた棒グラフ。ドルフランが67.4pipsで最小、ユーロドル79.8、ドル円103.7、ポンドドル110.9の順に大きい
日足の値幅の10年平均・2016〜2025年・ニューヨーク17時区切り。pipsは0.0001(ドル円は0.01)(Dukascopyのティックからシストレ.COMが作成)
通貨ペア日足の値幅 平均(pips)中央値(pips)
ドルフラン67.460.0
ユーロドル79.873.0
ドル円103.785.5
ポンドドル110.997.0

計測条件:2016年1月〜2025年12月の平日(約2,083日)。Dukascopyのティックをbidとaskの中値にして1分足を作り、ニューヨーク17時で区切った日足の高値−安値を平均。シストレ.COM自社計測です。

この10年で最も値幅が大きかった日は359pipsで、スイス国立銀行(SNB)が政策金利を引き上げた2022年6月16日を含む1日です。通常の日で100pipsを超えるのは珍しくありませんが、次の章で見る2015年のような桁違いの動きは、この10年にはありませんでした。

アドバイス

値幅は小さめでも、年や局面でかなり変わるよ。損切り幅は直近の値幅で決めようね。

ドルフランとSNB|2015年のショックと政策金利の変化

2015年1月15日のドルフランの1分足。日本時間18時30分ごろまで1.02付近だったが、約19分で0.7270まで下がり、その後0.88付近まで戻った
USD/CHF 1分足・2015年1月15日・日本時間18:00〜21:00(Dukascopyのティックからシストレ.COMが作成)。帯は1分ごとの高値と安値、線は終値

2015年1月15日|最低レート廃止

2015年1月15日、スイス国立銀行(SNB)は、ユーロに対するスイスフランの最低レート(1ユーロ=1.20フラン)を廃止し、政策金利(預金金利)を−0.75%に下げると発表しました。SNBの公式声明で確認できる事実です。

自社計測では、ドルフランは発表前の1.0219(協定世界時9:29の終値)から、9:48に0.7270まで下がりました。下げ幅は2,948pips、率にして28.8%で、約19分間の出来事です。1分平均スプレッドは最大で80.6pipsに広がり、発表前の中央値1.04pipsの約78倍でした。10時には0.8619、12時には0.8784まで戻り、協定世界時の日の終値は0.8542です。

2015年1月15日のドルフランの1分平均スプレッドの推移。発表前は約1pipsだったが、日本時間18時30分以降に30pips前後へ広がり、最大80.6pipsに達した後、21時には数pipsへ戻った
USD/CHF 1分平均スプレッド(askとbidの差)・2015年1月15日・日本時間18:00〜21:00(Dukascopyのティックからシストレ.COMが作成)。ブローカーの実スプレッドとは異なります

この日の下落率は、Dukascopyの価格データでの計測値です。ブローカーや時刻の取り方で最安値の数字は変わります。大切なのは、損切り注文があっても、価格が飛んだりスプレッドが広がったりして、設定した価格で約定しない可能性があるということです。レバレッジをかけたポジションでは、証拠金を超える損失になりうる事例として知られています(詳しくはレバレッジの仕組み)。

2022年の利上げと2026年の政策金利

SNBは2022年6月16日、政策金利を−0.75%から−0.25%へ0.5ポイント引き上げました(SNBの公式発表)。その後、2026年9月24日の決定時点で、SNBの政策金利は0%です。米国との金利差が、ドルフランの方向を決める大きな材料の一つになります。

アドバイス

中央銀行の発表日は、普段とは別の相場になるよ。ポジションは小さく、またはノーポジで待とう。

ドルフランの時間帯|値幅とスプレッドが変わる時間

ドルフランの1時間ごとの値幅の平均を日本時間の0時から23時まで並べた棒グラフ。23時台が21.4pipsで最大、16時と17時台と21時以降が大きく、13時台は6.3pipsで最小
USD/CHF 1時間の高値−安値の平均・2016〜2025年の平日・協定世界時を日本時間(+9時間)に換算(Dukascopyのティックからシストレ.COMが作成)。夏時間の期間は欧米の開始が1時間早まります

動くのは日本時間16〜17時と21〜24時台

1時間の値幅の平均は、全時間帯で12.3pipsでした。最も大きいのは日本時間23時台の21.4pipsで、22時台が20.1pips、21時台が18.6pipsと続きます。ほかに16時台(16.8pips)と17時台(16.8pips)、0時台(18.9pips)が大きく、ロンドンの開場とニューヨークの開場に重なります。

反対に、日本時間の8〜14時は、1時間の値幅が6〜10pips台と小さく、最小は13時台の6.3pipsです。最大の23時台は最小の13時台の約3.4倍でした。朝の東京時間はドルフランにはあまり動きがありません。

スプレッドが広がるのは日本時間6時台

ドルフランの1分平均スプレッドを日本時間の時間帯別に示した棒グラフ。6時台だけが5.37pipsと突出し、7時台が1.71pips、それ以外は0.85から1.1pips程度
USD/CHF 1分平均スプレッドの時間帯別中央値・2025年・協定世界時を日本時間に換算(Dukascopyのティックからシストレ.COMが作成)。ブローカーの実スプレッドには手数料や上乗せが加わります

2025年の中央値で見ると、日本時間6時台だけ5.37pipsと突出し、7時台は1.71pips、8時台は1.10pipsでした。それ以外の時間帯は0.85〜1.01pipsです。6時台は、ニューヨークの取引日が切り替わる時刻(夏は日本時間6時、冬は7時)の前後で、市場の流動性が薄くなる時間帯です。この時間にポジションを持つ、または決済注文を置く場合は、スプレッドの拡大に注意してください。

通貨ペア2025年のスプレッド中央値(pips)2016〜2025年の範囲(年ごとの中央値)
ドルフラン0.920.89〜1.26
ユーロドル0.430.22〜0.44
ドル円0.550.26〜0.69
ポンドドル0.780.75〜1.07

計測条件:Dukascopyのティックで、askとbidの差を1分ごとに平均し、年ごとに中央値を出した値です。ブローカーの実際のスプレッドとは異なり、手数料や上乗せは含みません。シストレ.COM自社計測です。

4つの通貨ペアのうち、2025年のスプレッドが最も広いのがドルフランでした(ユーロドルの約2.1倍)。「ドルフランはスプレッドが狭い」とは、この計測では言えません。コストは口座ごとに違うため、ご自身の口座で確かめてください。

アドバイス

東京の朝は動きが小さく、日本時間6時台はスプレッドが広がる。夜の21〜24時台が主役だよ。

ドルフランとユーロドルの相関|10年で−0.77の逆相関

ドルフラン・ユーロドル・ドル円・ポンドドル・ユーロフランの日次相関を示した5行5列の表。ドルフランとユーロドルは−0.77、ドル円とは+0.56、ポンドドルとは−0.51、ユーロフランとは+0.35
5通貨ペアの日次リターンの相関係数・2016〜2025年・2,081日・ニューヨーク17時区切りの終値(Dukascopyのティックからシストレ.COMが作成)

5ペアの相関

ドルフランと最も強く動きが反対になるのはユーロドルで、日次の相関係数は−0.77でした。ポンドドルとは−0.51、ドル円とは+0.56(同じ方向)、ユーロフランとは+0.35です。ドルフランとユーロドルは、どちらも「ドル」が相手側にあるため、ドルの強弱で逆に動きやすくなります。

ユーロドルの日次変化を横軸、ドルフランの日次変化を縦軸にした散布図。点は右下がりに分布し、回帰直線の傾きは−0.78、相関は−0.77
ユーロドルとドルフランの日次リターン(%)の散布図・2016〜2025年・2,081日。線は最小二乗法の回帰直線(Dukascopyのティックからシストレ.COMが作成)

散布図の傾きは−0.78でした。ユーロドルが1%上がった日、ドルフランは平均0.78%下がったことになります。ただし相関が−0.77ということは、同じ日に動きが反対にならない日も一定の割合であるということです。

ドルフランとユーロドルの日次相関を年別に並べた棒グラフ。2016年−0.85、2020年−0.87と強く、2022年は−0.69と最も弱い。10年すべてで−0.69より強い逆相関
ドルフランとユーロドルの日次リターン相関・年別・2016〜2025年(Dukascopyのティックからシストレ.COMが作成)

年別では、最も弱い2022年でも−0.69、最も強い2020年は−0.87(小数第3位で−0.865)でした。10年のどの年も−0.68より強い逆相関が続いています。10年平均は−0.77で、−0.85を超えて強いのは2016年と2020年だけです。

計測条件:ニューヨーク17時区切りの日足の終値の対数リターンの相関。2016〜2025年の平日2,081日(5通貨ペアすべてのデータがある日)。シストレ.COM自社計測です。

アドバイス

ユーロドルのロングとドルフランのロングを同時に持つと、動きが打ち消し合いやすいよ。

ドルフランはリスクオフで下がるのか|株急落日と危機の実測

米株S&P500が1日1.5%以下下がった117日の平均変化。ドルフランは−0.09%で下がった日は47%、ドル円は−0.15%で55%、ユーロフランは−0.21%で68%
S&P500 CFDが1日−1.5%以下の117日(2019〜2025年)の各ペアの日次変化の平均(Dukascopyのティックからシストレ.COMが作成)

株が急落した日の動き

「リスクオフならスイスフラン買い(ドルフラン安)」とよく言われます。これを確かめるため、2019〜2025年の1,446日のうち、米株指数(S&P500)が1日に−1.5%以下だった117日を取り出しました。ドルフランの平均は−0.09%で、前日より下がった日は47%でした。半分以上の日は、ドルフランは下がっていません。

スクロールできます
S&P500の1日の変化日数ドルフラン 平均下がった日ユーロフラン 平均下がった日
−1.0%以下200+0.02%43%−0.14%66%
−1.5%以下117−0.09%47%−0.21%68%
−2.0%以下70−0.09%46%−0.18%70%

計測条件:2019年1月〜2025年12月の平日1,446日。S&P500はDukascopyのCFD(USA500IDXUSD)の日足終値、通貨はニューヨーク17時区切りの終値の日次変化。シストレ.COM自社計測です。

しきい値を変えても、ドルフランが下がった日は43〜47%で、半分に届きません。一方、ユーロフラン(ユーロに対するスイスフランの強さ)は、株の急落日の66〜70%で下がり、安全通貨らしい動きが出ています。ドルフランは、ドルの強弱にも左右されるため、スイスフランの安全通貨の動きだけが出るわけではありません。なお、株が1日1%以上上がった245日でも、ドルフランの平均は−0.13%でした。

危機の種類で動きが逆になる

3つの局面でのドルフラン・ドル円・S&P500の変化率。2020年3月は株が−28.6%でもドルフランは+0.7%、2022年2〜3月は+0.9%、2025年4月は株−3.9%に対しドルフラン−6.6%
局面ごとの変化率(始値→終値)。2020年2月21日〜3月20日、2022年2月23日〜3月8日、2025年4月2日〜9日(Dukascopyのティックからシストレ.COMが作成)

局面ごとに見ると、動きは一定ではありません。2020年のコロナ急落(2月21日〜3月20日)は、株が−28.6%と大きく下がったのに、ドルフランは+0.69%と上がりました。このときは、ドルを求める動きが強かったと考えられます。2022年のウクライナ侵攻の前後(2月23日〜3月8日)も+0.91%でした。一方、2025年4月の関税発表の時期(4月2日〜9日)は、株が−3.9%に対しドルフランは−6.6%と大きく下がり、ドル円(−3.2%)よりも大きな下落でした。

同じ「リスクオフ」でも、ドルが買われる危機と、ドルが売られる危機があります。ドルフランは両方の影響を受けるため、株安だけを見て方向を決めるのは危うい、というのが計測から言えることです。

アドバイス

スイスフランの強さを見たいなら、ドルフランよりユーロフランのほうが素直に動いていたよ。

ドルフランの使い方|ドル円ロングのヘッジとメリット・デメリット

ドル円ロングだけの年率の値動き10.1%に対し、ドルフランを0.5売りで組み合わせると8.5%、1.0売りで8.8%に下がることを示した棒グラフ
日次リターンの年率標準偏差(%)・2016〜2025年。ドル円とドルフランの日次相関+0.56が前提で、損益の期待値は別問題(Dukascopyのティックからシストレ.COMが作成)

ドル円ロングのヘッジとして使う

ドル円とドルフランは、ドルの強弱で同じ方向に動きやすい(相関+0.56)ため、ドル円を買いながらドルフランを売ると、ドルの動きの影響が部分的に打ち消されます。2016〜2025年の日次リターンで試すと、ドル円ロングだけの年率の値動きは10.1%、ドルフランを0.5倍売る組み合わせは8.5%、1.0倍売ると8.8%でした。値動きは小さくなりましたが、0.5倍のほうが小さく、売る量を増やせば小さくなるわけではありません。

組み合わせ年率の値動き(標準偏差)日次リターンの年率平均
ドル円ロングのみ10.1%+3.3%
ドル円ロング+ドルフラン0.5売り8.5%+4.8%
ドル円ロング+ドルフラン1.0売り8.8%+6.2%

計測条件:2016〜2025年の日次対数リターン(ニューヨーク17時区切り)。ドル円のリターンからドルフランのリターンの0.5倍または1.0倍を引いた値で、スワップ・手数料・スプレッド・ロット換算は含みません。シストレ.COM自社計測です。

右の列の平均が高くなっているのは、この10年にドルフランが下がり続けた(ドルフランの売りが儲かった)ためで、将来も同じになる保証はありません。ヘッジとして見るなら、値動きが減ったかどうかを見る数字です。株が1日1.5%以上下がった117日では、ドル円ロングの平均は−0.15%、ドルフラン0.5売りを加えると−0.11%で、最悪の日は−2.3%から−1.7%に浅くなりました。

本記事は情報提供のみを目的としており、投資勧誘を目的とするものではありません。FX取引はリスクを伴うため、投資は自己責任で、余剰資金の範囲で慎重に判断してください。過去の計測結果は将来の成績を保証しません。

ドルフランのメリット

  • 日足の値幅が主要4ペアで最も小さい(10年平均67.4pips)。
  • ユーロドルと−0.77の逆相関があり、ユーロドルの動きを手がかりにしやすい。
  • ドル円と+0.56の相関があり、ヘッジの道具として値動きを減らせた。

ドルフランのデメリット

  • スプレッドが4ペアで最も広い(2025年の中央値0.92pips)。日本時間6時台は5.37pipsに広がる。
  • SNBの発表で、2015年のように数十分で約29%動いた例がある。
  • 安全通貨の動きが一定ではなく、株の急落日に下がったのは47%にとどまる。

自動売買(EA)で使う

ドルフランは日中の値幅が小さいため、EAでは「値幅の割にスプレッドが広い」点が成績を左右します。シストレ.COMでドルフランのタグが付いたEAは、下のリンクから一覧で見られます。EAの選び方や始め方はEA始め方ガイドにまとめています。使う前に、ご自身の口座のスプレッドと、日本時間6時台の拡大を考えに入れてください。

アドバイス

EAを選ぶときは、商品ページの内容を確かめて、自分の口座のスプレッドで検証してから使おうね。

要点
・日足の値幅は10年平均67.4pipsで、ユーロドル・ドル円・ポンドドルより小さい。
・ユーロドルとの日次相関は−0.77。年別では−0.69〜−0.87で、逆相関は10年とも続いた。
・株の急落日(−1.5%以下)にドルフランが下がったのは47%で、危機の種類で動きが逆になる。
・動くのは日本時間16〜17時と21〜24時台。スプレッドは6時台に5.37pipsまで広がる。
・2015年のSNBショックでは約19分で28.8%下がり、スプレッドは最大80.6pipsに広がった。

ドルフランのよくある質問(FAQ)

ドルフランの特徴は?

日足の値幅が小さく、ユーロドルと逆に動きやすい通貨ペアです。自社計測では、日足の値幅は10年平均67.4pipsで主要4ペアで最小、ユーロドルとの日次相関は−0.77でした。

ドルフランは何に影響されやすいですか?

ドルの強弱、SNBの金融政策、ユーロドルの動きが主な材料です。ユーロドルとは−0.77、ドル円とは+0.56の相関がありました。SNBの発表では、2015年に約19分で28.8%動いた例があります。

ドルフランが一番動く時間帯は?

日本時間の21〜24時台が最も大きく、16〜17時台も動きます。1時間の値幅の平均は23時台が21.4pips、13時台は6.3pipsでした(夏時間の期間は欧米の開始が1時間早まります)。

ドルフランのスプレッドは狭いですか?

計測した4ペアの中では最も広い水準でした。Dukascopyの2025年の中央値は0.92pips(ユーロドル0.43・ドル円0.55・ポンドドル0.78)で、日本時間6時台は5.37pipsに広がります。実際のスプレッドは口座ごとに異なります。

ドルフランとユーロドルの関係は?

強い逆相関があります。2016〜2025年の日次相関は−0.77で、年別でも−0.69〜−0.87でした。ユーロドルが1%上がる日、ドルフランは平均0.78%下がっています。

ドルフランはリスクオフで下がりますか?

下がるとは限りません。S&P500が1日1.5%以上下がった117日のうち、ドルフランが下がったのは47%で、平均は−0.09%でした。2020年3月のコロナ急落では逆にドルフランは+0.69%上がっています。

ドルフランで取引するときの注意点は?

SNBの発表前後とスプレッドの拡大する時間帯に注意してください。値幅は小さめでも、2015年のように桁違いに動いた例があります。ストップ注文は、価格が飛んだ場合に設定価格で約定しない可能性があります。

ドルフランのまとめ

ドルフランは、日足の値幅が10年平均67.4pipsと主要4ペアで最も小さく、ユーロドルと−0.77の逆相関を持つ通貨ペアです。動きが大きくなるのは日本時間の16〜17時と21〜24時台で、6時台はスプレッドが広がります。スイスフランは安全通貨と言われますが、株の急落日にドルフランが下がったのは47%で、危機の種類によって動きが逆になりました。SNBの発表では、2015年に約19分で28.8%動いた例もあります。使う通貨ペアの時間帯とスプレッドを自分の口座で確かめ、デモ口座で検証してから取引してください。

⚠ リスクに関する注意事項

本記事は情報提供を目的としており、特定の金融商品の売買を推奨するものではありません。FX取引はレバレッジ取引の特性上、預託した証拠金以上の損失が生じる可能性があります。取引の際は、ご自身の判断と責任において行ってください。詳しくは特定商取引法に基づく表記をご確認ください。

\シストレ.COMで実績のあるEAが使い放題!/
無料会員登録はこちら
FX自動売買でEAを探すなら
シストレ.COM 記事下バナー
実績あるEAが無料
厳格な審査を乗り越えた実績のあるEAが無料で使えます!
自由な口座選び
有料版を購入し柔軟な口座選びが可能!
フォワードテスト公開
全EAのフォワードテスト結果を公開中!
FX初心者も安心
初心者の方も安心して取引を始められます。
多様なEA選択肢
様々な種別のEAをご用意!自分の手法にあった取引が可能です。
信頼のFX会社と提携
人気のFX会社と提携中!様々なFX会社から選べます。
\1分で登録完了!EA探すならシストレ.COM!/
無料会員登録はこちら
USDCHF 解説

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

お役立ち情報をシェアする
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

シストレ.COM編集部は、FX自動売買(EA)とテクニカル分析を専門とするインターネットメディア「シストレ.COM」の編集チームです。200本以上のEAのフォワードテスト結果を公開し、実際の運用データに基づいた客観的な情報を発信しています。記事の執筆・監修はMetaTrader(MT4/MT5)での実運用経験を持つスタッフが担当。

目次