
利確とは?含み益を確定させる決済

利確(利益確定)は、含み益が出ているポジションを決済して、利益を確定させることです。含み益は、決済するまでは画面の上の数字で、価格が戻れば減り、消えることもあります。上のチャートは、2025年1月14日(UTC)13時にUSDJPYを買いで建てた1件です。ATR(直近14本の値幅の平均、ATRの記事)は約30pipsで、5本目の足の高値が、建てた価格のATR1本分上(利確の線)に届きました。しかし、24本目の足の終値は156.977で、建てた価格の157.859より約88pips低い値でした。
利確の目的
利確の目的は、含み益を、実際の利益にすることです。もうひとつは、決済の基準を先に決めて、その場の気持ちで動かないようにすることです。
利確と損切りの違い

利確は、含み益が出ている状態で決済することです。例えば、1ドル=140円で買ったドル円が142円になったときに決済すれば、2円の値幅の利益が確定します。

損切りは、含み損が出ている状態で、損失を確定して決済することです。140円で買ったドル円が138円に下がったときに決済すれば、2円の損失が確定します。損切りは、自分で決済することをさします。ロスカットは、口座の証拠金の割合が一定まで下がったときに、会社が自動で決済する仕組みで、別のものです。損切りの考え方は損切りの記事にまとめています。
アドバイス利確は、入る前に位置を決めておくものだよ。含み益を見てから考えると、気持ちが入りやすいんだ。
利確の重要性:含み益が消えた件を数える

利確を置かずに待ったり、遠くに置いたりすると、含み益が消える件が出ます。どれくらいあるかを、後ろの「利確幅別の実測」の節と同じ数え方で数えました。3通貨・2016〜2025年の1時間足で、6本ごとに買いと売りを1件ずつ建て(62,144件)、24本以内の動きを見ています。ここでは、利確幅の半分まで進んだのに、利確に届かず、24本目の終値が建てた価格以下だった件を、「含み益が消えた件」と数えます。
利確をATR1本分の位置に置くと、含み益が消えた件は全件の11%で、利確に届かなかった件(全件の24%)のうちでは46%でした。2 ATRでは全件の15%(届かなかった件の33%)、3 ATRでは全件の13%(届かなかった件の21%)です。0.5 ATRの6%(届かなかった件の49%)と比べると、1.5 ATR(14%)と2 ATR(15%)のほうが多く、3 ATR(13%)ではやや減りました。この数え方は損切りを置かない場合のもので、損切りを置いた場合の損益は、後ろの出口の比較で数えます。
利確の判断ミスが招くリスク
利確の判断ミスは、2つに分けて考えられます。含み益が少ないうちに決済して、あとで伸びるのを見る「チキン利食い」と、利確を遠くに置き続けて、戻されて消す「欲張り」です。上の図は、欲張りの側の数です。チキン利食いの側は、後ろの心理の節で、決済したあとに伸びた割合として数えました。どちらがより多いかは、この記事では測っていません。
利確の基準を持つ
利確の基準は、次の3つを、入る前に決めておく形が分かりやすくなります。
- 利確の位置:pips、ATRの倍数、直近の高値・安値のどれで決めるか。
- 利確の動かし方:動かさない、建値移動、半分利確、トレールのどれにするか。
- 損切りとの組み合わせ:損切りに対して、利確をどれだけ離すか。
アドバイス含み益が消えた件は、全件のうち、0.5 ATRで6%、1.5〜2 ATRで14〜15%、3 ATRで13%だったよ。位置は入る前に決めておこう。
利確ポイントの種類:固定型・変動型・条件型

利確の置き方は、何で位置を決めるかで、3つに分けられます。どの型が良いかは、後ろの実測で、届く割合を比べて確かめます。
固定型:建てた価格から決めた幅
建てた価格から、「20 pips上」のように、決めた幅で置く方法です。決めやすく、注文にそのまま付けられます。一方で、値動きの幅が年や通貨で変わるので、同じ20 pipsでも、届く割合が変わります(後ろの実測)。
変動型:値動きの大きさで幅を変える
ATRの倍数のように、そのときの値動きの大きさに合わせて、幅を変える方法です。ATRは、建てる直前までの14本の値幅の平均で、値動きが小さい時期は幅が狭く、大きい時期は広くなります。
条件型:条件を満たしたら決済する
直近の高値・安値、移動平均線、サポートライン・レジスタンスライン、トレールのように、価格やインジケーターが条件を満たしたら決済する方法です。直近の高値・安値とトレールは、後ろで数えました。移動平均線とサポート・レジスタンスは、この記事では測っていません。
アドバイス3つの型は、どれが正解という話じゃないんだ。次の実測で、届く割合を比べてみるよ。
利確幅別の実測:届く割合と届くまでの本数

利確を置く位置で、届く割合と本数がどう変わるかを、3通貨で数えました。
- データ: Dukascopyのティックから作った足(bid・UTC)の1時間足。期間は2016年1月〜2025年12月、通貨ペアはUSDJPY・EURUSD・GBPUSDです。
- 1件の数え方: 6本ごとの足の始値で、買い1件と売り1件を建てます。入る条件は置きません。件数は、USDJPY 20,634件・EURUSD 20,756件・GBPUSD 20,754件で、合計62,144件です。建てた足を1本目と数え、24本以内に、足の高値(売りは安値)が利確の価格に触れたかを見ます。損切りは置きません。
- 利確の位置: ATRの0.5・1・1.5・2・3倍、固定10・20・30・50 pips、直近20本の高値(売りは安値)です。ATRは、建てる直前の足までの14本(Wilder)の値幅の平均です。
- スプレッド: 届く割合は、bidの足で判定し、スプレッドは含めません。後ろの出口の比較では、スプレッドを引きます。
- 重なり: 6本ごとに建てるので、隣り合う件は動きが重なります。件は互いに独立ではありません。
- 除いたもの: 手数料、スワップ、約定のずれ、経済指標の日の除外です。
利確幅別の、届いた割合
24本以内に届いた割合は、0.5 ATRで88%、1 ATRで76%、1.5 ATRで64%、2 ATRで54%、3 ATRで37%でした。3通貨の差は、どの幅でも2ポイント以内で、USDJPYの1 ATRは74.8%、EURUSDは75.9%、GBPUSDは76.0%でした。利確を遠くに置くほど、届く割合は下がります。

届くまでの本数
届くまでの本数は、中央値で、0.5 ATRが2本、1 ATRが4本(下から25%〜75%の範囲は2〜9本)、1.5 ATRが7本、2 ATRが8本(4〜14本)、3 ATRが11本(6〜17本)でした。1時間足なので、1 ATRの利確は、半数の件が4本(4時間)以内に、3 ATRの利確は、半数の件が11本(11時間)以内に届いたことになります。
届かなかった件は、そのあとどうなったか
1 ATRに届かなかった件は24%でした。そのうち、利確幅の半分(0.5 ATR)まで進んでから戻り、24本目の終値が建てた価格以下になった件は、全体の11%です。利確幅の半分まで進んだあとに、24本目には建てた価格以下へ戻っていた件は、届かなかった件の46%にあたります。
アドバイス近くに置けば届きやすいけど、置いた幅の分だけ利益も小さいんだ。両方を見て決めよう。
利確ポイントの決め方:固定 pips・ATR・直近高安・インジケーター

上のチャートは、同じ買いに、3つの利確の置き方を引いた例です。ATRは約11 pipsで、24本以内に、固定20 pipsと直近20本の高値(29 pips上)には届かず、ATR1本分(11 pips上)は21本目で届きました。この1件では、位置によって、届く・届かないが分かれました。
固定 pips

固定 pipsで置いたときの、24本以内に届いた割合は、10 pipsが84%(中央値2本)、20 pipsが69%(5本)、30 pipsが56%(8本)、50 pipsが36%(11本)でした。ATRに直すと、中央値で、10 pipsが0.6、20 pipsが1.3、30 pipsが1.9、50 pipsが3.2です。
同じ20 pipsでも、年ごとの届く割合は変わりました。3通貨の平均で、2019年が59%、2016年が76%で、通貨ごとの年別の値では、USDJPYの2019年が52%、GBPUSDの最大が80%でした。ATRが小さい年に、20 pipsは届く割合が低くなりました(3通貨の平均のATRは、2019年が12 pips、2022年が21 pipsです)。
ATRの倍数
ATR1本分の利確は、年ごとの届く割合が、3通貨の平均で74.6〜76.5%(通貨ごとの年別でも73〜77%)と、ほぼ同じでした。ATRは、年ごとの値動きの大きさに合わせて幅が変わるので、届く割合が、年が変わっても同じ付近になります。USDJPYのATRは、年によって10.2〜23.4 pipsまで変わりました。
直近の高値・安値

直近20本の高値(売りは安値)を利確にすると、建てた足から見た距離は、中央値でATRの2.1倍でした(99.9%の件で、高値は建てた価格より上にあり、残りの0.1%は除きました)。24本以内に届いたのは51%で、中央値は5本です。ATRの2倍(54%、8本)に近い位置にあたります。
移動平均線・RSI・サポート/レジスタンス
移動平均線、RSI、サポートライン・レジスタンスラインは、利確の位置を決める材料として、よく使われます。この記事では、届く割合などを測っていません。使い方は、それぞれの記事にまとめています。



インジケーターの全体像はテクニカル分析の記事に、時間の周期で見る考え方はサイクル理論の記事にまとめています。
エントリー前に位置を決める
どの方法でも、利確の位置は、入る前に、損切りと一緒に決めます。上のチャートのように、入る時点で、利確までの幅が、ATRの何倍かを確認しておくと、届きやすさの見当がつきます。
アドバイス固定 pipsは、値動きの小さい年に届きにくくなったよ。ATRで決めると、届く割合が揃っていたんだ。
利確の動かし方:建値移動・半分利確・トレール

利確は、置いたら動かさない方法のほかに、含み益が出たあとで動かす方法があります。同じ入り方に、出口の4通りを当てて、終わり方と平均損益を比べました。
4通りの出口の決め方
- 入り方: 前の節と同じ、6本ごとに、買いと売りを1件ずつ建てます(USDJPY 20,634件・EURUSD 20,756件・GBPUSD 20,754件)。
- 固定: 損切りをATR1本分、利確をATR2本分に置いて、動かしません。
- 建値移動: 固定の位置から、ATR1本分の含み益が出たら、次の足から損切りを建てた価格へ動かします。
- 半分利確: ATR1本分の含み益で、半分を決済します(+1R)。残りの損切りは建てた価格に動かし、利確はATR2本分のままです。
- トレール: 損切りはATR1本分下からで、高値を更新するたびに、その高値のATR1本分下まで引き上げます。利確は置きません。
- 数え方: 最大48本。同じ足で損切りと利確の両方に触れたら、損切りが先です。1R=損切り幅(ATR1本分)。スプレッドは、Dukascopyのティックのask−bidの年ごとの中央値を、1件ごとに引きます。
終わり方の割合
固定は、利確に届いた件が33%、損切りが67%でした。建値移動は、利確25%、建値まで戻って終了24%、損切り51%です。固定と比べると、建値まで戻って終わった24%は、固定のままなら、約16ポイントが損切りに、約8ポイントが利確に届いた件にあたります。半分利確は、建値移動と同じ割合で、「建値まで戻って終了」は、半分を決済したあと、残りが建値で終わった件(+0.5R)です。トレールは、トレール線で終わった件が38%、損切りが62%でした。
平均損益はどう変わったか

スプレッドを引いた1件あたりの平均損益は、固定がUSDJPY −0.037R・EURUSD −0.037R・GBPUSD −0.060R、建値移動が−0.033R・−0.033R・−0.058R、半分利確が−0.039R・−0.036R・−0.062Rでした。トレールは、+0.007R・−0.016R・−0.025Rです。スプレッドを引かない場合は、固定が−0.010R〜−0.014R、トレールが+0.007R〜+0.034Rでした。4通りとも、0付近の小さい値で、通貨ごとの違いも含めて、はっきりした差とは言えませんでした。件が重なっているので、差が偶然かどうかは、この数え方からは決められません。
トレーリングストップの設定

トレーリングストップは、含み益が出たあと、価格の動きに合わせて損切りの位置を有利な向きへ動かす方法で、買いなら上へ、売りなら下へ動かします。上の図は、実測と同じ、建てた足からの最高値のATR1本分下を線にした1件です。線は高値を更新するたびに上がり、下がりません。この1件は11本目で線に触れ、建てた価格より約129 pips上で終わりました。1件の例で、平均的な結果ではありません。幅を変えたときの違いは、この記事では測っていません。
アドバイス動かす方法を比べても、平均損益には、はっきりした差が出なかったんだ。どれを選ぶかは、自分の目的で決めよう。
利確の心理:チキン利食いと欲張りを数で見る

利確を早く済ませたあとに、「もっと伸びた」と感じるのが、チキン利食いです。実際にどれだけ伸びたかを数えました。1 ATRに届いた件のうち、同じ24本のうちに、1.5 ATRにも触れたのは85%、2 ATRにも触れたのは71%、3 ATRにも触れたのは49%でした。1 ATRで決済した件の多くは、そのあとも伸びていたことになります。
チキン利食いを防ぐ方法
決済したあとに伸びる件が多いのは、上の数字のとおりです。ただし、伸びなかった件も、2 ATRでは29%ありました。また、遠くに置くほど、届く割合は下がり、含み益が消える件が増えます(前の節)。気持ちで決済しないために、位置を入る前に決め、決済したあとで、チャートを見返さないルールにする方法があります。半分利確は、一部を先に確定する方法ですが、上の実測では、固定と比べて平均損益に差は見られませんでした。気持ちが楽になるかどうかは、この記事では測っていません。
欲張りを防ぐ方法
利確を遠くに置くと、届くまでに時間がかかり、届く割合も下がります。3 ATRは、届いた割合が37%、届くまでの本数が中央値11本で、含み益が消えた件は、全件の13%でした。遠くに置く場合は、届かない件が多いことを前提に、損切りの位置と合わせて決めます。
アドバイス1 ATRに届いた件の71%は、同じ24本のうちに2 ATRにも触れたよ。ただ、2 ATRに置いた利確に届いたのは54%だったんだ。
利確と損切りのバランス:リスクリワードと必要な勝率

損切りに対して利確をどれだけ離すかを、リスクリワードといいます。損益がゼロになる勝率は、1を「1+(利確の幅÷損切りの幅)」で割った値で計算できます。損切りを1 ATRに置き、利確を0.5〜3 ATRに置いた件(6本ごとの機械的な入り方、48本以内、同じ足で両方に触れたら損切りが先)で、損切りより先に利確に触れた割合は、次のとおりでした。
利確0.5 ATRで64.8%(損益ゼロの勝率は66.7%)、1 ATRで49.2%(50%)、1.5 ATRで39.4%(40%)、2 ATRで32.9%(33.3%)、3 ATRで24.6%(25%)です。どの幅でも、実測の勝率は、損益ゼロの勝率より0.4〜1.9ポイント低く、ほぼ重なりました。スプレッドを含めない値なので、スプレッドを引くと、さらに低くなります。
リスクリワード比率の考え方

上の結果は、入りの条件を置かない、機械的な入り方のものです。利確を遠くにするほど、必要な勝率は下がり、実測の勝率も下がります。どの幅がよいかは、勝率とセットで決まります。入りの条件によっては、別の形になるので、自分のルールで、勝率と利確・損切りの幅を確かめます。
損切り幅と利確幅の調整
例えば、USDJPYを145.00で買い、損切りを144.70(30 pips下)、利確を145.60(60 pips上)に置くと、リスクリワードは1対2で、損益がゼロになる勝率は33%です。損切りを広げれば、値動きに耐えやすくなる一方で、同じ利確の幅なら、必要な勝率が上がります。利確を広げれば、必要な勝率は下がりますが、届く割合も下がります(前の節)。
利確と損切りをセットで考える
利確と損切りは、入る前に、2つを同時に決めます。決めた幅から、損失の上限と、必要な勝率が出ます。保有しているポジションの数が増えると、損失の合計も増えるので、1回の損失の上限と合わせて決めます。
アドバイス利確を遠くにするほど、必要な勝率は下がるよ。でも届く割合も下がるから、両方を見ようね。
利確とEA自動売買:設定できること・注意点

EAの利確は、大きく2つに分かれます。ひとつは、注文に、利確(TP)と損切り(SL)の価格を付ける方法です。価格に届くと、決済されます。もうひとつは、EAのプログラムの中で、建値移動や半分利確を処理する方法で、動作はEAごとに違います。
トレーリングストップの動き
MetaTrader 4の公式ヘルプによると、トレーリングストップは、建てているポジションに付けるもので、サーバー側ではなく、クライアント端末で処理されます。そのため、端末が動いている間だけ働きます。MetaTrader 5については、この記事では確認していません。
EAで利確を設定するときの確認項目
- 利確と損切りの単位(pips・ATRの倍数・価格)が、EAの設定の意味と合っているか。
- 会社ごとに決まっている、決済の価格から離す最小の幅(ストップレベル)に収まっているか。
- 建値移動・半分利確・トレールが、何を条件に動くか、動かない場合に何が起きるか。
- バックテストとフォワードで、利確に届く割合と、届くまでの本数が、大きく違わないか。
EAの選び方はEAの選び方の記事にまとめています。
アドバイスEAでも、利確の位置を決める考え方は同じだよ。動きを、設定の画面で確かめてから使おう。
要点
・利確は、含み益を確定させる決済で、位置は入る前に損切りと一緒に決める
・実測(3通貨・62,144件・2016〜2025年)で、24本以内に届いた割合は、利確がATR1本分で76%(中央値4本)、2本分で54%(8本)、3本分で37%(11本)でした
・固定20 pipsは年ごとに59〜76%(3通貨の平均)と変わり、ATR1本分は74.6〜76.5%でほぼ一定でした
・1 ATRの利確に届かなかった件の46%は、半分まで進んだあとに戻り、24本目には建てた価格以下でした
・固定・建値移動・半分利確・トレールの平均損益は、スプレッドを引くと−0.062R〜+0.007Rで、はっきりした差は見られませんでした
・移動平均線・RSI・サポート/レジスタンスと、実際の会社のスプレッドは測っていません。数字は、売買の成績や将来を約束するものではありません
利確のよくある質問
利確は何pipsが正解ですか?
決まった数字はなく、値動きの大きさに合わせて決めます。実測では、固定20 pipsが24本以内に届いた割合は、3通貨の平均で、年ごとに59〜76%と変わりました。ATR1本分は、年ごとに74.6〜76.5%で、ほぼ同じでした。固定pipsで決めるときは、そのときのATRが何pipsかを確かめます。
利確が早すぎて、伸ばせません。どう改善すれば良いですか?
位置を、入る前に決めておきます。1 ATRで決済した件のうち、同じ24本のうちに2 ATRにも触れたのは71%でした。ただし、遠くに置くほど届く割合は下がり、含み益が消える件も増えました。半分利確やトレールにしても、平均損益に、はっきりした差は見られませんでした。
経済指標の前は、利確したほうが良いですか?
この記事では測っていません。指標の前後に持つか、決済するかは、入る前のルールに入れておく項目です。
利確はインジケーターで決めるべきですか?
どちらが良いかは、この記事では測っていません。実測したのは、固定pips、ATRの倍数、直近20本の高値・安値、トレールです。移動平均線・RSI・サポート/レジスタンスは、それぞれの記事にまとめています。
利確と損切りの比率は、どう決めますか?
損切りに対する利確の幅から、損益ゼロの勝率を出して決めます。1対2なら、損益ゼロの勝率は33%です。実測では、損切り1 ATRに対して利確を1〜3 ATRに置いた件の勝率は、24.6〜49.2%で、損益ゼロの勝率より0.4〜0.8ポイント低い値でした(スプレッドは含めない)。
EAで利確を設定するときの注意点は?
利確・損切りの単位と、トレールが動く条件を確かめます。MetaTrader 4の公式ヘルプでは、トレーリングストップは、サーバー側ではなくクライアント端末で処理されるとされています。建値移動や半分利確は、標準の注文項目ではなく、EAごとに動作が違います。
利確のまとめ
利確は、含み益を確定させる決済で、位置は、入る前に損切りと一緒に決めます。3通貨・2016〜2025年・62,144件の実測では、24本以内に届いた割合は、利確がATR1本分で76%、2本分で54%、3本分で37%でした。固定20 pipsは年ごとに届く割合が変わり、ATRの倍数はほぼ一定でした。建値移動・半分利確・トレールは、平均損益に、はっきりした差が出ませんでした。移動平均線・RSI・サポート/レジスタンスと、実際に使う会社のスプレッドは測っていません。この記事の数字は、売買の成績や将来を約束するものではありません。
⚠ リスクに関する注意事項
本記事は情報提供を目的としており、特定の金融商品の売買を推奨するものではありません。FX取引はレバレッジ取引の特性上、預託した証拠金以上の損失が生じる可能性があります。取引の際は、ご自身の判断と責任において行ってください。詳しくは特定商取引法に基づく表記をご確認ください。













