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EAの選び方

FX自動売買(EA)の選び方と注意点!

EAは自動で為替取引を行う”Expert Advisor”の略です。

このEAをMT4/5(metatrader4/5)にセットすると自動的に売買を行ってくれるプログラムです。しかしながら、EAにも数多くの種類があり、そのうちすべてのEAが+収益を生み出すわけではございません。

この記事では、EAを選ぶ時のポイントを詳しく解説します!!

①各EAのリスクを把握しよう!

EAは、あらかじめ決められたルールに基づいて、自動でFX取引をしてくれるプログラムのことです。
その為、EAを稼働させると自動的に取引が進行してしまいます。その為、リスクを確認しないと大きな失敗につながる可能性がございます。

EAのリスクで確認する3つのタイプ!

:ナンピンマーチン

:ナンピンのみ

:1ポジションEA

EAのタイプをこれら3つに分けることができます。

:ナンピンマーチン

ナンピンマーチンタイプのEAはナンピンとマーチンゲール法を取り入れた、リスク度の高いEAです。
ナンピン戦略は、レートが逆行して損失が出た場合、新たな取引をして平均取得単価を下げる手法です。ただし、ポジションを増やしすぎると証拠金不足になり、戦略が破綻する可能性があります。

マーチンゲール戦略は、負けた場合に次の取引でロット数を倍々に増やし続け、最終的に勝てば損失を回収し利益が残るというアプローチです。しかし、これも証拠金不足のリスクが高い戦略と言えます。

ようするに、レートが逆行し続ける間、ポジションを増やしながらロット数を引き上げる戦略です。これのメリットは、口座が破綻しない限り、実質的に全て+損益で終わることができます。しかし、口座を破綻させる可能性があり、非常にリスク度の高いEAのタイプです。

:ナンピンのみ(加算ロットあり)

こちらはナンピンを行うEAです。2ポジ~際限なくポジションをとる場合もあり、各EAのリスクを把握する必要があります。ポジションが増えることで、ドローダウン(含み損)が大きくなる傾向があります。ナンピン戦略はエントリーの失敗をカバーできることが多いのが魅力的です。単ポジEAと比較してロットを抑えることをお勧めします!またこのタイプのEAは中程度のリスクがあります。

:1ポジションEA

これはスキャルピングEAに多く見られるタイプのEAです。デイトレEAやスイングEAなども該当する場合があります。このEAはエントリーロジックが非常に重要視され、ロジック、通貨ペア、ブローカーなど様々な要因により結果が左右されます。しかし、1ポジEAは大きい含み損を抱えるリスクが低く、適正ロットで稼働する場合は口座破綻のリスクは最小限に抑えられます。

②ポートフォリオを組もう

EAはそのロジック毎に、使い方、組み合わせ方があります。ここでは一例を紹介します。

ナンピンマーチンEAの使い方

ナンピンマーチンEAは証拠金を多く利用する為、非常にリスクの高い性質があります。その反面、非常に収益性の高いEAになります。
このナンピンマーチンEAを利用する場合は、FX会社の入金ボーナスなどを使い口座残高の余裕を持つようにしましょう。
また、1ポジのスキャルピングEAと相性が良いです。ナンピンマーチンを利用する際は含み損を抱えないタイプのEAを併用することをお勧めします。

また、ナンピンマーチンで稼働している通貨ペア以外でスキャルピングEAを稼働させることでリスクヘッジになります。

スキャルピングEAの使い方

スキャルピングEAは相場に影響されやすいタイプです。その為、複数の手法や複数の通貨ペアなどを用いてリスクヘッジを行うことが一般的です。
スキャルピングのエントリー手法にはトレンドフォロー、逆張りがあり、異なるインジケータや高値、安値を利用するEA。朝スキャと呼ばれるアジア時間早朝をねらった取引を行うEAなど多岐にわたります。

その為、一つのEAにこだわらず、複数のスキャルピングEAを組み合わせることで、安定したトレードを行うことができます。

③フォワードテストを確認しよう

フォワードテストの重要性

フォワードテストを確認することは非常に重要です。現在の相場でどのような成績を上げているかを確認することでEAの実力を測ることが可能になります。バックテストを確認することも重要な要素になりますが、バックテストの信頼性は極めて低いです。
バックテストではヒストリカルデータと呼ばれる過去の値動きを保存したデータを用いて行われることが一般的です。しかし、ヒストリカルデータを過信することは危険であるという見解もございます。様々なブローカーやヒストリカルデータを配信する会社もございますが、全てが同一のヒストリカルデータではないため、バックテスト結果もヒストリカルデータに左右されます。
そのほかにもスリッページやスプレッドなど、バックテスト環境とフォワード環境が異なることを留意する必要がございます。

その為、バックテストはあくまで目安にとどまり、実際の稼働を行うフォワードテストを最重要に中止する必要性があるでしょう。

シストレ.COMとしては、皆様が安心してFXの取引を行うための正確な情報を提供しております。自動売買ツールを使用する際は、その機能やリスクを十分に理解した上で、慎重に選択・活用することを強く推奨します。そして、どんなに優れたツールであっても、未来の市場動向や利益を完全に予測・保証するものではないことを常に念頭に置いてください。

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