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FX Technical & Fundamentals Analysis Guide

FXテクニカル&ファンダメンタルズ分析入門

FX(外国為替取引)は、今や世界の投資市場で大きな注目を浴びています。

その大きなリターンの可能性に魅了され、多くの初心者がこの分野へ足を踏み入れています。

しかし、安定した利益を追求するためには、正確な市場分析が欠かせません。

この記事は特にFXに興味を持ち始めた初心者の方々向けに、基礎となる「テクニカル分析」「ファンダメンタルズ分析」の両方を、わかりやすくご解説いたします。

EAを使う方でも、こういったFXの知識はあって損はないので、是非ともEAを運用しながら勉強に役立ててくださいませ。

テクニカル分析とは?

FX テクニカル分析

テクニカル分析とは、FXで活用する大切な分析方法の1つです。これは、過去の為替レートの推移や取引量などのデータを分析することで、今後の価格動向をある程度予測する手法です。

初めはややこしく感じるかもしれませんが、簡単に言うとチャート上の過去の値動きのパターンを見ていく技術のことを指しています。

具体的には、価格チャートからトレンドの方向性を判断したり、支援や抵抗となる値段レベルを見つけ出したりする分析方法です。

このテクニカル分析は、経験と知識に基づいてチャートを読み取る技能が求められます。しかし、いくつかの代表的な指標やパターンを理解して使えるようになれば、FX取引での予測能力を高める上で大変有効なツールになります。

 代表的なテクニカル指標

FX 移動平均線 ボリンジャーバンド RSI

移動平均線

これは、過去の価格を一定の期間で平均したラインのことをいい、価格がこの線の上にある時や下にある時で、トレンドの方向を判断するのに役立ちます。

移動平均線について詳しく知りたい方はこちら

ボリンジャーバンド

移動平均線を基準に上限線と下限線を描画し、価格がバンド内外を動くことでトレンドの強弱や反転点を判断する指標です。中央線は移動平均線で、上限線と下限線は中央線からの標準偏差で計算されます。

ボリンジャーバンドについて詳しく知りたい方はこちら

RSI(相対強弱指数)

価格の上昇と下落の速度を比較し、0-100の値で表すオシレーター型の指標です。値が70を超えるとオーバーボート(買われ過ぎ)、30未満でオーバーソールド(売られ過ぎ)と判断され、反転の兆候とされます。

RSI(相対強弱指数)について詳しく知りたい方はこちら

ファンダメンタルズ分析とは?

ファンダメンタルズ分析とは、経済の基礎的な要因を分析することで通貨の本源的な価値を判断し、為替レートの動向を予測する手法です。

具体的には、GDPやインフレ率、失業率などのマクロ経済指標をはじめ、政治情勢や金融政策、国の財政状況等のファンダメンタルズ(基礎的条件)を総合的に調査します。それに基づいて、現在の為替レートが適正な水準にあるか、過小評価または過大評価されているかを判断していきます。

ファンダメンタルズ分析では経済学の知識が重要となりますが、指標の動きと通貨の関係性をつかめれば、マクロ環境の変化を的確に捉えることができます。このアプローチは長期的な為替の動向を見極める上で効果的な分析手法といえます。

1. 金融政策

FX 金融政策

金融政策とは、各国の中央銀行が経済の安定や成長を目指して実施する政策のことを言います。

具体的には、金利の調整市場への資金供給などの手段を用いて、経済の状態を良好に保とうとするものです。

例として、日本の中央銀行である「日本銀行」が行う活動を考えてみましょう。日本の景気が低迷しているとき、日本銀行は「政策金利」を下げることで、銀行間の貸し借りの金利を低く保ち、企業や個人への融資を促進します。また、「国債の購入」を通じて、市場に資金を供給し、経済の活性化を図ることができます。

FX取引を行う際には、特に以下の3か国の金融政策に注目すると良いでしょう。

米国:FOMC(連邦公開市場委員会)

FOMC、正式には「連邦公開市場委員会」と呼ばれるこの会合は、米国の金融政策を決定する最も重要な場です。米国の中央銀行である連邦準備制度(Fed)が主催し、金利の方針や資産購入プログラムなどの重要な政策が議論されます。米国が世界経済のリーダーとしての役割を果たしているため、FOMCの決定は世界中の為替相場や金融市場に大きな影響を及ぼします。特に、金利の変更や声明文の内容には、投資家やトレーダーが注目しています。

日本:日銀金融政策決定会合

日本銀行、通称「日銀」は、日本の中央銀行として国の金融政策を担当しています。日銀金融政策決定会合は、日本の経済の健全な成長を目指して、金利や資産購入の方針を決定する場です。近年では、デフレ脱却や経済の活性化を目的とした異次元の金融緩和策が取られており、その動向は為替相場にも影響を与えています。

欧州:ECB理事会

欧州中央銀行(ECB)は、ユーロ圏の19か国の金融政策を統括する中央銀行です。ECB理事会は、ユーロ圏の金融政策の方針を決定する主要な会合として、金利の設定や資産購入プログラムの調整などを行います。ユーロ圏は経済規模が大きいため、ECBの政策決定はユーロを中心とした為替相場に影響を与えるだけでなく、世界の金融市場全体にも影響を及ぼすことがあります。

これらの会合の結果や声明は、FX取引を行う際の重要な指標となるため、常に最新の情報をチェックし、市場の動向を予測する材料として活用することが大切です。

2. 財政政策

FX 財政政策

財政政策とそのFXファンダメンタルズ分析への影響

財政政策は、政府が国の経済を安定させたり、成長を促進するための方針や手段の集合体です。これには、公共事業の実施、税制の改革、社会保障制度の見直し、政府の支出や収入の管理などが含まれます。

経済が停滞している時や失業率が高い時、政府はインフラ投資を増やす、税制を見直すなどして経済を刺激します。逆に、経済が過熱している場合やインフレが進行している時、政府は財政支出を抑えることで、経済の過度な加熱を防ぐことが一般的です。

FXのファンダメンタルズ分析では、財政政策の動向は非常に重要な要素となります。政府の財政政策の変更は、その国の通貨の価値に直接的な影響を与える可能性があります。例えば、大規模な公共事業の実施や税制の大幅な見直しは、政府の支出が増加し、通貨の供給量が増えることで、通貨の相対的な価値が低下する可能性があります。

FX取引者は、各国の財政政策の動向や変更点をしっかりと把握し、それが為替相場にどのような影響を与えるのかを予測することが求められます。ファンダメンタルズ分析を行う際、財政政策の変更や新しい経済プランの発表は、市場の反応が大きくなることが多いため、これらの情報を基に戦略を立てることが重要です。

さらに、財政政策の変更は、長期的な通貨のトレンドを形成する可能性があるため、中長期の取引戦略を考える際にも、その国の財政政策の方向性を理解しておくことが不可欠です。

3. 経済指標

FX 経済指標

経済指標は、国の経済健康度や成長の方向性を示す重要な統計データのことを指します。これらの指標は、中央銀行の金融政策の方向性や国の経済状況を理解する上で不可欠な情報源となります。特にFX取引においては、以下の3つの主要な経済指標に注目することが推奨されます。

米雇用統計

これは毎月発表されるアメリカの労働市場の健康度を示す指標です。特に非農業部門雇用者数の変化は、アメリカ経済の強さや弱さを示す主要な指標として注目されます。

FX取引において、経済の健康度や強さを示す指標は非常に重要です。なぜなら、これらの指標が通貨の価値や需要に直接的な影響を与えるからです。

例えば、米雇用統計が良好であれば、アメリカ経済が健全であるとみなされ、ドルの価値が上昇する可能性が高まります。逆に、雇用統計が予想よりも悪ければ、ドルの価値が下落する可能性があります。

このように、FXのファンダメンタルズ分析では、経済指標の変動や発表内容をもとに、通貨の将来的な動きを予測します。したがって、米雇用統計のような重要な指標を理解し、それに基づいて取引戦略を立てることが、FX取引成功の鍵となります。

米CPI(消費者物価指数)

これは物価の上昇率を示す指標で、インフレの進行度を測るための重要なデータとなります。高いCPIはインフレの進行を示し、中央銀行が金利を引き上げる可能性が高まると予想されます。

FX取引では、通貨の価値の変動が利益や損失を生む主要な要因となります。CPIは、通貨の価値に大きな影響を与えるキーとなる指標の一つです。

具体的には、CPIが高いということは、物価が上昇している(インフレが進行している)ことを示します。インフレが進行すると、中央銀行はこれを抑制するために金利を引き上げることを検討することが多いです。金利が上昇すると、その国の通貨の需給バランスや投資の魅力が高まり、通貨の価値が上昇する可能性が高まります。したがって、米CPIのような経済指標をチェックし、それに基づいてFXの取引戦略を考えることは、成功のための重要なステップとなります。

米小売売上高

消費者の支出活動を示す指標で、経済の健康度や消費者の信頼度を示すものとして注目されます。


FX取引において、経済の健康度や消費者の信頼度は通貨の価値に大きく影響を与える要因の一つです。米小売売上高は、消費者がどれだけ商品やサービスを購入しているかを示す指標であり、これが高いということは、消費者が経済に対して信頼感を持っていると解釈されます。この信頼感は、経済の成長や安定を示すものとして、投資家やトレーダーにとって魅力的な要因となります。

具体的には、米小売売上高が予想よりも高い場合、アメリカ経済が好調であるとの見方が強まり、ドルの価値が上昇する可能性が高まります。逆に、小売売上高が予想を下回った場合、経済の先行きに対する懸念が生じ、ドルの価値が下落する可能性が考えられます。このように、FXのファンダメンタルズ分析では、経済指標の動向をしっかりと把握し、それに基づいて取引戦略を立てることが重要となります。

これらの経済指標は、発表時に為替相場に大きな動きをもたらすことが一般的です。特に、予想と異なる結果が発表された場合、大きな価格変動が発生することがあります。そのため、FXトレーダーとしては、これらの指標の発表日や予想値を事前にチェックし、適切な取引戦略を立てることが求められます。

FXのファンダメンタルズ分析において、これらの経済指標は非常に重要な役割を果たします。ファンダメンタルズ分析は、経済の基本的な要因や政治的な出来事など、マクロ経済の全体的な健康状態を評価する方法です。これらの指標が示す情報は、通貨の需給バランスや将来の金利の動向など、為替レートに影響を与える要因を理解する上で不可欠です。したがって、これらの指標を正確に分析し、それに基づいて取引戦略を立てることで、FXトレーダーは市場の動きを先読みし、より有利な取引を行うことができます。

注意すべきポイント

FX 注意すべきポイント
  • 分析方法の限界を理解する:テクニカル分析やファンダメンタルズ分析は有効なツールですが、どの分析方法も100%の正確さを保証するものではありません。市場は予測不可能な要因によって動くこともあるため、分析結果に過度に依存せず、常に柔軟な考え方を持つことが重要です。
  • リスク管理:利益を追求する一方で、損失を最小限に抑えるためのリスク管理策を取ることは必須です。取引の前に、損切りのポイントや利益確定のポイントを明確に設定し、感情に流されずにそれを守ることが大切です。
  • 情報収集と継続的な学習:FX市場は常に変動しているため、複数の情報源を活用して最新の動向やニュースをチェックすることが必要です。また、経験を積むことで、自分の投資戦略を継続的に見直し、改善していくことが大切です。
  • 感情のコントロール:FX取引は感情のコントロールが非常に重要です。欲や恐怖に振り回されることなく、冷静な判断を下す能力を養うことが成功への鍵となります。
  • 適切な資金管理:全資産を一度に投資するのではなく、適切な資金管理を行い、リスクを分散させることで、大きな損失を避けることができます。

FX取引は高リスク・高リターンの投資手段です。初心者のうちは、小額から始め、市場の動きや自分の取引スタイルを理解しながら、スキルを磨いていくことをおすすめします。

まとめ

FX取引での成功を追求する上で、精緻な分析が不可欠です。テクニカル分析とファンダメンタルズ分析の両方の手法を習得し、それらを組み合わせて市場を総合的に評価することで、より洗練された投資戦略を策定することが可能となります。

テクニカル分析の中で重要なチャートの指標である移動平均線などは、当サイトで取り扱っているEAの中にロジックとして組み込まれていることが多いです。

EAを使ってFXを運用していきたい方は、テクニカル分析より先にファンダメンタルズ分析を重点的にマスターすることが成功の近道になります。

どちらの分析方法もFXで取引をしていく上では大切な知識ですし、どちらの分析方法も理解を深めるごとに裁量取引もEAの使い方も上手くなります。

シストレ.COMではFX初心者の方でも、トレードをスムーズに行えるように、基礎知識や分析方法などのお役立ち情報をまとめております!

是非EA(自動売買ツール)をご利用し、少しでも利益を生み出しながら基礎知識を学んでいきましょう。

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